峰山・石砂山・鉢岡山・日蓮金剛山《藤野15名山》



- GPS
- 06:43
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,301m
- 下り
- 1,362m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:44
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鉢岡山は一部藪あり |
写真
感想
京王線の人身事故で同行者の到着が遅れ30分遅れてのスタートとなった。奥牧野バス停までタクシーに乗り、舟久保の尾根の取付きまで車道を歩いた。畑への道のような処から取り付いたがすぐに道はなくなり、這い登っていると左側から踏み跡が現れた。どうやら登山道入口は別にあるようだった。
尾根の先端部に到ると何の用途か民家のような建物があった。谷の源頭のピークからは展望が得られ雲に頭を隠した北丹沢の大室山(1,588m)が見えた。北東に少し行くと飯綱神社が鎮座していた。源頭ピークに戻り稜線を進んでP414に達した南東方向に進路を変え大鐘への分岐に飛び出した。更に明瞭な道となって峰山(570m)に到った。古峯神社があり、檜洞丸(1600m)、大室山(1588m)、加入道山(1418m)など北丹沢の山々が望めた。
南尾根は丸太風のコンクリート階段がしつこく続き、階段が終わったところで小舟への下山路が左に分岐した。西側の綱子への下山路等道標がしっかりしていた。送電鉄塔に達すると展望が開け笹尾根の景信山(727m)、城山(670m)等が望めた。菅井集落に下り立ち東に向かうと郷土の歴史を伝える案内板が至るところにある。今から向かう尾崎城の遺構に纏わるものらしい。
P376地点の椚戸(くぬぎと)跡は大手に当たる場所なのか? 庭の手入れの行き届いた民家の横を通り登山道にを進んで行くと大沢の渡渉部で中央部にトラスを組んだ鉄橋が沢に渡され面白い。縦走路から分岐し稜線を辿ると尾崎城の城廓エリアとなった。嘗ては堀切や縦堀もあったようだが、今では一寸急なただの山となってしまっていた。尾崎原山(おざきっぱらやま536m)山頂は尾崎城の主郭で伏馬田城(ふすまだじょう)の標識があった。菅井集落では「尾崎城」の案内だったが「伏馬田城」の方が一般的なようだ。尾崎掃部助が築城し城主であったことから尾崎城と呼ばれているようだ。天正18年武田勢が攻め込み激戦となり落城したという。
昼食休憩を取って縦走路分岐に戻り石砂山方面の縦走路に踏み出した。途中女性6人のグループとすれ違った。稜線の北側は相模湖CCのコースが広がっていた。東海自然歩道が伏馬田から稜線に上がって来て指導標が更にしっかりした。200m程行くと送電鉄塔に達し、双耳峰の石砂山や峰山(570m)を望むことができた。北上を続け石砂山の鞍部に乗り上がり少し遅れてきた同行者を待って西峰立寄りを提案するが却下され、独りで西峰(572m)に取り付いた。展望はなかったが山頂標識は掲げられていた。急いで鞍部に戻り同行者の後を追い掛け急坂を登り切って石砂山(いしざれやま578)mに到着すると熱い飲み物を飲んで寛いでいた。この山も今回のテーマである藤野15名山の山で双耳峰の姿は美しい。
北北東へと稜線を辿り篠原(しのばら)の集落に下り立った。佐野川橋を渡り長い車道歩きが始まった。篠原川右岸の道から橋を渡って山間部に入り峠に達した頃右手に鉢岡山への踏み跡らしきものが始まった。藪を漕いでいると比較的踏まれている道に出て鉢岡山(460m)山頂に到った。山頂には防災無線の電波塔があり、東側に明瞭な道があったがコンパスの示す方向には僅かに草の隙間があるだけだった。軈て地形図に描かれた道が現れ藪から逃れた。2m弱の広さの道になると何と稜線から転落している車があった。一体どうして此処まで来たのか?
新和田集落に下り立つと1台の車が置かれていた。脇を通り私有地を避け稜線に取付き踏み跡を辿ると杉峠からの縦走路に合流し明瞭な道となった。日蓮(ひづれ)アルプスの山域でまずは最高峰の峰山(423m)に登る。西側から巻き込んでピークに到るが先の方の広場に山頂標識があった。展望は素晴らしく笹尾根の山々や三頭山(1,531m)が望めた。北100mの所に八坂山(420m)があり足を伸ばしたが展望は今一だった。
峰山に戻り、本当のピークにも立ち寄って西南西に進み日蓮アルプスの主峰金剛山に到った。金剛山神社があり展望も良かった。ベンチとテーブルがあり3人の女性が休憩中、「なにで来た」と驚きの声が上がり誰だと思ったら石砂山で出会った男女5人グループの一部の人達だった。登山口から夫々ピストンで登ったそうで、我々が縦走して来たことに驚いたようだ。新和田集落に置かれていた車は彼女達のものだった。
日蓮大橋に向けて北の尾根を下ったが、落ち葉に埋まる急坂で慎重さを要する。登山口に到ると金剛山神社の鳥居があった。通行量の多い県道歩きとなり日蓮大橋を渡り振り返ると日蓮アルプスが望めた。中央線の藤野駅に達し縦走を終えた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する