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Yamareco

記録ID: 2189061
全員に公開
雪山ハイキング
大峰山脈

タチクラ尾〜弥山(2020年厳冬期)

2020年01月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.4km
登り
1,305m
下り
1,295m

コースタイム

日帰り
山行
9:47
休憩
0:58
合計
10:45
6:45
50
7:35
7:45
37
タチクラ尾取付き
8:22
0:00
63
タチクラ尾に乗る
9:25
0:00
50
1453P
10:15
10:30
30
11:00
106
12:46
13:00
13
13:13
0:00
17
弥山・八経ヶ岳の鞍部
13:30
35
14:05
44
14:49
15:00
30
15:30
52
16:22
16:30
60
17:30
0
17:30
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2020年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今冬期ようやく雪のついたと思われる八経ヶ岳を目指してやってきました。
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今冬期ようやく雪のついたと思われる八経ヶ岳を目指してやってきました。
天川村のHPでは309号の冬期通行止めはモジキ谷出合付近〜となっていましたが、実際には大川口まで車で入れました。いいか悪いかは別です。
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天川村のHPでは309号の冬期通行止めはモジキ谷出合付近〜となっていましたが、実際には大川口まで車で入れました。いいか悪いかは別です。
309号のアプローチを短縮するため自転車を持ち込みましたが、吊り橋付近で力尽きて敢え無くデポ。
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309号のアプローチを短縮するため自転車を持ち込みましたが、吊り橋付近で力尽きて敢え無くデポ。
布引谷二俣からみた弥山方面。目的とする場所は遥か彼方です。先行者のトレースはここまで。谷を詰められた模様。
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布引谷二俣からみた弥山方面。目的とする場所は遥か彼方です。先行者のトレースはここまで。谷を詰められた模様。
309号の133と132番の距離標の間付近から取付きました。タチクラ尾の周囲は、ここ以外は崖地形で高いフェンスや山腹工が施されており取付きは困難な状況。
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309号の133と132番の距離標の間付近から取付きました。タチクラ尾の周囲は、ここ以外は崖地形で高いフェンスや山腹工が施されており取付きは困難な状況。
アイゼンをつけて雑木林の中を小尾根沿いに登ります。下部は緩やかでしたが、
アイゼンをつけて雑木林の中を小尾根沿いに登ります。下部は緩やかでしたが、
上部は急傾斜。幹や枝をつかみながら4駆で登りました。
上部は急傾斜。幹や枝をつかみながら4駆で登りました。
取付きから40分弱でタチクラ尾に乗りました。標高1,230m程度の緩傾斜部で合流。下りの場合は、黄色のテープが目印です。
取付きから40分弱でタチクラ尾に乗りました。標高1,230m程度の緩傾斜部で合流。下りの場合は、黄色のテープが目印です。
タチクラ尾は全体的に緩傾斜の尾根で、適度な広さもあり不安なく快適に進めました。右に鉄山を眺めつつ余裕をもって登れました。
タチクラ尾は全体的に緩傾斜の尾根で、適度な広さもあり不安なく快適に進めました。右に鉄山を眺めつつ余裕をもって登れました。
1,300〜1,500mはシャクナゲ帯。下部は疎林で問題なく進めましたが、上に行くほど密生し少々抵抗を感じました。ただし、許容範囲内です。
1,300〜1,500mはシャクナゲ帯。下部は疎林で問題なく進めましたが、上に行くほど密生し少々抵抗を感じました。ただし、許容範囲内です。
尾根には所々進路を阻むよう大岩が乗ってますが、いずれも左右どちらかを容易に巻けました。上を乗り越えたものもありました。
尾根には所々進路を阻むよう大岩が乗ってますが、いずれも左右どちらかを容易に巻けました。上を乗り越えたものもありました。
1,500mより上は針葉樹林帯で、尾根がさらに広く緩やかになります。
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1,500mより上は針葉樹林帯で、尾根がさらに広く緩やかになります。
やがて道標のある弁天の森に出ました。山でなければとても怪しいおじさんです。
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やがて道標のある弁天の森に出ました。山でなければとても怪しいおじさんです。
青い空の下、弥山へ向かいます。まだ先は長いです。
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青い空の下、弥山へ向かいます。まだ先は長いです。
平均的には30cmの積雪ですが、鞍部までは尾根の風上側(写真では右側)の雪が付きにくいところを辿り、かなりの距離のラッセルを回避できました。
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平均的には30cmの積雪ですが、鞍部までは尾根の風上側(写真では右側)の雪が付きにくいところを辿り、かなりの距離のラッセルを回避できました。
聖宝の宿跡付近から先は積雪が深く傾斜が急になります。新雪のラッセルは厳しく、少し歩いては息を整えての繰り返し。
聖宝の宿跡付近から先は積雪が深く傾斜が急になります。新雪のラッセルは厳しく、少し歩いては息を整えての繰り返し。
弥山までも無理かなと思っていたところ、下りのトレースが目につきました。救われました。
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弥山までも無理かなと思っていたところ、下りのトレースが目につきました。救われました。
トレースがあるのとないのでは進行速度や疲労度がえらく違います。
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トレースがあるのとないのでは進行速度や疲労度がえらく違います。
ぐんぐん標高を上げてゆきます。背後の一ノ垰(タワ)、その向こうの大台ヶ原山を見下ろします。
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ぐんぐん標高を上げてゆきます。背後の一ノ垰(タワ)、その向こうの大台ヶ原山を見下ろします。
こちらは大峰北部の主峰群。ひときわ白い頂は山上ヶ岳と思います。
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こちらは大峰北部の主峰群。ひときわ白い頂は山上ヶ岳と思います。
弥山小屋到着。積雪は30〜50cm程度でしょうか。
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弥山小屋到着。積雪は30〜50cm程度でしょうか。
小屋の前の木々の状況
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小屋の前の木々の状況
鳥居の状況。ここから先の狼平方面へはトレースがなく、まっさらな新雪面でした。
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鳥居の状況。ここから先の狼平方面へはトレースがなく、まっさらな新雪面でした。
弥山から八経ヶ岳の眺望。
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弥山から八経ヶ岳の眺望。
弥山小屋を後にして八経ヶ岳に向かいます。
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弥山小屋を後にして八経ヶ岳に向かいます。
鞍部まで下ったものの、山頂往復は時間的に無理と判断し、やむなく撤退を決断しました。
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鞍部まで下ったものの、山頂往復は時間的に無理と判断し、やむなく撤退を決断しました。
行者還岳へと続くなだらかな尾根を見下ろしながら、登ってきた道を戻ります。
行者還岳へと続くなだらかな尾根を見下ろしながら、登ってきた道を戻ります。
往路では気付かなかった理源大師像。雪を払ってお参りしました。
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往路では気付かなかった理源大師像。雪を払ってお参りしました。
風紋がきれい。
ここで奥駆道にお別れしてトンネル西口へ下ります。
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ここで奥駆道にお別れしてトンネル西口へ下ります。
急坂を落ちるように下り一気にトンネル西口に至りました。このシャッターは年に1度上げ下げするだけ?
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急坂を落ちるように下り一気にトンネル西口に至りました。このシャッターは年に1度上げ下げするだけ?
夕日の当たる稲村ヶ岳を見上げながら309号を1時間下りました。暗くなる前に大川口無事到着。途中撤退は正解ということに。
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夕日の当たる稲村ヶ岳を見上げながら309号を1時間下りました。暗くなる前に大川口無事到着。途中撤退は正解ということに。

感想

○目的
・ようやく雪のついた八経ヶ岳を目指ざす。。
・昨年は2月に熊渡から登ったので、今年は別のアプローチ
・先達の皆様のレコを参考に、タチクラ尾からチャレンジ。

○大川口・タチクラ尾までのアプローチ
・公式HPでは309号の冬期通行止めはモジキ谷出合〜となっているが、実際には大川口まで車で入れた。
・モジキ谷出合より先は路面に積雪あり。ただし、轍部は路面。
・大川口のゲートより先は数cmの積雪。標高が上がるにつれて多くなり、タチクラ尾取付き付近は10cm程度。
・トンネル西口付近(下山後確認)は10〜20cm程度の積雪
・先行者1、2名のトレースがあるものの、いずれも聖宝谷?方面に上っている模様。
・そこから先、トンネル西口方面はトレース(先行者)なし。

○タチクラ尾〜弁天の森
・309号の133と132番の距離標の間付近から取付いた。
・タチクラ尾は、ここ以外は崖地形で高いフェンスや山腹工が施されており取付きは困難。
・アイゼンをつけて雑木林の中を小尾根沿いに登る。下部は緩やかだが上部は急傾斜。木や根をつかみながら4駆で登る。
・小尾根の上部には所々黄色いテープがつけられている。
・取付きから40分弱でタチクラ尾に乗った。標高1,230m程度の緩傾斜部で合流と思われる。
・積雪は20〜30cm程度。
・タチクラ尾は全体的に緩傾斜の尾根で、適度な広さもあり不安なく快適に進めた。
・1,300〜1,500mはシャクナゲ帯である。下部は疎林で問題なく進めたが、上に行くほど密生し少々抵抗を感じた。
・尾根には所々進路を阻むよう大岩乗っているが、いずれも左右どちらかを容易に巻けた。
・1,500mより上は針葉樹林帯で、尾根がさらに広く緩やかになる。やがて道標のある弁天の森に出る。

○弁天の森〜弥山
・弁天の森(1,600m)は広い山頂。休憩適地。
・ここから1,532Pまではなだらかな下り。
・平均的には30cmの積雪だが、窪地の深いところは50cm以上。
・尾根の風上側(北側)の雪が付きにくいところを辿りつつ進み、かなりの距離のラッセルを回避できた。
・1,532Pから先は上り。聖宝の宿跡付近から先は積雪が深く傾斜が急になる。ここから先はラッセルは避けられず。
・弥山までも無理かなと思っていたところ、(おそらく下りの)トレースが目についた。救われた瞬間。そののちは山頂までトレースを辿った。
・弥山山頂付近の積雪は30〜50cmといったところ。この時期にしてはおそらく過少。
・弥山山頂で小休したのちに八経ヶ岳を目指し鞍部まで下ったものの、山頂往復は時間的に無理と判断しやむなく撤退を決断(遅くとも14時には弥山を下山開始と決めてたので)。

○弥山〜トンネル西口
・弁天の森までは登山時のトレースを辿る。
・そこから先はトレースなしの新雪。緩やかに東に延びる縦走路を再びラッセル。
・トンネル西口への分岐からは北に向けて急峻な尾根を下る。
・アイゼンが木の根や岩に引っかかって危険を感じたので外して下った。
・下部で尾根筋がやや左にそれていた。
・トンネル西口からは309号を1時間ほど下って大川口に至る。暗くなるまでに戻れてよかった。途中撤退は正解と解釈。


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