武奈ヶ岳 (山頂〜釣瓶岳〜ナガオ尾根〜広谷)

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,136m
コースタイム
| 天候 | 晴れ後曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 金糞峠〜中峠〜山頂はポピュラーなルートなので省略。 ◆ 武奈の山頂から北へ伸びる尾根を細川越を目指し下る。それ程急ではないが西南尾根と違って、この尾根は粘土みたいなヌルヌルした土でよく滑る。特に下りは尻餅を着き易い。長く滑った靴跡があちこちにある。ストックがあると随分助かる。でも下りは楽だ。 ◆ 細川越は三叉路で右側(東)に下ると沢沿いに広谷に出る。釣瓶岳には尾根を真っ直ぐに北に進む。釣瓶岳までは100mの登りだが、昼からの登りはなかなかきつい。喘ぎながら登る。 山頂は大きな杉が一杯あり、展望は北の方だけだ。今日は気温が25度ににもなり暑かったので涼しかった。でも、弁当を食べる気になるような頂上ではない。 ◆ ナガオ尾根は地図には無いバリルートだ。 縦走路は北に続くのだが、ナガオ尾根は山頂から直ぐ東南に緩やかに伸びてる尾根だが、見通しが悪く尾根の状態は頂上からは全く分からない。仕方がないので確信はあるものの確かめる術がないので、とにかく下りて行く。すると杉が無くなり見通せるようになると尾根の状態が分かる。間違いなさそうだ。 ◆ 正面谷では黄色い新芽が芽吹いていて、桜も満開で大変綺麗であったが、尾根の上ではまだブナの芽は出ていなくて、明るくて見通しが良い尾根だ。武奈の山頂から見ても緩やかで大変いい尾根に見える通り、歩いていて大変気持ちが良い。殆ど急坂が無いのも良い。但し、全く踏み跡がない。それに尾根が割りに広くやせ尾根でないので、何処が尾根の芯か分からない所がある。慎重に尾根の進み具合を見定めて進む必要がある。 ◆ 尾根の上からの眺めは木の中なので良くはない。しかし、木立を通して正面に釈迦岳が見え、右後ろには武奈の山頂が見える。 P991を過ぎると尾根は緩やか下って行き広谷右岸の尾根が迫ってきて、広谷が近づいた事が分かる。 ◆ 広谷の上の尾根にはピークが二つある。最も広谷の丸木橋に近いのは二つのピークの中間より谷に向かって下りる方が良いかなと思っていたが、よく確かめると少し下流に下りるようだ。広谷の下流の左岸は急斜面になる。それより少しくらい上流でもその方が良いと考えて、二つのピークの手前(北)の谷を下りる事にする。しかも大変広くなだらかになった下り口だ。小さなピークなので一つ目のピークを越えて確かめに行こうかとも思ったが、それ程急な勾配には見えないし、標高差60m位だし、若し滝があっても大した事はないだろうと思って下る事にする。 ◆ 下りだすと落ち葉が一杯積もっていてふかふかだ。そして水は無いが谷になり、狭くてそれ程深くはないが落ち葉を踏むと下は岩だ。段差があり深みに足を突っ込むと危ないので、慎重に下る。間もなく広谷の瀬音がしてきた。もうちょっとだ。そして沢の左岸の傾斜が緩くなった所で沢から上がったら、10m下に細川越からの登山道が見えた。丁度木の板の橋が傾いてしまい、渡れなくなった橋(橋の下を渡渉する)の袂に出た。50m下ると広谷だ。山頂から47分かかった。 ◆ 後はイブルキ、八雲が原、観音ロード(名付親 akihoさん) を通り金糞峠へ。 以前の観音ロードは道が悪く決して気持ちよい道ではなかったが、akihosan さん始めボランティアの皆さんのお世話のお陰で、橋も立派になりとても気持ちの良い道になった。私はダケ道は心気臭いので、金糞峠下の石だらけの谷道や青ガレがあっても金糞経由で登り下りするようになった。奥の深谷源流に沿った観音ロードは比良の中でも私の最も好きなコースだ。akiho さんに感謝。 |
感想
◆ 今日は月曜日だが連休前半の最後の日で名神が混むと心配したが、京都東まではそれ程混まないと言ふ予想を聞いたので出かける。
思ったより早く駐車場に着く。正面谷の木々はもう黄色い新芽が出て大変綺麗だ。桜も満開。
午前中は快晴。午後は次第に曇ると言ふ予報だった。
◆ 先週坊村から口の深谷東尾根を登ったが、比良側からは今年初めてだ。
帰りの車の混雑もあり、今日はも一つ調子も良くないので、細川越まで行くにしても広谷を下る積もりだったが、山頂で昼飯を食べながらナガオ尾根を眺めていたら、天気も良いし行きたくなった。お陰で長い一日になった。
◆ ナガオ尾根は釣瓶岳山頂から広谷までの標高差がたった200mしかなく、大変穏やかな尾根だ。しかも最後の広谷に下る時の高度差がその内の60mを占めるので大変緩やかな尾根だ。だが、地図に道が無い尾根で全く踏み跡が無い。だから、穏やかだから尾根が広くなった所があり、そう言ふ所は尾根を外さないよう注意がいる。樹木に葉っぱが付いたら今よりうんと見通しが悪くなり、方向取りが難しくなるかも知れない。
◆ そして、何と言っても、広谷から昇るにしても、広谷に下るにしても肝心なのは、何処から登り、何処から下るかが此処のポイントだ。だから地形図をよく見て場所を決める必要がある。しかし、高度差がほんの60mと距離は200mしかない所だから、その気になれば何処からでも下りれるし、取り付けるかもしれない。でも、楽で安全な所に越したことはない。
◆ 山頂からの下りの尾根の取り付きや、山頂へ向かって行く登りの場合の山頂への道は全く問題は無いと思う。
◆ 今日のコースで金糞峠西側とイブルキから八雲ヶ原への途中のヤマウチワが丁度見頃であった。しかし、以前に比べたら随分と減った気がする。イワカガミは未だ少し早い。殆ど花は咲いていない。
これからはコヤマノタケのブナの芽吹きが楽しみだ。
mesner














mesnerさん、こんにちは。
お元気ですね、少し前に六甲に登ってたと思えば、今度は比良さんへ、よく体力が続きますね。
私は明日金剛山に行きますが、今日の夜中に長野から帰ってきたばかりで、少々疲れ気味です。
高山植物も環境の変化か、少なくなっていますね。
cprrescue さん、コメント有難うございます。
今は何にもしてませんから週一回のハイキングくらいしないと、豚になりますから、健康の為に山歩きをしています。あとゴルフもやるんですが、昨年ヤマレコを知り入会したら色々な情報が入り、発信すればその応答があったりと、この年になっても結構楽しいですね。最近はゴルフより山の方に私の情熱がいってます。
ゴルフは年と共に飛距離が落ち、スコアが悪くなりハンディキャップが年々下がりますから、いくら練習しても(そんなに練習ばかりもできませんし)うまくはなりません。自ずと程ほどにと言ふ事になります。
しかし、山歩きは自分の体力や経験をフルに活用し、その範囲内で四季折々に色んな山を楽しめます。
貴殿が先日の日記に「山がこんなに人を惹きつけるには人の心を癒す何かがあるのだろう」と言ふような事を書いておられましたが、その通りでしょうね。
私の場合は癒されたいといふ受身形ではないように思います。もっと積極的に山の霊気を嗅ぎに行ってる様な感じかなと、貴殿の記事を読んで感じていました。
この年になるともう山小屋に泊まる元気はありません。車で行き、温泉宿に泊まると言ふのを最低の条件にしています。六甲や比良山は手頃ですね。
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