唐松〜五竜縦走 晴れのち曇りのち吹雪のち快晴

- GPS
- 28:15
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,534m
- 下り
- 1,841m
コースタイム
7:30 八方ゴンドラ駅山麓駅 アルペンライン乗車
8:00 八方池山荘 8:05
8:20 石神井ケルン
8:30 第2ケルン WC横通過
8:38 八方ケルン
8:50 第3ケルン 八方池
8:55 下ノ樺 アイゼン装着
9:35 丸山ケルン
10:55 唐松山荘 大休憩 11:55
12:00 牛首〜大黒岳通過 13:15
13:45 登り返し
15:00頃 五竜山荘
5/5
6:40 五竜山荘
7:15 G0 横稜線
7:45 五竜山頂 8:05
8:25 山頂〜G2横 渋滞待ち
8:55 五竜山荘 9:10
9:45 西遠見
10:15 大遠見
10:40 中遠見
11:00 小遠見
11:40 アルプス平 山頂駅
12:15 エスカルプラザ
13:50 八方第2駐車場
| 天候 | 5/4 晴れのち曇りのち吹雪 風強し 5/5 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
乾燥していて砂ほこり多し |
| コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘〜唐松山荘 晴れていて、風弱ければ 危険箇所特になし 丸山から上の稜線 風強い 唐松山荘〜五竜山荘 5/4 午後 牛首からの鎖場 鎖露出、アイスと岩のミックス 大黒岳抜ける最後のルンゼ〜向かいの尾根 鎖、夏道埋まってます。滑落注意 登り返し〜五竜山荘 夏道半分出ています。見通しあれば問題なし。 この日午後、ガスから雪、吹雪と悪化。夏道埋まっている部分で ホワイトアウト気味。谷側へ下りるトレースあり注意。 稜線付近は露出しているので登ってルート。 ただし、部分的に雪庇あるので、注意必要。 五竜山荘〜五竜 早朝 夏道のトレースは滑りそう。 自分も含めほとんどの方がG0横上り、稜線を山頂へ 踏み跡しっかりありますが部分的に石あり注意 五竜山荘〜アルプス平 白岳側面 雪質良くトラバーストレースあり、自己判断で 大遠見〜小遠見 部分的に雪庇あり、寄り過ぎないように注意 |
写真
感想
5/4〜5/5 八方尾根から上り唐松、五竜、遠見尾根下りです。
天候は5/4、晴れのち曇り、午後曇りのち雪、14:00過ぎから吹雪
5/5 午前快晴、午後から稜線は曇がかかってました。
連休前半、仕事と天候状態で、谷川岳西黒尾根ピストン。
後半は、涸沢から北穂、奥穂か迷った末、こちらへ
5/4 0:30頃八方第2駐車場へ。
ここはトイレ、足湯あり、向かいにコンビニありで
白馬方面の時良く利用してます。
八方ゴンドラは本日7:30から運行なので1時間前に山麓駅へ向かう。
が、すでに50人ほどの待ち。ほとんどスキーヤー。
20年前のスキー全盛の頃、正月GWなど数時間待ちであったのに比べて
少ないなと感じるが思っていたよりも多い。
それにしても、スキーの人ほとんどヘルメット着けてます。
BCか? いや、板、ビンディング見ると競技用のカービング主体で、
普通のも混じっている。
昔はスーパーGとかの高速練習以外メットは被らなかったが、
今は安全確保で普通の人も被るらしい。
登山者よりしっかりしてるのではとも思う。
並んでいる前の方に登山者も数人いるが、アダム、クワッド乗り継ぐうちに
八方池山荘では先頭になってしまった。
自分のペースつかむまでは後ろの人気にせず一人で歩きたい。と、様子見て
長身の男性(私より年上に見える)先行したので、その後のスタート。
この人、大股で夏道ハイペースで上って行きます。
全く付けません。公衆トイレ前ではるか前方に確認。
八方池では不帰方面の頭見えない。夏も2回くらい来てるが、ここから
不帰の頭見た記憶がない。
下ノ樺で八方池山荘泊まり組も混じり、多くの人がアイゼン装着してます。
夏と同様ここから登山様相。
丸山への斜面で、長身の男性に追いつく。
競争してるわけではないが、アイゼン着けての省力の”上り”は得意だ。
唐松からの下りの人も増え
滑落停止訓練してる組あり、そのリーダー?、滑落の声までしっかり出してる。
カップルの女性、しりセード楽しいのでもう一回上がろうと言ってる。
就学前の男の子、ロープでつないだ親子が下りてくる。
天気も良いと春の雪山は楽しい。
唐松近くなるにつれ、風が強く、雲が多くなるが、まだ、五竜方面は見えている。
唐松山荘で、休憩料金払って、補給と冬支度にとまったりしてると、気が付くと
1時間もたっている。
外へ出るとガスだ。五竜岳は見えなくなっている。
ヤマテンの予報通りだ。これからガスで降雪あり、
軟弱に唐松は回避して縦走路へ。
牛首の鎖場へ向かう途中からスイッチ切り替えて行くが、
下降途中、カップルの組ロープ出してるの見てスイッチ入る。
先行させてもらう。
鎖の無い小ルンゼ、ガレ場のトラバース、南八ヶ岳稜線縦走並か。
いくつか鎖場下りて、鎖の埋まったルンゼ、その向こうのルートが不明。
とりあえず鎖取り付けの岩まで行ってみる。
凍っていて夏道は埋まって切れ落ちてる。
避けて直登の踏み跡あり、試すが3手目がまづい。
2本使う事にしてルンゼ向こうへ戻る。
その間、五竜方面からくる声あり、下降点がわからないらしい。
手で下降点教える。先頭の男性、丁寧に1本でクライムダウンした。
その後の女性、ストックだ。大丈夫か?前向きで何とか下りた。
その次、ストックの大柄の男性だ。女性より動きが硬い。
一瞬滑って、鎖取り付けの岩上へ着地して止まった。
ストックの二人、すみませんといってこちらへ来たが、こちらも
何も出来ず、すみません。
3人組だと思っていたが違うらしい。先頭の男性は見かねて先導しているようだ。
さて、自分は2本で乗り越えて、やれやれと下って行く。
ガスと風が強くなってきた。雪も混じりだした。
振り返って、こちらへ来てるはずのカップルが来ない。
夏道と向かう方向確認しながら行くが見えなくなってきた。
登り返しの途中で、博多弁?の大柄のカメラ装備の男性と話交わす。
この先で、かなり迷ったらしい。
谷側へ下りてるトレースに引き込まれず、尾根に出たら見えなくても左へ
トラバースと教えてもらった。
行くと本当に見えない。少し下ると夏道のはずだが、トラバースの斜面がキツイ
迷わずに行けない。
稜線まで上って露出部から下を確認して夏道に戻る。
ここが今日の核心だった。
しかし、今日はこれで終わらなかった。
吹雪模様となってきて、遠見尾根分岐も近くなった頃、上から人の声がする。
姿は見えない。幻聴か?そんなに疲れてないぞ。体も暖かいし。
しばらくすると、雪の向こうから、2人のじい様組現れ、
”小屋は近いですか?”と聞かれた。
こちらが聞きたい。”2時間半ほど先です。”と答えた。
話がかみ合わない。
”唐松から来ました。”と付け加えると、”えつ!”と驚く。
驚くことではないだろうとまだこちらも変だ。
やっと、五竜山荘へ行くつもりらしい事が分かった。
”分岐まで戻りましょう。”と一緒に行く。
確かに分岐からすぐそこのはずの五竜山荘が見えない。
”会えて良かった!”と感謝されるが、
この道標で、唐松へは行かないだろう。
長い1日も終わった。眠ろう。眠れない。
同室の1人、エンドレスの大いびき、つらく長い夜だった。
5/5 快晴
日の出を堪能するが、小屋前からみんなして五竜を見上げルート探ってます。
夏道行くと怖そうだ。GOの岩稜へ上がると思うが下からは確認できない。
行って判断だ。
先頭は嫌だが出遅れた。
昨夕、夏のトレッキングみたいな姿でやって来た4人の若者、
受付で鹿島槍予定と書いて、小屋の熊さんに無理とたしなめられていた。
その4人が玄関のテーブルでのんびりと朝食してるので、
靴履き渋滞が起こってる。
やられた、泊まりの1/3くらいの順番だ。これではだたの行列で上がる事になる。
昨日の疲れが残り体が重い。泊まりの山は12月初めの南八ヶ岳のテン泊以来だ。
日帰りばかりで荷も軽かった。
それでも、慎重に上って、昨日の縦走路見たら少し感動した。
西穂よりも綺麗に見えた。
山頂では写真渋滞。
下りは、続々上がってくる人待ちで、G2付近で20分くらいの待ち。
どこでも下りれば良いのだが、そんな度胸も無いのでひたすら待つ。
遠見尾根は長かった。冬これを上がる体力も根性も無いな。
五竜遠見スキー場、八方より人が多いのでは?
スキー場の端、迷惑かけないようゆっくり下らさせてもらう。
途中、ゲレンデで、結婚写真撮っているモーニングとドレスのカップルあり
おめでとう!快晴で良かったね。
色々あった2日間でした。
終わり。
ST












STsnow さん、こんにちは!
私、感想に登場していますストックカップルの男の方です。
あの時はお待たせをしてしまいどうもすみませんでした
ただ長く反対側の方を拝見してましたので、STsnow さんのことはハッキリ覚えています。
その後鎖場の連続する箇所など、特に問題なく通過できたのですが、あの箇所だけは難儀してしまいました。
STsnow さんスゴい洞察力ですね、あの箇所はたぶん滑るんだろうなという予感があり、私怖さを感じてました。なので体が自然と硬くなっていたことと思います。
自分の山行の様子を客観的に知るのって初めてだったのでとても興味深く拝見いたしました。
いずれにしても今回のコース、今の私達には難易度が高かったと反省してます。現在はその反省レコを作成中でしたが、たまたまお見掛けしまして、、、どうもお疲れ様でした!
次回は天気の良い安全な山頂でお会いしたいですね
STsnowさん、こんばんは(@^^)/~~
唐松に登った時、初めて五竜を身近に見ました。堂々とした佇まいと、稜線の美しさに惚れ惚れして、いつか登ってみたいと思っています★
本当に山々の連なりが美しいですね(●´艸`)素晴らしい景色が伝わってくる、きれいな写真ばかりで、うっとり眺めさせていただきました( ´ ▽ ` )ノ
お疲れ様でした!!
勝手にに色々書いてすみませんでした。
あの日、あのルートで厳しかったのは、あそこだけだと
思います。そこにストックで登場されたので、大変驚いてしまった次第です。
安全にと思って準備して行ってますが、端から見れば、
自分の方が一人で行く、危ない迷惑な奴です。
行かれている山系も近いものがありますので、
お会いしたいものと思います。
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