皆さまこんにつは。
ご機嫌いかがかしら。

またまた週末がやってまいりましたわよ。
ホントいっそがし〜わね。
何が？
何がって、お楽しみのお山へ行かなくちゃいけないって事よ。
そうよ、暗い部屋の片隅でお尻を出してモソモソやってる場合じゃないわよって事ね。
そ、そ、そうなんですけどぉ…。
（おしりが出てましたか？…）

で、この週末の天気予報はどうなんだい？
え〜とを北陸痴呆のお天気は、、、雨☔あめrain。
またrainかよ。
このところホント週末になると雨ばっかだよね。
仕事サボってボーっとしている平日の方がお天気良い日が多いんだよな。
「今日はピーカンで超ラッキー！」ってな水曜レコなんぞを目にしちゃうとだな、北斗神拳伝承者の着ている服が胸元辺りからブチっと切れ目が入っちゃうんだよね。
（そんな羨ましいレコが続くから着替えが無くなっちゃうんだよね…）
とは言え昨日の土曜日も雨が酷くてOFFにしちゃったし、今日もOFFってのは我慢ならね〜んですわ。
今日は多少の雨だろうがカッパ小僧で歩く覚悟よ。

朝2時半起床。
もう20代じゃないんだから目は自然に覚める事が多くなってきたのでありがたい。
今日の行き先はまたまた大好きな白山観光新道を歩いちゃおう。
雨が酷くなりゃ殿ケ池避難小屋でメシ食って帰るってパターンで結構ケッコウ。
ハニーちゃんの好きな稜線歩きと私の好きなお花散策が共に楽しめるからこのプランがお気楽でええんですわ。
準備を終えて自宅を出発、車は白峰へと走らせる。
道中は助手席でグ〜スカピ〜のハニーちゃん。
私は妄想を膨らませながら車を走らせる。
だがフロントガラスはプチプチと雨粒が当たりだし天気予報どおりの展開になり意気消沈となった。
これより酷くなったら引き返すことも検討したが白峰を過ぎた辺りから雨は止み空が明るくなってきた。
別当出合に到着すると稜線もクッキリとしだし別山に朝陽が当たり始めるのが見えそれまで不安で沈んだ気持ちだったのが明るい希望に変わったわ。
これはひょっとしたら山頂まで行けるかも…。
準備を整え出発すると雨のシャワーを浴びた樹々やお花達がとても瑞々しくて今日は良いシーンがたくさん撮れるゾと嬉しくなった。
前回訪れてから2週間が経っているのでどれだけのお花に出会えるかがとても楽しみで歩いていてもワクワクしっぱなしであったわよ。
ハクサンチドリ、ハクサンボウフウ、ハクサンイチゲ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマクワガタ、ヒメクワガタ、ハクサンコザクラ、キヌガサソウ、クロユリ、などなどなど。
これにフウロやキスゲ、ササユリなどもあったら超最高ってのは贅沢かしら？
でもこれらを可能にしてくるのが花の名山の白山よ。
希望は高く持ってといったくらいが丁度良いの。
森を抜け稜線に出ると朝陽が差し込んで見渡す眺望はピ〜カピカ。
雨予報はどうしちゃったの？ってなくらいにパーフェクトな朝となりました。
豊富なお花にすこぶる眺望、これが観光新道の魅力よね。
殿ケ池を過ぎると緑豊かで金鳳花やキンバイが咲き乱れる夏の斜面が展開していた。
お目当てさんも結構揃っていたので撮影が忙しくて中々足が進まないの。
そすて何より青空に眩しい陽射しを受けたシャワーたっぷりの瑞々しいお花が超美しいねん。
この美しさに何度引き込まれてしまうやろか？ってのが心配だわ。
弥陀ヶ原に着くとこれまたピカ一ンな御前峰にお出迎え。
令和を迎えてからこれで毎月の様に御前峰へたどり着く事にも成功してそれから第二プランへ移る。
気になる黒ユリ群生地を確認した後に大汝の山頂からは神秘的なコバルトブルーの翠ケ池が見てみたかったの。
ガスに覆われながらも一瞬だけ晴れ間が現れてとても幻想的なシチュエーションで楽しむ事が出来て超ラッキーでした。

今回は拾い物のお天気のお陰で諦めかけていた山行が素晴らしい方に転んでくれてとてもマンゾクのいく結果となりますた。
お花も想いを寄せた全ての種類まではいかなかったのでありますけども、これはこれで「またおいで」と思うようにすれば楽しみが膨らみます。
そすて今回はお知り合いの誰とも出逢う事がなかったのですけども、後にレコを拝見してみればニアミスの多いケースがあって残念でした。
下山時に白山北部の番人であります乾さんとお会いでき談笑させていただきました事が何より嬉しかったです。
彼は「花王のヘルメットいい！」ってウケてくれました。
ありがとうございました。
また北部白山を歩いた際には宜しくお願いいたします。

ここで余談ですけども今回ヘルメットをかぶっている人を見掛けたのが室堂でトイレ工事をされていた方々だけ(momoちゃんもいたらしいねんけど)でした。
実は先日、誠に恥ずかしながら仕事中に客先で思いもよらず転倒してしまい後頭部から地面に落ちてしまったのであります。
ホント瞬時の事だったので痛さは殆ど感じる事はなかったのでありますけども頭からは血が流れ出て場は騒然となりました。
お客様には大変な御心配及び御迷惑を掛けさせてしまう事になりました。
勿論職場の皆さまや家族にも多大な心配を掛けてしまいました。
私は救急搬送されて直ぐ頭部の患部を縫合しあらゆる検査いたしました。
病院へ搬送されてから意識が無くなり3時間くらい応答が無かったと言われました。
あっちの世界にちょっとだけ行っていたのかしら？
気が付いたらハニーちゃんや看護婦さんたちに囲まれていました。
検査の結果、幸い骨折もなく脳内出血も見当たらなかったのでその日の内に退院となりました。
だけどむち打ち症的な痛みが首に出てしばらく仕事を休む事となりました。
それからはどこにいても転んでしまう様な気になってしまい、特に仕事上ではヘルメットが外せなくなりました。
街中では直ぐにすっ飛んで来てくれる救急車ではありますけども、これがより危険性の高い山の中だったらと思うとゾッといたします。
ましてや人の入らない山域などでこういった事が起きてしまったら誰の助けも受けられず遭難に陥る場合もございます。
今回の事も踏まえ若い時に出来た事が今も、今後も出来るなんてのは思い上がりだって事が実感いたしました。
例を言うなれば何でこんなしょうもない低い段差で躓く訳？って事などかな。
皆さまもそんな事ってありませんかしら？
今まで出来た事がドジる、コケる、要はそんな事ですわ。
最近で言う老人の思い込み運転もそのひとつかも知れません。
なのでリスクを最小限に抑える努力をしないといけないのも本人の努めだと感じます。
山は自己責任と申しますが、本人の不注意の為に悲しむ人が多くいるというのを忘れてはいけない。
また社会に影響力のあるお方ほど周りが混乱に陥るケースも忘れてはいけない。
大の大人が何の反省や対策も講じず同じ失敗を幾度も繰り返していてはそれまで築き上げた信用も信頼も無くなってしまいます。
私は全然立派な大人ではありませんので難しい事はよく分かりません。
だけど自分で出来る事ぐらいは率先してやらないといけないと感じた次第であります。
これからはどこのお山へ繰り出すにしても花王のヘルメットが付いてくると思います。
それは仲良しのmomochannさんと同じくらい遠くの方からでも目に付くと思いますのでお見かけの際には気さくにお声を掛けて下さいませ。

何だが重々しいお話となっちゃっいましたけどどこにいても安全でいないとね。
可愛い奥さんや子供が待っていますので元気な笑顔でお家に帰りましょ。

おしまい。