STY 2013

- GPS
- 22:35
- 距離
- 98.1km
- 登り
- 6,232m
- 下り
- 6,304m
コースタイム
A5 15:08
A6 16:48
A7 18:18
A8 22:33
A9 00:45
A10 05:50
FINISH 11:23
TOTAL 22:23:26
| 天候 | 初日 曇り 翌日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
河口湖八木橋公園からは送迎バス(有料) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
コースルートは、デジカメに付属されたGPSロガーによるものです。 |
写真
感想
第2回となる「ウルトラトレイルマウントフジ(UTMF)」のハーフコース「STY」に参加しました。
レースのレギュレーション等はこちら。
http://www.ultratrailmtfuji.com/
総距離 84.7km
累積標高差 4,860m
制限時間 24時間
自身2回目となる70キロ超の耐久レースです。
去年のハセツネで得た経験を生かしながら24時間レースに臨みます。
STYのスタート地点は、静岡側「富士山こどもの国」です。
車で現地入りし、早めに着いたので受付時間まで仮眠を取ります。
受付を済ませると、装備品チェックがあります。
ここでは必携の装備について、係員が一つ一つチェックします。
防寒具や食料、水(ハイドレ2L)、ヘッドライト、予備の電池なども含めると、
おそらく4キロ以上あったと思います。担ぐと肩にぐっときます。
特に心配性なわたしは、あれもこれもと詰めてしまい、周りの人より
ザックが大きく膨らんでいるようです。(笑)
さて、スタートの13時となりました。
渋滞に巻き込まれないように、実力よりも前のほうに並びます。
園内を3キロ走ったあと、トレイルに突入します。
地図と高低差表を睨みながら、次のエイドと標高を確認します。
こういうとき、プロトレックの標高計は役立ちます。
この大会はエイドステーションが多く、長いところでも15キロ間隔であります。
そこでは、水、コーラ、パン、バナナなどが、とても充実していて、
このエイドの食料だけでも、まかなえるんじゃないかと思います。
そば、餅、あといろいろあって、ずっといたくなるようでした。
このおかげで、重い食料が半分以上残りました。(失敗1)
また、ハイドレにもエイド毎に補充してもらえるので、担ぐ水も少なくて済みます。
長いレースでは、いろいろなトラブルが起こります。
このトラブルにどのように対処するかが問われます。
今回は、スタート後、約20キロの地点でした。
宝永山の山肌を快調に下っていると、突然ふくらはぎが吊りました。
左足のふくらはぎが硬直し、そのまま転びます。
激痛に顔をしかめながら、うずくまります。
約10分、ふくらはぎをゆっくり伸ばしながら、回復を待ちます。
何とか、歩けるぐらいになり、次のエイドへ向けて、ゆっくり歩きます。
この痛みは、どうかな。。。リタイアも考えんと。。。
レースはまだ始まったばかりです。エイドで考えます。
ふくらはぎの「つり」は、癖になって、再度あの痛み
に悩まされるだろうし。
山のなかで、一歩も動けなくなったら、迷惑かけるし。。。
体中塩分濃度の誤りか?(失敗2)
でも、歩くことは出来る。
次のエイドまで頑張ってみよう。
と再スタートを決めました。
その後も2回、同じ場所が吊りました。
レースも18:30には日が沈み、夜間レースとなります。
ヘッドライトとハンドライトの2本持ちで、明るさは充分です。
翌日の5時までは、この状態でレースは進行します。
幸い、コース整備が素晴らしく、コーステープ・フラッシュライトで
案内してくれます。途中一人旅になっても迷うことはありません。
ふくらはぎの痛みは、激痛から鈍痛に変わり、なんとかいけそうです。
途中1600m級の山々を何度も登り返します。
トレッキングポールの使用も最終区間を除いて禁止されているので、
かなりきついです。気持ちが折れそうになると、エイドステーションに着き、
体力と気持ちを補充してくれます。
STYの総距離は、84.7キロですが、6箇所のエイドステーションが配置されており、
次のエイドまでの距離が目標となるので、84キロの距離がそれほど長くは感じません。
次のエイドまで、次のエイドまで、となるので、結果的に84キロ走れました。
レースは後半に入り、今度は足の裏に違和感を感じるようになりました。
マメです。水ぶくれがあるのが、分かります。
今回のシューズは、サロモンで機能的には、信頼を置いているものです。
ただ今回の使用は2回目で、試走した時は20キロ程度しか走ってないので、
ここまでの状態は分かりませんでした。
機能的には充分なのですが、靴の形が、わたしの足の形に合っていないようです。
エイドで、靴を脱ぎ靴下の上から、テーピングを巻いて保護にしようと
したのですが、うまくいきませんでした。
走るたびに足裏に痛みが走ります。(失敗3)
長距離のレースでは、絶対に足に合っているシューズを選択することです。
このほかにも起こったトラブルは、たくさんあります。
わき腹が痛い、腰が痛い、肩が痛い、などなど普段痛くなったことがない
痛みも出ました。
距離と高低差に対する精神的な痛みが、体に出ているものと思われます。
この痛みをニセの痛みと取るか、ホントの痛みと取るか、難しいところです。
なんとか走りながら、歩きながら、ゆっくりでもゴールが近づきます。
河口湖を見下ろし、大橋を渡り、ゴールしました。
数々のトラブル経験をしましたが、今回のレースでの唯一の成功経験は、
「膝」です。
今まで50キロを過ぎると、膝の痛みが出ましたが、今回はゴールまで
痛みが出ませんでした。
ですので、足裏のマメさえなければ、最後まで走り切れたと思います。
なにはともあれ、制限時間内に完走することが出来ました。
寝る時間が取れるほど、余裕はなかったですが、
距離、高低差、トラブルに対する対応ができ、
また一つ経験値が上がった気がします。
結果 22:23:26
ウトウ





















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