安達太良山と磐梯山〜本当の空は厳しくもやさしい〜
- GPS
- 08:17
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,233m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ〜安達太良山:登山者が多いので時間がかかります。 沼ノ平:立ち入り禁止です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
伝えたいことが多く文章が長くなってしまった。
昨年から行きたいと願っていた安達太良山と磐梯山。
そのデビューは本当の空の厳しさと優しさを味わうこととなりました。
土曜日の始発の新幹線で二本松へ。
天候が不安でしたが、雨は降らなそうなので登山を決行。
Gotoキャンペーンが東京解禁になった影響もあるのか、新幹線、バスとも想像以上の人出でしたが、特に問題なく登山口の到着して登山開始。
流石に人気の山だけあって人では多いものの、大体の人がロープウェイを使うとあって下からの直登コースはそこまで人がおらずサクサク進む。
ロープウェイ組合流後は人の多さに少々閉口しながらも一時間余りで山頂到着。
記念写真を撮り着替えて先に進む。
雨こそ降っていないものの曇天かつ風が強い状況。
牛の背、馬の背は下手すると吹き飛ばされかねないとんでもない暴風レベル。
時折緩やかになる風の間隙を縫って先に進み鉄山避難小屋に到着。
こんな状態なので避難小屋は満員、周りもそこそこ人がいたんので少し進んで石楠花の塔で風をよけて休憩。
沼尻登山口方面へ下ると風が止んで良い感じになってきた。
沼ノ平を望みながら下るルートは迫力満点で、紅葉が売りと思っていた安達太良山の違う側面を見せてくれる。
石灰岩?のような軽い石でルートが形成されているところもあり、標高は1000m程度ながら疑似鉱山のザレバ、ガレバを楽しむことができる。
ただ、中ノ沢温泉株式会社が管理する取水所と合流するのでどうやらうっかり破線ルートに入り込んでしまったようである。
ルートが明瞭なので逆に登山ルートが分かりにくい。
その後、登山口とスキー場を経て本日の宿泊地、中ノ沢温泉へ。
自ら足跡をたどった温泉と言う事もあり、格別である。
翌日。
今度は磐梯山登山口近くのバス停で下車して登山口に向かう。
しかし、よく考えると駅まで残り5分程度の距離なうえに、最寄りのバス停と言っても登山口まで2km以上あるのでおとなしく駅で下車してタクシーを利用するべきだった。
この考えは浮かんでいたのだが、このままでいいかとしたのが今考えると間違い。
普段お金に無頓着なくせに、妙なところでケチなので昔から機会と時間を損することが多い。
これも原因の一つなのか、今後の展開に支障をことに。
30分強歩いて猪苗代登山口に到着。
ここの標高がおよそ700mだが、前述の通り既に2km超、200m以上登ってきた計算。
とはいえ、当然ながら登山スタート。
スキー場のコースは変化の少ない急坂で楽なコースかなと思っていたが、大違い。
振り返って見える猪苗代湖に癒されながら先に進む。
一時間余りで天の庭まで到着。
ここから登山道っぽくなってやっと歩きやすくなった。
少し進むと単独の外国人登山家と10名ほどのグループと遭遇。
松の葉が緑と黄の斑になっていることをグループが話していると、外国人の方がそれは温暖化の影響で〜と解説していた。
地元の方だろうか?
日本に長くする外国の方は下手な日本人よりも地理、歴史、風土、文化に詳しい。
双方がお先にどうぞと道を譲ってくれたので、時間をかけちゃ悪いと少し大股で岩を乗り越えたところ、左ふくらはぎに攣るような痛みが。
幸い攣るまではいかなかったのですが、これが引き金となったのかしばらく進むと両足とも軽いけいれんが出てしまい登山が困難な状況に。
どうにかこうにか渋谷口の登山道まで来て休憩。
休憩で良くなるかなと?と期待はしたものの足を伸ばしたら逆にけいれんが襲ってくる。
30分程度休憩したが、初めての山で先が不明なこと、予想タイムより遅延してしまったこと、まだ距離がそこそこあることなどを理由に撤退。
下山口はすぐそばの渋谷口からとも思ったが、休憩中にあった地元の老夫婦の方から道が荒れて崩落しているという情報をいただいたので猪苗代口へ引き返す。
20分ほど歩くとその情報をくれた老夫婦と再度遭遇。
情報のお礼と撤退の旨を伝えると車に載せてくれるとのこと。
地図上では破線ルートになっている林道だが、実は昔皇太子(現天皇)が磐梯山に来た時のエスケープルートとして整備されていると言う事で車でかなり近くまで来れるらしい。
案内に従ってついていくと果たして20分経たず駐車場へ。
そこから車で30分強で猪苗代の市街地へ。
初めての安達太良山、磐梯山は自然の厳しさと人の優しさを同時に味わう登山となった。
合図の穏やかなで荒々しい自然、宿泊した宿の方々のおもてなし、何より送迎までしてくれた老夫婦に感謝の意を示したい。
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