過去ログ:思い出の山行:岩と森を堪能、成就→石鎚山→面河2009/10/9-10晴(山頂ガス)


- GPS
- 08:28
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,382m
- 下り
- 2,509m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 4:38
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:10
弥山から天狗岳は諦めていましたが、本当に一瞬だけ見えました。
面河への登山道は感激の連続でした。
GPSの電源をロープウェイの中でオンしたので、最初の軌跡が違っています。山頂成就駅では正しくなっています。
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以前使っていたブログからexblogに乗り換えて最初にリポートした石鎚山に写真付きの記録が残っています。
お時間のあるときにでも。
https://jj3bhn.exblog.jp/m2009-10-01/
天候 | 晴(山頂ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
06:45大久保発の普通で相生07:35まで。 07:49相生発の新幹線で岡山へ08:08着。 08:32岡山発の特急しおかぜ3号で伊予西条10:19着。 10:23伊予西条発→バス→11:19石鎚ロープウェイ前。 11:40発ロープウェイ→11:50山頂成就 以降山歩き 復路 頂上山荘06:30発、 面河へは約5時間 面河発12:10→バス→13:10久万乗換13:40→15:00松山 松山発15:20→高速バス→18:50舞子→JR→19:35大久保着 |
写真
感想
10/9(金)会社休日 明石→伊予三島辺りまでは晴れ。
06:45大久保発の普通で相生07:35まで。
07:49相生発の新幹線で岡山へ08:08着。
08:32岡山発の特急しおかぜ3号で伊予西条10:19着。
途中の新居浜では雨模様、山の天気もガスっていた。
伊予西条からはバス10:23→11:19石鎚ロープウェイ前へ。
11:40→11:50山頂成就へのロープウェイにはバスから降りた3人だけ。一つ前の20分発は運行していなかった。
駅前の土産物屋街は完全閉店で閑散としている。そこにある石鎚神社の3体の神様像、山頂のお社に祀ってあるご神体と同じものでした。
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動き出したロープウェイから下の川を見下ろす。
きれいな水と切り立った岩壁がきれいだった
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途中からガスの中に入り、ちょっと憂鬱な気分になってしまう。
高度1300mの山頂成就駅、気温は10℃くらい。
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しばらく緩い登りを行くと成就社の鳥居に到着、ここで安全登山のお参りをして行く。
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登山口の神門
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神門の先は八丁坂で、ロープウェイ駅から登った分を下り返すが、ここの森の雰囲気は素晴らしい。天気が良ければ紅葉が映えるのだが・・・・。
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試しの鎖場と巻き道分岐を示す看板。
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試しの鎖基部、難なく行けそうな気がしたので・・・・。
少し写っているお遍路さんは、トライし始めましたが、5m位のところで私が止めた方が良いと声をかけたのでそこからまた怖い思いをして下りました。
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試しの鎖場中間辺りにあったリンドウのツボミ、こんな写真を撮っていられるような情況ではありませんでしたが、必死で・・・・、神様の声が聞こえてきました、「安全意識が、たリンドウ・・・・、Hi」
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試しと言うからもっと、ずっと、かなり、少しは楽かと思いきや、途中から斜度が増すは、足場はつるつるになるは、荷物が重くて腕は疲れるはで、それでもひぃこら言いながらも何とか鎖場を登り切ると・・・・
やったぁ、いつの間にかガスが晴れて、すごい景色が待っていました。
恐る恐る更に頂上部に・・・・、
前社が森の頂上部、祠と像が安置してあり、ずっと向こうに二の鎖小屋と弥山も見える。
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今度は鎖を使って下らなければ下に行けない。ほぼ垂直、こんなところは高校の時に、大阪城の石垣で懸垂下降の練習をしたとき以来だ。
下りきった側から上を見た図。一番下の部分が凹んでいて足がおけず怖かった。
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山頂部の岩壁が見えてきました。この時に弥山にいれば天狗岳の切り立った稜線を満喫できたのですが・・・・。
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振り返れば瀬戸内海もきれいに見えています。
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先程登った前社が森の頂上部に安置されていた像もこんなに下になっています。
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成就社の鳥居も見えます。
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台風18号で散った紅葉、勿体ない・・・。
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二の鎖小屋と頂上山荘を望遠で。特に、頂上小屋はとんでもない稜線に建っていました。
徐々に高度が上がって行くに連れ、本当に垂直に見える岩壁が圧倒的な迫力で迫ってきます。
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そして次の鎖場、一の鎖も何とかよじ登りました。この時、ストックの先端部を鎖にでも引っかけたのでしょうか、無くしてしまいました。
下を見ると、紅葉がきれいでした。
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瓶が森方面もきれいに見えていましたが、少し雲行きが怪しくなっていました。
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ようやく着いた土小屋からの登山道との分岐にある鳥居で一休み、
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少し登ると、ロープウェイで一緒だったフランスからの男性が山頂から下りてきました。ロープウェイで一緒だったお遍路さんと3人で記念写真を撮ってもらいました。
15:20頂上山荘→天狗岳往復約35分
二の鎖と三の鎖はそれぞれ60m以上あるとのこと、今までの二カ所の鎖で腕はかなり疲れているし、ここで落ちても仕方がないので、あっさりと断念して巻き道で登ることにした。この巻き道は以前は知りませんが、しっかりした鉄骨と鉄網で作ってあるものです。斜度はきつく、普通なら登山道には絶対にならない岩の斜面(と言っても垂直に近い岩肌)に無理矢理取り付けられたものです。
15:20頂上山荘着
二の鎖付近から急にガスが湧いてきて、気温は急降下し、4℃。
宿泊手続をして、荷物を部屋において身軽になって天狗岳に行くことにした。
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山荘16:10→天狗岳往復約35分
弥山からはこの岩を鎖を伝って下りてくる。写真の人は戻りの方で、天狗岳への道を教えてもらった。
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もう誰もいなくなった天狗岳山頂。晴れていれば素晴らしい展望なのだろうが・・・・、残念。
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ナイフリッジの岩を避けて、それでもかなり急な斜面を戻る。
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スリル満点の天狗岳から戻ると17時から石鎚神社の夕拝がある。白装束の団体さんを始め殆どの宿泊客が参列し、神主さんのお祓いを受けた。
ここの神社は日本でも只一社だけ、ご神体を直接拝することが出来る、珍しいところだそうで、実際、ロープウェイ乗り場前のご神体を小さくした神様を拝ませていただいた。
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カレーの夕食後、天候も良くないのでそのまま寝てしまった。
10/10(土)ガスのち快晴
昨夕から風が強烈で、一晩中吹き荒れていたし、朝になっても吹き止んでいない。それでも、写真を撮りに来ている人たちは、寒い中カメラを構えて烈風の中でじっとシャッターチャンスを待っていた。
私は面河の12:10のバスに間に合わせるため、7時からの朝食は頼まなかったが、6時からの神社朝拝には参列した。
夕拝に加えて、ご神体にふれて願い事を叶えてもらうことが出来る貴重な神事だった。
お払い直前、一瞬見えました、天狗岳。
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頂上山荘06:30発。
面河へは約5時間の道のり、石鎚神社への裏参道として重要な道だったのでしょうが、今は通人も少ないと言うことで荒れ具合が気になっていました。でも、ササが覆っている部分はあるものの、全体としてはしっかりした踏みあとで、しらべの森、笹原、岩壁の桟道、深い森の中、石鎚山を見上げる素晴らしい景色など、とても感動的な道でした。
先ずはガスがかかって幽玄の雰囲気が漂うしらべの森の中を下ります。
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そして、一見のびやかに見える笹原の間を縫うように下ります。実際には、結構傾斜の急な石の多い道で、ササが覆っているため、道の様子が分かりにくいので意外にはかどりませんでした。
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時間が経つにつれてガスがとれ、景色が良くなってきました。ハッと息をのむような紅葉をまとった絶壁に素晴らしい滝がかかっています。
こんな風景の繰り返しの中を徐々に高度を下げていきました。
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濡れた岩や桟道は高所恐怖症の私には難敵、でも滑り落ちては大変なのでゆっくり慎重にを言い聞かせて進みます。
意外に時間がかかって08:05にようやく愛大小屋前に着きました。
この辺りでもう下から上がってきた最初の人と出会いました。
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石鎚山が見える最後の地点でしばらく立ち止まって素晴らしい岩の山に見とれていました。
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面河渓側の斜面に入ると、素晴らしい森が延々と続く中を更に高度を下げていきます。所々に紅葉した木がありました。ブナの大木、ヒメシャラなど、圧倒されるばかりです。
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かなり下ったところで川の音が聞こえてきて、とてつもなく大きな岩のところに出ます。そこから更に急な道を結構下ったところに石鎚神社の鳥居が見えました。10:10ようやく面河渓登山口着です。
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熊淵という名前の付いた場所で、きれいな水、険しい岩壁、素晴らしい渓谷です。
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名前が付いていましたが景色に目を奪われて名前などはどうでも良くなってしまいました。
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ようやく人の気配のあるところに出て、11:00に面河バス停に到着、そこの土産物屋のおばちゃんに教えてもらって、バスの時間まで関門と名付けられたゴルジュと面河山岳博物館を観光した。
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12:10のバスは結局終点まで乗客は一人、13:10久万着、ここで松山行きに乗換なければならない。
30分の待ち時間に、バスターミナル前のおくま饅頭に入ってお土産を買う。弘法大師ゆかりのお饅頭で、お遍路さんの間では有名なんだそうです。美味しくて、家で開けたらあっという間になくなってしまいました。
13:40久万発、15:00松山着、高速バス15:20→18:50高速舞子着、19:35大久保に到着し、今回のとてもとても印象深かった山旅は終わりました
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