小仙丈沢〜仙丈ヶ岳
山梨県
長野県
Neuron
- GPS
- 29:41
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,108m
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小仙丈カール6:42-7:22稜線登山道(荷物デポ)7:36-8:06仙丈ヶ岳-8:28仙丈小屋8:58-9:15デポ地点9:22-10:41休憩11:00-11:50北沢峠
| 天候 | 8月16日 晴れ 8月17日 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
4時の始発バスで広河原行へ、広河原で北沢峠行きバスに乗り換え野呂川出合下車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
�‐�仙丈沢のログハウス風堰堤は右手前から巻く。 ��3段の滝上段は右(左岸)枝沢から簡単に巻けるが、巻き道が延々と続き降りた先はもう4段の滝が見える位置だった(巻き過ぎたかも)。 ��4段の滝は、スノーブリッジをくぐって左(右岸)枝沢を使って巻いた。 �ぞ緝�2550m付近で左俣に入ると薮コギになるらしい。GPSで確認しながら右俣を行くが水量も右俣が多く間違えようがない様に思われた。 �ケλ鵑呂笋�て水が涸れるが数m先の右側の沢状に水流があらわれ、そちらが本流になる。 ��小仙丈カール標高2770mから稜線を目指す。最後ガレとハイマツの境界をハイマツにつかまりながらのぼる �Д侫Д襯肇宗璽襪播个蠅泙靴拭▲魅瓮蠅�多いです。 今月号の岳人に記事が載ってますが「沢の風と空」のホームページが非常に参考になりました。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
小仙丈カールにかかる天の川。カールの様子がわかるように、露光を長めにしてみましたがサムネイル画像ではわかりませんね。拡大していただけると良いと思います。
2
感想
前夜 各駅停車を乗りついで夜11時半に甲府駅についた。改札口をでて右手のスペースで登山客は寝ているのだが、b-boyらが音楽を鳴らしていて、とても眠られる状況じゃなくなっている。仕方なく広河原行きバスの停留所で寝ることにした。
アプローチ 2時半におきて吉野家で牛丼を食べた。去年、ゆっくり牛丼たべてからバス停に並んだら座れず2時間立ちっぱなしになったことがあったのだ。再び仮眠し3時半になったらゾロゾロとバスのお客が集まってきたので早めに列に並んだ。バスは4時に出発。広河原で北沢峠行に乗り換えた。野呂川出合で10人くらい下車したがほとんど釣り客で網を持った2人はあとで昆虫採集と判明。準備をしていると次のバスから数人の登山グループが降りてきた。小仙丈沢かなと思って行き先を訊ねた「どこにいくんですか」。リーダーらしき人物が答えた「上」。（うっうえって・・？？）。「そうそう釣りじゃなくって」（そうか釣りはやらないと・・・）「いつもいってるところ」（いつもって・・、なにかまずいこと訊いちゃったかなぁ）。結局彼らは、小仙丈沢手前で野呂川に降りていった、どこへいったのかな。林道を歩いているとヘルメットをもった二人の登山客が後ろから追い越していったが小仙丈沢には入らず先に行ってしまった。やはり「岳人」に載っていたとはいえマイナーな沢、このあとは登山道まで誰にもあわなかった。
小仙丈沢を遡行し小仙丈カールへ バス停から45分で小仙丈沢橋。準備をして小仙丈沢に入渓。どうせ不要とわかっていたがザイルやハンマーももってきた、でもテントと寝袋はかさばるので省略。最初は平凡な渓相で、唯一の堰堤を右手前からこえる。やがて6m滝があらわれ直登。あとでネットの写真とくらべると今回はかなり水量が少なかったようだ。沢は全体にひらけており晴天もあって明るく気持ちよい。三段33mの大滝があらわれ、下段2段は難なくのぼり、上段は右脇の枝沢から簡単に巻く。ただ巻き終わったかなというところで沢に降りる踏み跡がよくわからず上流に巻き道が続いている。最後がちょっと短いが急なガレで沢に復帰していて、ここは滑り止めにストックを突いてかわした。巻き終わった場所からは次の大滝が間近に見える。右手に雪渓の残骸を見送ると、すぐに左手に雪のトンネルと4段39mの大滝が現れた。滝の左のルンゼは傾斜がきつくいやらしいそうだ。渓友塾の記録ではルンゼのさらに左の沢が簡単らしい、スノーブリッジを潜り小沢をのぼり右にトラバースして傾斜の緩くなったルンゼ上の水流をこえて高巻き完了。このルートだと高度感はなかった。その後は傾斜のあるゴーロというか小滝が連続し、ダケカンバがあらわれるようになると標高2550m付近の二俣（右の涸れ沢を考慮すると三俣）水量は右俣（右の涸れ沢を考慮すると中俣）が多そうで、方向もこちらが正解。左俣は薮になるらしく地図上では最後が崖になっている（岳人の記事は右俣へ行って引き返しているが、右俣というのは今回の涸れ沢のことだろう）。最初水が涸れたところで水を汲んだ（4.5L）。その後水流は数mほど右の沢身で復活してトイ状の流れとなりしばらく続いた。水が涸れるとすぐに前方が開けた雰囲気となり、小仙丈カールに到着。気持ちよさそうな平坦地もあったが、ツエルトなのでハイマツの横にサイトを決めた。晴れているので外で炊事。シュラフがないと寒いので最後2Lボトルにお湯を詰めて湯たんぽ作成（朝まで暖かかった）。深夜,撮影のためツエルトの外に出た。月齢29で月は出ておらず満天の星、明るさはカールの様子がうっすらわかるくらいだ。
カールから仙丈ヶ岳〜北沢峠
モルゲンロートを撮影し、ツエルトを乾かしてから出発。よく観察するとハイマツが途切れてガレが稜線まで続いているラインがみえたので標高2770m付近からガレ場を登る。うっすら踏み跡があったが、実はこれは鹿の足跡だった。斜度がきつくなるとハイマツをつかんで登り2900m付近で登山道にでた。荷物をデポしてサブザックで仙丈ケ岳へ、大勢の登山者が登っている。山頂付近は薄くガスがかかっている。トイレに寄りたくて山頂から仙丈小屋に降りた。仙丈小屋からは山頂の登山者がよく見える、絶景だ。トラバース道を使ってザックデポ地点に戻ったが途中で雷鳥一家に遭遇、ヒトを恐れるでもなく愛らしい姿を見せてくれた。小仙丈岳で振返ると小仙丈カールが見えて感慨深い。下山途中、バス時刻を確認したらバッドタイミングで2時間近くの待つことになりそうだったので大休憩。北沢峠ではまだ曇りだったが、バスを待つ間に雨が降り出した。バスを広河原で乗り換え、甲府経由で帰宅した。
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