記録ID: 2990787
全員に公開
山滑走
北陸
浅草岳BC/ムジナ沢源頭部・早坂尾根
2021年03月11日(木) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,386m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
しばらくまとまった降雪なく、早朝は固く締まった雪。既に残雪期のコンディションで登高時はほぼ全行程でクトーが大活躍。 稜線など強風帯を除いて、標高の高いところでは僅かながら新雪が乗っていました。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
写真はヤジマナ沢左岸尾根ルート取付・林道終点(660m)
4:32 県道385号・除雪終了点(490m)出発
除雪終了点は未だバスの車高ほどの積雪あり!
県道を登り始めてまもなくの橋の手前南側への林道へ進みます。
林道は固く締まった雪で、尚且つ斜めっててシールだけだと滑落しそうですぐにクトーを装着。
登頂までクトーが欠かせない道のりとなります。
林道を進んでる間に夜明けを迎えました。
5:45 林道終点(660m) ※当写真
周囲が開けた林道終点と思しき場所に出てきました。
道なりに突き当たりのややきつい斜面に取付きます。
今回のヤジマナ沢左岸尾根ルートは前半が急斜面で頑張りどころ。
数日前と思われるスキートレースを見出して活用させてもらいました。
4:32 県道385号・除雪終了点(490m)出発
除雪終了点は未だバスの車高ほどの積雪あり!
県道を登り始めてまもなくの橋の手前南側への林道へ進みます。
林道は固く締まった雪で、尚且つ斜めっててシールだけだと滑落しそうですぐにクトーを装着。
登頂までクトーが欠かせない道のりとなります。
林道を進んでる間に夜明けを迎えました。
5:45 林道終点(660m) ※当写真
周囲が開けた林道終点と思しき場所に出てきました。
道なりに突き当たりのややきつい斜面に取付きます。
今回のヤジマナ沢左岸尾根ルートは前半が急斜面で頑張りどころ。
数日前と思われるスキートレースを見出して活用させてもらいました。
樹林帯の斜面はスノーシュー、スキーのトレースが複数錯綜。
自分なりに登りやすいところを選んで進みます。
少し登ると小さな尾根に乗りました。ルートには赤テープが所々あるので参考になります。
※この尾根は桜曽根の南隣を並走していますが、夏道はありません。
自分なりに登りやすいところを選んで進みます。
少し登ると小さな尾根に乗りました。ルートには赤テープが所々あるので参考になります。
※この尾根は桜曽根の南隣を並走していますが、夏道はありません。
6:58 朝日を浴びる(980m)
登っていくうちに風が冷たくなってきましたが、朝日を浴びてホッとします。
この辺りより僅かながら新雪を見るようになりました!
それと尾根西側に走るクラックは気温が上昇すると要注意かと思われます。
登っていくうちに風が冷たくなってきましたが、朝日を浴びてホッとします。
この辺りより僅かながら新雪を見るようになりました!
それと尾根西側に走るクラックは気温が上昇すると要注意かと思われます。
9:07 前岳山頂(1,568m)到着!
秋には灌木帯に覆われて踏み込めなかった前岳もあっさり登頂!
遂に行く手に浅草岳が見えてきます!
無雪期には斜めの木道で悪路だったけど、積雪期のほうが快適に歩けます♪
秋には灌木帯に覆われて踏み込めなかった前岳もあっさり登頂!
遂に行く手に浅草岳が見えてきます!
無雪期には斜めの木道で悪路だったけど、積雪期のほうが快適に歩けます♪
9:22 浅草岳山頂(1585.4m)到着!
5時間弱の登りでようやく半年ぶりの浅草岳山頂に到着です。
外れていたはずの青い案内板が元どおりに直っています!
風が強くて大変でしたが、この案内板が風除けになっていることを体感しました。直していただいた方には本当に感謝です!
5時間弱の登りでようやく半年ぶりの浅草岳山頂に到着です。
外れていたはずの青い案内板が元どおりに直っています!
風が強くて大変でしたが、この案内板が風除けになっていることを体感しました。直していただいた方には本当に感謝です!
一等三角点
点名:「浅草岳」
標高:1585.44m
強風のせいで三角点から危うく滑落させるところでした!
山頂でこの後の計画を再検討し、行動時間は足りるということで、
予定どおりにまずムジナ沢源頭部を滑降することにしました。
10:15 浅草岳山頂出発
登高モードのままで前岳へ戻ります。山頂からの下りは夏道北側の低木帯を降りました。
積雪は豊富でスキーの取り回しのスペースは充分です。
点名:「浅草岳」
標高:1585.44m
強風のせいで三角点から危うく滑落させるところでした!
山頂でこの後の計画を再検討し、行動時間は足りるということで、
予定どおりにまずムジナ沢源頭部を滑降することにしました。
10:15 浅草岳山頂出発
登高モードのままで前岳へ戻ります。山頂からの下りは夏道北側の低木帯を降りました。
積雪は豊富でスキーの取り回しのスペースは充分です。
浅草岳から前岳の所要はどちら向きでも約15分。
今日はこの区間を都合3回行き来することになります。
10:29 前岳山頂到着
吹きっさらしの場所だけど、浅草岳山頂に比べると風はややマシでした。
ここでやっとクトーとシールを外して滑降モードへ!
10:50 滑降準備完了して出発
前岳付近で今日初めてスキーヤーの方と出会いました。自分と同じく早坂尾根を滑降されるようです。
今日はこの区間を都合3回行き来することになります。
10:29 前岳山頂到着
吹きっさらしの場所だけど、浅草岳山頂に比べると風はややマシでした。
ここでやっとクトーとシールを外して滑降モードへ!
10:50 滑降準備完了して出発
前岳付近で今日初めてスキーヤーの方と出会いました。自分と同じく早坂尾根を滑降されるようです。
11:12 枝尾根下部(1,340m)で再び登高モードに換装
東隣の支沢と合流する辺りでトラバースに入り、大斜面西側の尾根に乗って滑降終了。
ほんの一瞬で終わるムジナ沢源頭部の滑降でしたが最高です!
次の機会にはムジナ沢を通しで滑ってみたい。
東隣の支沢と合流する辺りでトラバースに入り、大斜面西側の尾根に乗って滑降終了。
ほんの一瞬で終わるムジナ沢源頭部の滑降でしたが最高です!
次の機会にはムジナ沢を通しで滑ってみたい。
12:35 浅草岳山頂(1585.4m)再登頂
ちょうど1時間の登り返しで浅草岳山頂まで再び戻ってきました。
昼を過ぎても風はまだ強く、案内板の隙間で唸り声を上げているようです。
暑い登り返しの後だからか、1回目の登頂時よりも寒く感じました。
長居は無用。できるだけ手早く滑降準備に掛かります!
13:04 浅草岳山頂出発。
下りは所要2〜3時間。計算どおりの行程の進み具合でした。
早坂尾根上部はとにかく広大な斜面。
でもやはりガチガチのアイスバーンで普通に滑れる状態ではありませんでした。
もし条件良ければ大半径の大回りで滑りたいけど、今回はスピードを落として慎重な滑り出しです。
ちょうど1時間の登り返しで浅草岳山頂まで再び戻ってきました。
昼を過ぎても風はまだ強く、案内板の隙間で唸り声を上げているようです。
暑い登り返しの後だからか、1回目の登頂時よりも寒く感じました。
長居は無用。できるだけ手早く滑降準備に掛かります!
13:04 浅草岳山頂出発。
下りは所要2〜3時間。計算どおりの行程の進み具合でした。
早坂尾根上部はとにかく広大な斜面。
でもやはりガチガチのアイスバーンで普通に滑れる状態ではありませんでした。
もし条件良ければ大半径の大回りで滑りたいけど、今回はスピードを落として慎重な滑り出しです。
1,200m付近で東側に別尾根が派生します。
1206m標高点を通るつもりで、やや尾根の西側寄りを滑ります。
この日はスキーとスノーシューのトレースがあったので、自分の読図の答え合わせをしていく感覚で活用。
1206m標高点を通るつもりで、やや尾根の西側寄りを滑ります。
この日はスキーとスノーシューのトレースがあったので、自分の読図の答え合わせをしていく感覚で活用。
次第に谷筋へ入っていきます。
843mピーク北側の斜面を下って車道に降り立つルートを想定し、現在地確認や読図を数回行いました。
この辺りは複数のトレースが収束してきており、やはり読図の答え合わせをしながら降りる感じとなりました。
843mピーク北側の斜面を下って車道に降り立つルートを想定し、現在地確認や読図を数回行いました。
この辺りは複数のトレースが収束してきており、やはり読図の答え合わせをしながら降りる感じとなりました。
14:44 県道385号に合流(750m)
浅草岳山頂から1時間40分で県道に出てきました!
今冬は積雪豊富でヤブに邪魔されることもなく、初めての早坂尾根も順調な滑降でした。
無雪期にはネズモチ平へ続く県道もまだまだ深い雪の下。
県道の下りを始める前に一息入れました。
浅草岳山頂から1時間40分で県道に出てきました!
今冬は積雪豊富でヤブに邪魔されることもなく、初めての早坂尾根も順調な滑降でした。
無雪期にはネズモチ平へ続く県道もまだまだ深い雪の下。
県道の下りを始める前に一息入れました。
15:22 県道385号除雪終了点(490m)到着!
スキーの機動力のおかげで県道滑りは30分で完了しました。
階段ピラミッドのような擁壁と廃墟のホテルの威容に圧倒されてゴール!
昨秋に一度、車で通りかかってるはずなのに、はっきり覚えていなかった。
スキーの機動力のおかげで県道滑りは30分で完了しました。
階段ピラミッドのような擁壁と廃墟のホテルの威容に圧倒されてゴール!
昨秋に一度、車で通りかかってるはずなのに、はっきり覚えていなかった。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線免許
局免
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
先週の守門に続いて隣の浅草岳へ。
昨秋に紅葉を楽しんだ山であり、山スキーの名山でもあるということで再訪。
冬季メインルートのヤジマナ沢左岸尾根の登高は雰囲気良く、
嘉平与ボッチのトラバースも慎重に通過。
第一目標のムジナ沢源頭部の滑降も、前日の僅かながらの新雪で気持ち良かった!
今回の主目的は早坂尾根なので、ムジナ沢を通しで滑るのはまたの機会に。
早坂尾根は斜度は緩いものの、広大で守門へ飛び込むような爽快なルート!
ここを下りたら気持ち良く滑り繋げそうと事前に地形図を読んでましたが、
皆さん考えることは同じようでしっかりトレースありました。
稜線付近のアイスバーン、中腹は薄いけどサラサラの新雪、麓近くはザラメからベチャベチャへ。
様々な雪を楽しめた浅草岳でした。守門と同じく今後ともいろんなルートを滑ってみたいです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1002人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ルーンさん おはようございます。
昨日の雪崩ニュースをみました。
一瞬 ルーンの母上様は心配されてるな、
と思ってしまいました。
春山は 注意が必要ですね。
乗鞍 位ヶ原で? と思ってしまいました。
乗鞍は 新雪があったそうですね。
ルーンさんの おっしゃる通り
この時期 新雪があるかないかは
重要なポイントなんでしょうね。
雪山素人でも 表層雪崩とか聞いたことがあります。
ぜひともこれからも 慣れずに、その姿勢を
持ち続けてくださいませ。
11時間かかられたのですね。
お疲れさまでした。
早朝出発は 寒さが厳しくないですか?
今回もふんだんに すばらしい
輝く雪景色をご紹介くださいましたねー。
今期は、雪の金剛山、綿向き山、武奈も諦めましたので
せいぜい 雪の掬星台、六甲山頂部 のみの。
雪遊びでした。
白銀がまぶしいです。
ぼんやり輝く太陽に、白い世界に
ルーンさんの後ろ姿。たまりませんね。
雪山に 身を置きたくなる シチュエーションです。
ムジナ沢源頭部の景色は うつくしいですねー。
ルーンさんのスキー姿もうつくしい〜〜☆
滑り登り返しは 大変ですね。
大変ですが 滑りの爽快さ すばらしさが
上回るのでしょうね。
雄大な大斜面を 滑る楽しさは 格別でしょうね。
雄大な斜面を、独り占め?
いろいろな 雪質を楽しまれたようですね。
しかし 秋に登っておられたのでしたか。
ほんとに 名前に なじみなく、すっかり忘れてしまいます。
申し訳なし、、です。(^▽^)/
ルーンさん おすすめの山行ってみたいものですね。
今回もありがとうございました。
こんばんは、mayasanpoさん。
昨日は大雪が降っており、雪崩のリスクが高い日といえました。
位ヶ原自体は緩斜面ですがその直下の短い急斜面が雪崩れたようです。
自分が去年3月に乗鞍に登った時の急斜面は固く締まった雪で、
クトーを付けなければ登れない状態でした。
いつでも雪崩れるわけではなく、危険なタイミングの時は避けることで、
リスクは軽減できるのではと思います。
もしくはそれほど大雪になっていない山域や、より標高の低い山を選ぶ等々。
自分は元々深雪はあまり得意ではないので、積もってから最低でも2,3日経った
状態が好みです。そして天気が良いのは譲れない条件ですね。(^^;
できるだけリスクを避けつつ、よりよい気象条件と雪面状況を求めて、
毎回行先とルートを決めています。今は集めようと思えば相当な情報をネットから得られます。
自分のように撮影に時間を掛けなければもうちょっと所要時間は短縮できるでしょう。
自撮りしてなければ、最低でもあと1時間は短縮できるように思えます。
早朝の冷え込みはありますが、もう真冬の肌を刺す寒さではありません。
厳冬期にはカメラにも小さい回路を使うんですが、今回はもう使いませんでした。
ムジナ沢源頭部、そして早坂尾根と、それぞれ絶景の中を滑っていく。
正しく至福のひと時でして、本当に山スキーを始めて良かったです。
長野に引っ越していなければ経験できなかったですし、
また一生見ることの無かった景色です。
自分にとってライフワークといえる山だからこそ、
雪崩をはじめとするあらゆるリスクを絶対に避けなくてはいけないと改めて思います。
浅草岳は昨年10月半ばに登っていて、その時は紅葉が素晴らしかったです。
今度は積雪期にスキーで楽しみたいなと強く思っていました。
夏にはたくさん花が咲くらしく、この時にmayasanpoさんが登られれば
きっと楽しまれることと思います。
この冬はもう終わりそうな気配ですが、mayasanpoさんにとっては、
行きたいところへ行けず、消化不良感は否めないことと思います。
来冬は今冬の分まで取り返すシーズンとなるといいですね。
今回もご覧いただき、またコメントもたくさんいただきまして、
ありがとうございました!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する