記録ID: 3373873
全員に公開
沢登り
大雪山
ユウトムラウシ川〜トムラウシ山〜トムラウシ川
2021年07月20日(火) 〜
2021年07月22日(木)

体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 18:57
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 1,860m
- 下り
- 1,557m
コースタイム
2日目
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 9:00
距離 13.7km
登り 1,033m
下り 1,102m
3日目
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 4:05
距離 7.8km
登り 251m
下り 341m
| 天候 | 晴天 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
ユウトムラウシ川!★ トムラウシ自然休養林野営場から古い林道後が伸びているが、すぐに崩壊しているので入渓しやすいところから適当に入渓する。広い河原が延々と続き、薪も豊富で天場適地は至る所にある。オショロコマの魚影も濃い。 Co1100 を越えたあたりから沢幅は狭まり、魚影も薄くなるので快適さを求めるなら早めに泊まった方が良い。 Co1260 に出てくる F1 を越えるのがこの沢のハイライトで、一見階段状で簡単に見えるが、上部のカンテ上のスタンに足を上げるのに安心できるホールドがなく躊躇する。油断せず初めからロープを使った方が良い。すぐの二股は右の方が水量が多いが、左が湿原への沢だ。いくつか滝も現れるが、巻き、直登ともに大きく問題になるものはない。湿原は天国そのものであるが、湿地と雪渓が主で天場適地とは言えない。植生保護のためにも幕営はお勧めしない。焚火は厳に慎みたい。水は豊富であるが、多くは池から流れているもなので、安心できる伏流水を見つけたなら早めに採取したい。登山道へは早めに左に詰めると良いようだが、GPSでもなければポイントは絞りにくいだろう。一番水量の多い流れに沿って行くと、2度ほど灌木を漕がされた後、急な崖を詰めて三川台の一番高いところに出る。 トムラウシ川林道は廃道状態 温泉入浴は土木工事が必要 |
| その他周辺情報 | 東大雪荘入浴の際、モンベルクラブ会員は券売機ではなく、フロントで現金払い |
写真
一日目
未明に家を出てトライアルで食料を買い足し現地へ向かう。トムラウシ温泉につく頃には日も上がり気温も上がってきた。トムラウシ岳登山口の駐車場には多くの車が止まっている。
まずは下山予定地のトムラウシ川への林道終点へ自転車を残置へ向かう。一部雨裂が入っていたが、問題なく終点に到着。買ったばかりでまだ一度も乗っていない折り畳み自転車を立ち木に括って引き返す。
未明に家を出てトライアルで食料を買い足し現地へ向かう。トムラウシ温泉につく頃には日も上がり気温も上がってきた。トムラウシ岳登山口の駐車場には多くの車が止まっている。
まずは下山予定地のトムラウシ川への林道終点へ自転車を残置へ向かう。一部雨裂が入っていたが、問題なく終点に到着。買ったばかりでまだ一度も乗っていない折り畳み自転車を立ち木に括って引き返す。
「北海道の山と谷」にCo800まで林道とあるが、林道跡はすぐに崩壊していて進めないので入渓する。渓中はヌルヌルが多く歩きにくい。幸い河原が広いのでできるだけ乾いたところを進む。沢の水の色は少し白濁している。
ここから天場を探しながら吊り上がってみるが、魚影はなくなり、天場もなく水の色はどんどん白くなり F1 に到着してしまった。F1の釜にも針を落としてみるがうんともすんともなし。あきらめて結局 Co1150 付近まで引き返して幕。そこそこ釣れるが、結局一番大きかったのは最初の1匹目だった。
二日目
朝から F1 のしぶきを浴びるので、雨具を着て出発。左岸のバンドから取り付く。残置ハーケンのあるテラスからカンテを回り込んで水流際へ。しかし、凹各はツルツルでホールド無し。ルートはカンテ上のスタンスであるが、これが微妙に外傾でかっちり決まるホールドもない。空身ならいけそうだが、重たい荷物をしょってきてしまった。いつも考え無しにとりついてしまう悪い癖よ…
朝から F1 のしぶきを浴びるので、雨具を着て出発。左岸のバンドから取り付く。残置ハーケンのあるテラスからカンテを回り込んで水流際へ。しかし、凹各はツルツルでホールド無し。ルートはカンテ上のスタンスであるが、これが微妙に外傾でかっちり決まるホールドもない。空身ならいけそうだが、重たい荷物をしょってきてしまった。いつも考え無しにとりついてしまう悪い癖よ…
落ちれば滝つぼだが、さほど深くはなさそうなのでケガは必至。しばし逡巡するが、右足をスタンに乗せ、小粒ホールドでバランスをとって徐々に右足に重心を移動して立ち上がる。怖い怖い怖い!久々に冷や汗をかいた。
湿原はまさに天国だが、地面は湿地と雪渓のみなので、天場には不適。登山道に上がるルートはどこか分からず、水流の多い方へ向かって行ったら池と池の間で2度ほど灌木を漕がされ、最後は雪渓から崖を登って三河台分岐付近に出た。適当に早めに登山道に出ようと思っていたのに、結局一番高い場所に出てしまった。性なのか…
湿原に流れる水は池からの物なので、水を取るなら地中から湧き出ているものを見つけたら早めに採取した方が良い。(取れなかった…)
湿原に流れる水は池からの物なので、水を取るなら地中から湧き出ているものを見つけたら早めに採取した方が良い。(取れなかった…)
北沼からはワセダ沢へ下る。急傾斜の斜面に源頭間部びっしり雪渓が残っていた。雪渓はさぞかし涼しいと思われるかもしれないが、炎天下の雪渓は光を集める凹面鏡の中にいるようなものでじりじりと暑い。雪面には真新しヒグマの足跡がついていた。
雪渓は滝が連続する Co1360 まで続いていた。滝は一つ一つは難しくなさそうだが、ヌルヌルがついていてクライムダウンをするのは危険。雪渓も中途半端に残っていたりして若干てこずりながら高巻いた。
しかし、この川、上部に大量の雪渓が残っているせいもあると思うがとにかくヌルヌルが激しくて歩きにくい。しかも、水量が多いうえに河原が少ない。あまりにもフェルトが無力で泣きたくなってくる。石の上に立てないので川底を這いつくばるような渡渉をしながら下っていく。楽しくない!
っつわけで、なんやかんやで地獄谷に到着。もうへとへとだが、まずは周辺散策。左岸大地の上の方にある地獄谷噴出孔を見学に。何やら灰色の泥がボコボコと沸き立っている。まさかこれに飛び込むわけじゃないよね、煮えて死ぬね。正に地獄絵図。
で、人が入れる湯舟は河原に2つほどあるが、足湯程度の深さで入浴と行くにはスコップなどを使って土木工事が必要。それを素手でやる気力はもはやない。。。
で、人が入れる湯舟は河原に2つほどあるが、足湯程度の深さで入浴と行くにはスコップなどを使って土木工事が必要。それを素手でやる気力はもはやない。。。
右岸台地上を天場に決め、釣りを始めるが、ワセダ沢出合から、上の二股までの間に魚影はない。化雲沢に入ると魚影が復活する。水も川に流れているのは温泉を含んで白濁しているので上流の方まで汲みに行く。薪も地獄谷直下には少なめ。平らで安全な場所は確保できるが、思ったほど快適な天場ではなかった。
ワセダ沢が合流すると、本流もやはり妖怪ヌルヌルに翻弄される。水量が多いので、滑って流されそうで怖く、渡渉点を探りながら行ったり戻ったりしながら進む。この程度の規模と水量なら、普段なら飛び石で1時間もあれば林道に上がれそうな気がするが、2時間ちょっとかかってようやく到着。今回はとにかくヌルヌルに翻弄された。
林道に上がってからは、時折笹に覆われたヤブ漕ぎとなる。これだけ足元が残っていれば手練れの沢屋ならなんて事はないが、このルートに来るような初心者パーティだと結構苦しむのではないだろうか。かつて割とお気軽な初心者用合宿ルートだったトムラウシ川もそろそろ限界かもしれない。
装備
| 個人装備 |
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
ツェルト
ナイフ
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
プーリー
ハンマーバイル
ナイフブレード
アングルハーケン
ラープ
クリフハンガー
渓流シューズ
|
|---|---|
| 備考 | つかれた |
感想
もはやヌルヌルしか記憶にない。ヌルヌル地獄。
ユウトムラシ川もトムラウシ川も下流のクソ長ダルさがガン。ユウトムは1912に直上する沢の方が興味がそそられるけど、誰か行ったことある?
全ての写真はこちら
一日目 https://www.whochan.com/maps/track.html?2021-07-20
二日目 https://www.whochan.com/maps/track.html?2021-07-21
三日目 https://www.whochan.com/maps/track.html?2021-07-22
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:556人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ふ〜











いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する