爺ヶ岳 〜紅葉のはじまりとチングルマの穂〜

- GPS
- 24:52
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 1,544m
コースタイム
登山口 8:53 … 八ツ見ベンチ 9:46 … ケルン 10:10 … 一枚岩 11:00 … 水平道 11:33 … 石ベンチ 11:56 … アザミ沢 12:01 … ガラ場 12:17 … 富士見坂 12:27 … 鉄砲坂 12:39 … 12:57 種池山荘(チェックイン,昼食) 14:10 … 15:00 爺ヶ岳南峰 15:10 … 15:28 爺ヶ岳中峰 15:36 … 16:35 種池山荘
2日目
種池山荘 7:02 … 駅見岬 8:31 … 八ツ見ベンチ 9:08 … 9:45 登山口
| 天候 | 晴時々曇 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
朝7:30ごろで柏原新道近くの数か所の登山者用駐車場は満車状態。 扇沢駅に向かう途中で廃業した扇沢ロッジ(臨時駐車場?)へ誘導された。 こちらはまだとめられそうな様子だったが、どんどん車が入ってきていたので、すぐに満車になったのではないかと思う。 扇沢駅下の有料駐車場も満車。 登山口にトイレはないので、トイレに行きたければ扇沢駅まで行く必要がある。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
かなり整備されて歩きやすい道。 ケルン周辺とガラ場は片側がガケで注意を促す看板がある。 個人的には特に怖いとは感じなかった。 ただし、ガラ場は上からいつ落石があってもおかしくない感じがした。 途中、ゆっくり休憩をとるような広い場所はない。 |
写真
感想
1日目
久々に週末の天気予報に傘マークがなく、どこへ行こうかと考え、前日に爺ヶ岳に決定。
山小屋泊にしたので、早朝から登らなくてもゆっくり登れるので、登山口付近に到着したのは7時半頃。
当然、連休初日なので、近くの駐車場は満車。
とりあえず扇沢駅に向かっていると、途中で左側へ入る道へと誘導された。
臨時駐車場のようだ。
結構奥に広くて、キャンプ場とか何か施設があるのか、あったのかそういう感じに見える。
後で調べたら数年前まで扇沢ロッジという宿泊施設があった場所らしい。
朝食をとり、準備をして、トイレがないため扇沢駅まで行き、登山道まで歩く。
駐車場から扇沢、扇沢から登山口まで歩くだけで30分ほどロスになってしまった。
まあ、行程が長くないから問題はない。
登山口で届を提出し、出発。
北アルプスの入門コースと言われるだけあって、整備された歩きやすい道が続く。
まだまだ歩くと暑く、喉が渇いてしまったので、立ったまま小休止し、再び歩き始めるとすぐに八ツ見ベンチが。
もう少し歩けばよかった…
途中、稜線に小屋がはっきりと見え、歩き続けると少しずつ大きくなってくる。
水平道というその名の通り平坦な道まで来たので、この先ほとんど傾斜がなく、もうすぐ着くのではないかと思ったけど、それは甘かった…
歩くの遅いのにそれじゃ到着が早すぎる。
しばらく歩くとまた登りとなり、ガラ場を過ぎ、鉄砲坂からはちょっと急ぐと息が上がる道。
ゆっくりと足を進め、ふと見上げると小屋がすぐそこに。
小屋周辺は思ったより紅葉が進んでいて秋景色。
まずはチェックインを済ませ、ゆっくりランチタイム。
ランチを終えたのが14時ごろだったので、爺ヶ岳へ登るのを今日にするか、明日にするか迷ったけど、夕食時間の17時までには戻れそうなので、ザックを置いて出発。
10分くらい登ったところで、冷池山荘のテン場が見えた。
ぎっしりテントが張られている様子が遠くからでもわかる。
これから到着した人はもう張れないんじゃないだろうか…
種池山荘からゆっくり登って1時間弱、爺ヶ岳南峰に到着。
立ち止まって景色を眺めたり、写真を撮ったり、ゆっくり登っているので時間がなさそうなら南峰までで戻ろうと思ったけど、大丈夫そうなので中峰まで行く。
せっかく登ったのに下ってまた登る。
中峰への最後の登りが意外と急で結構キツイ。
息を切らせながら中峰へ到着。
ここまで南峰から約20分。
ここまで来ると、冷池山荘がだいぶ近くに見えるので、今日の泊まりを冷池山荘にしたら良かったかも…と思った。
中峰から1時間、16時半ごろに種池山荘到着。
夕食まであと30分、ちょうど良かった。
夕食は3回あるようで、5時は当然ながら初回。
食後、夕日を…と思い外に出たけど夕日は落ちた後なのか、方向が悪かったのか見えず、早々に部屋に引き上げる。
いつでも眠れるよう準備をしていると、いつの間にか外は真っ暗。
窓から外を見ると星と町の夜景が見えたので、外に出てみる。
小屋の明かりがあるけど、目が慣れてくると星はいっぱい。
でも、ダウンを着ていても寒いので、あまり長居はできなかった。
部屋に戻る前に喫茶室で本を見たりしていたけど、急激に眠気が襲ってきたので退散し、消灯時間(8:15)前に眠ってしまった。
頭上の穴(写真参照)から冷気が出ていて寒いかと思ったが、それは全く気になることはなく、狭さで思うように寝返りが打てず、腰が痛くて何度も目が覚めた。
2日目
かなり早い時間からガサガサしている人がいて、4時頃には同じ部屋の人はほとんど起きている状態。
隣の人はヘッドライトを頭につけて何かしていて、こっちを向かれるとまぶしくて仕方がなく、もう寝ることはできなくなった。
朝食も1回目だったので、5時から。
あまりお腹はすいていない…
朝食後、朝日を見るために外へ出ると、小屋の前からは赤くなり始めた目の前の空に富士山の姿。
その両横には八ヶ岳と南アルプスの山々。
小屋の前からだと見える部分が限られるので、爺ヶ岳の方へ少し登っていく。
寒い。
外に出ている手の感覚がなくなるくらい寒い。
小屋よりは高いところへ行ったものの、残念ながら朝日そのものは爺ヶ岳にさえぎられて見ることはできなかった。
昨日爺ヶ岳に登ったので、今日はもう下山するだけ。
全然急がないけど、出かける準備をしに部屋に戻ると、もうかなりの人が出発していなくなっていた。
準備して出発前に外で温かいコーヒーを飲んで一息つき、片づけたりしている間に40人の団体が下山を開始。
15分後くらいに下山をはじめたけど、あっという間に追いついてしまった。
たぶん30分以上はかけて少しずつ追い抜き、途中で休憩もしたけど、追いつかれることもなく、2時間45分くらいで下山。
まだ10時前。
登山道入口の臨時登山相談所は撤収を始めていた。
そこから駐車場までが上り坂のせいか、行きよりも遠く感じた。
とりあえず荷物を積んだら汗を流しに温泉、薬師の湯へ。
薬師の湯の割引券を行きに扇沢駅近くの案内所でもらっていたけど、小屋でももらえるようだ。
下山してきた人たちなどで、温泉は結構朝からたくさんの人でにぎわっていて、私が出る直前にはどっと人が増え、外には混雑中の看板が出されていた。
まだゆっくりできるくらいのタイミングで入れたので良かった…
今回の山行きで、意外と紅葉が進んでいるのを目の当たりにしたので、ボヤボヤしていたら、あっという間に冬になってしまいそうな感じがした。
花の季節も逃した感じだし、紅葉は楽しめるといいのだが…











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