蓼科山・北横岳・縞枯山縦走周回〜北八ヶ岳ブルーと大眺望


- GPS
- 11:07
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,855m
- 下り
- 1,868m
コースタイム
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 11:06
天候 | 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・スズラン峠から蓼科山に登頂、将軍平を経て天祥寺原から北横岳へ。南峰を経て坪庭に下りる。天池峠から縞枯山と展望台を経て茶臼山に登頂。分岐から五辻を経てロープウェイ山頂駅へ。乗らずに徒歩で山麓駅へ。舗装路を約6km歩いてスズラン峠に戻る周回。 ・蓼科山登山口から積雪はあるが、途中で地面が露出しているところがあった。幸徳平でアイゼン装着。早朝の南斜面はガチガチのアイスだった。 ・それ以降は茶臼山コルまでアイゼン装着。縞枯茶臼鞍部で脱ぎノーマルで下山。雪が重く緩く雪団子対策で何も履かない方が良い。スノーシューは装備したが履かなかった。トレーニング用の重り。 ・北横岳縞枯山周辺は、個人的感想だが、雪が緩いのでチェーンスパイクか軽アイゼンで十分。前歯があるとかえって歩きにくい緩斜面。 |
写真
感想
12日は県内の中学校で卒業式が挙行された。勤務する会社の近隣に中学校があり、所用で外出した際、校門で記念撮影する卒業生や保護者の姿が見られた。良いことも悪いことも想い出となり、学び舎を巣立っていく。
コロナで規制がかかる中、卒業生や教職員をはじめ、参列された保護者の方は、万感胸にせまる思いがあるだろう。その過程を修了し新たな道へと進む卒業生、それを見守り続ける保護者。進級した生徒を新たに指導する先生。それぞれの新たな日常が始まる。
新年度に期待と不安を抱きつつも、それぞれ進むべき道を歩むと決めた日。別れの涙から感謝の笑顔へ、さようならをありがとうに。いつの日か思い出す時が必ず来る。それは自分が成長した証。未来ある若者に夢と希望を。
守門岳へ行く予定だったが、早朝までの降雪予報で延期に。県内の山稜はすべてガスに覆われるので、11時過ぎから快晴予想の北八ヶ岳へ。蓼科山周回だけでは午前中で終わってしまうので、北横岳や縞枯山など観光地も巡ることにした。せっかくなので、日白山周回と同じように車道歩きで帰る。
前橋を4時に出発。高崎ICから高速に入る。週初めの早朝は、レジャーに出掛ける車はほとんどなく、隊列を成すトラックを抜き去る際のウインカー操作に忙しかった。佐久南で下りて望月線へ。路上では二ホンジカが早朝会議していた。
路面の凍結はなく、積雪の少なくなったスキー場では、人工降雪機が虚しく稼働していた。6時前のスズラン峠駐車場には車中泊の5台が停まっていた。6時過ぎに出発、気温−5℃。
登山口から積雪があるがノーマルのまま歩く。尾根への取り付きでは地面が露出しているところもあった。予想通り北アルプスからのガスが押し寄せてきた。標高が高い所だけガスに覆われる。11時を過ぎないと晴れない予想。
幸徳平でアイゼン装着。急坂のアイス面では履いた方が速く歩ける。景観も無くなり淡々と歩いて山頂へ。2時間で到着。気温−13℃、西からの10m/sの強風。早々と将軍平へ向かう。
前日の降雪でノートレースと化した北斜面。樹林帯に入るとトレースがあったのでそのまま追随して下る。冬支度の蓼科山荘がある将軍平の十字路を東へ。天祥寺原を経て北横岳へ向かう。上空には青い空が時々見えるようになってきた。
雪で埋没した亀甲池を過ぎ、北横岳北面の急登へ。ワカンのトレースを追随していく。それを外すとかなり踏み抜き、シラビソからの落雪も頻繁にある。上も下も注意しないとならない。
山頂直下で南へ行き過ぎてしまい、尚且つシラビソからの大量落雪で、腰までのラッセル。汗だくになり息切れしながらも、辿り着いた北横岳山頂。のんびりとカップ麺を食べる登山者が最初に見えた。ゆったりと景色を眺める登山者たち。北峰から南は観光地なのだ。
それでも予想通り快晴となった山頂からの景色は素晴らしく、しばらく眺めていた。南峰を経て北横岳ヒュッテでランチ。最近お気に入りの袋麺。旭川ラーメンを作って、ネギトロと共に食べた。
下り込んで坪庭へ。標高2000mを越えるが、ほぼ無風で日差しが強く暑く気温5℃。丁字路を八丁平へ向かう。休業中の縞枯山荘を過ぎて雨池峠を南へ。縞枯山へ向かう。登り上げて縞枯現象地帯を歩む。立ち枯れたシラビソは物悲しく、南八ヶ岳の雄大な景色を隙間から見せていた。
展望台に寄り道してコーラでエナジータイム。美しい景観と共に心も体も充電する。鞍部へ下りこんで再び茶臼山へ登り返す。山頂先の展望台で記念撮影。やはり阿弥陀岳に目がいってしまう。来厳冬期の周回を楽しみにして踵を返す。
鞍部分岐でアイゼンを外す。気温が高く足裏団子対策。ここから先に急斜面はない。五辻を北上し緩斜面を歩いていく。北八ヶ岳の紺碧の空が美しい。
RW山頂駅にはボーダーや登山者が屯していた。当然歩いて下りるので、乗るつもりはなく冬季登山道へ。南アルプスの景観を眺めながら歩いていく。約50分で山麓駅に到着出来た。
ここからスズラン峠駐車場まで車道を約6km歩く。自分で計画し決めた事なので、バスなど交通機関に頼るつもりはない。歩いて来たなら歩いて帰れる。この私の信念はどこへ行こうと変わらない。
淡々と歩くが、山友からのLINE連絡があり来週の予定で盛り上がる。交通量も少ない道、ながらスマホは勘弁してもらおう。あっという間にビーナスラインに入った。
蓼科山を眺めながら淡々と歩いていく。ひと気もなく車もほとんど通らず、何にも考えず無心で歩く。二ホンジカも飲水していた女の神氷水を頂く。冷たくてうまい。
ビーナスライン展望台から八ヶ岳、南アルプスの眺望を眺める。アーベンにしては中途半端な時間帯の17時。日が長くなってきた証。本日正真正銘のビクトリーロードを歩きスズラン峠駐車場へ。誰もいなかった。
着替えて帰路へ。暮れ行く太陽を眺めながら北上する。長門牧場で夕焼け観賞。黄昏に染まる空を眺めていた。往路と同じく高速へ。関越道に入ると赤城の大鳥居が見える。夜の帳が下りた市街地の夜景。今日の青空と雪景色を回想しながら、時の移ろいを感じていた。
コメント
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growmonoさん 今晩は。
コース選択はやっぱり違いますねタフなヂーゼルエンジン搭載のgrowmonoさん、蓼科山から北横、縞枯、茶臼を一気に走破、たいしたものですよ、しかも北横山頂写真コメントにはゆるゆるな雪山と表現、やっぱり違う次元登山者ですね。
おはようございます、yasioさん。
蓼科山周回では午前中で終わってしまうので、少し足を伸ばしました。もう少し早く出れば白駒池まで行けましたね。早朝のガスは残念でしたが、分かっていたので、その分、速足になりました。
北横岳は北側からのアプローチで雪山らしさを体感しました。山頂にいた皆さんを見ると、のんびりと過ごしており、歩いてくる方々も汗もかかず、シェルを着こんでいましたからね。
汗だくで急坂登ってきた者からすれば、ゆるゆると捉えられても仕方ないと思います。ただし他人を批判したり、良い悪いと決めつけるつもりもありません。ほかの人の事はその人の事ですから。私にはどうでもいいことです。
人それぞれ感じ方があるとは思いますが、山頂へと経て来た道が違うことは事実です。RWを使わず下山したり車道歩きも、良い悪い勝ち負け優劣など関係ありません。自分で決めたことなので実行しただけです。
growmonoさん、こんばんわ。3座縦走、かと思いきや、一筆書きだったんですね。陽希さんもびっくり!^^あちこちの方向の山が一望できる山頂はまさに展望台ですね。陰影がはっきりくっきりな写真に、日差しの強さを感じました。growさんのお顔も心なしか真っ黒な気がします(^^)
残念だった守門岳、麓から真っ白で存在感がありますね。同じ日に角田山からその雄姿を眺めました。田んぼに浮かぶ真っ白な山、帰路に通りがかった小出あたりから見上げた越駒も凄かったけど、低い位置から前面真っ白な山は神々しくて、それぞれの地の盟主たらん存在感が最高ですね。
おはようございます、yamaonseさん。
北八ヶ岳の山々にぐるっと足跡を残してきました。かなりの悪筆ですが。メリハリがあったのは写真だけでなく、歩きもですね。前半はひと気のない雪の急登やラッセル、後半はまったりと景色を楽しみながらの散策。最後は車道歩きで締めくくりました。
顔の黒さは本当の色ですよ。サングラスのつるまでくっきり残ってます。雪山連戦が全て好天で、日焼けしてしまいました。
守門岳は22日月曜に予定していますが、また微妙な予想です。いつも守門の帰りに、小出線から左手に大きく越後駒ケ岳と中ノ岳、八海山が見えてますよね。守門岳の周回で藤原山から見ると大迫力です。角田山も行きたいのですが、21日は全国的に雨のため、近所の花散策へ出かけるつもりです。
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