双六岳・槍ヶ岳・涸沢


- GPS
- 128:00
- 距離
- 52.4km
- 登り
- 4,163m
- 下り
- 3,742m
コースタイム
10/2(火)わさび平5:51→6:11奥丸山との分岐→7:12秩父沢7:18→8:04イタドリヶ原→8:36シシウドヶ原8:40→9:38鏡平10:09→10:38弓折中段→11:07弓折岳分岐11:19→11:30お花畑→13:02双六小屋(テント場)
10/3(水)双六小屋6:19→6:56樅沢岳7:02→10:15千丈乗越→
11:30槍ヶ岳山荘12:07→12:37殺生分岐→13:11坊主岩小屋→14:06天狗原分岐(荷物デポ)→14:42天狗池15:00→15:27天狗原分岐→16:17水俣乗越分岐
→16:40ババ平(テント場)
10/4(木)ババ平6:48→7:29槍沢ロッジ(朝食)8:30→9:11一ノ俣→10:10横尾10:25→11:29本谷橋→13:26涸沢(テント場)
10/5(金)涸沢6:30→8:45北穂分岐→8:54北穂高岳10:20→12:43涸沢小屋
→12:49涸沢テント場(テント撤収)14:20→17:00横尾→18:00徳澤(テント場)→テント設営→18:30お風呂
10/6(土)徳澤8:00→9:02明神→10:00上高地(五千尺ホテルでケーキ♪)
天候 | 10/1(月)曇りのち雨 10/2(火)雨のち晴れのち曇り 10/3(水)曇りのち雨のち曇りのち雨 10/4(木)曇りのち晴れのち雨 10/5(金)曇りのち晴れ 10/6(土)曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
10/6(土)11:00上高地→11:30平湯 12:50平湯出発→19:50新大阪駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト→新穂高ロープウェイ少し下りた所に、新穂高登山センターと、新穂高登山口から少し歩いたところのゲートにも登山ポストあり。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
山行の前日あたりまで、台風の行方でやきもきしていた。
初日、すっかり台風も去ってくれて、台風一過のすばらしい山になるだろうと思っていたが、いざ行ってみると曇りの日が続いていて、山行の前半はすっきりしなくて、またまた大好きな稜線歩きを曇りの中ですることとなった。
でも、今年の紅葉は、10年に一度の色づきだったらしく、大満足だった。
昨年の三連休、涸沢の紅葉を見に行こうと上高地から歩いたのだが、あんまり紅葉がよくなかったのと、1日目の天狗池の予定が途中で行けなかったことと、かつてないほどの人で涸沢のテント場がにぎわっていた情報を聞き、涸沢をあきらめたのだった。
今年はそのリベンジだった。
ただのリベンジでは面白くもないし、憧れの西鎌尾根から歩いてみようと計画した。
10/1(月)
夏山に続き、この日も雨の中でのテント設営。
テント場は、私と、ご夫婦の2張り。
10/2(火)
朝から雨。
出発の頃になって止んでくれたのでうれしかった。
昨年の7月は、この道暑かったなあ、京都のIさんと歩いた山は本当に楽しくて、穏やかな日だったなあ。。。と少し懐かしいような、もう一度Iさんと歩きたい寂しい気持ちがでてきた。
いかんいかん、今回は6日間もあるんだから!と今を感じようと歩いた。
この道は、思い出が多いのだ。
東京のIさんともここで再会したし、千葉のSさんやら山荘で本当に楽しい楽しい時間を過ごしたのだ。初めての単独アルプスでも会ったし。
今回は、そんなに暑くもなくて比較的過ごしやすかった。
鏡平では、今回は槍さまは見えず。でも、曇っていてもここは素敵なところだった。
弓折岳分岐を越えると、紅葉が!紅葉が!とカメラ撮影に夢中。
全く足が進まない!
帰って写真を見てみたら、アングル変えたり、ズームしたりして同じところの写真ばかり撮っていた。
双六小屋のテント場に着いて、遅めの昼ごはん。
寒〜い!風強い!
手が、かじかむほどだった。
このテン場は、風が強いから気をつけてと、ご夫婦の登山者が教えてくれた。
ご夫婦は、ここは風が強く寒いので、三俣山荘のテン場で泊まるとのこと。
私「・・・・。」となったのは言うまでもない。
テン場に行ったら、確かに風が強く、これでもか!ってほど、石やらペグで支えといた。
三俣蓮華まで行こうと思っていたが、天気も悪いので、ここから見える景色を見ながらのんびり過ごした。
案の定、夜中、パタパタと強い風で目を覚ました。
10/3(水)
前日、双六山荘の方に、この辺りの紅葉も素敵だよと教えて頂いた。
悩んだ。夏に行った、雲ノ平や行けなかった鷲羽の紅葉はどんなだろうと気になった。朝のギリギリまで、どうしようかと悩んでいた。
というのも、西鎌尾根も雲の中で歩くのもどうかと思っていたのだ。
最悪、新穂高に戻って、上高地から涸沢にいってもいいし。。。
なかなか雲も明けないけど、やっぱり初志貫徹、西鎌尾根と涸沢を見てからでないとなんだか違うような気がして、リベンジ登山をまた一つ増やしてしまった。
一度登った事がある樅沢岳へ。
わさび平で出会ったご夫婦に途中で再会。
さっきすごいブロッケンだったでしょ?!と言われたが、気づかなかったというより私の時はなかったような。。。だって、すごく曇っていたように思う。
いまだ、ブロッケンを見たことがない。
樅沢岳に登ってぼんやり槍さまが見えただけで、後はガスガスのなか西鎌尾根を歩くことになる。
ここを晴れのもとで歩きたかったんだなあ。。。
時々、雲の間の間ですばらしい紅葉を楽しんだ。
人が少なくてうれしい。
おそらく、槍さまから後の日程はすごい人なんだろうと思った。
ガスガスでどこを歩いているのかわからなかったので、あっという間に千丈乗越到着。
ここからが、パワー要ったなあ。
槍さまに着いて昼ご飯食べてから出発。
槍沢の紅葉がアメージングでした!
個人的には、涸沢よりこちらの紅葉のが好みです。
なかなか足が進みませんでした。
天狗原分岐で荷物デポして、天狗池までお散歩♪
時間も時間だし(14時)誰もいないのを期待して行くと先客が。。。残念。
少し晴れ間が出たので逆さ槍今回も撮れるかと期待したが薄っすらで終了。
15時半に天狗原分岐に戻りババ平へ。
着いたのは16時40分。高速でテント設営。
男性5〜6人がテン場で宴会。21時を過ぎてもお開きにならず。
大ひんしゅく。ある男性の方が注意してくださった。ありがたかった。
でも、言い方にはどちらも注意を払いましょうね♪
10/4(木)
朝から雨。
雨の中撤収。今日もか。。。と思いながらもくもく作業。
撤収終わった頃に雨上がる。
槍沢ロッヂで朝食をした。
この日はゆっくり行程だったのでのんびりすることにした。
前の日はガツガツだったので。
10時ごろ横尾に着いたがやはりすごい人だった。
ここからがすごいに人なんだよねと、テンション低くなりながら歩く。
2004年8月以来なので、ここからの道はあんまし記憶になかった。
大きな荷物を背負っていたので会う人が励ましてくださった。
うれしかった。
昼過ぎに涸沢到着。
到着したら、雨が降り出した。
またもや、雨の中テント設営。
なんだか、雨の中でテント設営・撤収が多くない?!
とりあえず、設営してから、昼ごはんのお供にビールも買ってたので、
ゴツゴツしているテン場で踏み外しながら、小さいラクをしながら設営頑張った私。
夕方になって、少し晴れたがやっぱり曇ってきたので早々と就寝。
10/5(金)
涸沢名物モルゲンロートを見てから、北穂高岳に登る予定。
おかげでなんとか見れた。
6時半出発。
下界から少しずつ晴れてきた。
この調子で行くと山頂でいい景色が見れるかも?!と、期待しながら登る。
テント装備じゃ無理かなあと長い鎖場で思った。上りはいけても下りでバランス取れないかもなあ。。。
9時に山頂到着して、憧れの北穂のテラスでコーヒーしてきた。
槍さまはなかなかお目見えせず。
ずっと待つ。まるで、アイドルの出待ちだ。
そして、アイドルが出たと同時にたくさんのカメラ音が!そして、拍手!
感動でした!
そして、裏銀座も見えましたわ!
10時半頃まで(1時間半も居てたのね!当然ですわ!アイドルの出待ちですもの!)
滞在し満喫した私は泣く泣く下りた。
13時前にテン場に到着し、テント撤収。
足の指がまたまた痛かったので処置。昼食。
あまりにも急ぎすぎた為、ザックの入れ方がガタガタ&雨蓋のチャックが壊れた。
雨蓋に入れていた分本体に入れたのですごい嵩になっていた。
14時半頃出発。
この日は徳澤まで。
途中で20代のかわいい男の子達のグループと一緒になり、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
もう、足指が痛かったのでちょっと休んでたら、優しくしてくれて、感激。
優しさに弱い女になってしまいました。。。
山旅も終盤になっていて寂しくなってから、ワイワイ話しながらの下りは心が折れずに済みました。
山と離れるのが寂しくて一人で泣いている時が多いのです。こう見えて。
17時、横尾で男の子達と泣く泣く別れて、徳澤目指す。
ヘッドランプを頭に装着して歩く。
18時、徳澤到着。
ありえない速さで、テント設営し、18時半お風呂に直行!
30分で設営して、お風呂の用意もした!
長風呂して、ビール買って、ゆっくり夕食。
次の日は上高地だけだからゆっくりできる。
10/6(土)
お風呂に入って疲れが取れたのかゆっくり眠れた。
8時に出発。
行く人に励まされたのが、「チャック開いてますよ!」と今度は言われてしまう。
社会の窓ではないが、そのセリフはあまり聞きたくないものだ。
しかもイケメンに言われた時は、なぜか赤面してしまう私。
10時に上高地に着いて、五千尺ホテルでケーキを頂く。
いつものコースだ。
長かったような、短かったような、念願の涸沢の紅葉旅だった。
来年の夏旅はどうしようかなあと、帰りのバスの中でいろいろと妄想する私であった。
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