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Yamareco

記録ID: 186044
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

命がけの尻セード?!チャオ御岳から継子岳

2012年04月30日(月) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:29
距離
8.1km
登り
1,060m
下り
1,034m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:10ゴンドラリフト乗車-9:22降車-10:10スキー道具デポ(森林限界)10:25-11:49継子岳山頂12:10-12:41デポ地点13:04-13:22ゲレンデトップから300m下に帰還-13:34駐車場
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
チャオ御岳スノーリゾート駐車場
コース状況/
危険箇所等
雪は基本的に緩んでました。スキー登行には最適です。山頂付近は一部氷結している箇所あり。このコースはかなりの斜度なので、アイゼン、ピッケルは必携です。
ゴンドラリフトを降りて、ここから森林の中に入ります。
2012年04月30日 09:26撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 9:26
ゴンドラリフトを降りて、ここから森林の中に入ります。
ま、この汚れた雪を滑ろうなんてかなりの好き者でないとね…。
2012年04月30日 09:41撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 9:41
ま、この汚れた雪を滑ろうなんてかなりの好き者でないとね…。
森林限界付近から斜度が急になるのでスキー道具をデポしておきます。これは正解でした。
2012年04月30日 10:22撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 10:22
森林限界付近から斜度が急になるのでスキー道具をデポしておきます。これは正解でした。
森林限界付近の様子。
2012年04月30日 10:23撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 10:23
森林限界付近の様子。
乗鞍を眺めます。
2012年04月30日 10:35撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 10:35
乗鞍を眺めます。
ズームアップ。
2012年04月30日 10:35撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 10:35
ズームアップ。
こちらは継子岳山頂方面ですが、見えているのは山頂ではありません。
2012年04月30日 10:43撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 10:43
こちらは継子岳山頂方面ですが、見えているのは山頂ではありません。
時々、ズボッと太ももまで踏み抜きます。
2012年04月30日 10:48撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 10:48
時々、ズボッと太ももまで踏み抜きます。
雪はあまり多く残っていません。だんだん岩場が目立つようになります。
2012年04月30日 10:56撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 10:56
雪はあまり多く残っていません。だんだん岩場が目立つようになります。
尾根沿いは岩場です。ゲレンデ西を見下ろします。
2012年04月30日 11:15撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:15
尾根沿いは岩場です。ゲレンデ西を見下ろします。
これはゲレンデ全体。
2012年04月30日 11:26撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:26
これはゲレンデ全体。
乗鞍と一緒に。
2012年04月30日 11:35撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 11:35
乗鞍と一緒に。
あの〜今日は岩登りしに来たのではないのですが…尾根沿いのルートはこんな感じです。
2012年04月30日 11:35撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:35
あの〜今日は岩登りしに来たのではないのですが…尾根沿いのルートはこんな感じです。
岩場を通り過ぎると、山頂付近が見えてきました。もうアイゼンは外して登山靴で登ります。
2012年04月30日 11:42撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:42
岩場を通り過ぎると、山頂付近が見えてきました。もうアイゼンは外して登山靴で登ります。
あともう少しです!
2012年04月30日 11:42撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:42
あともう少しです!
山頂から南アルプス...ではなくて、木曽駒ヶ岳です。
2012年04月30日 11:43撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:43
山頂から南アルプス...ではなくて、木曽駒ヶ岳です。
山頂から乗鞍、同じ目線ですよ(笑)
2012年04月30日 11:43撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 11:43
山頂から乗鞍、同じ目線ですよ(笑)
御嶽山の剣ヶ峰です。
2012年04月30日 11:50撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:50
御嶽山の剣ヶ峰です。
ズームアップ、鳥居などが見えます。でも誰もいません。
2012年04月30日 11:50撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 11:50
ズームアップ、鳥居などが見えます。でも誰もいません。
誰もいない山頂でセルフタイマーでパチリ。
2012年04月30日 11:52撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 11:52
誰もいない山頂でセルフタイマーでパチリ。
信仰の山々なんです。
2012年04月30日 12:04撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 12:04
信仰の山々なんです。
帰りは谷沿いのルートにします。高度感バッチリ。
2012年04月30日 12:12撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 12:12
帰りは谷沿いのルートにします。高度感バッチリ。
アイゼンを効かせながら慎重に下ります。
2012年04月30日 12:29撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 12:29
アイゼンを効かせながら慎重に下ります。
ここからは、スキーウェアでの尻セード的滑り、というよりは、ピッケルによる滑落制動訓練そのものでした。
2012年04月30日 12:30撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 12:30
ここからは、スキーウェアでの尻セード的滑り、というよりは、ピッケルによる滑落制動訓練そのものでした。
ゲレンデトップから改めて全貌をパチリ。
2012年04月30日 13:25撮影 by  RICOH R10 , RICOH
4/30 13:25
ゲレンデトップから改めて全貌をパチリ。
昼食はカツカレーの大盛です!
2012年04月30日 14:00撮影 by  RICOH R10 , RICOH
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4/30 14:00
昼食はカツカレーの大盛です!
撮影機器:

感想

3週間前はあまりの寒さに森林限界で諦めた継子岳ですが、今日は穏やかで雪も緩んでおり、無事山頂にまで到達できました。

さてゲレンデトップからスキー登行ですが、雪の上には黄砂やら樹木のくずが多数落ちており、とても喜んで滑ろうというものではありません。しかしツボ足では思いっきり沈み込むことがあるので、やはりスキー登行の方が有利でした。

森林限界付近で、斜度も35度くらいになってスキー登行は限界に。今回は登頂を目指すために、スキー板・ブーツ・ストックをデポして、登山靴にアイゼン、ピッケルと雪山装備にスイッチしました。

継子岳事情をよく知らないので、とりあえず夏道に従って登ります。最初のうちは45度くらいの斜度をピッケルを刺しながらアイゼンを効かせて確実に登ります。途中から夏道は尾根沿いになるので雪がなくなり、その代わりに岩がゴロゴロ出ています。また雪が復活すると面倒なので、岩場もアイゼンのまま登ります。
なんか、岩と雪の殿堂、剣岳でも登っているような印象です。(登ったことないですが)
斜度は40〜50度くらいをキープしていますので、もうよじ登るといった感じです。岩場をクリアーして山頂付近が見えてくれば、もう雪はないようなのでアイゼンを外して登りますが、やっぱり登りやすいですね。もっと早くからアイゼン外しておけばよかった(苦笑)

ほどなくして継子岳山頂に到着、さすがに標高2800m超えなので空気が薄く、息が荒くなります。残念ながら他に登頂者はおらず、静かな山頂でしばし休憩です。

下りは岩場を避けて、ガレ場から雪のある谷沿いを目指します。しかしここも相当な斜度、ガレ場はかなり落石を生じやすいので、下に登山者がいる場合は避けるべきです。谷沿いは踵側のアイゼンの爪を効かせて慎重に下ります。あまりに急なところは、登りと同じ向きでピッケルを刺しながら「よじ下り」ました。

ある程度雪の面が広くなってきたところで、尻セードのように滑ってみたらどうなんだろうとお尻でズーっと滑ると、どんどん加速します!ピッケルで制動しないと滑落するだけです。制動訓練をするかのように、ズズズーっと滑っては制動、というよりは、ピッケルで制動しながらひたすら滑り降りました。この様子を動画に撮影しようと思ったのですが、やはり片手ではピッケル制動はまともにできず、そのまま滑落するかのようにデジカメを雪まみれにしながら落ちて行き、慌ててピッケルで制動して何とか止まりましたが…動画なんか撮っている場合ではなかったです。
その様子を見ていたのか、スキー板を背負って登ってる方2名がこちらを凝視されてましたが…一応手を振って滑落しているわけではないことを示しておきました(苦笑)。

スキー道具をデポしてた場所に戻り、谷沿いをスキー滑降したのですが、ゲレンデトップに戻るはずが300m下にしか戻ることができませんでした。この谷沿いを滑るのはほどほどにしておきましょう。

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