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Yamareco

記録ID: 36156
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳

2007年03月26日(月) 〜 2007年03月27日(火)
情報量の目安: B
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
22:00
距離
7.5km
登り
881m
下り
879m

コースタイム

26日13:00新穂高温泉>>14:50山荘
27日5:40山荘>>6:45独標>>8:30山頂>>10:20山荘
天候 晴れ後吹雪
過去天気図(気象庁) 2007年03月の天気図
アクセス

感想

26日は入山のみ。
9時頃名古屋を出発。
13時に新穂高温泉着。
ロープウェイの往復券を購入。
「お客さんの荷物はこれだけ?」と受付のお姉さん。
「そうですよ」
「大丈夫っぽいけど量ります」
荷物が8Kgを超えると超過料金がかかるのだが7.5Kgでした。
しらかば平駅で乗り換えて西穂高口駅に。
ここまでは好天恵まれて普通の観光客も沢山。
暑くなりそうなので薄着で歩き出す。
やっぱり雪は例年より少ない。
快調に歩いて50分くらい、15時前には山荘に到着してしまった。
さすがにこれから頂を目指すには無理がある。
丸山まで往復する。
360°のパノラマ。
雄大な北アルプスの山並みだけでなく、
眼下には上高地の風景が広がり、焼岳・乗鞍岳に白山まで。
小屋の宿泊客は20人前後。
平日の割りには沢山の人が泊まっていた。
大半は撮影目的の方。
小屋のスタッフに尋ねると、
明日は山頂を目指すのは二人、独標までが二人だそう。
山の夜は早い、夕食は6時で消灯が9時。
夕食の後、
滞在中の山岳写真家、林三樹生氏による山岳写真講座を聞く。
撮影裏話&苦労話、アングルの話し、構図の話し..etc
「被写体には出来るだけ近づきましょう。
遠くから望遠で狙うのとは迫力が違う」
「構図が散漫にならないよう注意しましょう」
「撮影ポイントからの見えたかをイメージしましょう」
「本当に撮りたい写真は時間を惜しまず、
チャンスをじっくり待ちましょう」
「その為には登山の技術、体力も必要です」
なるほど!写真に興味のない自分もちょっと感化されたかも?

翌日、3時前から目覚ましが鳴り響く。
おいおい冗談じゃないよ。
いくらなんでも早すぎだよ。
一番の人が一通りガサガサ準備して出かけていった。
フッと、再び眠りの中に。
でも1時間もしないうちに大きな足音が響き渡る。
3時に出て行った彼が戻ってきた。
「いや〜稜線に出たら風が強くて。危険だから戻ってきた」
仕方ないなあ〜q(ーへー)p。
もう寝直せないから起きて(ρ゛-)、
5時40分に出発。
丸山からは稜線だから確かに風は強い。
でも、これくらいの強さは普通でしょ?
丸山から独標手前までは尾根が広く快適に登れる。
最後の岩場は慎重さが必要。
6時45分に独標。
すっかり曇っているが視界は悪くない。
ここからは結構やらしいかな。
いきなり雪と岩のミックスの下り、慎重にね。
うっかり足を滑らせれば上高地まで転がってしまいます。
この先もう2カ所同様なミックスで凍りついた場所を通過。
頂上?と見間違えるピラミッドピークで一休み。
これを越えて、
信州側に張り張り出す雪庇を踏み抜かぬよう十分注意。
最後にガチガチに凍り付いた雪面を直登すれば西穂高岳山頂です。
8時30分、山頂からの展望が望めなかったのは残念。
お茶を湧かそうかと準備をしていると降雪。
一気に雲が上がってきたので10分足らずで早々退散する。
天気の変化が早い。
歩き出してすぐに視界は雪と雲の中に閉ざされてしまった。
「やばい!ホワイトアウトか?」
登ってきた足跡が雪で消されていく。
慎重に、しかし素早い行動が要求される。
尾根を間違えて降れば即、遭難しかねない。
久しぶりに緊張感に包まれる。
1時間ほどで独標まで戻り、一安心。
独標から出だしの急降下をクリアすればあとはだらだらと。
10時20分、山小屋に無事帰還しました。

下山後は「新平湯温泉」に途中下車。
平日だから?時間帯?それとも雨降り?
他に誰もいない貸し切り状態で温泉を満喫して帰路につきました。

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