人形山 -大勘場から-


- GPS
- 09:02
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,261m
- 下り
- 1,273m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 8:46
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道が右岸の支流を回り込むところはスノーブリッジがない。渡渉。 岩長谷の橋は落ちているとのこと。 Nishidenさんによれば、最初のスノーブリッジがない場合は岩長谷の下部も割れているとのこと。割れていた場合、岩長谷下部には崖地形があり左岸には出にくいらしく、右岸を降りると橋がないため渡渉が発生する、とのことだった。 |
その他周辺情報 | 平ふれあい温泉センター ゆー楽 620円。額での非接触体温測定あり。露天風呂からの庄川祖山ダム湖の眺めが美しい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ピック付ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ゴーグル
クトー
アイゼン
火器
バッテリー
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感想
やわやわ+K会長の山スキー第2弾は人形山。
僕はスキーでの人形山は5回目で、過去4回は大勘場からが3回、最近の1回が五箇山田向からだった。
4人でラッセルを回し順調に、と言っても6時間かけて無事登頂、その後三ヶ辻分岐まで滑降してきて、さて岩長谷に下りるかどうかで協議。谷の大斜面滑降の楽しさに対して、懸念材料は下部の谷割れと、岩長谷にかかる林道の橋が崩落していること。皆迷ったが、相対的に経験数の多い僕が谷に行かない意見を出して、往路を下ることとなった。
過去僕が岩長谷を滑り降りたのは3回で、2013年3月、2014年3月と2018年1月。3月の2回は牛首林道まで滑り降りたが、最後の18年1月は谷割れから登り返した。これらの記憶から、「岩長谷が下まで滑れた時には、奥大勘場出て直ぐの沢がスノーブリッジで渡れ、渡渉になった時は岩長谷が割れてた。」と現場で言った。
しかし帰ってから記録を確認すると、2014年の時も出だしの沢は渡渉だった。その時と今回を比べると、沢渡渉時の雪の量が違い、今回の方が倍くらいあって、雪壁の昇り降りに苦労した。それだけ雪が多くてなぜスノーブリッジが出来ていないのかと言うと、寒暖差が大きくて沢山降ったがその後気温の高い日に崩れるのが早いのだろう。岩長谷ではどうだったのか、結局行って見ないと分からない。
今日はKさん、ニシデン師匠、シンモンさんで人形山に行ってきた。
朝軽く雪が降っていたが、天気予報通り6時前には止み、一同元気いっぱいに大勘場を出発。意外と雪が多く、最初からブーツラッセルだ。
しばらく行くと林道の渡渉となり、みんなお尻を滑らせたりしながら、うまく沢床に降りたが、私はウイペットを雪に刺して、クライムダウンしようとした。下部にオーバーハングの箇所があり、足を蹴りこもうとしたらウイペットが抜けて、そのままズルっと落ち、背中から水に浸かった。すぐに起きたが、左の兼用靴に水が入ってしまった。このまま標高の高いエリアにいると凍傷になるが、しばらく林道歩きで、しかも天気は良くなるので、このまま進んだ。
林道を歩き終えて、目印の巨木から谷へ入り、すぐに稜線に出る。みなでラッセルをまわす。ブナの疎林帯では天気も良くなり、展望を楽しみながら周回をする。宮屋敷を越えて分岐への急登に入る。手前でクトーを装着し、東側の雪が柔らかいところを使い登りきった。三ヶ辻山との分岐から先は雪庇に注意しながら南側を進み、山頂に到着。
残念ながらガスが多く、白山や北アは見渡せない。少し休憩したら、さあ、帰ろう。登りトレースを外さずに滑り、カニラッセルもして、分岐からの急登を楽しく滑り、とりあえずあとはシールオンとなる。
天気も回復し、展望を楽しみながら進む。1500pからはシールオフで滑走再開。雪はそれなりに生きており、みなで気持ちよく標高を落としていく。途中までは楽しく滑ることができたが、1000mから下部はだんだんと重くなってきた。林道からはヒールを開放し進み、橋からはシールオンで進む。
渡渉地点にきたが、なかなか突破できない。こういう時は百戦錬磨のKさんの登場だ。指示通りになんとか突破することができた。ありがとうございました。
さああと少しというところで、問題発生。私の板のビンディングTLTスーパーライト2の前の固定部分の釘がなくなっていた。このままでは靴の先端が固定されない。解決方法が思いつかず、林道歩きもわずかだったので、片足固定で、片足の板は流れ止めだけのまま進んだ。途中バランスを崩し、こけたりしながらなんとか大勘場に帰着。シンモンさんは最後まで一緒にいてくれてとても心強かった。ありがとうございます。
山ではいろんなアクシデントがあるだろう。自力でそれを解決できるように所持品の厳選、日ごろの装備チェックやメンテなどが必要だ。今回のアクシデントは山行の最後の部分であったが、ヤマの中だったらどうしただろう。今後しっかりと考えてみたい。同行のみなさん、ありがとうございました。
・天候 快晴 稜線で5m、山頂では風速3m
・気温 登山口:0度 山頂:ー1度 途中の稜線:ー2度〜ー3度
・アウター 上:ミレー、下:ミレー
・インナー 上:アクティブスキン+モンベルジオライン
下:アクティブスキン+スキー用靴下
・スキー関係 ポン159、スコットコスモス2
・ザック BDジェットフォースSAGA40
・手袋 アクティブスキン+HESTRA白
・消費 水250cc、お湯200cc、パン1個、ゼリー半分、アミノバイタル1袋
今日もKさんとChikauさんの山行にお邪魔させてもらった。
人形山は昨年に田向の集落奥の林道から歩いて登頂した。その際には大勘場からの二人組と並んで登頂になった。彼らは雪の少ない岩長谷に入っていったが、どうなったのか?
今日はその大勘場からの登山。
車での移動中はゴン降りだったが駐車したらやんだ。以後、基本晴れ。素晴らしい。
林道を入ることは分かっていたが、渡渉があるとは…
渡渉の段差の上り下りをKさんにご指導いただいた。百聞は一見にしかずです。
林道から尾根に取り付くが、重くて深い。今日のラッセルは大変そう。4人で細かくラッセルを回して高度を稼いだ。
860に地図に表現されない小さなコルがあり、谷筋からそこに乗って尾根にとりつく。
1138までは急な尾根。右折してからは傾斜も緩み楽になる。高度が上がるほどに雪は軽くなりラッセルの負担も減っていく。
1450くらいから左の谷の方に寄っていき1530のポコは左から巻いて雪庇の切れ間から尾根に乗り上げた。
1601の奥の鞍部まではアップダウンがあるが、効率よく巻くことは難しい。時に巻き気味に、時にラッセルが浅くて歩きやすいところを選んで進む。
主稜線に乗り上げる壁は向かって右はカチカチ、左は吹き溜まってふかふか。適度な硬さのところを選ぶように進み主稜線に合流した。
主稜線もどうしても登り返しができてしまうが、少しでも少なくなるように進む。高度は上げているが、日差しでの影響なのか吹き付ける雪の性状なのかここの雪はずっしりと重かった
(私は帰りのカニラッセルしかしてないが…)。
雪庇に気をつけつつ進みピークへ。
新百名山の看板が見えていたので、そこで記念写真。
ここでシールを剥がしてカニ歩きを混じえつつ壁へのドロップポイントへ。ここで協議。岩長谷に入るか入らないか。
コース状況にも書いたように、入っても下部が割れている可能性が高いこと・橋がなく右岸に追いやられたら渡渉があること、などから今日はピストンとなった。
1601下の鞍部から1580のポコまでシールでひたすら歩く。トレースがあるのでまだサクサク進む。振り返れば三ケ辻山から人形山への稜線が輝いていた。
1580でシールを外し滑走へ。
雪はやや重いのだが1200くらいまでは林間パウダー滑走と言っていいだろう。写真を取りつつ気持ちよく滑った。
1138から下の急斜面は谷に入った。重い。が、モナカではないし板は抜けるので回せた。落下するように(一度はほんとに3mくらい落ちた…)滑って林道に着地。いや楽しかった。
林道を手漕ぎし渡渉し、また林道を歩き駐車地へ。充実の山行となった。
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