命がけの尻セード?!チャオ御岳から継子岳


- GPS
- 04:29
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は基本的に緩んでました。スキー登行には最適です。山頂付近は一部氷結している箇所あり。このコースはかなりの斜度なので、アイゼン、ピッケルは必携です。 |
写真
感想
3週間前はあまりの寒さに森林限界で諦めた継子岳ですが、今日は穏やかで雪も緩んでおり、無事山頂にまで到達できました。
さてゲレンデトップからスキー登行ですが、雪の上には黄砂やら樹木のくずが多数落ちており、とても喜んで滑ろうというものではありません。しかしツボ足では思いっきり沈み込むことがあるので、やはりスキー登行の方が有利でした。
森林限界付近で、斜度も35度くらいになってスキー登行は限界に。今回は登頂を目指すために、スキー板・ブーツ・ストックをデポして、登山靴にアイゼン、ピッケルと雪山装備にスイッチしました。
継子岳事情をよく知らないので、とりあえず夏道に従って登ります。最初のうちは45度くらいの斜度をピッケルを刺しながらアイゼンを効かせて確実に登ります。途中から夏道は尾根沿いになるので雪がなくなり、その代わりに岩がゴロゴロ出ています。また雪が復活すると面倒なので、岩場もアイゼンのまま登ります。
なんか、岩と雪の殿堂、剣岳でも登っているような印象です。(登ったことないですが)
斜度は40〜50度くらいをキープしていますので、もうよじ登るといった感じです。岩場をクリアーして山頂付近が見えてくれば、もう雪はないようなのでアイゼンを外して登りますが、やっぱり登りやすいですね。もっと早くからアイゼン外しておけばよかった(苦笑)
ほどなくして継子岳山頂に到着、さすがに標高2800m超えなので空気が薄く、息が荒くなります。残念ながら他に登頂者はおらず、静かな山頂でしばし休憩です。
下りは岩場を避けて、ガレ場から雪のある谷沿いを目指します。しかしここも相当な斜度、ガレ場はかなり落石を生じやすいので、下に登山者がいる場合は避けるべきです。谷沿いは踵側のアイゼンの爪を効かせて慎重に下ります。あまりに急なところは、登りと同じ向きでピッケルを刺しながら「よじ下り」ました。
ある程度雪の面が広くなってきたところで、尻セードのように滑ってみたらどうなんだろうとお尻でズーっと滑ると、どんどん加速します!ピッケルで制動しないと滑落するだけです。制動訓練をするかのように、ズズズーっと滑っては制動、というよりは、ピッケルで制動しながらひたすら滑り降りました。この様子を動画に撮影しようと思ったのですが、やはり片手ではピッケル制動はまともにできず、そのまま滑落するかのようにデジカメを雪まみれにしながら落ちて行き、慌ててピッケルで制動して何とか止まりましたが…動画なんか撮っている場合ではなかったです。
その様子を見ていたのか、スキー板を背負って登ってる方2名がこちらを凝視されてましたが…一応手を振って滑落しているわけではないことを示しておきました(苦笑)。
スキー道具をデポしてた場所に戻り、谷沿いをスキー滑降したのですが、ゲレンデトップに戻るはずが300m下にしか戻ることができませんでした。この谷沿いを滑るのはほどほどにしておきましょう。
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