月山〜肘折温泉ルート(念仏ヶ原にテン泊)


- GPS
- 26:16
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 2,373m
コースタイム
2013/4/29 念仏小屋7:35-8:30小岳9:00-9:20赤沢川9:40-11:00大森山手前11:10-12:10大森山-13:50肘折温泉
天候 | 4/28:強風とガス、風速20m/s。 山頂は氷の粒の舞う地吹雪。 標高1650mから晴れ。 4/29:快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは肘折温泉からバスで新庄へ。バス時刻は9:50のあとが、なんと14:10。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
強風とガスのなか月山〜肘折ルートにでかけました。今年は残雪が豊富とのことで、GW後半に行かれる方も多いかと思います。このコースは4月が適期とされています。標高の低い大森山通過が難点でした。 1.千本桜の下り:少しシュルントあり。 2.立合川渡渉点:まだまだどこでも渡れます。 3.念仏小屋:まだまだ雪の中、換気窓だけ顔を出している状態。北側に風を避けられるサイトがあり、ツエルト泊。 4.小岳手前1199mピーク:薮が出てます、左手から迂回。 5.大森山791m:稜線は完全に薮が出ています。地形図では稜線に登山道があるようにかかれているので、スキーを担いで登りはじめましたが廃道でした。薮々であきらめ南面の雪の斜面をキックステップで登りましたが、急登で日差しも強くばてました。肩からは北面をトラバースしましたが、最後シュルントに阻まれ、一旦戻ってスキーを担いで10mほど薮をくだり下から迂回しました、エアリアマップに描かれている南面のトラバース道沿いをいってみれば薮を回避できるかもしれません、保証はできません、ひょっとしてシュルントが待ってるかも・・。 6.林道はまだ残雪豊富。ゴールデンウィーク後半も大丈夫かな。 |
写真
感想
4月28日
庄内観光物産館で夜行バス下車。乗り換えに1時間以上あるので、1km離れたサンクスに買出しにゆく。近くには吉野家もあった。山形行きバスにのって西川ICで下車。ここで町営バス乗り場へ移動。姥沢行きバスに乗り換えたが、お客は4人しかいなかった。姥沢につくと強風でリフト運休。天気は午後から良くなる予報だったので、レストハウスで軽食を頼みつつ、オーバーズボンに着替える。リフトがこのまま運休だったら歩いて登るしかない。11時にゲレンデを登り始めたら、リフトが試運転開始。急いでリフト券売り場に並んだが、かなり待つことに。リフトに乗ってゲレンデトップ到着。他に数人の登山者がホワイトアウトのなか山頂を目指している。GPSとにらめっこしつつ、強風のなか山頂を目指す。パックされた新雪でスキーアイゼンも効きにくい。頂上直下の急斜面はアイゼンでのぼり、ホワイトアウトの山頂の一角に飛び出した。
山頂の風速予報は20m/s。本当の山頂を踏むためには、GPSと鉄杭を頼りに北へ200m移動しなければならないのだが、氷の粒を真正面から受けて、どうにも進めなかった(ゴーグルを持ってこなかった)。頂上小屋の陰で滑降に切り替え、シールを剥がそうとしたが、シール袋を探している時に、ウルトラライトダウンジャケットが風が飛ばされてしまい(涙)、シールをつけたまま下ることにする。完全なホワイトアウトのなか計器歩行、新雪の急斜面を滑っていると、自分が雪崩の上に載っているような錯覚に陥る。標高1650mまでやってきてようやく時折ガスが薄くなってきた。シールをはがして滑降開始、先ほどのパウダーは何処へ、ここまでくると結構カリカリのバーンになっている。千本桜の下りはちょっとしたシュルントがあったが、新雪で埋まっていた。晴れて朝日連峰がみえる。幅広い尾根を1150mまで下ると行き過ぎたようで立合川側に雪庇が出ていた。少し戻って立合川にむかって急斜面を滑り降りる。谷底はすべて雪で埋まっており簡単に渡ることができた。右手の沢をつめると、広大な念仏ヶ原にでた。雪原を進み念仏小屋に到着したが、屋根の一部しか出ていない。北側の窪地にツエルトを張った。この日は月山山頂は終日ガスのなかだった。
4月29日
快晴。肘折温泉のバスは9:50のあとが14:10.どうせ9時のバスには間に合わないのでゆっくり7時半出発。相変わらず、トレースがないのでGPSで現在地を確認しつつ慎重に進む。1199mピークは薮がでており、左下から回り込む。小岳でシールをはがし滑降。しかし稜線を行き過ぎて薮っぽくなり引き返す。素直に赤沢川に飛び込めばよかった。壷足で尾根を登り返し再度滑降。左下に沼をみて窪地を進んだところで、登りになりシール装着。しかし大森山手前鞍部でとうとう雪が途切れる。シールのまま登山道を進むが、稜線は完全に雪がない。地形図では稜線に道が描かれているので、板を背負って登りはじめるが薮となり右手の雪の急斜面をキックステップで登る。ここが一番苦しかった。あとでエアリアマップを見ると登山道は右手を巻いているので、トラバースすればよかったかも。肩の辺りで稜線に戻ってみたものの薮が濃く再び雪面に戻ったり、下降もシュルントに阻まれ引き返し板を脱いで薮を下ったりで時間がかかってしまい、余裕がなくなってしまった。林道は雪が豊富で、快調に進み、最後車道を歩き発車15分前という良いタイミングで肘折バス停にたどりついた。
天気がよいときに、温泉泊ワンデイでもう一度行ってみたい。
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