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Yamareco

記録ID: 2990787
全員に公開
山滑走
北陸

浅草岳BC/ムジナ沢源頭部・早坂尾根

2021年03月11日(木) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福島県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
--:--
距離
21.6km
登り
1,386m
下り
1,388m

コースタイム

日帰り
山行
8:17
休憩
2:33
合計
10:50
4:32
73
5:45
5:50
170
8:40
27
9:07
15
9:22
10:15
14
10:29
10:50
23
11:13
11:35
45
ムジナ沢源頭部登り返し地点(1,340m)
12:20
15
前岳
12:35
13:04
50
13:54
14:09
35
三角点「横倉」付近
14:44
14:52
30
県道385号合流地点(750m)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道385号除雪終了点(旧ホテル大自然館前)に路駐しました。

コース状況/
危険箇所等
しばらくまとまった降雪なく、早朝は固く締まった雪。既に残雪期のコンディションで登高時はほぼ全行程でクトーが大活躍。
稜線など強風帯を除いて、標高の高いところでは僅かながら新雪が乗っていました。
その他周辺情報 直帰しました。
写真はヤジマナ沢左岸尾根ルート取付・林道終点(660m)



4:32 県道385号・除雪終了点(490m)出発

除雪終了点は未だバスの車高ほどの積雪あり!

県道を登り始めてまもなくの橋の手前南側への林道へ進みます。
林道は固く締まった雪で、尚且つ斜めっててシールだけだと滑落しそうですぐにクトーを装着。
登頂までクトーが欠かせない道のりとなります。

林道を進んでる間に夜明けを迎えました。


5:45 林道終点(660m) ※当写真

周囲が開けた林道終点と思しき場所に出てきました。
道なりに突き当たりのややきつい斜面に取付きます。
今回のヤジマナ沢左岸尾根ルートは前半が急斜面で頑張りどころ。
数日前と思われるスキートレースを見出して活用させてもらいました。
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写真はヤジマナ沢左岸尾根ルート取付・林道終点(660m)



4:32 県道385号・除雪終了点(490m)出発

除雪終了点は未だバスの車高ほどの積雪あり!

県道を登り始めてまもなくの橋の手前南側への林道へ進みます。
林道は固く締まった雪で、尚且つ斜めっててシールだけだと滑落しそうですぐにクトーを装着。
登頂までクトーが欠かせない道のりとなります。

林道を進んでる間に夜明けを迎えました。


5:45 林道終点(660m) ※当写真

周囲が開けた林道終点と思しき場所に出てきました。
道なりに突き当たりのややきつい斜面に取付きます。
今回のヤジマナ沢左岸尾根ルートは前半が急斜面で頑張りどころ。
数日前と思われるスキートレースを見出して活用させてもらいました。
樹林帯の斜面はスノーシュー、スキーのトレースが複数錯綜。
自分なりに登りやすいところを選んで進みます。
少し登ると小さな尾根に乗りました。ルートには赤テープが所々あるので参考になります。

※この尾根は桜曽根の南隣を並走していますが、夏道はありません。
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樹林帯の斜面はスノーシュー、スキーのトレースが複数錯綜。
自分なりに登りやすいところを選んで進みます。
少し登ると小さな尾根に乗りました。ルートには赤テープが所々あるので参考になります。

※この尾根は桜曽根の南隣を並走していますが、夏道はありません。
クトーが頼りの硬い雪の急斜面が続きます。尾根東寄りはクラック注意。
2
クトーが頼りの硬い雪の急斜面が続きます。尾根東寄りはクラック注意。
6:32 比較的大きな尾根(890m)

登っていくうちに明確でゆったりとした尾根に乗りました。
取付きからここまではけっこう頑張りどころでした。


北側に見える守門を眺めつつ小休止を入れてから登高再開。
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6:32 比較的大きな尾根(890m)

登っていくうちに明確でゆったりとした尾根に乗りました。
取付きからここまではけっこう頑張りどころでした。


北側に見える守門を眺めつつ小休止を入れてから登高再開。
朝日を浴びて輝く守門岳!先週登った大岳は北側に隠れて見えませんが、
やはり雪をまとった守門岳は美しいです。
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朝日を浴びて輝く守門岳!先週登った大岳は北側に隠れて見えませんが、
やはり雪をまとった守門岳は美しいです。
尾根の東側は急斜面。雪庇はあったとしても既に落ちた形跡。
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尾根の東側は急斜面。雪庇はあったとしても既に落ちた形跡。
6:58 朝日を浴びる(980m)

登っていくうちに風が冷たくなってきましたが、朝日を浴びてホッとします。
この辺りより僅かながら新雪を見るようになりました!

それと尾根西側に走るクラックは気温が上昇すると要注意かと思われます。
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6:58 朝日を浴びる(980m)

登っていくうちに風が冷たくなってきましたが、朝日を浴びてホッとします。
この辺りより僅かながら新雪を見るようになりました!

それと尾根西側に走るクラックは気温が上昇すると要注意かと思われます。
中盤は比較的緩やかな登り。この辺りの新雪は風で飛ばされ雪面は硬い。
ヤジマナ沢を挟んで東側には夏道のある桜曽根が近いけど、合流するのは嘉平与ボッチの手前。
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中盤は比較的緩やかな登り。この辺りの新雪は風で飛ばされ雪面は硬い。
ヤジマナ沢を挟んで東側には夏道のある桜曽根が近いけど、合流するのは嘉平与ボッチの手前。
守門を振り返りつつ、緩やかで気持ち良い登高でした。
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守門を振り返りつつ、緩やかで気持ち良い登高でした。
今回は周回行程ながらも、この尾根を滑降するのもなかなか良さそうです。
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今回は周回行程ながらも、この尾根を滑降するのもなかなか良さそうです。
行く手には2つの鋭鋒が見えてきました。
おそらく左側に見えるのが嘉平与ボッチ。
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行く手には2つの鋭鋒が見えてきました。
おそらく左側に見えるのが嘉平与ボッチ。
7:48 1246m標高点

ゆったりとした尾根が続きます。この1246m標高点は好展望で平らな良い休憩ポイント。
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7:48 1246m標高点

ゆったりとした尾根が続きます。この1246m標高点は好展望で平らな良い休憩ポイント。
西側にはムジナ沢左岸尾根の端正な眺め。
あちらもスキー登高に向いてそうな緩やかな尾根です。
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西側にはムジナ沢左岸尾根の端正な眺め。
あちらもスキー登高に向いてそうな緩やかな尾根です。
嘉平与ボッチが近付くにつれ、ムジナ沢源頭部が垣間見えるように!
今回、最初の目的となるムジナ沢源頭部と周辺の眺めは1500m級に見えない山岳光景です!
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嘉平与ボッチが近付くにつれ、ムジナ沢源頭部が垣間見えるように!
今回、最初の目的となるムジナ沢源頭部と周辺の眺めは1500m級に見えない山岳光景です!
ムジナ沢源頭部の向こうに六十里ルートで越えてくる山々。
夏にはあちらも歩いてみたいです。
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ムジナ沢源頭部の向こうに六十里ルートで越えてくる山々。
夏にはあちらも歩いてみたいです。
遂に正面に嘉平与ボッチを捉えました。
最初に滑降予定のムジナ沢源頭部も次第に全貌が見えてきます!
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遂に正面に嘉平与ボッチを捉えました。
最初に滑降予定のムジナ沢源頭部も次第に全貌が見えてきます!
8:39 嘉平与ボッチ付近(1,470m)

嘉平与ボッチのトラバースは今日の行程で最も要注意箇所。
一息入れてから進みます。
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8:39 嘉平与ボッチ付近(1,470m)

嘉平与ボッチのトラバースは今日の行程で最も要注意箇所。
一息入れてから進みます。
今日の行程で最も集中力を要する嘉平与ボッチのトラバース。
少ないながらも新雪が乗って、古いトレースを覆っている状態でした。
クトーの刃を利かせて足元を固めつつ、ゆっくり慎重に進みます。
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今日の行程で最も集中力を要する嘉平与ボッチのトラバース。
少ないながらも新雪が乗って、古いトレースを覆っている状態でした。
クトーの刃を利かせて足元を固めつつ、ゆっくり慎重に進みます。
順調にトラバースをクリアすると、次は前岳が見えてきます。
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順調にトラバースをクリアすると、次は前岳が見えてきます。
滑降予定のムジナ沢源頭部の大斜面!気持ち良さそう!
でもまだ雪が緩んでいないようで、とりあえず登頂を優先することにしました。
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滑降予定のムジナ沢源頭部の大斜面!気持ち良さそう!
でもまだ雪が緩んでいないようで、とりあえず登頂を優先することにしました。
9:07 前岳山頂(1,568m)到着!

秋には灌木帯に覆われて踏み込めなかった前岳もあっさり登頂!
遂に行く手に浅草岳が見えてきます!
無雪期には斜めの木道で悪路だったけど、積雪期のほうが快適に歩けます♪
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9:07 前岳山頂(1,568m)到着!

秋には灌木帯に覆われて踏み込めなかった前岳もあっさり登頂!
遂に行く手に浅草岳が見えてきます!
無雪期には斜めの木道で悪路だったけど、積雪期のほうが快適に歩けます♪
これを登り切れば山頂。南側から回り込んでいくことにしました。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
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これを登り切れば山頂。南側から回り込んでいくことにしました。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
9:22 浅草岳山頂(1585.4m)到着!

5時間弱の登りでようやく半年ぶりの浅草岳山頂に到着です。
外れていたはずの青い案内板が元どおりに直っています!
風が強くて大変でしたが、この案内板が風除けになっていることを体感しました。直していただいた方には本当に感謝です!
9:22 浅草岳山頂(1585.4m)到着!

5時間弱の登りでようやく半年ぶりの浅草岳山頂に到着です。
外れていたはずの青い案内板が元どおりに直っています!
風が強くて大変でしたが、この案内板が風除けになっていることを体感しました。直していただいた方には本当に感謝です!
浅草岳北面。下りで滑降予定の早坂尾根を観察。
北面ということもあって、滑り始めはガチガチのアイスバーンです。
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浅草岳北面。下りで滑降予定の早坂尾根を観察。
北面ということもあって、滑り始めはガチガチのアイスバーンです。
浅草岳南面。険しい鬼ヶ面山が雪を被ると更に険しさが増して見えます。
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浅草岳南面。険しい鬼ヶ面山が雪を被ると更に険しさが増して見えます。
浅草岳東面。秋には一面雲海だったので、初めてクリアに見渡せました。
ここから東側は福島県。関西人の自分にとっては思えば遠くまで来ました。

山頂から少し離れてみたけど、風の強さは一緒でした。
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浅草岳東面。秋には一面雲海だったので、初めてクリアに見渡せました。
ここから東側は福島県。関西人の自分にとっては思えば遠くまで来ました。

山頂から少し離れてみたけど、風の強さは一緒でした。
浅草岳山頂でのあおいとひなた。この2人も2度目の登頂!

#ヤマノススメ


山頂滞在中に登山装備のお二方が登ってこられ、感動の絶景を分かち合いました。
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浅草岳山頂でのあおいとひなた。この2人も2度目の登頂!

#ヤマノススメ


山頂滞在中に登山装備のお二方が登ってこられ、感動の絶景を分かち合いました。
一等三角点
点名:「浅草岳」
標高:1585.44m

強風のせいで三角点から危うく滑落させるところでした!


山頂でこの後の計画を再検討し、行動時間は足りるということで、
予定どおりにまずムジナ沢源頭部を滑降することにしました。


10:15 浅草岳山頂出発

登高モードのままで前岳へ戻ります。山頂からの下りは夏道北側の低木帯を降りました。
積雪は豊富でスキーの取り回しのスペースは充分です。
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一等三角点
点名:「浅草岳」
標高:1585.44m

強風のせいで三角点から危うく滑落させるところでした!


山頂でこの後の計画を再検討し、行動時間は足りるということで、
予定どおりにまずムジナ沢源頭部を滑降することにしました。


10:15 浅草岳山頂出発

登高モードのままで前岳へ戻ります。山頂からの下りは夏道北側の低木帯を降りました。
積雪は豊富でスキーの取り回しのスペースは充分です。
浅草岳から前岳の所要はどちら向きでも約15分。
今日はこの区間を都合3回行き来することになります。


10:29 前岳山頂到着

吹きっさらしの場所だけど、浅草岳山頂に比べると風はややマシでした。
ここでやっとクトーとシールを外して滑降モードへ!


10:50 滑降準備完了して出発

前岳付近で今日初めてスキーヤーの方と出会いました。自分と同じく早坂尾根を滑降されるようです。
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浅草岳から前岳の所要はどちら向きでも約15分。
今日はこの区間を都合3回行き来することになります。


10:29 前岳山頂到着

吹きっさらしの場所だけど、浅草岳山頂に比べると風はややマシでした。
ここでやっとクトーとシールを外して滑降モードへ!


10:50 滑降準備完了して出発

前岳付近で今日初めてスキーヤーの方と出会いました。自分と同じく早坂尾根を滑降されるようです。
前岳の稜線付近はまだまだ硬く、横滑りでゆっくり落としつつドロップポイントへ。
稜線から下りるにつれて、次第に緩んできました!これなら普通に滑れそう!
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前岳の稜線付近はまだまだ硬く、横滑りでゆっくり落としつつドロップポイントへ。
稜線から下りるにつれて、次第に緩んできました!これなら普通に滑れそう!
ムジナ沢カッチに向かって飛び込んでいく感じの滑降!
ムジナ沢源頭部でほんの一瞬の至福のひと時でした!
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ムジナ沢カッチに向かって飛び込んでいく感じの滑降!
ムジナ沢源頭部でほんの一瞬の至福のひと時でした!
11:12 枝尾根下部(1,340m)で再び登高モードに換装

東隣の支沢と合流する辺りでトラバースに入り、大斜面西側の尾根に乗って滑降終了。
ほんの一瞬で終わるムジナ沢源頭部の滑降でしたが最高です!
次の機会にはムジナ沢を通しで滑ってみたい。
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11:12 枝尾根下部(1,340m)で再び登高モードに換装

東隣の支沢と合流する辺りでトラバースに入り、大斜面西側の尾根に乗って滑降終了。
ほんの一瞬で終わるムジナ沢源頭部の滑降でしたが最高です!
次の機会にはムジナ沢を通しで滑ってみたい。
11:35 登り返し開始

滑降はあっという間だけど、前岳までの標高差は200m以上。
ぼちぼち登り返しましょう!
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11:35 登り返し開始

滑降はあっという間だけど、前岳までの標高差は200m以上。
ぼちぼち登り返しましょう!
この嘉平与ボッチ付近に突き上げる支尾根の登りは暑かったです…。
けっこうな急斜面で雪も緩んできてたので、ここでもクトーが大活躍でした。
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この嘉平与ボッチ付近に突き上げる支尾根の登りは暑かったです…。
けっこうな急斜面で雪も緩んできてたので、ここでもクトーが大活躍でした。
12:00 稜線(1,470m)に復帰

30分ほどで支尾根の登り返し終了。稜線に戻ると途端に冷たい風が吹いてきて汗冷えしそう。
ハードシェルのベンチレータを開け閉めするのに忙しい。
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12:00 稜線(1,470m)に復帰

30分ほどで支尾根の登り返し終了。稜線に戻ると途端に冷たい風が吹いてきて汗冷えしそう。
ハードシェルのベンチレータを開け閉めするのに忙しい。
登り返したところから覗き込んだヤスノ沢

ところどころ硬そうで、自分の技術では楽しく滑れる状況ではなさそう。
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登り返したところから覗き込んだヤスノ沢

ところどころ硬そうで、自分の技術では楽しく滑れる状況ではなさそう。
西側には威圧的な雪庇を張り出させた嘉平与ボッチ。
数人が通過してトラバースも既に明瞭になっています。
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西側には威圧的な雪庇を張り出させた嘉平与ボッチ。
数人が通過してトラバースも既に明瞭になっています。
12:20 前岳山頂(1,568m)

登り返し45分で前岳。ここからは浅草岳から北へ緩やかに伸びていく早坂尾根がよく見えます。
初めての浅草岳BCはあの尾根を滑り降りてみたかった!
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12:20 前岳山頂(1,568m)

登り返し45分で前岳。ここからは浅草岳から北へ緩やかに伸びていく早坂尾根がよく見えます。
初めての浅草岳BCはあの尾根を滑り降りてみたかった!
12:35 浅草岳山頂(1585.4m)再登頂

ちょうど1時間の登り返しで浅草岳山頂まで再び戻ってきました。
昼を過ぎても風はまだ強く、案内板の隙間で唸り声を上げているようです。


暑い登り返しの後だからか、1回目の登頂時よりも寒く感じました。
長居は無用。できるだけ手早く滑降準備に掛かります!


13:04 浅草岳山頂出発。

下りは所要2〜3時間。計算どおりの行程の進み具合でした。
早坂尾根上部はとにかく広大な斜面。
でもやはりガチガチのアイスバーンで普通に滑れる状態ではありませんでした。
もし条件良ければ大半径の大回りで滑りたいけど、今回はスピードを落として慎重な滑り出しです。
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12:35 浅草岳山頂(1585.4m)再登頂

ちょうど1時間の登り返しで浅草岳山頂まで再び戻ってきました。
昼を過ぎても風はまだ強く、案内板の隙間で唸り声を上げているようです。


暑い登り返しの後だからか、1回目の登頂時よりも寒く感じました。
長居は無用。できるだけ手早く滑降準備に掛かります!


13:04 浅草岳山頂出発。

下りは所要2〜3時間。計算どおりの行程の進み具合でした。
早坂尾根上部はとにかく広大な斜面。
でもやはりガチガチのアイスバーンで普通に滑れる状態ではありませんでした。
もし条件良ければ大半径の大回りで滑りたいけど、今回はスピードを落として慎重な滑り出しです。
少し標高を下げると雪面がやや緩んできました!
やや硬いくらい。緩斜面なのでこれなら充分滑れます!
守門へ向かって滑っていくかのよう!最高でした!
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少し標高を下げると雪面がやや緩んできました!
やや硬いくらい。緩斜面なのでこれなら充分滑れます!
守門へ向かって滑っていくかのよう!最高でした!
正面の大雪原目掛けて滑っていきます!
早坂尾根は夏道が無く、無雪期に入れないのは勿体ないくらい良い尾根です。
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正面の大雪原目掛けて滑っていきます!
早坂尾根は夏道が無く、無雪期に入れないのは勿体ないくらい良い尾根です。
守門を横目に大斜面を満喫して滑っていきました。
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守門を横目に大斜面を満喫して滑っていきました。
1,200m付近で東側に別尾根が派生します。
1206m標高点を通るつもりで、やや尾根の西側寄りを滑ります。

この日はスキーとスノーシューのトレースがあったので、自分の読図の答え合わせをしていく感覚で活用。
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1,200m付近で東側に別尾根が派生します。
1206m標高点を通るつもりで、やや尾根の西側寄りを滑ります。

この日はスキーとスノーシューのトレースがあったので、自分の読図の答え合わせをしていく感覚で活用。
13:54 三角点「横倉」(1,150m)付近にて小休止

いつしか大雪原の中となり、山頂から標高差400m超落としてきました。
現在地確認と、この先の滑降ルートの読図のために小休止します。
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13:54 三角点「横倉」(1,150m)付近にて小休止

いつしか大雪原の中となり、山頂から標高差400m超落としてきました。
現在地確認と、この先の滑降ルートの読図のために小休止します。
早坂尾根北面台地から見る浅草岳、前岳、そして嘉平与ボッチ
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早坂尾根北面台地から見る浅草岳、前岳、そして嘉平与ボッチ
静寂の早坂尾根でのあおいとひなた
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静寂の早坂尾根でのあおいとひなた
14:09 北西へ下る尾根を目指し滑降再開

小休止したところは目標にしていた三角点より少し南側でした。
まもなく北面台地も終わって、尾根は北西へ下っていくはず。
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14:09 北西へ下る尾根を目指し滑降再開

小休止したところは目標にしていた三角点より少し南側でした。
まもなく北面台地も終わって、尾根は北西へ下っていくはず。
北西へ下る尾根へ。行く手に守門岳が近付いてきました。
最も手前で堂々とした山が守門黒姫。

この尾根を少し下りて、更に西へ派生する細尾根へ。
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北西へ下る尾根へ。行く手に守門岳が近付いてきました。
最も手前で堂々とした山が守門黒姫。

この尾根を少し下りて、更に西へ派生する細尾根へ。
早坂尾根西面越しに遠くなった浅草岳から桜曽根が見えています。
方角的には夏道登山口のネズモチ平を向いているはずです。
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早坂尾根西面越しに遠くなった浅草岳から桜曽根が見えています。
方角的には夏道登山口のネズモチ平を向いているはずです。
細尾根はやや急斜面になりますが、思いがけず樹間の広い快適な下りでした♪
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細尾根はやや急斜面になりますが、思いがけず樹間の広い快適な下りでした♪
今季初のザラメで気持ち良かった!
ずらしまくってるので太いシュプールですが。
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今季初のザラメで気持ち良かった!
ずらしまくってるので太いシュプールですが。
次第に谷筋へ入っていきます。

843mピーク北側の斜面を下って車道に降り立つルートを想定し、現在地確認や読図を数回行いました。
この辺りは複数のトレースが収束してきており、やはり読図の答え合わせをしながら降りる感じとなりました。
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次第に谷筋へ入っていきます。

843mピーク北側の斜面を下って車道に降り立つルートを想定し、現在地確認や読図を数回行いました。
この辺りは複数のトレースが収束してきており、やはり読図の答え合わせをしながら降りる感じとなりました。
ほぼ傾斜もなくなり、そろそろ車道にぶつかるはず。
標高をだいぶ下げてきて、雪はザラメを過ぎて腐り始めてきました。
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ほぼ傾斜もなくなり、そろそろ車道にぶつかるはず。
標高をだいぶ下げてきて、雪はザラメを過ぎて腐り始めてきました。
14:44 県道385号に合流(750m)

浅草岳山頂から1時間40分で県道に出てきました!
今冬は積雪豊富でヤブに邪魔されることもなく、初めての早坂尾根も順調な滑降でした。

無雪期にはネズモチ平へ続く県道もまだまだ深い雪の下。
県道の下りを始める前に一息入れました。
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14:44 県道385号に合流(750m)

浅草岳山頂から1時間40分で県道に出てきました!
今冬は積雪豊富でヤブに邪魔されることもなく、初めての早坂尾根も順調な滑降でした。

無雪期にはネズモチ平へ続く県道もまだまだ深い雪の下。
県道の下りを始める前に一息入れました。
14:52 県道の滑降を開始

基本的には下りとはいえ、やはり漕ぐのは必要です。
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14:52 県道の滑降を開始

基本的には下りとはいえ、やはり漕ぐのは必要です。
ここは一見すると道路の上に居るように思えませんが、横の本沢に沿って擁壁があります。
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ここは一見すると道路の上に居るように思えませんが、横の本沢に沿って擁壁があります。
日なたの雪は重いけど、日陰でスピードアップ。
更にスノーモービル?のキャタピラ跡でスキーを加速できました。
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日なたの雪は重いけど、日陰でスピードアップ。
更にスノーモービル?のキャタピラ跡でスキーを加速できました。
15:14 登りのヤジマナ沢左岸尾根ルートとの分岐(500m)

20分ほどで懐かしい登りルートとの分岐に差し掛かって周回完了!
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15:14 登りのヤジマナ沢左岸尾根ルートとの分岐(500m)

20分ほどで懐かしい登りルートとの分岐に差し掛かって周回完了!
県道の北側には守門黒姫辺りの稜線。あちらへもいずれ登って滑ってみたいです。
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県道の北側には守門黒姫辺りの稜線。あちらへもいずれ登って滑ってみたいです。
分岐からはあっという間に除雪終了点です。
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分岐からはあっという間に除雪終了点です。
15:22 県道385号除雪終了点(490m)到着!

スキーの機動力のおかげで県道滑りは30分で完了しました。
階段ピラミッドのような擁壁と廃墟のホテルの威容に圧倒されてゴール!
昨秋に一度、車で通りかかってるはずなのに、はっきり覚えていなかった。
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15:22 県道385号除雪終了点(490m)到着!

スキーの機動力のおかげで県道滑りは30分で完了しました。
階段ピラミッドのような擁壁と廃墟のホテルの威容に圧倒されてゴール!
昨秋に一度、車で通りかかってるはずなのに、はっきり覚えていなかった。
約11時間に及ぶ行程を終えました。今日もお疲れさまでした!
浅草岳の余韻に包まれ、約3時間の帰途に就きました。
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約11時間に及ぶ行程を終えました。今日もお疲れさまでした!
浅草岳の余韻に包まれ、約3時間の帰途に就きました。

装備

個人装備
山スキー ポール スキーアイゼン ブーツ 携帯用ワックス 携帯用ブラシ 長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン スキー用靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 薄手のビーニー ザック 12本爪アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) 山と高原地図 コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 無線免許 局免 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ゴーグル タオル カメラ 交換レンズ 三脚 ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

先週の守門に続いて隣の浅草岳へ。
昨秋に紅葉を楽しんだ山であり、山スキーの名山でもあるということで再訪。

冬季メインルートのヤジマナ沢左岸尾根の登高は雰囲気良く、
嘉平与ボッチのトラバースも慎重に通過。
第一目標のムジナ沢源頭部の滑降も、前日の僅かながらの新雪で気持ち良かった!
今回の主目的は早坂尾根なので、ムジナ沢を通しで滑るのはまたの機会に。
早坂尾根は斜度は緩いものの、広大で守門へ飛び込むような爽快なルート!
ここを下りたら気持ち良く滑り繋げそうと事前に地形図を読んでましたが、
皆さん考えることは同じようでしっかりトレースありました。

稜線付近のアイスバーン、中腹は薄いけどサラサラの新雪、麓近くはザラメからベチャベチャへ。
様々な雪を楽しめた浅草岳でした。守門と同じく今後ともいろんなルートを滑ってみたいです。

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コメント

摩耶山さん歩です。おはようございます。
ルーンさん おはようございます。
 昨日の雪崩ニュースをみました。
一瞬 ルーンの母上様は心配されてるな、
  と思ってしまいました。
春山は 注意が必要ですね。
乗鞍 位ヶ原で? と思ってしまいました。
乗鞍は 新雪があったそうですね。

ルーンさんの おっしゃる通り
 この時期 新雪があるかないかは 
重要なポイントなんでしょうね。
雪山素人でも 表層雪崩とか聞いたことがあります。

ぜひともこれからも 慣れずに、その姿勢を
持ち続けてくださいませ。

11時間かかられたのですね。
お疲れさまでした。
早朝出発は 寒さが厳しくないですか?

今回もふんだんに すばらしい
輝く雪景色をご紹介くださいましたねー。

今期は、雪の金剛山、綿向き山、武奈も諦めましたので
せいぜい 雪の掬星台、六甲山頂部 のみの。
雪遊びでした。
白銀がまぶしいです。
ぼんやり輝く太陽に、白い世界に 
ルーンさんの後ろ姿。たまりませんね。
雪山に 身を置きたくなる シチュエーションです。

ムジナ沢源頭部の景色は うつくしいですねー。
ルーンさんのスキー姿もうつくしい〜〜☆

滑り登り返しは 大変ですね。
大変ですが 滑りの爽快さ すばらしさが
上回るのでしょうね。

雄大な大斜面を 滑る楽しさは 格別でしょうね。
雄大な斜面を、独り占め?
いろいろな 雪質を楽しまれたようですね。
しかし 秋に登っておられたのでしたか。

ほんとに 名前に なじみなく、すっかり忘れてしまいます。
申し訳なし、、です。(^▽^)/

ルーンさん おすすめの山行ってみたいものですね。

今回もありがとうございました。
2021/3/15 9:38
Re: 摩耶山さん歩です。おはようございます。
こんばんは、mayasanpoさん。
昨日は大雪が降っており、雪崩のリスクが高い日といえました。
位ヶ原自体は緩斜面ですがその直下の短い急斜面が雪崩れたようです。
自分が去年3月に乗鞍に登った時の急斜面は固く締まった雪で、
クトーを付けなければ登れない状態でした。

いつでも雪崩れるわけではなく、危険なタイミングの時は避けることで、
リスクは軽減できるのではと思います。
もしくはそれほど大雪になっていない山域や、より標高の低い山を選ぶ等々。
自分は元々深雪はあまり得意ではないので、積もってから最低でも2,3日経った
状態が好みです。そして天気が良いのは譲れない条件ですね。(^^;

できるだけリスクを避けつつ、よりよい気象条件と雪面状況を求めて、
毎回行先とルートを決めています。今は集めようと思えば相当な情報をネットから得られます。

自分のように撮影に時間を掛けなければもうちょっと所要時間は短縮できるでしょう。
自撮りしてなければ、最低でもあと1時間は短縮できるように思えます。

早朝の冷え込みはありますが、もう真冬の肌を刺す寒さではありません。
厳冬期にはカメラにも小さい回路を使うんですが、今回はもう使いませんでした。

ムジナ沢源頭部、そして早坂尾根と、それぞれ絶景の中を滑っていく。
正しく至福のひと時でして、本当に山スキーを始めて良かったです。
長野に引っ越していなければ経験できなかったですし、
また一生見ることの無かった景色です。
自分にとってライフワークといえる山だからこそ、
雪崩をはじめとするあらゆるリスクを絶対に避けなくてはいけないと改めて思います。

浅草岳は昨年10月半ばに登っていて、その時は紅葉が素晴らしかったです。
今度は積雪期にスキーで楽しみたいなと強く思っていました。
夏にはたくさん花が咲くらしく、この時にmayasanpoさんが登られれば
きっと楽しまれることと思います。

この冬はもう終わりそうな気配ですが、mayasanpoさんにとっては、
行きたいところへ行けず、消化不良感は否めないことと思います。
来冬は今冬の分まで取り返すシーズンとなるといいですね。

今回もご覧いただき、またコメントもたくさんいただきまして、
ありがとうございました!
2021/3/15 22:48
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