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Yamareco

記録ID: 2289142
全員に公開
山滑走
志賀・草津・四阿山・浅間

岩菅山・裏岩菅山BC

2020年04月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
15.1km
登り
1,040m
下り
1,042m

コースタイム

日帰り
山行
8:31
休憩
2:30
合計
11:01
4:47
22
旧道・除雪終了地点(1,590m)
5:09
5:19
188
尾根取付・13号カーブ(1,550m)
8:27
8:45
88
10:13
11:01
61
12:02
12:47
111
14:38
15:07
41
尾根取付・13号カーブ(1,550m)
15:48
旧道・除雪終了地点(1,590m)
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
志賀高原、一ノ瀬地区の北で分岐する旧道へ入り、除雪最終地点の道路脇スペースに駐車しました。(数台程度)
コース状況/
危険箇所等
岩菅山へ直登する尾根はバリルートのため、指導標やマーキングはありません。
地形図、コンパス、GPS等の携行が必要です。
その他周辺情報 直帰しました。
4:46 除雪最終地点(1,590m)出発

20年ぶり!?に志賀高原にやってきました。
今までバスでしか来たことがなく、自分で運転してくるのは初めてでした。

2、3日前?に少し積雪があった模様。軽くクラストしていました。
4月ということもあって、志賀高原でも冷え込みは弱いです。

尾根の取付きである13号カーブに向かって微妙に下り。
これは下山後にしんどいパターンです…。

5:09 13号カーブ(1,550m)到着

もう薄ら明るくなってきました。春は早朝に行動しやすい時期で好きなのです。
4:46 除雪最終地点(1,590m)出発

20年ぶり!?に志賀高原にやってきました。
今までバスでしか来たことがなく、自分で運転してくるのは初めてでした。

2、3日前?に少し積雪があった模様。軽くクラストしていました。
4月ということもあって、志賀高原でも冷え込みは弱いです。

尾根の取付きである13号カーブに向かって微妙に下り。
これは下山後にしんどいパターンです…。

5:09 13号カーブ(1,550m)到着

もう薄ら明るくなってきました。春は早朝に行動しやすい時期で好きなのです。
5:19 13号カーブ出発

ここで旧道を離れて眼前の尾根に取付きます。
急斜面は固い古い雪に新雪が薄く乗ってるだけでシールが利きません!
できるだけ緩いところを選んで登ります。

少し登ると尾根の形状が明確に、そして緩くなってきます。

焼額山が近いということで、ここまで稼働中のピステンの音がよく聞こえてきます。
今日はゲレンデでのスキーも気持ち良いでしょうね。
1
5:19 13号カーブ出発

ここで旧道を離れて眼前の尾根に取付きます。
急斜面は固い古い雪に新雪が薄く乗ってるだけでシールが利きません!
できるだけ緩いところを選んで登ります。

少し登ると尾根の形状が明確に、そして緩くなってきます。

焼額山が近いということで、ここまで稼働中のピステンの音がよく聞こえてきます。
今日はゲレンデでのスキーも気持ち良いでしょうね。
5:50 1693m標高点ピーク

滑落しそうな固い雪面のトラバースを避けてピークを越えます。
疎らな木々の向こうには目指す岩菅山。まだまだ遠い。


5:50 1693m標高点ピーク

滑落しそうな固い雪面のトラバースを避けてピークを越えます。
疎らな木々の向こうには目指す岩菅山。まだまだ遠い。


1,693m標高点ピークを経由し、より傾斜が緩そうな東隣の支尾根を登ろうと迂回していきました。
吹き溜まりなどでは時々新雪を踏むようになってきました。
1,693m標高点ピークを経由し、より傾斜が緩そうな東隣の支尾根を登ろうと迂回していきました。
吹き溜まりなどでは時々新雪を踏むようになってきました。
迂回した尾根からすぐに主尾根に合流。
標高を上げてきて、積雪はやや増えてきました。
スキーで新雪を進む感触はやはり気持ち良いものです♪
迂回した尾根からすぐに主尾根に合流。
標高を上げてきて、積雪はやや増えてきました。
スキーで新雪を進む感触はやはり気持ち良いものです♪
6:40 1,900mの展望地

再び視界が開けると、少し近付いてきた岩菅山。
しかし山頂直下の急登も目立ってきます。気合が必要なのは見た目にも分かります。
6:40 1,900mの展望地

再び視界が開けると、少し近付いてきた岩菅山。
しかし山頂直下の急登も目立ってきます。気合が必要なのは見た目にも分かります。
次第に傾斜を増してくる尾根。ところどころ新雪が薄くてシールが滑ります。
この先は等高線の間隔は狭まる一方なので、できるだけ平らなところを選んでクトーを装着。
次第に傾斜を増してくる尾根。ところどころ新雪が薄くてシールが滑ります。
この先は等高線の間隔は狭まる一方なので、できるだけ平らなところを選んでクトーを装着。
7:40 密林の急登

見上げるばかりの急登。できるだけ木の間隔の広いところでジグを切って登っていきます。
ポールよりも木を掴んで身体を引っ張り上げる場面が多いです。まるでジャングルジムを登ってるようでした。
7:40 密林の急登

見上げるばかりの急登。できるだけ木の間隔の広いところでジグを切って登っていきます。
ポールよりも木を掴んで身体を引っ張り上げる場面が多いです。まるでジャングルジムを登ってるようでした。
8:05 密林を脱出

密林での格闘を終え、ようやく開けてきました!
固い雪面にクトーの刃をしっかり利かせて、急登を越えていきます。
2
8:05 密林を脱出

密林での格闘を終え、ようやく開けてきました!
固い雪面にクトーの刃をしっかり利かせて、急登を越えていきます。
ようやく山頂直下の疎林帯へ出ました!
強風で雪が飛ばされるのか、この辺りの新雪もごく薄いです。
2
ようやく山頂直下の疎林帯へ出ました!
強風で雪が飛ばされるのか、この辺りの新雪もごく薄いです。
急登を頑張ったご褒美はこの志賀高原の絶景!
東館山から寺子屋峰を越えて岩菅山へ続く稜線もいずれ歩いてみたい。
奥にはスキー場内としては最高峰の横手山。更に奥には浅間辺りまでうっすら霞んで見えました。
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急登を頑張ったご褒美はこの志賀高原の絶景!
東館山から寺子屋峰を越えて岩菅山へ続く稜線もいずれ歩いてみたい。
奥にはスキー場内としては最高峰の横手山。更に奥には浅間辺りまでうっすら霞んで見えました。
初めて見る角度で焼額山スキー場。その左側には一ノ瀬ダイヤモンドスキー場。
かつて志賀高原の全リフトに乗ったので、全部のゲレンデを覚えてます。
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初めて見る角度で焼額山スキー場。その左側には一ノ瀬ダイヤモンドスキー場。
かつて志賀高原の全リフトに乗ったので、全部のゲレンデを覚えてます。
あと少し、あと少し・・。もう頂上が見える。もう少し、もう少し!
1
あと少し、あと少し・・。もう頂上が見える。もう少し、もう少し!
8:27 岩菅山山頂(2,295m)到着!

着きました!
祠の屋根など一部を除いて、全てのものが雪に埋まった山頂!
雪不足の山が多い中で、志賀高原だけはやはり別格でした。

更に北にはこのあと向かう裏岩菅山が見えています。
13号カーブに始まる3時間余の登りの後だし、稜線歩きの前に一息入れていきます。
天気は最高ですが、風はけっこう冷たいです。
2
8:27 岩菅山山頂(2,295m)到着!

着きました!
祠の屋根など一部を除いて、全てのものが雪に埋まった山頂!
雪不足の山が多い中で、志賀高原だけはやはり別格でした。

更に北にはこのあと向かう裏岩菅山が見えています。
13号カーブに始まる3時間余の登りの後だし、稜線歩きの前に一息入れていきます。
天気は最高ですが、風はけっこう冷たいです。
遠望は霞んであまり見えませんが春らしい眺望です。
志賀高原を見とおしているのに、ゲレンデがあまり見えていません。
志賀高原は自分が思っていた以上に手付かずの自然が残されたところと感じました。
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遠望は霞んであまり見えませんが春らしい眺望です。
志賀高原を見とおしているのに、ゲレンデがあまり見えていません。
志賀高原は自分が思っていた以上に手付かずの自然が残されたところと感じました。
あおいとひなたも岩菅山に登頂です。
山名標は殆ど埋まっています。

(#ヤマノススメ)
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あおいとひなたも岩菅山に登頂です。
山名標は殆ど埋まっています。

(#ヤマノススメ)
思い出の谷川岳も見えるかな?
思い出の谷川岳も見えるかな?
8:46 岩菅山山頂出発

いよいよ待望の稜線へ向かいます。最初はいきなり痩せ尾根から始まります。
この先の状況が読めないので、クトーは装着したまま出発しました。
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8:46 岩菅山山頂出発

いよいよ待望の稜線へ向かいます。最初はいきなり痩せ尾根から始まります。
この先の状況が読めないので、クトーは装着したまま出発しました。
思わず歓声を上げてしまう裏岩菅山へ続く白い稜線!

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思わず歓声を上げてしまう裏岩菅山へ続く白い稜線!

少し下ると尾根は広がって、滑っていけるようになりました。
クトーを付けたままのシール滑走はなかなか難しい。
2
少し下ると尾根は広がって、滑っていけるようになりました。
クトーを付けたままのシール滑走はなかなか難しい。
波打つ稜線。雪庇はありませんでした。踏みつけていくには勿体ない自然の造形。
スキーが刺さらないように慎重に進みます。
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波打つ稜線。雪庇はありませんでした。踏みつけていくには勿体ない自然の造形。
スキーが刺さらないように慎重に進みます。
9:03 2,270mピーク(切明・裏岩菅の指導標)

少し登り返して等高線の閉じた2,270mピーク。
切明がどこのことなのか分かりませんでしたが、帰宅後に改めて山と高原地図を見ると、この稜線の遥か先にある地名でした。
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9:03 2,270mピーク(切明・裏岩菅の指導標)

少し登り返して等高線の閉じた2,270mピーク。
切明がどこのことなのか分かりませんでしたが、帰宅後に改めて山と高原地図を見ると、この稜線の遥か先にある地名でした。
稜線の真横には焼額山スキー場。自分が最後にあそこを滑ってから20年経ちました。
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稜線の真横には焼額山スキー場。自分が最後にあそこを滑ってから20年経ちました。
この辺りは高低差も少なく快適な稜線歩き。
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この辺りは高低差も少なく快適な稜線歩き。
アップダウンが多くて滑り重視ならお薦めできないですが、これはこれで自分は好きです。
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アップダウンが多くて滑り重視ならお薦めできないですが、これはこれで自分は好きです。
9:28 2,280m

40mの登りを終えると、裏岩菅山がかなり近付いてきます。
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9:28 2,280m

40mの登りを終えると、裏岩菅山がかなり近付いてきます。
疎林帯の間を縫って登っていきます。
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疎林帯の間を縫って登っていきます。
9:48 2,320m

岩菅山を出発してはや1時間。アップダウンを繰り返すので、けっこう遠いです。
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9:48 2,320m

岩菅山を出発してはや1時間。アップダウンを繰り返すので、けっこう遠いです。
かなり遠くなった岩菅山。滑走の快感はないけど、縦走の醍醐味は得られます。
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かなり遠くなった岩菅山。滑走の快感はないけど、縦走の醍醐味は得られます。
9:56 2337m標高点

裏岩菅山の広い頂上部に辿り着きました。
頂上台地の北端にちょこんと見えているのが山頂。
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9:56 2337m標高点

裏岩菅山の広い頂上部に辿り着きました。
頂上台地の北端にちょこんと見えているのが山頂。
あと少し、あと少し…。
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あと少し、あと少し…。
10:13 裏岩菅山山頂(2,341m)到着!!

やっと着きました!
岩菅山から1時間半の稜線歩き。ずいぶん掛かった気がします。
スキーでの稜線踏破。ツアースキーの醍醐味は充分ありました!
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10:13 裏岩菅山山頂(2,341m)到着!!

やっと着きました!
岩菅山から1時間半の稜線歩き。ずいぶん掛かった気がします。
スキーでの稜線踏破。ツアースキーの醍醐味は充分ありました!
岩菅山より少し奥志賀側から焼額を眺めています。
山スキーで下山後、時間があればゲレンデを滑るのも悪くないかも。
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岩菅山より少し奥志賀側から焼額を眺めています。
山スキーで下山後、時間があればゲレンデを滑るのも悪くないかも。
なおも続く稜線。烏帽子岳の眺望が素晴らしいものでした!
夏にこの稜線をぜひ歩いてみたいです。

奥志賀側から山スキーヤーの方が登ってこられました。
志賀高原にはまだまだ雪があるし、自分もいろんなところを滑ってみたいです。
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なおも続く稜線。烏帽子岳の眺望が素晴らしいものでした!
夏にこの稜線をぜひ歩いてみたいです。

奥志賀側から山スキーヤーの方が登ってこられました。
志賀高原にはまだまだ雪があるし、自分もいろんなところを滑ってみたいです。
11:01 裏岩菅山山頂出発

約50分の滞在で裏岩菅山を後にしました。
岩菅山まではまたアップダウンを越えていくので気合を入れ直します。
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11:01 裏岩菅山山頂出発

約50分の滞在で裏岩菅山を後にしました。
岩菅山まではまたアップダウンを越えていくので気合を入れ直します。
稜線の状況を掴めたので、復路はクトーを外しています。
滑れるところもないわけではないけど、換装するほどでもないかな。
地味な下りはシール滑走でいきます。
右外足のターンで腰が回りやすいのも、基礎スキーの経験で分かってます。
頭で分かってても体のクセはそうそう治るものではありません。
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稜線の状況を掴めたので、復路はクトーを外しています。
滑れるところもないわけではないけど、換装するほどでもないかな。
地味な下りはシール滑走でいきます。
右外足のターンで腰が回りやすいのも、基礎スキーの経験で分かってます。
頭で分かってても体のクセはそうそう治るものではありません。
復路のほうが下りが増えるので、だいぶ所要時間は短くなります。
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復路のほうが下りが増えるので、だいぶ所要時間は短くなります。
右奥の丸い山頂が岩菅山。このあといくつか登り返しが待っています。
この頃、だいぶ雪が重くなってきて、余分に脚力を使ってる感じがします。シールのワックスも付けた方がいいかな。
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右奥の丸い山頂が岩菅山。このあといくつか登り返しが待っています。
この頃、だいぶ雪が重くなってきて、余分に脚力を使ってる感じがします。シールのワックスも付けた方がいいかな。
切明・裏岩菅の指導標のあるミニピークまで引き返してきました。
ここへの登り返しは短いけどかなりの急坂。でも雪が緩んだおかげでシールだけで登れました。
あとは岩菅山への登り返しを残すのみ。
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切明・裏岩菅の指導標のあるミニピークまで引き返してきました。
ここへの登り返しは短いけどかなりの急坂。でも雪が緩んだおかげでシールだけで登れました。
あとは岩菅山への登り返しを残すのみ。
まもなく岩菅山山頂。ピストンしてきた魅惑の稜線を振り返ります!昼時の順光に照らされて、よりきれいに見えてます。
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まもなく岩菅山山頂。ピストンしてきた魅惑の稜線を振り返ります!昼時の順光に照らされて、よりきれいに見えてます。
12:02 岩菅山山頂(2,295m)到着

痩せ尾根を慎重に登って、岩菅山山頂まで戻ってきました。
昼時なのに誰も居らず、今日岩菅山に入ってるのは自分だけということがほぼ確定。

稜線のピストンで乱れた息を整えつつ、ようやくの滑降準備に入ります。
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12:02 岩菅山山頂(2,295m)到着

痩せ尾根を慎重に登って、岩菅山山頂まで戻ってきました。
昼時なのに誰も居らず、今日岩菅山に入ってるのは自分だけということがほぼ確定。

稜線のピストンで乱れた息を整えつつ、ようやくの滑降準備に入ります。
踏んできた裏岩菅山を振り返ります。
昼時になって風がやや強くなり、次第に雲が沸き始めました。
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踏んできた裏岩菅山を振り返ります。
昼時になって風がやや強くなり、次第に雲が沸き始めました。
風に飛ばされないように気を付けてシールを剥がして滑降準備完了!
岩菅山、良い山です。今度は夏にも登りたい。


12:49 岩菅山山頂出発。滑降開始!
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風に飛ばされないように気を付けてシールを剥がして滑降準備完了!
岩菅山、良い山です。今度は夏にも登りたい。


12:49 岩菅山山頂出発。滑降開始!
岩菅山山頂直下の疎林帯では程好く雪が緩んで、まずまずの滑り心地でした。
微妙な斜度変化と疎らながら木があるので、ほぼシュテムターンで安全第一で下ります。
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岩菅山山頂直下の疎林帯では程好く雪が緩んで、まずまずの滑り心地でした。
微妙な斜度変化と疎らながら木があるので、ほぼシュテムターンで安全第一で下ります。
短いながらも疎林帯の滑降はなかなか良かった!

朝方の自分の登りのトレースを目印にして密林帯へと入っていきます。
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短いながらも疎林帯の滑降はなかなか良かった!

朝方の自分の登りのトレースを目印にして密林帯へと入っていきます。
核心部の密林帯の下降へ。
ここはもちろん滑降どころではなく、横滑りやキックターンを繰り返し、
どうにかこうにか下りていきます。
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核心部の密林帯の下降へ。
ここはもちろん滑降どころではなく、横滑りやキックターンを繰り返し、
どうにかこうにか下りていきます。
13:25 密林帯をどうにかこうにか突破

徐々に斜度は緩く、そして木の密度もマシになってきました。
ほぼプルークボーゲンで下りていきます。
13:25 密林帯をどうにかこうにか突破

徐々に斜度は緩く、そして木の密度もマシになってきました。
ほぼプルークボーゲンで下りていきます。
自分の登りのトレース、時々GPSも確認しつつ下りていきます。
自分の登りのトレース、時々GPSも確認しつつ下りていきます。
13:58 1,900mの展望地

下り始めの密林帯の突破に少し時間が掛かりましたが、それでもやはり下りは速い。
先程まで居た岩菅山をだいぶ見上げるようになってきました。
13:58 1,900mの展望地

下り始めの密林帯の突破に少し時間が掛かりましたが、それでもやはり下りは速い。
先程まで居た岩菅山をだいぶ見上げるようになってきました。
14:13 登山口へ続く沢筋を滑降

登りで迂回しつつ登った緩めの尾根、本来の直登する尾根との間の谷へと入りました。
この谷は登ってきた尾根を横断する以外、ほぼ登山口へ下降するので、ルートを外す心配なく滑降を楽しめるでしょう。
14:13 登山口へ続く沢筋を滑降

登りで迂回しつつ登った緩めの尾根、本来の直登する尾根との間の谷へと入りました。
この谷は登ってきた尾根を横断する以外、ほぼ登山口へ下降するので、ルートを外す心配なく滑降を楽しめるでしょう。
今日の行程で最も楽しく滑降できた谷です!
雪は重いけど気持ち良かった♪
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今日の行程で最も楽しく滑降できた谷です!
雪は重いけど気持ち良かった♪
谷筋に沿って滑ってきた自分のシュプールを振り返ります。
谷筋に沿って滑ってきた自分のシュプールを振り返ります。
たおやかに波打つ谷をゆったり滑りました。
たおやかに波打つ谷をゆったり滑りました。
14:30 登路の尾根を乗越し、下流側の沢左岸へ

滑ってきた勢いを殺さず、登りで通過した尾根に乗り上げました。
1,693m標高点ピークを西側に見て、下流側の谷の様子を伺いました。
でもけっこう深くVの字に掘れた谷で、左岸をトラバースして下りていくことにしました。
14:30 登路の尾根を乗越し、下流側の沢左岸へ

滑ってきた勢いを殺さず、登りで通過した尾根に乗り上げました。
1,693m標高点ピークを西側に見て、下流側の谷の様子を伺いました。
でもけっこう深くVの字に掘れた谷で、左岸をトラバースして下りていくことにしました。
あっという間に旧道が見えてきました!
あっという間に旧道が見えてきました!
14:38 13号カーブに下り立つ

登りで取付いた13号カーブ標識の少し北側に下りました。
ワープしたかのような下降で、スキーの機動力を改めて実感。
14:38 13号カーブに下り立つ

登りで取付いた13号カーブ標識の少し北側に下りました。
ワープしたかのような下降で、スキーの機動力を改めて実感。
雪の下に遊歩道でもあるのか、案内板が半分出ています。

これで下山ならいいけど、ここでシールを貼らなければいけません。
雪の下に遊歩道でもあるのか、案内板が半分出ています。

これで下山ならいいけど、ここでシールを貼らなければいけません。
15:08 旧道をシール登行開始

最後に残ったシール登行を始めます。
除雪最終地点までの標高差は40mほどなのですが、一番疲れたタイミングでの登りなので先が思いやられます。
15:08 旧道をシール登行開始

最後に残ったシール登行を始めます。
除雪最終地点までの標高差は40mほどなのですが、一番疲れたタイミングでの登りなので先が思いやられます。
13号カーブのほうを振り返ると、岩菅山がよく見えています。
今日はこれで見納め。
13号カーブのほうを振り返ると、岩菅山がよく見えています。
今日はこれで見納め。
聖平登山口(1,570m)

夏道はまだまだ深い雪の下です。
聖平登山口(1,570m)

夏道はまだまだ深い雪の下です。
暖かい西日に包まれ、気持ち良いを通り越して暑くなってきました。
旧道の雪はたっぷり水気を含んだ重い雪で、とにかく脚が疲れました。
暖かい西日に包まれ、気持ち良いを通り越して暑くなってきました。
旧道の雪はたっぷり水気を含んだ重い雪で、とにかく脚が疲れました。
早朝はなかったクロスカントリースキーのトレースを使わせてもらいました。
でも山スキーとは全く幅が違うので、トレースを辿って楽になったかというと微妙でした。
早朝はなかったクロスカントリースキーのトレースを使わせてもらいました。
でも山スキーとは全く幅が違うので、トレースを辿って楽になったかというと微妙でした。
やっとこさ、ゴールの除雪最終地点。目印のピステンが見えてきました。長かった…。
やっとこさ、ゴールの除雪最終地点。目印のピステンが見えてきました。長かった…。
15:48 旧道、除雪最終地点(1,590m)到着!

お疲れさまでした!
張り紙のとおり、ここはクロスカントリースキーのコースになっているようです。
山スキーもゲレンデ用に比べたら軽いけど、細身のクロスカントリースキーのほうが更に軽く作られています。
15:48 旧道、除雪最終地点(1,590m)到着!

お疲れさまでした!
張り紙のとおり、ここはクロスカントリースキーのコースになっているようです。
山スキーもゲレンデ用に比べたら軽いけど、細身のクロスカントリースキーのほうが更に軽く作られています。
約11時間の山行を無事に終えました。
早朝の旧道は雪道でしたが、昼間の陽気でだいぶ融けています。

充実した疲れと余韻に包まれて、志賀高原から帰途に就きました。
1
約11時間の山行を無事に終えました。
早朝の旧道は雪道でしたが、昼間の陽気でだいぶ融けています。

充実した疲れと余韻に包まれて、志賀高原から帰途に就きました。

装備

個人装備
山スキー ポール スキーアイゼン ブーツ 携帯用ワックス 携帯用ブラシ 長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン スキー用靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 薄手のビーニー ザック わかん 12本爪アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) 山と高原地図 コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 無線免許 局免 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ゴーグル タオル カメラ 交換レンズ 三脚 ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

今冬はどこの山も例年より雪が少ない。この時期、まだ雪がありそうなところはないかといろいろ検討したら、近場の志賀高原があるではないかと気付きました。
岩菅山から裏岩菅山の稜線も以前から歩いてみたかったし、前回の乗鞍のような豪快な斜面はないけど行ってみようと思いました。

志賀高原はなんと20年ぶりで、過去に高校の修学旅行も含めて何度か関西発の夜行バスで来ている思い出の地。
まさか日帰りの山スキーで来る日がやってくるとは、人生どう転ぶか分からない。
出会ったのが山スキーヤーただ一人という静かな行程で、岩菅山と向き合っている時間はとても感慨深いものでした。

志賀高原という一大スキーエリアにありながら、岩菅山は本来の自然の姿を留めた貴重な存在。
バリルートの尾根で登り、誰も踏んでいない稜線を進む。
岩菅山の魅力にどっぷりとハマった一日となりました。
今後とも志賀高原は時折通うところになりそうです。

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コメント

摩耶山さん歩です。おはようございます。
長野市から 志賀高原は近いのですね!
地図で再確認でした。
信州はまだまだ雪がありますね。
充実のバックカントリーになられたようですね。
(⌒∇⌒)
個人装備をあらためて じっくり拝見。
すごいですね。ワックス ブラシ わかん スキーアイゼン
12本アイゼン、
ストックは当然でしょうが ピッケルも、
GPSに無線機も持参されておられるんですね。
さらに カメラ 三脚 交換レンズ!
靴は 山スキー用の靴で 歩くわけですね?
バックカントリーがよくわかっていません。
すみません。
以前滑られた 山々を改めて眺める スキー登山だったようですね。
裏岩菅山へのすばらしい 白い稜線。
今年はお目にかかれなかった、武奈ケ岳 西南陵を
思ってしまいました。
アップダウンが多く 岩菅山までは 下りも登りがあるようでしたね。
岩菅山からは 気持ちよく滑って下られたようで。
醍醐味を味合われたかしら?

下調べが登山よりも 詳しくいりそう。
仕事の都合を合わされ 装備準備 
車で現地にと
なかなか準備が大変かと思います。

シェアーをありがとうございました。
(⌒∇⌒)
2020/4/6 7:57
Re: 摩耶山さん歩です。おはようございます。
こんばんは、mayasanpoさん。
さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます!

志賀高原はだいたい1時間くらいで着きます。
かつてバスで行ってた時は随分遠いところと感じましたが、自分で運転すると近く思えますね。
近くの菅平、黒姫、飯縄などは雪が少ないのに、志賀高原はしっかり雪があります。
それほど標高も変わらないし、距離的には近いのにこれだけ積雪に違いがあるのかと驚きました。

山スキーのブーツですが、見た目にはゲレンデ用とあまり変わらないです。
でも本当に軽いですし、歩行モードの時には足首を動かしやすくできます。
山スキーといっても、登りでは雪山登山と基本は同じと思います。
いろんな場面を想定して、12本爪アイゼンやピッケル、ワカンを携行しています。

大きく違うのはやはり下りで、スキーならではの圧倒的な機動力です。
滑走が大きな楽しみでもありますが、あまりに移動スピードが大きいため、
ひとたびルートを外すと登り返すのが大変で場合によっては遭難に直結します。

引越前にTokiwaさんにお薦めいただいた装備であるGPSと無線機ですが、
山スキーの山行時には特に心強い存在になっています。
これに加えて毎回地形図とコンパス、出版されている山域であれば山と高原地図も併用します。
ご推察のとおり、下調べでは本当に入念に調べ尽くしています。
自分は常に単独行なので、リスク管理をし過ぎるということはないと思います。

20年ぶりの志賀高原だったので、本当に懐かしかったです。
ゲレンデスキーで訪れた前回はまだまだ若かった…。

今回の山行では特に楽しみだった稜線歩き。素晴らしかったです。
実は自分も武奈ヶ岳と西南稜に雰囲気が似ているなと一目見て感じました!
(自分は実際に積雪期の武奈ヶ岳は登ったことはありませんが…)

見通しの利きにくい樹林帯での滑降では小まめに現在位置を確認しながらですが、
今回は登山口まで導いてくれる沢があったのでけっこう長い距離を滑り繋げました。
自分で良い斜面を見つけた時は本当に嬉しかったです!

今回も本当にありがとうございました!
2020/4/6 22:24
志賀高原
私も志賀高原の全リフト・ロープウェイを乗るスタンプラリー
2日とちょっとで全部乗りました。
重複しない様に考えながら・・
木戸池温泉スキー場が飛び地だったので最後の日に行きました。
この頃は15年ほど山歩きは休眠中でした。
2020/4/8 20:57
Re: 志賀高原
hino_yamaさん、ご覧いただきましてありがとうございます!
志賀高原の全リフト、ロープウェイ乗車、楽しいですよね。
木戸池スキー場、懐かしいです。1本のリフトが一つの丘を越えるように架かってますね。
こじんまりしてますがプライベートゲレンデみたいでした。

hino_yamaさんにも山歩きを休まれてる時があったんですね。
自分は登山歴よりスキー歴のほうがまだ長いんです。
本当に上達しないのに諦めずよく頑張って練習してました。
2020/4/8 22:11
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