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Yamareco

記録ID: 208689
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳&高見石

2012年07月14日(土) 〜 2012年07月16日(月)
 - 拍手
GPS
32:05
距離
22.7km
登り
1,582m
下り
1,584m

コースタイム

1日目 
7:00美濃戸口-7:50やまのこ村-9:00堰堤広場9:15-10:30赤岳鉱泉11:40-13:55赤岩の頭14:05-14:35硫黄岳山頂14:40-15:10硫黄岳山荘

2日目
6:45硫黄岳山荘-7:20硫黄岳山頂-9:00赤岳鉱泉9:40-11:45美濃戸山荘-12:45美濃戸口

3日目
11:00白駒池駐車場-12:15高見石12:40-13:20白駒池駐車場
天候 1日目 曇、霧
2日目 霧、曇
3日目 曇、晴
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口駐車場 \500/日

登山ポストあり
人がいれば、届の提出を促している

八ヶ岳山荘で日帰り入浴可 \500(土日祝 平日は事前予約要)
仮眠所あり \2000(24時間営業)
美濃戸口
堰堤広場 
ここから先は山道に
堰堤広場 
ここから先は山道に
緑がキレイ
赤岳鉱泉
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
鉄の階段 滑ります
鉄の階段 滑ります
転々とケルンが見える
転々とケルンが見える
ツガザクラ
行者小屋
コイワカガミ
コケモモ
赤岩の頭にて
真っ白…
赤岩の頭にて
真っ白…
ミヤマダイコンソウ?
ミヤマダイコンソウ?
イワヒゲの涙
ミヤマシオガマ
硫黄岳山頂
すぐ近くの看板もはっきり見えないほどの霧
すぐ近くの看板もはっきり見えないほどの霧
コマクサ
イワウメ
硫黄岳山荘
硫黄岳山荘の夕食
硫黄岳山荘の夕食
山荘の受付
PCが置いてあり、みんな天気予報を見てました
山荘の受付
PCが置いてあり、みんな天気予報を見てました
キバナシャクナゲと思ってたけど、
ハクサンシャクナゲかな…
キバナシャクナゲと思ってたけど、
ハクサンシャクナゲかな…
タカネグンナイフウロ?
タカネグンナイフウロ?
ヤマオダマキ
サワギク
キソチドリ
ヒトツバイチヤクソウ?
茎が赤いので…
ヒトツバイチヤクソウ?
茎が赤いので…
ウツボグサ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
ヤマホタルブクロ
ヤマホタルブクロ
見上げると青空!
見上げると青空!
鳥のひな
高見石より
遠くに見えるのは雨池
1
遠くに見えるのは雨池

感想

1日目
美濃戸口に6時半ごろ到着、準備を済ませ、届を出していると、テレビカメラを持ち、撮影をしている人が…
その人に見送られながら7時頃に出発。

しばらくはだらだらとした林道が続く。
これが意外と長く、時々車がすごいスピードで通るので危ない。
林道ではウツボグサやイブキジャコウソウ、シロバナノヘビイチゴ(実)などが目についた。

1時間弱でやまのこ村に到着、そこから10分ほどで美濃戸山荘があり、北沢ルート、南沢ルートの分岐点となっていて、北沢ルートへ進む。
しばらくはまだ林道が続き、時々車が通る。

堰堤広場という広場で少し休憩。
そこから橋を渡ると山道となり、車が入れないので、車を止めて荷物を担いでいく人の姿が。

赤岳鉱泉まで緑がきれいで気持ちのいい道が続く。
あちこちでシロバナノヘビイチゴが群れをなして咲いている。
林道ではもう実になってたけど、この辺りはみんな花だ。

赤岳鉱泉には10:30頃に到着。
ここでお昼。
お腹が満たされると、眠気が襲ってきて、うとうとと眠ってしまった。
結局、1時間以上も休憩し、出発。

ここからの道は今までより急な登りになるので、息があまりあがらないよう、ゆっくりと歩く。
私のペースは遅いので、後ろを歩く人に時々あおられる。
それにつられてペースを上げて歩けなくなったら困るので、譲れる場所で譲り、自分のペースを崩さないようにしている。
膝のこともあるので、無理はしない。

赤岳鉱泉から40分くらい登ったあたりに、鉄の階段があり、これが気を付けて登らないと滑る。
階段の下にはバナナの絵がかかれた看板が。

休憩をはさみながらゆっくり登り、少し展望のきくところに出た。
ちょうど霧が晴れて、転々とケルンが並ぶ様子が見えた。
天気が良くなると気分も上がる。
しばらくしまいっぱなしだったカメラを出して休憩がてら撮影タイム。
気合を入れなおして再び登っていくと、また景色は見えなくなっていく…

赤岩の頭へ到着すると、着替えをしている人が目立つ。
風が少々きつく、寒いのだ。
少しじっとしているとかなり寒いので、薄いダウンを着る。
それで歩いていてもちょうどいいくらい。

少しだけ休憩し、すぐに山頂へと出発。
霧はどんどん濃くなる。

山頂手前の岩場が少し狭いので、気を付けて歩く。
ストックを出したまま歩いたけど、しまったほうが良い。
その岩場を超えると山頂。
しかし、山頂に到着しても何も見えず…

明日に期待しつつ、山小屋へと向かう。
途中、コマクサの群生が見られたが、霧と風で一眼を出す気力もなかった。

15時過ぎ、硫黄岳山荘へ到着。
小屋の入口はたくさんの人でにぎわっていた。
チェックインをすると、大混雑のため、入口近くの談話室が寝室になるとのこと。
布団が敷かれるのは19時以降とのことで、ちょっと横になるってこともできなかった。
夕食は3回。
16:50からの1回目と言われた。
早いな〜

特にすることもないので、とりあえず小屋で豆を挽いていれたコーヒーでほっと一息。
暖かいコーヒーが落ち着く。

夕方になり、外は時々、霧が晴れたりしていた。
一瞬、下界が見えていたけど、寒くてウロウロする気にはなれず。

3回の夕食後、やっと布団が敷かれる。
近くにいたおばさんが、「1人1枚のスペースがないのよ」と。
よく見ると確かに。
でも、4枚で5人か5枚で6人程度のようで、隣の顔が目の前に!という状態ではなさそうだ。
きちんと小屋の人が同じグループではない男女が隣にならないよう、場所を決めていく。
通路となるべく真ん中にも布団が2枚敷かれ、そこになった人だけは1人1枚で寝られるようだ。
ちょうど私の頭の上に知らないおじさんが寝る形となった。

いつでも寝られる支度をして、布団に入ると、しばらくは早すぎて眠れないと思ったが、いつの間にか眠っていた…


2日目
早朝、私の頭の上に寝ていた人が布団をたたむ時に、わざとではないだろうけど私の頭に布団を置いたことで目が覚めた。
それから早々と出かける人たちの音が耳に入り、光が目に入り、眠れなくなってしまった。
外は真っ暗で、風の音がしているので、まだ起きて出かける準備をしようという気にはならなかった。

少しずつ外が明るくなって、出ていく人も増えてきた。
みんなカッパを着ている。
様子を見に行くと、雨…??
テンション下がるよな〜

外に出てみると、雨は降ってはないようだけど、霧が濃く、強風。
せっかくここまで登ってきたけれど、横岳へ行くのはあきらめることにした。

朝食後、7時前に重い足取りで昨日来た道を下山。
まずは硫黄岳へ登ることになるが、これが大変。
歩くために片足を上げると風に煽られてふらふらする。
その繰り返しでなかなか前に進めない。

当然ながら山頂に到着しても何も見えないので素通り。
赤岩の頭まで下ると、風はだいぶマシになり、霧も少し薄くなった。

しかし、展望はないので、そのまま下山。
下りていくにつれ、時々日が差す。
途中、すれ違った人に硫黄岳はどうだったかと聞かれ、強風と霧で大変だと言うと残念そうな顔をしていた。

下りはやはり早い。
9時ごろには赤岳鉱泉へ到着。
しばらく休憩し、カッパを脱いでどんどん下っていく。

山道は良かったが、林道あたりからアブが増え始め、かなりうっとおしい。
暑いし、ダラダラと長い林道は変化もなくキツイ。

アブと格闘しつつ美濃戸口には13時前頃到着。

何も見えなかった硫黄岳、またリベンジしないとな…

その後、昼食をとり、車山方面へニッコウキスゲを見に行ったけど、あまり咲いていないし、鹿よけの柵ができていて、景観が良くない。
しかも霧が出てきたので、早々と宿へ。


3日目
風は少々きつそうだけど、青空がのぞいている。
とりあえず麦草峠方面へ。
あまりゆっくりできる時間はないので、高見石まで往復することに。
昨日雨が降ったりやんだりしたらしく、足元はドロドロ。
木や岩の上も気を付けないと滑る。

このあたりの道は花が少ない。
見かけるのはオサバグサやゴゼンタチバナなど。
花よりも苔とキノコだらけ。

もうすぐ高見石というところで、小鳥が足元をウロウロしていた。
まだ雛みたいで、かわいい。
近づいてもあわてて逃げる様子もない。
でも、こんなとこ歩いてたら登山者に踏まれちゃうよ〜
踏まれていないといいんだけど。

小1時間で高見石に到着。
昨日までと違って遠くまで見渡せて気持ちいい。
やっぱり山はこうでないと!

しばらく景色を楽しんで下山。

泥だらけの靴を洗っていたら、つま先に隙間ができているのを発見。
それ以外剥がれなんかはなさそうだけど、そろそろ買い換えないといけないんだろうか…
昔、ソールが剥がれてしまったことがあるだけに気になるところだ…

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