武奈ヶ岳(早朝御殿山コース 冬)

- GPS
- 10:46
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,124m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
04:02 明王院
07:06 御殿山 07:13
07:18 ワサビ峠
08:29 武奈ヶ岳
08:55 細川越(雪に埋もれて標識の姿なし)
09:17 展望台(展望台がある訳ではありません)
09:54 釣瓶岳
10:33 イクワタ峠 11:41
13:01 朽木栃生
車道歩き
13:30 細川
車道歩き
14:37 駐車場
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第二京阪道路〜京都市内〜R367 葛川市民センターまで約2時間 R367では途中トンネルを過ぎたあたりから降雪があり 路面が白くなっており、コーナーをスリップしながら 走行するはめになりました。(スタットレスタイヤで) 葛川市民センター前の駐車場に駐車 いつも駐車させていただける事に感謝です。 市民センター駐車場は市民センターに来られる方に 診療所さんの前は診療にこられる方の為にあるという事を 忘れずに心に留めておきたいと思います。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
御殿山コース 積雪期の登山では体力、時間を大幅に使う そういう事を改めて知りました。 三連休の後でしたので もっと踏み跡だらけと思っていたら 見たところトレースは残されておらず、 歩く場所を考えながら登りました。 いや、最後は男の直登(何も考えていませんでした) 御殿山山頂付近のブナ林は とても良い感じになっていました。 ワサビ峠から武奈ヶ岳西南稜への登り ビックリするくらい全体が雪で覆われていました。 ぱっと見がノントレース(嬉) (前日歩いたトレースと思われる凹みは見てわかりました) 西南陵から武奈ヶ岳へ 雪の表面がやや固いものの 内側は柔らかい雪が積み重なった状態のようで スノーシューを装着していても足をとられるので 時間がかかりました。 この区間は吹きさらしですので山頂も含めて 天気が悪い時は特に身体を冷やさないように。 武奈ヶ岳北稜から釣瓶岳へ 雪庇発達中、踏み抜いて雪に埋もれないように。 景色見たくなるけど林寄りが無難です。 細川越の標識は雪に埋まったようすです。 積雪のおかげでトレースは見あたりませんでした。 身勝手ながらここはそのほうが良いと思う。 釣瓶岳からイクワタ峠へ この稜線を歩きたくて今回このコース取りにしました。 できれば晴天のもとで歩きたいコース。 この先は人のトレースをあてにしてはいけません。 イクワタ峠から朽木栃生へ コメカイ道分岐までの道は積雪期にはわかり難いです。 分岐以降はトレース無しでも登山道とわかる感じでした。 赤テープあり。 |
写真
感想
今年初の比良は
やはりお気に入りの場所でという事で、
御殿山コースから武奈ヶ岳を目指しました。
今年は巳年という事もあり、
縦走コースの先に聳える蛇谷ヶ峰まで
歩こうと思ったのですが
やはり雪山
釣瓶岳に到着した頃には
予定時間を過ぎていたのと
気力体力の低下が自覚できたのとで
蛇谷ヶ峰へ行くのは
次回にとっておく事にして
やってみたかったイグルー作りにチャレンジしてみました。
イグルー制作体験について
雪山を歩くのは楽しい。
でも
楽しみは歩く事だけではないと思う
足をとめて景色を眺めたり
居心地の良い場所にとどまって
食事をすることもその時ならではの
楽しさと感じるのです。
ただ、
この時季は寒い。
休憩の時などは風に吹かれると
身体が冷え過ぎるので
ゆっくりもしていられず
それなら早々に下山して
下で温かいものでも、、、
となってしまうのです。
そんな残念な日々を
変えてゆこうと思い
インターネットで調べてみたところ
【イグルー】に辿り着きました。
前置きが長くなりましたが
僕の調べでは(理解不足に依る誤釈あり)
イグルーの特徴は
1.雪のブロックを積み重ねたドーム状のシェルターである
2.制作に必要な道具はスコップとノコギリ
3.熟練したら1時間程でつくれる
4.カッコいい!
一週間程前から寝る前にイメトレしていたので
頭のなかでは一人前のつもりです。
ここから自身の制作過程をご紹介します。
まず、整地をします。
雪面をスノーシューで踏み踏み2m×2m程。
踏んだ面から雪のブロックを掘り出します。
ブロックの大きさは買い物カゴくらい。
(雪が柔らかすぎて大きいのを切り出しても
崩れてしまい、その半分の大きさでした)
この時に円形に足下を掘り、
ドームの下層とします(の予定でした)。
円形に掘った淵にブロックを並べると
立派な雪の壁ができます。おおー!
そして、外に出られません。
並べたブロックの強度がない為
攀じ登ろうとすると崩れるので
仕方なく更に足下を掘ることにしました。
積み上げること二段
掘ること二段であっという間に
合計四段の高さの壁ができました。
「簡単やん!」
と思ったのはここ迄でした。
ドーム状にする為には上部をすぼめて
天井部までに閉じる必要があります。
一段目を積む時にわかっていましたが
ブロックが弱いのです。薄いし。
積んだブロック上部に傾斜をつけながら
少しづつ積み上げるのですが
三段目を閉じるブロックを乗せた途端に
三段目の半分が崩落、、、
気を取り直して再び三段目を積むも
気弱になった僕は傾斜をつけられず
高さだけを延ばした壁が出来ただけ。
、、、もう良い。
シートを被せて屋根にすることに決めました。
とりあえず思ったよりも
いい感じの空間が出来ましたしね。
外は風が止むことなく吹いていますが
中は当然無風です。とても静かやし。
作業していたこともありますが
なんだかここは温かいです。
「では、ここでラーメンでも作って食べよう」
その為には出入り口を掘る必要があります。
ザックが外にありますので。
壁を壊さないよう注意しながら
下方から斜め上に向ってトンネルを
掘り上げて出入り口の完成
久しぶりの外界は広いです。
出来損ないとは言え
初めてのイグルー(もどき)ですので
写真を撮って中へ。
そしてザックを開き道具を出しながら
ある違和感に気づくのです。
「風が吹いている?」
天井を閉じていない為
出入り口を開けた今、
風の通り道ができてしまい
無風、無音、断熱の空間は
その価値を落としてしまったようです。
入口をシートで塞ぐと
風の通り抜けはおさまりますが
天井の分がなくなりました。
「まあ、僕らしいな」
と思いながら
なんとなく行動食を口にすると
撤収作業に取りかかり
温かい食べ物を求めて下界を目指すのでした。
反省と対策
1.雪のブロックは妥協してはいけない。
(大きさ、固さは特に大切です。)
2.二名以上で作ることが望ましい。
(中でブロックを押さえて積む人と
外で適したブロックを切り出す人が
協力しあうのが良さそうです。)
3.小さく作るのが良さそう。
(中で下部を掘ったり広げたりは
簡単に出来たので屋根さえ作れれば
その後の加工で快適空間にできそう。)
4.サラサラ、フカフカの雪では作り難い。
でも楽しかった。一応はね
次回は複数人数でワイワイ作ってみたいです。
こんなの一緒にやってくれる人がいれば
ですけど、、、
kiiro
















前日のテン泊で山岳会の方が、手際よく雪壁作ってるのみてイイなぁ・・・って
雪質によって出来がかなり変わるって聞いた事があるので、比良の様に暖かい雪山の場合、作れる場所は限られちゃいそうですね
そして・・・
踏み後は・・・
我が家の物かと
14日は登ってこられたのが数名、時間的に御殿山までしか難しいかも・・・と仰ってましたので、稜線のトレースは我が家だけだったかも・・・
なので小太り父のワカンと、小娘どものツボ足かと
最後に・・・
本日はホントにありがとうございました
ナマケモノな僕は
なんとかテントを背負わずに
山中に泊まりたい
などと考えておりまして。
イグルー、、、
まだまだ無理でした。
僕には修業が必要です。
あと、ツェルトも。
トレースの跡は
utaotoさん達のですね(^_^)
同じところを歩いたと
思うと嬉しいです。
師匠と思っている人から
「ありがとう」だなんて
もったいないです。
あれは偶然ですし。
こうしてコメントいただけたり
記録を参考にさせていただいたり
こちらこそ感謝なのです。
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