初めての上高地・涸沢カール・奥穂高岳に感激!

- GPS
- 21:23
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 1,906m
- 下り
- 1,899m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:57
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:14
| 過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢カールまでは特に危険な個所は無い。涸沢カールから穂高岳山荘までのルートにあるザイテングラートは急登かつ岩場だが慎重に登れば大丈夫。一番怖かったのは穂高岳山荘目の前の奥穂高岳への取り付きだ。ほぼ垂直の岩場をよじ登る必要があり、距離は短いが滑落すると大けがではすまないかもしれない。 |
| その他周辺情報 | 今回歩いたルート上にある山荘はどれも大きくて立派。もちろんトイレもある。時間に余裕があれば全ての山荘に立ち寄って、各山荘の名物を食べるのも楽しいだろう。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
奥穂高岳とザイテングラートに登る際はヘルメットは必須。
|
|---|
感想
生まれて初めて訪れた上高地・涸沢カール・奥穂高岳、どれもYouTubeでしか見たことがなかったが、実際に目にするとその非現実的な世界観に圧倒されっぱなしだった。
上高地から横尾までは確かに距離は長いのだが、急な登りは無く絶景続きのため、全く苦にはならなかった。徳沢ロッジでは水分補給の休憩しかとらなかったが、いつかこの山荘に泊まってみたいと思わせる異国情緒溢れる風景が目の前に広がっていた。
横尾山荘で山菜そばの昼ご飯を食べた。横尾山荘が想像以上に大きく綺麗で驚いた。山荘の目の前の横尾大橋を渡ってしばらく歩くと、ようやく本格的な登山道となるが、そこから先も異次元の世界が続いていた。特に本谷橋の先から徐々に視界が開けて穂高連峰が見えてくる高揚感はたまらなかった。
涸沢ヒュッテ直前の急な石段を登った先に、夢に見たあの景色が広がっていた。現実なのにまだ夢を見ているようだった。テント場が想像以上の岩場で厳しい現実に引き戻されたが、何とかテントを張った後はまた夢の世界へ。宝石箱を見ながらの夕飯、満天の星空…。
2日目の朝はモルゲンロートを見てから奥穂高岳に向けて出発。昨日までとは全く異なる世界感の中の道を歩いて行く。ザイテングラートは確かに険しかったが、直前に南八ヶ岳の阿弥陀岳に登っていたので思いのほか気持ちに余裕を持って登れた。しかし穂高岳山荘から先はそうはいかなかった。
奥穂高岳の取り付きは今回の行程で一番ハードで怖かった。滑落したらケガでは済まないような登りを経験した。でも、最初の難関をクリアしてしまえばその先は岩稜帯の稜線歩きが山頂まで続く。荒々しくも美しい眺めがたまらなかった。混みあう山頂の祠に順番を待って到達。残念ながらガスって景色はなかったが、時折ガスが切れた先にジャンダルムが思いのほか近くに見え、その存在感に圧倒された。
涸沢小屋のソフトクリームとコーヒーを堪能し、テントを撤収したら結構いい時間に。横尾テント場の受付時間に間に合わせるため、涸沢カールからの下りは小走りで下った。横尾テント場ではハイボールでほろ酔い気分になった後、1日目と2日目の行程を振り返りながら眠りについた。
3日目はかなり時間に余裕があったので、ゆっくりと景色を噛みしめるように歩いて上高地まで戻った。徳沢ロッジで本山行2個目のソフトクリームを味わい、上高地で絶品のトマトカレーでお腹を満たして、バスに乗り込んだ。
今回は天気や紅葉に恵まれて、最高の涸沢カールデビューとなった。また、自分の当面の目標は槍ヶ岳登頂だが、恐らく横尾から登ることになると思うので、その前哨戦としても、とてもいい経験を積むことができた。そしてみんなが北アルプスを好きになる理由が分かった。また来よう!
YARIYUME-JUNYA











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