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Yamareco

記録ID: 1991585
全員に公開
ハイキング
中央アルプス

【中央アルプス探訪】 福島Bコース 木曽駒ヶ岳-木曽前岳-麦草岳

2019年08月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:50
距離
15.2km
登り
1,850m
下り
1,845m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:10
休憩
1:32
合計
9:42
距離 15.2km 登り 1,850m 下り 1,850m
5:43
5:46
89
7:53
7:54
53
8:47
8:51
24
9:15
9:16
7
9:23
9:35
10
10:47
10:50
15
11:05
11:10
99
12:49
13:03
26
14:40
14:42
12
14:54
福島Bコース登山口(コガラ登山口)
天候 晴れ/曇り ハーフ/ハーフ
稜線、場所によって風あり
雲の動きがめまぐるしかった
これまでの8月とは違って明らかに涼しい
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●登山口・駐車場
・コガラ登山口利用 無料 トイレなし
 旧新和木曽駒スキー場跡地、レストハウス横の未舗装駐車場
・国道19号道の駅日義木曽駒高原で仮眠後早朝移動
 4:50頃到着時、下山時とも10台弱程度でガラ空き

◆アクセス
・国道19号原野交差点より木曽駒高原方面へ15分ほど
・道路はずっと舗装路だが、到着直前の短い部分のみ未舗装 
コース状況/
危険箇所等
◆福島Bコース
・道筋明瞭でよく整備されている
・合目表示あり
◇登山口-渡渉点
・未舗装の荒れ気味の林道
 最後にコンクリート敷の部分あり
◇渡渉点-4合目
・山腹のジグザグ急登
◇4合目-7合目避難小屋
・安定した尾根道で歩きやすい
◇7合目避難小屋-玉の窪山荘
・それまでと一転、バラエティに富んだ道になる
・八合目過ぎまでトラバース道
 草が茂り気味で、道がやや細くなる
 谷側の踏み外しに注意が必要
 アザミの葉っぱがチクチクと痛い
・ロックガーデンのような岩伝いの場所もあり
◇玉乃窪山荘-頂上
・ごく普通の稜線歩き

◆頂上山荘-玉乃窪山荘巻道
・トラバース道
・崩壊個所の通過あり(問題なし)
・中央アルプス南方面の展望が素晴らしい

◆玉乃窪山荘-木曽前岳
・ごく普通の稜線歩き

◆木曽前岳-牙岩-麦草岳
(※なかなかの難路で、手元の”山と高原地図”では破線扱いだった)
・離れて見ると、キレット状の稜線を単純に下って上り返すだけに見えるが、
 実際はもっと複雑
・稜線部に出ることは少なく、大半は右側をトラバース気味に進み、
 細かいアップダウンを繰り返していく
・直線距離は近い割に手こずった
・道は完全に薮化しつつあり、道筋の見極めが必要
 僅かな痕跡と、赤リボン(随所にあり)を頼りに進んだ
・薮で足元が非常に見にくく、谷側の踏み外しに注意が必要
・路面にも落とし穴のような窪みがあり、如何せん足元が見えないので、
 何度かハマってしまった
・急傾斜の部分も多い
 ロープや梯子の設置個所もあるが、それらがないところは難儀だった
・麦草岳山上に乗ってからは、確か3つ目のピークが山頂で標識や三角点あり
 山上はハイマツの茂みを掻き分けていくような感じ

◆麦草岳-7合目避難小屋
・道は若干細いが明瞭で、十分に一般道レベル
その他周辺情報 ●下山後の温泉
 木曽駒天神温泉国民宿舎清雲荘を利用 500円
 http://tenjinonsen.com/free/onsen
今日は、木曽駒ヶ岳を木曽側から目指そう
福島Bコースへ、いざ行かん!
ここで既に標高1300mオーバー
伊吹山並みに高い訳だ
7
今日は、木曽駒ヶ岳を木曽側から目指そう
福島Bコースへ、いざ行かん!
ここで既に標高1300mオーバー
伊吹山並みに高い訳だ
すぐに茶臼岳方面への分岐
すぐに茶臼岳方面への分岐
林道を登っていく
林道を登っていく
林道終点が渡渉点
何とかジャンプで渡ることができた
増水すると厳しそう
2
林道終点が渡渉点
何とかジャンプで渡ることができた
増水すると厳しそう
対岸から山腹のジグザグ急登
対岸から山腹のジグザグ急登
4合目からは尾根歩き
あのTrance Japan Alps Raceでも使われる福島コース
安定した道が続く
2
4合目からは尾根歩き
あのTrance Japan Alps Raceでも使われる福島コース
安定した道が続く
おおこれは新手のジョーズ岩かい?
おおこれは新手のジョーズ岩かい?
4合目半の力水
細々と出ていた
1
4合目半の力水
細々と出ていた
なんと心地良い尾根ルート
先日歩いた桂小場ルート同様、渋い道です
歩いて登ろう木曽駒ヶ岳!
1
なんと心地良い尾根ルート
先日歩いた桂小場ルート同様、渋い道です
歩いて登ろう木曽駒ヶ岳!
オミナエシかな
一房しか見かけなかったが、かえって目立った
1
オミナエシかな
一房しか見かけなかったが、かえって目立った
一休さん
一休み一休み
3
一休さん
一休み一休み
七合目避難小屋に到着
ここでも一休み一休み
福島Bの方や、避難小屋泊の方々と談笑
皆さん、ロープウェイ使わずに木曽駒目指す渋い方々
2
七合目避難小屋に到着
ここでも一休み一休み
福島Bの方や、避難小屋泊の方々と談笑
皆さん、ロープウェイ使わずに木曽駒目指す渋い方々
福島Aコースや麦草岳への道の分岐点
7合目っていうけど、この先の方が長かったような・・・
1
福島Aコースや麦草岳への道の分岐点
7合目っていうけど、この先の方が長かったような・・・
進むと雰囲気が一変
草が茂り気味で道が細くなる
1
進むと雰囲気が一変
草が茂り気味で道が細くなる
おお、稜線バッチリ
2
おお、稜線バッチリ
ロックガーデンのようなイワイワ飛び飛び区間
ロックガーデンのようなイワイワ飛び飛び区間
山姥という場所
渋い橋が続く
7合目からはずっとホースが繋がっている
7合目からはずっとホースが繋がっている
今日も沿道を彩る
今日も沿道を彩る
どうやら森林限界を越えたようだ
稜線が見えてきた
1
どうやら森林限界を越えたようだ
稜線が見えてきた
ふと振り返ると乗鞍岳
最近、自転車+ハイクでの登頂に興味あります
4
ふと振り返ると乗鞍岳
最近、自転車+ハイクでの登頂に興味あります
高山植物は、華やかな時期は過ぎたものの、まだそれなりに残る
コウメバチソウだと思う
高山植物は、華やかな時期は過ぎたものの、まだそれなりに残る
コウメバチソウだと思う
チングルマの綿毛
7月に山歩きできていないので、今年も白いお花の群生にお目にかかっていない
また北海道大雪山の大群生を見に行きたい
3
チングルマの綿毛
7月に山歩きできていないので、今年も白いお花の群生にお目にかかっていない
また北海道大雪山の大群生を見に行きたい
ミヤマホツツジ?
帰ってから手持ちの図鑑で辿ってるだけ(笑)
ミヤマホツツジ?
帰ってから手持ちの図鑑で辿ってるだけ(笑)
ドラム缶が並んでた
水場かな
ホースはここから続いていたようだ
ドラム缶が並んでた
水場かな
ホースはここから続いていたようだ
おなじみウサギギク
1
おなじみウサギギク
稜線に着いたと思ったら玉乃窪山荘が目の前に
稜線に着いたと思ったら玉乃窪山荘が目の前に
曇天だったが青空が見えるようになってきた
さあ、頂上目指して稜線歩きだ
5
曇天だったが青空が見えるようになってきた
さあ、頂上目指して稜線歩きだ
ここが9合目の扱いですね
ここが9合目の扱いですね
ちょっと傾いたオベリスクのよう
4
ちょっと傾いたオベリスクのよう
イワツメクサが岩間に
イワツメクサといえば北穂高小屋の北ホマークを思い出す
空いてる時に泊まりたいなあ
1
イワツメクサが岩間に
イワツメクサといえば北穂高小屋の北ホマークを思い出す
空いてる時に泊まりたいなあ
上空のガスは気まぐれ
2
上空のガスは気まぐれ
頂上木曽小屋の裏を抜けて
2
頂上木曽小屋の裏を抜けて
木曽駒ヶ岳山頂到着
4
木曽駒ヶ岳山頂到着
標高2956m也
広い山頂なので、人が多くても密集しないのがいい
1
広い山頂なので、人が多くても密集しないのがいい
先日桂小場から来た時よりも晴れている
嬉しいですね
そちら方面の稜線美が素晴らしい見え方
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先日桂小場から来た時よりも晴れている
嬉しいですね
そちら方面の稜線美が素晴らしい見え方
御嶽山が見えている
下は麦草岳
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御嶽山が見えている
下は麦草岳
乗鞍-北アルプスが視野に入っているが、雲で稜線は見えないですね
乗鞍-北アルプスが視野に入っているが、雲で稜線は見えないですね
来た方向は、木曽前岳-麦草岳の稜線
帰りに余裕があったら通ってみよう
3
来た方向は、木曽前岳-麦草岳の稜線
帰りに余裕があったら通ってみよう
南アルプスの向こうに微かに富士山が
気まぐれガスで一瞬の出来事
2
南アルプスの向こうに微かに富士山が
気まぐれガスで一瞬の出来事
南も視界が晴れてきた
5
南も視界が晴れてきた
頂上山荘前で休憩
今日はザックを日帰り仕様に戻した
馴染んでいるザックだと、重さを感じないし肩の苦痛など皆無
終日快適だった
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頂上山荘前で休憩
今日はザックを日帰り仕様に戻した
馴染んでいるザックだと、重さを感じないし肩の苦痛など皆無
終日快適だった
今週は気候が涼しくなった
止まると風で汗冷えを感じる
この夏初めてアウターを着た
テントを張ってここで泊まる人を羨ましく眺める
3
今週は気候が涼しくなった
止まると風で汗冷えを感じる
この夏初めてアウターを着た
テントを張ってここで泊まる人を羨ましく眺める
頂上山荘からは巻道で玉乃窪山荘へ
頂上山荘からは巻道で玉乃窪山荘へ
ハイカー冥利に尽きる高山帯トレイル
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ハイカー冥利に尽きる高山帯トレイル
ちょうどこの巻道通過中が本日のハイライトだった
中央アルプスの南方面や三ノ沢がお見事
3
ちょうどこの巻道通過中が本日のハイライトだった
中央アルプスの南方面や三ノ沢がお見事
まるでスイスのハイキングのようです
(スイスでハイキングしたことないが)
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まるでスイスのハイキングのようです
(スイスでハイキングしたことないが)
これぞアルプスっぽい景色が続く
2
これぞアルプスっぽい景色が続く
巻道は崩壊地が一ヶ所
こういう場所は上を確認してササッと迅速に
2
巻道は崩壊地が一ヶ所
こういう場所は上を確認してササッと迅速に
稜線道に合流
正面に木曽前岳-麦草岳
時間、体力とも余裕があるので、あの稜線経由で帰ろう
ここから見ると楽勝だと思っていたが、後で痛い目に遭おうとは(笑)
1
稜線道に合流
正面に木曽前岳-麦草岳
時間、体力とも余裕があるので、あの稜線経由で帰ろう
ここから見ると楽勝だと思っていたが、後で痛い目に遭おうとは(笑)
何度見ても飽きない宝剣岳以南の景色
2
何度見ても飽きない宝剣岳以南の景色
空木岳-南駒ヶ岳だと思います
手前は檜尾岳かな
3
空木岳-南駒ヶ岳だと思います
手前は檜尾岳かな
ここで同じ福島Bコースの方と再会し少しおしゃべり
10分ほど早く登山口を出られ、8合目までは前後していた70歳の方で、その後はブッチギリ
早くも宝剣まで行って来られ、下山の途に
4
ここで同じ福島Bコースの方と再会し少しおしゃべり
10分ほど早く登山口を出られ、8合目までは前後していた70歳の方で、その後はブッチギリ
早くも宝剣まで行って来られ、下山の途に
快速ジェントルマン(右下)は速い!
並みのトレイルランナーより速い!
おそらく、CT0.4くらいのスピード
足捌き、所作、ストック使い・・・全てが異次元
久しぶりにすごい達人ハイカーと出会いました
3
快速ジェントルマン(右下)は速い!
並みのトレイルランナーより速い!
おそらく、CT0.4くらいのスピード
足捌き、所作、ストック使い・・・全てが異次元
久しぶりにすごい達人ハイカーと出会いました
さて、これから向かう麦草岳は、あの崩壊地が特徴
果たして、道はどこに付いているのか・・・
さて、これから向かう麦草岳は、あの崩壊地が特徴
果たして、道はどこに付いているのか・・・
木曽駒を振り返りながら木曽前岳へ
1
木曽駒を振り返りながら木曽前岳へ
木曽前岳までは一般道で余裕
木曽前岳までは一般道で余裕
現在地と標識を確認
1
現在地と標識を確認
こちらは上松Aコース方面
木曽側でもう1本歩いてみたい道です
こちらは上松Aコース方面
木曽側でもう1本歩いてみたい道です
われが向かうはムギクサ
2
われが向かうはムギクサ
進んでみると・・・
いきなりのヤブ漕ぎの洗礼を受ける
そして鞍部に向けてかなりの急下りとトラバース
薮なんてここだけだよね・・・
と思っていたが、そんなことはなかった
1
進んでみると・・・
いきなりのヤブ漕ぎの洗礼を受ける
そして鞍部に向けてかなりの急下りとトラバース
薮なんてここだけだよね・・・
と思っていたが、そんなことはなかった
薮はずっと続き・・・
足元が見えんので、足の置き場所を慎重に探りながら進む
一応、僅かながらに踏跡とサインはある
ヤブ漕ぎ慣れしていない私にはイバラの道だ
2
薮はずっと続き・・・
足元が見えんので、足の置き場所を慎重に探りながら進む
一応、僅かながらに踏跡とサインはある
ヤブ漕ぎ慣れしていない私にはイバラの道だ
まあそれでも、時折見える麦草岳の崩壊地は大迫力
戻るなら今だが、なぜだかヘタレ癖は発動しなかった
2
まあそれでも、時折見える麦草岳の崩壊地は大迫力
戻るなら今だが、なぜだかヘタレ癖は発動しなかった
これが牙岩ですね
この手の奇岩は見るだけだろうと余裕カマしてたら、正面をよじ登って突破することになった
なかなかスリリングだった
3
これが牙岩ですね
この手の奇岩は見るだけだろうと余裕カマしてたら、正面をよじ登って突破することになった
なかなかスリリングだった
こんなふうに稜線に出ることは少ない
慣れないヤブ漕ぎにうんざり気味で、こんな崩壊地の際でもオアシスに感じる
1
こんなふうに稜線に出ることは少ない
慣れないヤブ漕ぎにうんざり気味で、こんな崩壊地の際でもオアシスに感じる
牙岩からは2連梯子で下ってきた
見た目よりしっかりしているが、渋い梯子だ
3
牙岩からは2連梯子で下ってきた
見た目よりしっかりしているが、渋い梯子だ
この崩壊地通過もなかなかスリリング
誰も来ない道を行く
見えている木曽駒山頂では多くの人がのんびり寛いでいるというのに・・・
同じ中央アルプスエリアでこの違い
1
この崩壊地通過もなかなかスリリング
誰も来ない道を行く
見えている木曽駒山頂では多くの人がのんびり寛いでいるというのに・・・
同じ中央アルプスエリアでこの違い
ここはまっすぐ行くと行き止まり
昔の2時間ドラマなんかで、悪い輩が人を突き落とすような場所だ
右にヤブへの入り口があった
まだまだヤブ漕ぎだよ
3
ここはまっすぐ行くと行き止まり
昔の2時間ドラマなんかで、悪い輩が人を突き落とすような場所だ
右にヤブへの入り口があった
まだまだヤブ漕ぎだよ
木曽駒と木曽前岳を振り返る
これだけしか来てないのかと愕然とする
動揺しない・・・動揺しない・・・
それでもまあ凄いところを来たもんだ
3
木曽駒と木曽前岳を振り返る
これだけしか来てないのかと愕然とする
動揺しない・・・動揺しない・・・
それでもまあ凄いところを来たもんだ
分からん
手持ちの図鑑に載ってなかった
後でもう1回見るか
2
分からん
手持ちの図鑑に載ってなかった
後でもう1回見るか
赤リボンはその後も時々現れる
取り付けには賛否あるが、この木曽前岳-麦草岳区間では正直助かった
赤リボンはその後も時々現れる
取り付けには賛否あるが、この木曽前岳-麦草岳区間では正直助かった
それでも麦草岳が近づいてきたね
このルートに入る前は、てっきりこの境目の際どいところを行くのかと思ってたんだけど・・・
2
それでも麦草岳が近づいてきたね
このルートに入る前は、てっきりこの境目の際どいところを行くのかと思ってたんだけど・・・
ナナカマド、シャクナゲ他色々な植物の混成部隊
アザミの葉っぱがあるとチクチクして痛かった
ナナカマド、シャクナゲ他色々な植物の混成部隊
アザミの葉っぱがあるとチクチクして痛かった
そんなヤブ漕ぎだが、トリカブトを中心にお花畑的できれいな場所も
1
そんなヤブ漕ぎだが、トリカブトを中心にお花畑的できれいな場所も
こんな尾根上の草原地帯なら幾分歩きやすいんですがね
こんな尾根上の草原地帯なら幾分歩きやすいんですがね
樹林帯のトラバースは厄介
足元が見えないので、谷側に踏み外しそうだし、落とし穴的な陥没があって時々ハマる
足元が見えないというのは、ある意味大キレットや西穂‐奥穂よりずっと厄介だった
2
樹林帯のトラバースは厄介
足元が見えないので、谷側に踏み外しそうだし、落とし穴的な陥没があって時々ハマる
足元が見えないというのは、ある意味大キレットや西穂‐奥穂よりずっと厄介だった
麦草岳本体に近づくとガスに
麦草岳本体に近づくとガスに
ウオー、吸い込まれる〜
これぞ奈落の底だ
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ウオー、吸い込まれる〜
これぞ奈落の底だ
だんだんと曇ってきて、木曽駒と木曽前岳が見えたのはこの辺りまで
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だんだんと曇ってきて、木曽駒と木曽前岳が見えたのはこの辺りまで
麦草だけへの仕上げの急登
かなり急だ
麦草だけへの仕上げの急登
かなり急だ
この辺はお助けロープや梯子などなく、自力で草を掴んでよじ登ってきた
地面近くの草を掴んで登る機会なんて、なかなかない
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この辺はお助けロープや梯子などなく、自力で草を掴んでよじ登ってきた
地面近くの草を掴んで登る機会なんて、なかなかない
斜度が緩んできた
ようやく麦草岳の山上に乗ったようだ
そろそろヤブ漕ぎは終了だ
斜度が緩んできた
ようやく麦草岳の山上に乗ったようだ
そろそろヤブ漕ぎは終了だ
ハイマツを掻き分けて山頂へ
ハイマツもヤブ気味だが、これまでに比べたら随分と楽
1
ハイマツを掻き分けて山頂へ
ハイマツもヤブ気味だが、これまでに比べたら随分と楽
まるで風見鶏
麦草岳到着
ムギクサ・・・渋い名前です
確か3つ目の小ピークが山頂だった
なんとか難路を歩き終えたが、久々に痺れる道のりだった
勉強になった
3
麦草岳到着
ムギクサ・・・渋い名前です
確か3つ目の小ピークが山頂だった
なんとか難路を歩き終えたが、久々に痺れる道のりだった
勉強になった
一人休んでおられた愛知の麦草岳ピストンの方とおしゃべり(休憩中、お邪魔してすみません
三角点もありますよ
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一人休んでおられた愛知の麦草岳ピストンの方とおしゃべり(休憩中、お邪魔してすみません
三角点もありますよ
一服したら下山開始
道は若干細いが、これまでのヤブ漕ぎとは雲泥の差
登山道整備というのは本当に有難いことです
一服したら下山開始
道は若干細いが、これまでのヤブ漕ぎとは雲泥の差
登山道整備というのは本当に有難いことです
7合目避難小屋に戻ってきた
トイレ付き、ソーラー、風力となかなかハイテクな無人避難小屋
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7合目避難小屋に戻ってきた
トイレ付き、ソーラー、風力となかなかハイテクな無人避難小屋
入ったところの土間
入ったところの土間
寝室はロフトもあってきれい
一人用別荘なら、こんなコンパクトな造りも無駄がなくていいかもしれません(笑)
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寝室はロフトもあってきれい
一人用別荘なら、こんなコンパクトな造りも無駄がなくていいかもしれません(笑)
トイレは左が使えるようだが、聞いた話だと詰まっていたそうだ
トイレ前の地中には汚水槽もあった
トイレは左が使えるようだが、聞いた話だと詰まっていたそうだ
トイレ前の地中には汚水槽もあった
7合目から下は先は高速道路だぜい
7合目から下は先は高速道路だぜい
渋い標識
もうすぐ4合目
木漏れ日が心地良い
もうすぐ4合目
木漏れ日が心地良い
渡渉点に戻ってきた
渡渉点に戻ってきた
林道ジョグして無事下山
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林道ジョグして無事下山
登山口は旧新和木曽駒スキー場跡地
ここはナイタースキーのメッカで、若い頃のゲレンデスキーヤー時代によく通ったのです
あそこで食事もしたなあなんて回顧
時計が4:50で止まっているが、いつの時代の時刻だろう・・・
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登山口は旧新和木曽駒スキー場跡地
ここはナイタースキーのメッカで、若い頃のゲレンデスキーヤー時代によく通ったのです
あそこで食事もしたなあなんて回顧
時計が4:50で止まっているが、いつの時代の時刻だろう・・・
今日はスリリングな場所もあった
無事下山に感謝
大袈裟かもしれないが、この趣味は生きて帰ることが肝要だ
安全とチャレンジのバランスは間違えないようにしよう
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今日はスリリングな場所もあった
無事下山に感謝
大袈裟かもしれないが、この趣味は生きて帰ることが肝要だ
安全とチャレンジのバランスは間違えないようにしよう
温泉は木曽駒高原内の国民宿舎清雲荘へ
古いけど雰囲気良い施設
泊まっていきたかったよ
いつかのんびり湯治に来よう
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温泉は木曽駒高原内の国民宿舎清雲荘へ
古いけど雰囲気良い施設
泊まっていきたかったよ
いつかのんびり湯治に来よう
浴室への渡り廊下
京都のお寺のようだ
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浴室への渡り廊下
京都のお寺のようだ
脱衣場の貼り紙にあった牛丼を注文
これで500円也!
夕食準備中の迷惑な時間帯なのに、快く受けてもらえた
美味しゅうございました
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脱衣場の貼り紙にあった牛丼を注文
これで500円也!
夕食準備中の迷惑な時間帯なのに、快く受けてもらえた
美味しゅうございました
駐車場の後ろには・・・
近隣の里でクマ親分が出没しているようだ
今年は私のジョギングや自転車のコース(人里)にも初めて出没している
山が近いところはどこも事情が同じようだ
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駐車場の後ろには・・・
近隣の里でクマ親分が出没しているようだ
今年は私のジョギングや自転車のコース(人里)にも初めて出没している
山が近いところはどこも事情が同じようだ

感想

8/13に桂小場ルートから木曽駒ヶ岳に上ったが、”木曽”駒ヶ岳というからには、やはり木曽町側からの道も歩いておきたい。
今回は、いくつかある道の中で最もメジャーと思われる福島Bコースに挑戦。
8年前に山歩きを始めた頃は、駒ヶ岳ロープウェイがあるのにわざわざ下からなんて、どんな物好きが行くんだと地図で眺めていたルートだ。

あのTJARでも使われるというよく整備された渋いルート。
ロープウェイを使わずに上る木曽駒ヶ岳への道を、また一つ堪能することができた。
下山では来た道をそのまま下らず、玉乃窪山荘-木曽前岳-麦草岳-7合目ルートを選択。
こちらは、ヤブ漕ぎあり、崩壊地の通過ありとなかなかスリリング。
久々味わう刺激的で痺れる道のりだった。
まあ、最初から分かっていたら行かなかったとは思うが、素人がこんなところに安易に入り込むのはやめよう(笑)。

もう一つ刺激的だったのは、同じく日帰りで福島Bルートを歩かれていた70歳の男性。
登山口で10分ほど先行され、5合目付近で抜かせていただいたものの、今思うとその頃はまだウォーミングアップだったのだろう。
8合目で追いつかれて逆転され、言葉は悪いがぶっちぎられ、上りがダメな私は徐々に失速。
以後追いつくことはなかった。
そして、宝剣岳まで行かれた後の帰り道に、玉乃窪山荘手前で再び追いつかれて再会。
少しだけお話させていただいたが、県内在住で、あちこちの日帰りロングをこなされているようだ。
足捌き、身のこなしなど次元が違い、全ての動きにムダがない。
しっかりとした装備で歩きなのに、並のトレイルランナーより速く、おそらく山と高原地図ベースのCTなら×0.4ほどだろう。
膝に不安がおありとのことで、ストックとサポーターをうまく使いこなされているようだったが、ストックワークなどの所作も素晴らしかった。
2年前の谷川連峰馬蹄形縦走でも群馬在住の同じような達人と出会い、その方も70歳だった。
山歩きをしていると、時々すごい方と出会うが、久々達人レベルと方と遭遇した。
20歳以上年上の先輩に励まされるなんて・・・
最近は現状維持がやっとだったけど、まだまだ山歩きも頑張ろう。

混雑とは程遠いが、それでも福島Bコースを歩かれている人はチラホラいた。
ロープウェイで上るのがメジャーな山を、敢えて下から歩いて上る・・・
山頂まで、途中まで、日帰り、泊まり・・・と人それぞれ。
皆さん、山歩き好きのオーラが出ていて、なんだか楽しいハイクだった。
トンボが出てきて、もうアブがたかることはないのだが、ヤブ漕ぎしてる時に服の中に入ってきて、背中を2箇所やられてしまった。
アブにやられると、すぐにではなく大体翌日か翌々日に症状がひどくなり、2〜3週間続く。
1日たって少しずつ痛痒くなってきたその傷跡を見ていると、ホントに行ってきたんだなあと思う。

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コメント

スリリング♪
3120mさん、こんばんは。

ふつーに福島コースでのハイクかなーと思ったら...木曽駒3120mさんらしからぬ、藪漕ぎあり、スリリングな道のりありのレコでビックリでした  麦草岳をループに加えられ、終いには草を掴んでの4WDモードのヤバい道のりですね。痺れますよー!!

3120mさんが仰られるように、たまに達人レベルの方みえますよね。走ってる訳でもないのに、速い!全ての所作が無駄なく洗練されてる方。足捌きとかとても異次元な方...そうなりたいと思えども、中々  おつかれさまでした
2019/8/26 22:09
Re: スリリング♪
karuさん、こんばんは
ありがとうございます。

薮の方は、笹薮とは違って背丈ほどの高さがあった訳じゃなく、道の痕跡もありましたが、足元が見にくいのは難儀しました。
稜線の崖っぷちに道があるのかと思っていたのに、草薮が続くなんて思わぬ展開でした。
アザミ?の葉がチクチクと当たり、またアブが背中に入ってきて2箇所やられてしまい、今現在さらに患部が目立つようになっております(笑)。
達人の方は、今思い出しても素晴らしい歩き方でした。
ちゃんとした山の装備で走りではなく歩きなのに、そんじょそこらのトレランの人よりも速く、呼吸も全然乱れていなかったです。
あのテンポの良さを体得したいですね。
静かな歩き方なのに、さりげなく速くて余力もある・・・
そんなふうになりたいものです。
2019/8/27 21:23
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