赤石岳大倉尾根 / 登山の愉しみ此処に在り


- GPS
- 29:09
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,283m
- 下り
- 2,268m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:17
天候 | 晴れ、午後は雲が湧く |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【椹島〜赤石小屋】 地味な急坂、林道から梯段登ってからのジグ刻むとこが一番傾斜あるかもしれません、下りはへばる箇所です。 【富士見平〜北沢源頭、トラバース】 地味にアップダウン、標高稼げない割りに消耗、花チラホラ見えたり、樹間から赤石見えたりして気がまぎれます。 【北沢源頭〜下降点】 ザレザレ、下り足元注意。 ★水場 ・赤石小屋:コックひねれば出てきます。 ・北沢源頭:カールから集めた水が潤沢に流れてます。 |
写真
黄色の星屑たちが山頂稜線へ駆け上っているさまは壮観でした。
北岳草すべり上のシナノキンバイのお花畑くらいに素晴らしかったです。
赤石7回目にしてようやくこんなん見れました。
まだまだ精進せにゃいかんすね。
赤石岳避難小屋のTシャツロゴの変態とはまさにこの方のためにある言葉…憧れの方です、握手してくださいました。
感想
大倉尾根、登りごたえがありながら変化に富んだトレイル。
赤石小屋でドンと表れる赤石岳、富士見平では真正面に立ちはだかり、右に聖岳、左に荒川三山を従えた様はまさに赤石山脈の盟主。
トラバース入ると歩荷返しまでの急坂登り詰めたご褒美か花がチラホラと脇でエールを送ってくれます。
樹間から時折顔を覗かせる赤石本峰がなんとデカいことか。
沢の音が聞こえて程なく北沢源頭、今年はどの山も花の開花遅れていたため、一斉に咲き誇ってました。
ただここからが胸突き八丁、花を撮ることがザレた急登の良い息休めの口実になります。
カールの胸元に出ると真正面にラクダの背が壁のように立ちはだかり、黄色の華やかなミヤマキンボウケの群落が天の川のように山頂稜線へ向かっていく様は圧巻でした。
いよいよクライマックス、カールのトラバースをこなし、ひと登りすれば真正面に赤石岳本尊ズドン。
腰を下ろして一服、大将にお目見えするのも一筋縄ではいかないなと思う反面、よく登ったよと自分で自分を誉めてやりたくなります。
あとは這う這うの体で山頂を踏み、なだれ込むように避難小屋へ。
管理人さんの「よく来たなぁ〜」
六年連続の赤石岳避難小屋泊。
到着は一時過ぎ、お花畑で足止め喰らって七時間ちょっとで大倉尾根登りきったんですから自分としては上出来でしょう。
午後は雲が上がってきて夕焼けは拝めず、こんなときもあります、明日の朝焼けに期待。
居酒屋は今回の赤石で百名山達成した方や、明日聖平行かれる方へのアドバイスやらで平常運転の賑やかさ。
びっくりしたのが消灯時間かっきりに皆寝たこと…健全な避難小屋になったものです。
未明に目が覚め狙うはご来光。
荒川三山は千枚岳への稜線が朝日を遮ってしまい、いい絵が撮れなかったものの、赤石の串団子峰、白峰南嶺、富士山は好コントラストで良かった。
やはり夕焼けの方がいい絵が見れますね、ちょっと残念。
六度目の避難小屋泊にして初めて気付いたのが山頂直下にもチングルマ、ハクサンイチゲ、イワカガミ等の花が豊富なこと。
どの時間にどの場所でいい写真撮れるか…流石管理人さん、よく知っています。
朝の光浴びた三山、花を撮ったりした手前、下山開始は6時過ぎてから。
縦走のため早出するには私にとって酷な環境です。
さて下山、端っから13時のバス狙いのつもりで、赤石小屋たどり着くまでは荒川三山、赤石、聖と青空の下歩け、昨日より華やいでる花を撮りながらちんたら歩きました。
バスの時間気にして足早で下るのはあまりにも惜しいです。
赤石小屋から先の下りは見所がないのでペースあげ、10時半のバスもイケるかもと思ったものの、林道着地間際の急坂に取りかかる前に失速、予定通り13時のバスと相成りました。
椹島でシャワー浴びたり食事採ったりとゆっくりできたので結果的に良かったです。
バス待ちのテントでone-hunterさんにお会いしました。
歩きたいなと思うエリア地図検索するともれなくone-hunterさんのレコがヒットします。
山を知り尽くした憧れの方です。
新静岡ICからの畑薙路から始まり、百花繚乱の花、赤石山脈南部の主役たち、ゆったりした避難小屋泊、そしてone-hunterさんとの再会…わざわざ椹島まで来て赤石岳ピストン、勿体無いどころか、私の山行歴屈指の最高のトレイルでした。
平日有給休暇突っ込んだ甲斐がありました、赤石岳、やっぱり良い。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんにちは。tomさん!!
素晴らしい山行。 tomさんのウキウキが伝わってくるヨ。 何かtomさんってどちらかというと地味〜な(ゴメン)山行が多いような気がしてたけど今回のはスカッとした感じでいいなぁ。
お花が沢山だし頂上直下に避難小屋があるんですね。 南アルプス赤石岳辺りってまだ山地図も持っていないから全く想像できないエリアだけれど赤石岳行って見たいなぁと思いました。 超充実の夏休み良かったネ。
eve-leoさん、ベタな王道登山道ですがやはり素晴らしい、そりゃ登山道、山小屋整備しますよ、東海フォレストさん。
地味でトウヒ頭や腕にひっついたり脛に引っ掻き傷作る山よりこっちの方が絶対楽しいに決まってます。
荒川三山、赤石の周回縦走、二泊刻んでいかがですか?
eve-leoさんご夫妻もきっとお気に召されると思います。
赤石岳〜赤石小屋の北沢源頭のお花畑、今回行ってませんが荒川前岳直下のお花畑は南アルプスの宝です、いつかは是非。
tomhig さん
こんばんは。
いつも思うのですが良い山行してますね。
好きな山に何回も登ったり、出会いを求めて登ったり。私も参考にしたいと思っているのですがついつい目標を立てて実行するような義務的な登山になってしまってます。 情けないです。
この山域でone-hunterさんはスーパースターですからね。羨ましいです。
Zenjinさん、北岳で見たシナノキンバイで山楽しそう、そしてその年の秋に周回縦走した荒川三山赤石がダメ押し、南アルプスっていいなぁと思うようになりました。
何度も通ってる椹島ですが近づくにつれ気分が高まります。
どメジャーな山はやはり何度登っても素晴らしいです、登山者たくさん登るわけです。
one-hunterさん、山歩けそうな風貌でした。
現役の頃小屋にお邪魔したかったです。
私にとって赤石岳避難小屋の管理人さん、フォレストのひげの生えた年配の運転手さん、望月選手と並び、赤石山脈南部のスターです。
フォレストのヒゲが生えた年配の運転手は家の近所です。(笑)
Zenjinさん、それはびっくり、付け髭じゃないですよね
素晴らしい天気の赤石です
すがすがしさが写真で伝わってきます
高山もそろそろ終わりにしようと思っているので、もうしばらく南は我慢して北で最後のあがきをします
Pinball_1957さん、営業シーズン中にこれだけの好天引けたんですからラッキーです。
山頂からの小赤石、荒川三山はいつみても大迫力ですね。
いよいよ奉公明けですか?
地の利活かして素晴らしい山行出来るといいですね。
こんにちは。
私も去年椹島に泊まって、1日で赤石岳に登ったことを思い出しました。
やっぱり1日で登るには、前日椹島で泊ったほうがいいですね。
それにしてもいいお天気!
私は3回登ったけど、最初は雨。
登る度にいいお天気になるけど、会心のお天気にはまだ恵まれていません。
また登らないとダメかな。
花も見頃でちょうど良かったですね。
mayutsuboさん、始バス遅くなり、急いでも午後雲湧く時間の稜線到達、花やら景色楽しむには前泊が必須になりました。
赤石岳、7回目ですがやっと去年からですよ、好天引けるようになったのは。
梅雨入り頃寒かったため花の開花が遅れて一斉に咲いた感じでした。
花不発だった北岳の分まで挽回できたような赤石岳の花の賑やかさ、ラッキーです。
こんにちは
某所(!)でお先に拝見してはいましたが、、、やはり赤石いいですねぇ。
午後になるとどうしても雲行きが怪しくなってしまうので、展望を楽しむのなら朝に限りますね
実は去年の7/末頃に同じルートの1泊2日でお邪魔している(3度目)のですが見てると行きたくなってくるんですよねー。
今年もお邪魔しに行こうかな…という気分になってきてしまいました(笑)
本当は聖から縦走したいのですが、そんなに休めないのできっとまた1泊2日のドタバタピストンになることでしょう。。。
joe0119さん、昨年のレコ拝見しました。
椹島〜避難小屋ピストン、椹島まで来て勿体ないんですがなぜか楽しいんですよね。
下山した椹島でのYさんとの写真、下り賑やかであっという間だったのでは。
また山に戻って来て欲しいですね。
椹島は高嶺の花、おいそれと行けませんが、未踏の聖から赤石歩ければ御の字、赤石岳避難小屋には是非再訪なさってください。
最高の山小屋ですよね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する