入笠山



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 557m
- 下り
- 557m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
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感想
今回は紅葉目当てに花の名山として名高い「入笠山(にゅうかさやま)」に初山行。1月の北横岳の時に入笠山にも登ろうと思うので、その偵察も兼ねる。
同行は昨年11/10の「初期中山道」以来の高橋さん。元々10/18に計画したが天気が悪く10/25に延期したが、またもや天気が悪くて延期し、今回が三度目の正直だ。
今年の秋は天候が安定せず、台風もたくさん上陸して各地に大きな被害をもたらし、登山道や林道も多くの被害を受けている。最近になってようやく天候が安定して晴れの日が多くなった。
横浜北線と第三京浜経由で約1.5時間で到着。高橋さんの部屋は昨年同様にそこそこ片付いている。心を入れ替えたようだ。
調布まで下道を走り中央道へ。中央道は工事による車線規制が至るところで行われている。双葉SAで休憩し、小淵沢ICで降りてインター近くの「道の駅こぶちざわ」に23:35に到着。鷺沼から休憩込みで2.5時間だった。
車中泊している車は10台くらいで少ない。空は満天の星。気温11℃とあまり寒くない。
1,2列のシートを倒し、シュラフに潜って0:30就寝体制。しかし2人とも眠くならず、四方山話を続け、寝たのは2:30頃だった。
5:00起床。寝たのは2.5時間くらいだ。気温5℃、少し寒いが素晴らしいピーカンだ。近くのローソンでカップ麺とおにぎりを買い、道の駅に戻って車中で朝食。
道の駅から沢入登山口まで24km。途中中央本線の跨線橋からオレンジ色に染まる空にシルエットの富士山が素晴らしく、車を止めて写真を撮った。
天気はピーカンだが、山麓の集落は雲海に沈み、霧の中を登る。山麓の集落から沢入登山口までの林道は舗装されているが、道幅が狭くかなりの傾斜があるので、冬季の雪道で登るのは2駆では厳しそうだ。1月はゴンドラにしよう。
道の駅から40分で沢入登山口に到着。気温は3℃とかなり冷える。沢入の駐車場は30台収容だが、先着は2台だけだった。駐車場は未舗装で奥にはトイレがある。トイレは洋式で紙もあるが、水は飲用不可だ。駐車場脇にはベンチが4つある。
ここから先の林道は4月〜11月の毎日8時〜15時がマイカー規制になっているが、8時前に通過した車が8時過ぎに下る事は可能だ。しかしそれでは物足りないので沢入から登る。
身支度をして7:15に出発。駐車場入口の向かいに登山道入口がある。ほどほどの傾斜の道が続く明るい登山道だが、展望は良くない。期待していた紅葉はイマイチだが、所々に鮮やかに色づいた木がある。
ソロの若い女性に追いついたので、高橋さんが声をかけたが、埼玉から来たそうで、高校生のお子さんがいると聞いてびっくり。20代だと思った。平日に休める仕事らしく、主に日帰りで近場の山に登っているとのこと。この女性とはこの後しばらく一緒だった。
沢入から1時間ほどで入笠湿原に到着。湿原は鹿避けの柵で囲まれていて、鉄格子の扉を開けて中に入る。入笠湿原はすり鉢状の小さな湿原で、あまり湿っていない感じだ。すり鉢のへりを登ると「山彦荘」という山小屋がある。100人収容の通年営業小屋だ。
小屋前には林道が通っていて駐車場と公衆トイレがある。トイレは綺麗な洋式で紙あり。水も出るが飲用不可。入口にはペット専用ゴミ箱があり、ペットに優しい山のようだ。
山彦荘から御所平峠までは林道の下を平行に走る登山道を行く。10分ほどで御所平峠に到着。沢入から御所平峠までがマイカー規制区間で、見張りのおじさんが居た。
御所平峠の前には扇状の開けた斜面があり、ジグザグに道が付いている。お花畑になっているようだが、かつては「入笠山スキー場」のゲレンデで、1999年に廃止されたようだ。お花畑の脇を直登すると5分ほどでマナスル山荘前に出る。マナスル山荘は50人収容の通年営業小屋で、立派な天文台を備えていて天体観測が売りらしい。
マナスル山荘から山頂方面に少し行くと、道が分かれていて「岩場コース」と「迂回コース」と書かれている。岩場コースを登り、迂回コースを下る事にして登り始めるが、ちっとも岩場が無い。1ヶ所だけ大きな岩があり、鎖が懸かっているが、岩にも鎖にも触れずになんなく通過出来る。
マナスル山荘から20分で1,955mの入笠山山頂に到着。山頂は皿を伏せたような地形で広々として360度遮るものの無い大展望だ。中央アルプス、御岳、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父、富士山、南アルプス。素晴らしい!
山頂で休憩しようと思っていたが、風が強いので写真を撮ったら山彦荘まで下ってから休憩する事にする。この頃になるとゴンドラが動いているので、登ってくる人が多い。
山彦荘前のベンチでテルモスの湯でコーヒーを淹れて行動食休憩。休憩後湿原に降りて高橋さんのドローンを飛ばした。
5分ほど登るとゲレンデのトップに出る。お花畑になっていて夏はさぞかし綺麗だろう。来年の夏は花を見に来てみよう。埼玉女子もお勧めしていた。ゲレンデからは八ヶ岳の展望が素晴らしく、富士山も見える。
ゲレンデにはMTBのダウンヒルコースがあり、ライダーが走り抜けて行った。ゲレンデから林道を少し下ると湿原から見えた電波塔があり、電波塔の下から湿原に降りる登山道がある。
一旦湿原の底まで降り、往路を引き返す。35分で沢入登山口に到着すると、埼玉女子と再会。ブログをアップするとのことで、タイトルを教えてくれた。
当初計画では温泉に入ってからJ&Nでランチの予定だったが、あまり汗をかいていないので、温泉はパスして美濃戸口に向かう。途中農業大学校の直売所で野菜を買い、広場でドローンを飛ばした。広場にはハロウィンのカボチャがたくさん置かれていた。
13:15J&Nに到着。天気が良いので外のテラス席にしたが、日差しが強くて暑いくらいだった。高橋さんはステーキプレート、自分はハンバーグを食べた。台風19号で流された橋は仮復旧で人だけが通れるようになったが、車の通行は依然として出来ない。
女将さんに聞いたが、台風直後は下山する登山者は御小屋尾根を下ったそうだ。
帰路中央道の渋滞は無く、調布ICで降りて17:10に鷺沼に到着。第三京浜都筑IC経由で18:45に君津に着いた。
紅葉は期待外れだったが、天候に恵まれて素晴らしい展望を楽しめて良い山行だった。埼玉女子のブログを見ると早速入笠山山行が投稿されていて我々の事にも少し触れていた。
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