丹沢主脈縦走(焼山登山口から)


- GPS
- 08:27
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,134m
- 下り
- 2,161m
コースタイム
7:35 登山道開始
8:45-8:50 焼山(1059.6m)
9:15 平丸分岐
9:30 黍殻山(1272.8m)
10:00 八丁坂ノ頭
10:20-10:25 姫次
10:45 地蔵平
11:40-12:10 蛭ヶ岳(1,673m)
12:40 棚沢ノ頭
12:45 不動ノ峰
13:15-13:25 丹沢山(1567.1m)
13:40 竜ヶ馬場
14:10-14:20 塔ノ岳(1,491m)
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京王相模原線橋本駅 6:20発 神奈川中央交通バス(三ヶ木行き)三ヶ木BS下車 6:55発 神奈川中央交通バス(月夜野行き)焼山登山口BS下車 【復路】 15:55 神奈川中央交通バス(渋沢駅行き)渋沢駅BS下車 ※臨時便が出ました。 小田急線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ログの不具合により、距離等の表示がおかしくなっています。 ・危険箇所等は特にありません。 植生保護のため、木道や階段が整備されている箇所も多いです。 ・黍殻避難小屋は、建て替え工事が行われています。 また、周辺の登山道においても整備作業が行われています。 |
写真
感想
神奈川最高峰の蛭ヶ岳と日本百名山の丹沢山を抱える丹沢山塊。
しかし、この二峰を制するためには、基本的には泊付きの山行となる。
だが、調べていると、この二峰を日帰りで制することができるルートがある。
焼山登山口から大倉への縦走。
アクセスを調べてみると、始発の電車に乗れば何とか登山口に立つことができる。
ヤマビルを忌避してこれまであまり丹沢を訪れていなかったところだが、長い行程をやりきるには、これ以上日が短くなっては困る。
これは今やるしかない。
橋本駅からバスを乗り継ぎ、焼山登山口へ。
意外なことに何人かが同じバス停で降りた。
しばらく林道を進み、登山道へと入る。
ヤマビルの時期は「5〜11月」と書いてあり、やや怯む。
こうなれば、しばらくは休まず進み続けるしかない。
地道に樹林帯を進むと、焼山へと到着します。
(焼山に寄らずに進むことも可能です。)
焼山山頂には、展望台があり、相模原はもちろん、東京都心方面を望むこともできます。
登山道へと戻って進むと、黍殻山への分岐が現れます。
黍殻山への道は、非常に細い尾根道を進み、途中から広くなるものの、やや急な傾斜であり、目印もやや少なめです。
それでも、樹林の間から富士山や南アルプスの山々を覗くことができるのが心地よいです。
登山道に戻り、先を進むと、黍殻避難小屋が建替え中でした。
避難小屋以外にも、八丁坂ノ頭までの間、業者の方が登山道の整備作業を行っていました。
こうして登山の環境を整備していただけるのは、非常にありがたいことです。
八丁坂ノ頭から先は、しばらく木道が続き、東海自然歩道コース最高点を過ぎると、前方に富士山が見え、姫次へと至ります。
ここは、ベンチに腰掛けながら、富士山や南アルプスを開放感たっぷりに望むことができます。
姫次から比較的緩やかに高度を下げていき、地蔵平付近を境に登り始めます。
何度も木道や階段が繰り返し現れます。
歩幅と合わないと非常に苦労するところ、順調に高度を稼いでいき、蛭ヶ岳が近くなる頃には、周辺を見回すと、富士山&南アルプスがくっきりと見えるほどになり、振り返るたびに同じようなアングルの写真を撮ってしまいました。
残り0.4キロの階段を昇りきると、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳。
展望の良い山頂では、ベンチに腰掛けて食事をしながら景色を楽しむ人々。
途中、ほとんど抜かれていないことを考えると、昨晩山荘に泊まった人たちなのだろうか。
この頃から、富士山に雲がまとわり付くようになってきた。
丹沢山での眺望を確保するには、食事もそこそこに先を急ぐ必要がある。
蛭ヶ岳から丹沢山までは、非常に気持ちのいい稜線歩き。
ではあるものの、下ってはその分登り返すドSなルート。
先が見えているのはいいものか、悪いものか。
そして、気温が上がってきたこともあり、降りた霜が溶けて、登山道は泥濘と化す。
足元が不安定では、傾斜が緩やかな場所においてもやや慎重に進まねばならず、思ったほど早く進むことができない。
辛いときは後を振り返り、今まで通ってきた稜線を眺めると、今まさに丹沢山塊の中心部にいるのだという実感が湧く。
階段の連続で足に負担がかかって辛くとも、地道に一歩ずつ進むことによって、丹沢山に到着。
最高峰ではないが、ここは日本百名山の1つ。
大倉からのピストン以外でこの山頂に到達できたのは非常に嬉しいことである。
その後、塔ノ岳を目指して進んだものの、塔ノ岳は雲に覆われており、実際、私が到達したときも雲の中で、風が非常に冷たい。
天気が良くないのであれば、居座る理由もないため、早々に下山する。
それにしても、山頂の人の多さからみても、塔ノ岳は人気スポットなのだろう。
塔ノ岳からは、大倉尾根をひたすら下る。
人も多く、滑りやすいザレ場などもあるが、足元に気を付けつつ、ひたすら大倉を目指して下り続ける。
山頂はあれだけ真っ白だったものの、下りの途中、前方に目を向けると、綺麗な街並みが見えていた。
これまで3回塔ノ岳に到達しているものの、そのいずもが雲の中でほとんど眺望がきかなかった。
日頃の行いのせいであろうか。
紅葉は比較的終わりに近かったものの、大倉に近い、標高の低いところでは、綺麗に色づいた木々もあった。
結局、2時間もかからずに大倉バス停に到着。
1台目のバスには乗れなかったものの、すぐに臨時便が出たため、労せず渋沢駅まで移動することができた。
このコースは、基本的には1泊でこなすものであるところ、「健脚者であれば日帰りも可能」とのフレーズを見て、自尊心を刺激され、このようなこととなった。
午前中の眺望は大満足であった。
神奈川県最高峰と日本百名山のピークを日帰りで踏むことができるという意味でも、非常に有意義な山行となった。
ヤマビルがいないうちに、丹沢山塊の山々を1つでも多く訪れてみたい。
LArc様のレコを参考にさせていただきました。(三ノ塔までは行ってませんが)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=247583
rgz91さん、LArc でございます。
楽しく拝見しました。
私のレコを参考にしていただき、光栄ですが、お役に立てたのでしょうか。
丹沢は標高が低いわりには開放的な稜線が長く、気持ちよく歩けますね。
眺望は午前中のみ、というのは困りものです。
小屋泊まりで2日くらいかけるといいのかもしれませんね。
こうしているうちに行きたくなってしまいました。
コメントありがとうございます。
蛭ヶ岳&丹沢山は是非ともやってみたかったところ,LArc様のレコを参考にして挑んでみた次第です。
おかげさまで,丹沢最高峰&日本百名山を踏破することができました。
当日は,姫次でいい景色が見られたので,期待していたのですが,残念ながらどんどん雲が出てきてしまいました。
稜線歩きは想像以上に楽しむことができ,満足です。
今度はスタートを平丸にするなどして,もう少し早い時間に山頂に到達できるよう頑張ります。
あとは,おっしゃるとおり,泊付きにしてご来光の時間から動き出すのもいいかもしれませんね。
もしご一緒できればよろしくお願いいたします
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