記録ID: 2289142
全員に公開
山滑走
志賀・草津・四阿山・浅間
岩菅山・裏岩菅山BC
2020年04月04日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,042m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩菅山へ直登する尾根はバリルートのため、指導標やマーキングはありません。 地形図、コンパス、GPS等の携行が必要です。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
4:46 除雪最終地点(1,590m)出発
20年ぶり!?に志賀高原にやってきました。
今までバスでしか来たことがなく、自分で運転してくるのは初めてでした。
2、3日前?に少し積雪があった模様。軽くクラストしていました。
4月ということもあって、志賀高原でも冷え込みは弱いです。
尾根の取付きである13号カーブに向かって微妙に下り。
これは下山後にしんどいパターンです…。
5:09 13号カーブ(1,550m)到着
もう薄ら明るくなってきました。春は早朝に行動しやすい時期で好きなのです。
20年ぶり!?に志賀高原にやってきました。
今までバスでしか来たことがなく、自分で運転してくるのは初めてでした。
2、3日前?に少し積雪があった模様。軽くクラストしていました。
4月ということもあって、志賀高原でも冷え込みは弱いです。
尾根の取付きである13号カーブに向かって微妙に下り。
これは下山後にしんどいパターンです…。
5:09 13号カーブ(1,550m)到着
もう薄ら明るくなってきました。春は早朝に行動しやすい時期で好きなのです。
5:19 13号カーブ出発
ここで旧道を離れて眼前の尾根に取付きます。
急斜面は固い古い雪に新雪が薄く乗ってるだけでシールが利きません!
できるだけ緩いところを選んで登ります。
少し登ると尾根の形状が明確に、そして緩くなってきます。
焼額山が近いということで、ここまで稼働中のピステンの音がよく聞こえてきます。
今日はゲレンデでのスキーも気持ち良いでしょうね。
ここで旧道を離れて眼前の尾根に取付きます。
急斜面は固い古い雪に新雪が薄く乗ってるだけでシールが利きません!
できるだけ緩いところを選んで登ります。
少し登ると尾根の形状が明確に、そして緩くなってきます。
焼額山が近いということで、ここまで稼働中のピステンの音がよく聞こえてきます。
今日はゲレンデでのスキーも気持ち良いでしょうね。
7:40 密林の急登
見上げるばかりの急登。できるだけ木の間隔の広いところでジグを切って登っていきます。
ポールよりも木を掴んで身体を引っ張り上げる場面が多いです。まるでジャングルジムを登ってるようでした。
見上げるばかりの急登。できるだけ木の間隔の広いところでジグを切って登っていきます。
ポールよりも木を掴んで身体を引っ張り上げる場面が多いです。まるでジャングルジムを登ってるようでした。
8:27 岩菅山山頂(2,295m)到着!
着きました!
祠の屋根など一部を除いて、全てのものが雪に埋まった山頂!
雪不足の山が多い中で、志賀高原だけはやはり別格でした。
更に北にはこのあと向かう裏岩菅山が見えています。
13号カーブに始まる3時間余の登りの後だし、稜線歩きの前に一息入れていきます。
天気は最高ですが、風はけっこう冷たいです。
着きました!
祠の屋根など一部を除いて、全てのものが雪に埋まった山頂!
雪不足の山が多い中で、志賀高原だけはやはり別格でした。
更に北にはこのあと向かう裏岩菅山が見えています。
13号カーブに始まる3時間余の登りの後だし、稜線歩きの前に一息入れていきます。
天気は最高ですが、風はけっこう冷たいです。
9:03 2,270mピーク(切明・裏岩菅の指導標)
少し登り返して等高線の閉じた2,270mピーク。
切明がどこのことなのか分かりませんでしたが、帰宅後に改めて山と高原地図を見ると、この稜線の遥か先にある地名でした。
少し登り返して等高線の閉じた2,270mピーク。
切明がどこのことなのか分かりませんでしたが、帰宅後に改めて山と高原地図を見ると、この稜線の遥か先にある地名でした。
なおも続く稜線。烏帽子岳の眺望が素晴らしいものでした!
夏にこの稜線をぜひ歩いてみたいです。
奥志賀側から山スキーヤーの方が登ってこられました。
志賀高原にはまだまだ雪があるし、自分もいろんなところを滑ってみたいです。
夏にこの稜線をぜひ歩いてみたいです。
奥志賀側から山スキーヤーの方が登ってこられました。
志賀高原にはまだまだ雪があるし、自分もいろんなところを滑ってみたいです。
稜線の状況を掴めたので、復路はクトーを外しています。
滑れるところもないわけではないけど、換装するほどでもないかな。
地味な下りはシール滑走でいきます。
右外足のターンで腰が回りやすいのも、基礎スキーの経験で分かってます。
頭で分かってても体のクセはそうそう治るものではありません。
滑れるところもないわけではないけど、換装するほどでもないかな。
地味な下りはシール滑走でいきます。
右外足のターンで腰が回りやすいのも、基礎スキーの経験で分かってます。
頭で分かってても体のクセはそうそう治るものではありません。
12:02 岩菅山山頂(2,295m)到着
痩せ尾根を慎重に登って、岩菅山山頂まで戻ってきました。
昼時なのに誰も居らず、今日岩菅山に入ってるのは自分だけということがほぼ確定。
稜線のピストンで乱れた息を整えつつ、ようやくの滑降準備に入ります。
痩せ尾根を慎重に登って、岩菅山山頂まで戻ってきました。
昼時なのに誰も居らず、今日岩菅山に入ってるのは自分だけということがほぼ確定。
稜線のピストンで乱れた息を整えつつ、ようやくの滑降準備に入ります。
14:13 登山口へ続く沢筋を滑降
登りで迂回しつつ登った緩めの尾根、本来の直登する尾根との間の谷へと入りました。
この谷は登ってきた尾根を横断する以外、ほぼ登山口へ下降するので、ルートを外す心配なく滑降を楽しめるでしょう。
登りで迂回しつつ登った緩めの尾根、本来の直登する尾根との間の谷へと入りました。
この谷は登ってきた尾根を横断する以外、ほぼ登山口へ下降するので、ルートを外す心配なく滑降を楽しめるでしょう。
14:30 登路の尾根を乗越し、下流側の沢左岸へ
滑ってきた勢いを殺さず、登りで通過した尾根に乗り上げました。
1,693m標高点ピークを西側に見て、下流側の谷の様子を伺いました。
でもけっこう深くVの字に掘れた谷で、左岸をトラバースして下りていくことにしました。
滑ってきた勢いを殺さず、登りで通過した尾根に乗り上げました。
1,693m標高点ピークを西側に見て、下流側の谷の様子を伺いました。
でもけっこう深くVの字に掘れた谷で、左岸をトラバースして下りていくことにしました。
15:48 旧道、除雪最終地点(1,590m)到着!
お疲れさまでした!
張り紙のとおり、ここはクロスカントリースキーのコースになっているようです。
山スキーもゲレンデ用に比べたら軽いけど、細身のクロスカントリースキーのほうが更に軽く作られています。
お疲れさまでした!
張り紙のとおり、ここはクロスカントリースキーのコースになっているようです。
山スキーもゲレンデ用に比べたら軽いけど、細身のクロスカントリースキーのほうが更に軽く作られています。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
わかん
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線免許
局免
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
今冬はどこの山も例年より雪が少ない。この時期、まだ雪がありそうなところはないかといろいろ検討したら、近場の志賀高原があるではないかと気付きました。
岩菅山から裏岩菅山の稜線も以前から歩いてみたかったし、前回の乗鞍のような豪快な斜面はないけど行ってみようと思いました。
志賀高原はなんと20年ぶりで、過去に高校の修学旅行も含めて何度か関西発の夜行バスで来ている思い出の地。
まさか日帰りの山スキーで来る日がやってくるとは、人生どう転ぶか分からない。
出会ったのが山スキーヤーただ一人という静かな行程で、岩菅山と向き合っている時間はとても感慨深いものでした。
志賀高原という一大スキーエリアにありながら、岩菅山は本来の自然の姿を留めた貴重な存在。
バリルートの尾根で登り、誰も踏んでいない稜線を進む。
岩菅山の魅力にどっぷりとハマった一日となりました。
今後とも志賀高原は時折通うところになりそうです。
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コメント
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長野市から 志賀高原は近いのですね!
地図で再確認でした。
信州はまだまだ雪がありますね。
充実のバックカントリーになられたようですね。
(⌒∇⌒)
個人装備をあらためて じっくり拝見。
すごいですね。ワックス ブラシ わかん スキーアイゼン
12本アイゼン、
ストックは当然でしょうが ピッケルも、
GPSに無線機も持参されておられるんですね。
さらに カメラ 三脚 交換レンズ!
靴は 山スキー用の靴で 歩くわけですね?
バックカントリーがよくわかっていません。
すみません。
以前滑られた 山々を改めて眺める スキー登山だったようですね。
裏岩菅山へのすばらしい 白い稜線。
今年はお目にかかれなかった、武奈ケ岳 西南陵を
思ってしまいました。
アップダウンが多く 岩菅山までは 下りも登りがあるようでしたね。
岩菅山からは 気持ちよく滑って下られたようで。
醍醐味を味合われたかしら?
下調べが登山よりも 詳しくいりそう。
仕事の都合を合わされ 装備準備
車で現地にと
なかなか準備が大変かと思います。
シェアーをありがとうございました。
(⌒∇⌒)
こんばんは、mayasanpoさん。
さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます!
志賀高原はだいたい1時間くらいで着きます。
かつてバスで行ってた時は随分遠いところと感じましたが、自分で運転すると近く思えますね。
近くの菅平、黒姫、飯縄などは雪が少ないのに、志賀高原はしっかり雪があります。
それほど標高も変わらないし、距離的には近いのにこれだけ積雪に違いがあるのかと驚きました。
山スキーのブーツですが、見た目にはゲレンデ用とあまり変わらないです。
でも本当に軽いですし、歩行モードの時には足首を動かしやすくできます。
山スキーといっても、登りでは雪山登山と基本は同じと思います。
いろんな場面を想定して、12本爪アイゼンやピッケル、ワカンを携行しています。
大きく違うのはやはり下りで、スキーならではの圧倒的な機動力です。
滑走が大きな楽しみでもありますが、あまりに移動スピードが大きいため、
ひとたびルートを外すと登り返すのが大変で場合によっては遭難に直結します。
引越前にTokiwaさんにお薦めいただいた装備であるGPSと無線機ですが、
山スキーの山行時には特に心強い存在になっています。
これに加えて毎回地形図とコンパス、出版されている山域であれば山と高原地図も併用します。
ご推察のとおり、下調べでは本当に入念に調べ尽くしています。
自分は常に単独行なので、リスク管理をし過ぎるということはないと思います。
20年ぶりの志賀高原だったので、本当に懐かしかったです。
ゲレンデスキーで訪れた前回はまだまだ若かった…。
今回の山行では特に楽しみだった稜線歩き。素晴らしかったです。
実は自分も武奈ヶ岳と西南稜に雰囲気が似ているなと一目見て感じました!
(自分は実際に積雪期の武奈ヶ岳は登ったことはありませんが…)
見通しの利きにくい樹林帯での滑降では小まめに現在位置を確認しながらですが、
今回は登山口まで導いてくれる沢があったのでけっこう長い距離を滑り繋げました。
自分で良い斜面を見つけた時は本当に嬉しかったです!
今回も本当にありがとうございました!
私も志賀高原の全リフト・ロープウェイを乗るスタンプラリー
2日とちょっとで全部乗りました。
重複しない様に考えながら・・
木戸池温泉スキー場が飛び地だったので最後の日に行きました。
この頃は15年ほど山歩きは休眠中でした。
hino_yamaさん、ご覧いただきましてありがとうございます!
志賀高原の全リフト、ロープウェイ乗車、楽しいですよね。
木戸池スキー場、懐かしいです。1本のリフトが一つの丘を越えるように架かってますね。
こじんまりしてますがプライベートゲレンデみたいでした。
hino_yamaさんにも山歩きを休まれてる時があったんですね。
自分は登山歴よりスキー歴のほうがまだ長いんです。
本当に上達しないのに諦めずよく頑張って練習してました。
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