記録ID: 2469055
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
3000m峰4座を目指すも・・・南岳断念
2020年07月31日(金) 〜
2020年08月02日(日)
長野県
岐阜県
みのん
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 26:10
- 距離
- 44.8km
- 登り
- 2,469m
- 下り
- 2,490m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:47
距離 14.9km
登り 459m
下り 140m
2日目
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 9:33
距離 8.3km
登り 1,629m
下り 365m
3日目
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:41
距離 21.7km
登り 402m
下り 2,005m
16:43
ゴール地点
| 天候 | 1日目:曇りから快晴 2、3日目：快晴から曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
長雨の影響で梓川やその支流の流量多し。途中登山道が川状態のところあり（通行に支障はなかった）。槍ヶ岳山荘から中岳間は注意箇所多数。 |
| その他周辺情報 | 槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘ともwithコロナ対策は徹底していた。入り口で手指消毒、マスク着用、体温チェック。受付で丁寧な説明を受けた。両宿とも至る所に手指消毒薬が設置されている。スタッフはマスク、フェイスシールド、手袋着用。食事は槍沢ロッジでは間隔をあけて交互に、槍ヶ岳山荘では全員が同じ方向を向いて着席。槍沢ロッジではご飯のお替りなども手を上げればスタッフが席まで来てくれた。部屋は槍沢ロッジでは一並びに二人、窓を開けた状態。槍ヶ岳山荘では一並びに3人、カーテンなし、窓解放。どちらでも寝ているときもマスクを着用する人がほとんど。完全予約制で人数を絞っているためゆったりと過ごすことができた。槍沢ロッジのお風呂がありがたかった。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
自宅を出てから6時間。やっとスタート地点に到着。withコロナのなか人出はまばらです。バスも座席の間隔をあけたり、マスク着用を促したり、手指消毒用品が置かれていたりと対策がとられていました。
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自宅を出てから6時間。やっとスタート地点に到着。withコロナのなか人出はまばらです。バスも座席の間隔をあけたり、マスク着用を促したり、手指消毒用品が置かれていたりと対策がとられていました。
東海北陸道を進む間もぐずついた天気で晴れ間は見えません。天候が回復するという予報ですが、不安な気持ちでやってきました。あかんだな駐車場までの道では土砂崩れの復旧工事で片側交互通行の箇所が何か所かありました。
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東海北陸道を進む間もぐずついた天気で晴れ間は見えません。天候が回復するという予報ですが、不安な気持ちでやってきました。あかんだな駐車場までの道では土砂崩れの復旧工事で片側交互通行の箇所が何か所かありました。
例年なら大勢の人でにぎわう河童橋もこの状態。梓川の水量が・・・これでも落ち着いてきた方なんでしょう。穂高連峰にも雲がかかっています。
横尾まで来ると空が明るくなってきました。ヘルメットをかぶった人たち、何か調査をしに来たように見える。
川の音が小鳥の鳴き声を消してしまうほどの音量。もうすぐ槍沢ロッジだ。今日は槍沢ロッジに1泊。明日は天狗原から南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳へと向かう計画。
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川の音が小鳥の鳴き声を消してしまうほどの音量。もうすぐ槍沢ロッジだ。今日は槍沢ロッジに1泊。明日は天狗原から南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳へと向かう計画。
今回の山行はwithコロナ対策で荷物が増え、10�圓魃曚┐討靴泙辰拭Ｅ袈藐兇寮茲虜埜紊竜淌个�登れるかどうか不安になってきた。
陽が射してきた。快晴。まずは天狗原分岐まで行き、そこでの体調などでコース変更をするかどうか判断することにしました。
この辺りは本当に赤い岩だらけ。昨年以上に崩れてきている感じ。登山道整備ありがとうございます。
登山道上にこんな風な食べ跡が点々とあります。遠くからギャッツ、ギャッという鳴き声も。
いた、いた。毛づくろいの真っ最中。平らな岩の上には大きな糞があちこちにあります。
もう天狗原分岐を過ぎました。荷物の重さと行動中の体のバランス、呼吸の状態を考えると、横尾尾根から先の急登を行くのは危険と判断しました。このまま槍ヶ岳山荘へ向かいます。
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もう天狗原分岐を過ぎました。荷物の重さと行動中の体のバランス、呼吸の状態を考えると、横尾尾根から先の急登を行くのは危険と判断しました。このまま槍ヶ岳山荘へ向かいます。
やっと槍が見えた!! 去年はガスっている中を下っただけなので、登りで見る槍ヶ岳は初めて。
槍ヶ岳山荘到着。チェックインは11:00から。時間があるので周りを散策。
あのCとかDってなに？？ 行ってみるとテント場の表示でした。テント場があるとは知っていたけど場所までは知らず、恥ずかしい気持ち。「行ってみなけりゃわからない」の言葉通り。
あのCとかDってなに？？ 行ってみるとテント場の表示でした。テント場があるとは知っていたけど場所までは知らず、恥ずかしい気持ち。「行ってみなけりゃわからない」の言葉通り。
マスク着用、手指消毒、体温測定をした後、11:00に一番にチェックイン。コロナ対策の協力内容の説明を受ける。ここでも山小屋の人たちはマスクにフェイスシールド、手袋着用。宿泊用のものを部屋にデポして南岳往復に出発。
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マスク着用、手指消毒、体温測定をした後、11:00に一番にチェックイン。コロナ対策の協力内容の説明を受ける。ここでも山小屋の人たちはマスクにフェイスシールド、手袋着用。宿泊用のものを部屋にデポして南岳往復に出発。
あそこを越えていかなければ・・・。ちょっと青空が見えるだけでホッとする。
まだまだ雪渓が残っている。下からも見えていたけど、上から見るのはまた雰囲気が違う。
初めての道を一人で歩くのは楽しいけど不安も大きい。ウキウキ気分にはならないなぁ。
槍沢がはっきりと見えた。さっきあそこから写真を撮ったときは快晴だったのに・・・。
雪渓越しの東鎌尾根。斜面のジグザグはヒュッテ大槍への道。赤屋根が見える。
梯子だ!! またビビりが姿を現した。まッ、梯子の下まで行ってどうするか考えよう。
槍ヶ岳山荘から南岳往復は4時間ほど。朝からの登りとこれからの行程、天候のことを考えどうしようかと思案する。そこへ長野県警のパトロール隊の3名が来られた。奥穂から来たとのこと。遅くならないよう気を付けてくださいとアドバイスを受けた。
槍ヶ岳山荘から南岳往復は4時間ほど。朝からの登りとこれからの行程、天候のことを考えどうしようかと思案する。そこへ長野県警のパトロール隊の3名が来られた。奥穂から来たとのこと。遅くならないよう気を付けてくださいとアドバイスを受けた。
結局、中岳を越えて下った鞍部で引き返すことにした。そこで出会った人にこの先の様子を聞き、今の自分の体力では山荘帰着が16時を過ぎる可能性が高いと判断したため。
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結局、中岳を越えて下った鞍部で引き返すことにした。そこで出会った人にこの先の様子を聞き、今の自分の体力では山荘帰着が16時を過ぎる可能性が高いと判断したため。
引き返してくる途中で飛騨側からの風が冷たく、耳たぶがちぎれそうだった。テント場と穂先が見えた。青空も見えてホッとする。
14:30槍ヶ岳山荘帰着。中岳あたりで出会った方としばし歓談。その後ビール。寒かったけどテラスで飲むビールは最高。
こんな日に槍の穂先に立たないなんてことはできないと登ってきました。足が震えたぁ~。山荘も朝日でくっきりと見える。
さぁ、今度は天狗原を目指して下山します。今日も雪渓上でサルの群れが日向ぼっこ。子ザルが2匹はしゃいでいます。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
傘
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食､飲料
非常食
座布団
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
かゆみ止め
虫除けスプレー
目薬
常備薬､十徳ナイフ
保険証
携帯電話
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
着替え､マスク､手指消毒薬､マスク消毒薬､インナーシーツ､消毒用ティッシュ､ツェルト､ラジオなど
|
|---|
感想
各地で豪雨による災害発生、新型コロナウイルス感染症の第2波の時期ですが、精いっぱいの対策をして臨みました。当初の計画では、2日目に槍沢ロッジ→天狗原→南岳→中岳→大喰岳→槍ヶ岳と周るつもりだったのですが、当日の自分の体力と力量からして横尾尾根のコルからの登りが無理だと判断。槍沢ロッジ→槍ヶ岳山荘から南岳往復と変えました。実際には中岳を下ったところで引き返しました。途中で出会った人(3名)には、迷わず声を掛けて先の様子を教えてもらいました。当初の目的だった3000m峰4座は達成できなかったけれど、自分の体力、力量に合わせ15:00までに帰着することを優先して行動しました。中岳山頂近くで出会った長野県警のパトロール隊3名の方の助言もありがたかったです。この方たちとは3日目の下山時にまた出会いました。昨日のお礼とまた登り返しですか、ご苦労様ですと声を掛けると、「事故が発生したので救助に向かうところです」とのこと。汗だくで登って行かれました。遭難者と3名の方の無事を祈るばかりでした。下山後、あかんだな駐車場から高山市街に向けて走っていると先行車が見えないほどの物凄い夕立と昼間のように明るくなる何発もの雷に遭遇しました。山ではどんな状態なのだろうと心配になりました。極端に変わる天候のつかの間の晴れ間に登山できたことは幸運でした。災害、withコロナ、安全登山、自分の欲望などなど考えることの多い3日間でした。（3日目早朝に槍ヶ岳に登頂したのですが、ログを取り忘れていてコースに反映されていません。）
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利用交通機関：
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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JP7XPZ さん
mmminonさん、こんばんは
槍三昧に高山の花の数々、羨ましく拝見しました。槍沢から仰ぎ見る天をつく槍に、青空に白い雲に新緑のコントラストが、これぞ北アルプスっていう感じで素晴らしいですね。特に119枚目は白い雲にまとわれた槍と光る山荘が天空のラピュタっぽく絵画のようです！ちなみに129枚目はミヤマオダマキのように見えました。
やっぱり北アルプスはいいですね！
pewa-lake さん、おはようございます。コメントありがとうございます。この時期の登山は「不要､不急」だと言われればその通り。悩んだ末決行しました。これ以上ない晴天に恵まれ、私としては幸せな3日間でした。今はwithコロナの時期、万全の対策をして臨むしかありませんね。花は、ご指摘の通り「ミヤマオダマキ」でした。ありがとうございました。最近見ていたヤマレコの記録にイワタバコが何度かあったことからイワタバコだと疑いもしませんでした。次回も3000ｍ峰を目指す･･･つもりです。安全登山で楽しみます。
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