八ヶ岳〜南沢小滝、赤岳硫黄岳縦走



- GPS
- 51:53
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,091m
- 下り
- 2,100m
コースタイム
11:10 美濃戸口
14:35 行者小屋
2013.12.22
07:40 行者小屋
09:00 南沢小滝
16:23 行者小屋
2013.12.23
06:15 行者小屋
07:52 赤岳頂上
08:23 地蔵の頭
09:24 横岳
10:23 硫黄岳
11:36 赤岳鉱泉
12:06 行者小屋
15:03 美濃戸口
天候 | 2013.12.21 曇りのち雪 2013.12.22 曇りのち晴れ 2013.12.23 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
10:25 茅野発美濃戸口行き(往復割引1,500円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢:積雪。所々凍結 行者小屋〜赤岳:金網階段にアイゼンひっかけないよう注意。上部の鎖はまだ出ている。頂上直下の階段も使用可能 赤岳〜横岳:ヤセ尾根あり。日ノ岳への雪壁は滑落注意。トラバース箇所の鎖は出ている。階段もまだ使用可能 横岳〜硫黄岳:ヤセ尾根あり。硫黄岳山荘が見えてから硫黄岳頂上まではこのルートで最も風が強い。目出帽など暴風装備をしっかりと。 硫黄岳〜赤岳鉱泉:いつもの積雪期の状態。 赤岳鉱泉〜行者小屋:問題なし ※赤岳鉱泉〜行者小屋の途中にある広い斜面が雪訓中に雪崩れたとか。降雪直後は注意が必要か。 テント場:行者小屋、赤岳鉱泉(1,000円) 水場:南北沢分岐の美濃戸山荘は断水中。手前の山荘で補給すべし。行者小屋、赤岳鉱泉 トイレ:美濃戸口、行者小屋、赤岳鉱泉(チップ100円) |
写真
感想
ランニングビレイと信頼できる終了点の設置。これが自分に圧倒的に欠けている要素だ。
アイスクライミングに連れて行ってもらっても、トップロープではいつまでたっても上達しない。前回裏同心で3回ほど練習させてもらったけどそれほど大きくない滝だった。
今回の南沢小滝は8m程度。ひよってリード練習は次回に持ち越しにしてしまった。
2013.12.21
11:10 思い切り寝坊して急遽あずさを利用して辛うじて1時間遅れで茅野に到着した。仕方なく10:20発のバスに乗り、美濃戸口に降り立った。人と行く山行ではじめて遅刻した。
15:35 初めは晴れ間も見えていたが行者小屋手前の雪原に着く頃には雪が降り始め、行者小屋で完全な降雪となった。久々に雪が降ってる中のテント設営で雪がたくさん入り込む。年末年始の女峰山は冬用外張り持たなきゃだな。
16:00 やることもないんで飯の支度をしていると雪も止んでガスっているだけのようだ。一番酷い時に設営したのか。まぁ、いい練習にはなったかな?風がないんでまだまだだけど。
この日の夕飯はペミカン豚汁と炊飯したご飯だ。やはりスノーピークの『焚』は炊飯にはもってこいだな。素晴らしい。
飯後はコニャックなど飲んでいい気分になり、翌日のアイスクライミングに向けて就寝した。
2013.12.22
05:40 起床。本日は07:30に出発すればいいので気が楽だ。ゆっくりコーヒーなど飲みながら朝食の準備に取り掛かる。朝食は生パスタだったが、少ない水で茹でるとドロドロにになり、結構厳しかった。そういえば生蕎麦も同じことが起こったっけ…
やっぱ使うなら乾麺だな。
07:34 行者小屋出発。ガスっているけど、下界は晴れ間が出ているようだ。南沢に向けて降り始める。今日は日帰りで上がってくるパーティーに合流し、アイスクライミングの練習をする予定だ。
分岐点で休憩中に連れのモノポイントのバンド長さを調節し、末端処理を行ってのんびり待った。
09:30 南沢小滝はすでに3パーティーほど取り付いており、スタンバイして待つことにした。先輩がリードするのをビレイしながら見ていたが、俺もあれくらいできるようにならなきゃなーと痛感した。
どうも大滝の方も混みあっていたらしく、その後は4時間ほど小滝で練習を重ねた。
15:30 小滝を出発し、再び行者小屋に向けて出発。登りがなかなかに辛い。
16:30 テントに着く頃にちょうど赤岳〜横岳が焼けはじめ、しばし見惚れる。
薄雲から姿を見せる桃色の赤岳を見上げると感慨深いものがある。
この日の夕食はペミカンシチューと炊飯したご飯。食前酒にはウィスキーとチーズを楽しんだ。
2013.12.23
04:00 起床。本日は赤岳〜硫黄岳の縦走だ。しっかりと朝飯のパスタを腹に入れて支度に取り掛かった。
06:10 出発して5分でサングラスを忘れたことに気づき、走って取りに戻った。いかんねー。準備をせかしておきながら自分が忘れものとは…
07:50 赤岳頂上に到着。久々に装着した鶏冠帽での記念撮影も忘れない。中岳分岐から先の雪もまだそれほど多いわけでもなく、快適な登りを楽しんだ。まだ先が長いんで撮影も早々に切り上げて先に進む。展望荘への降りも連れは問題なく付いてくる。
展望荘の陰で補給し、先に進む。
地蔵の頭でこの先のルートを確認すると、トレースもついているし問題なく行けそうだ。
このルートをノートレースでも行きたいけど、予備日が欲しいなー。
日ノ岳への取り付きで念のためにヘルメットを装着。風もそこそこ吹いているんで気を付けながら雪壁を登る。
09:05 日ノ岳。ここから眺める赤岳と硫黄岳は本当にかっこいい。実はこのルートで一番好きなスポットだったりする。ここで『もう何も怖くない』のポーズを決める。
まだまだこれからよ。
すぐに西側の鎖場&トラバースに移るが、特に問題はないようだ。
09:25 快適な稜線歩きをすること20分。横岳に到着した。だいぶ硫黄岳が近づいたが、まだまだ核心部は残っている。ヤセ尾根の降りと梯子とトラバース。これらを慎重に通過して行く。初めてここを通った時はこの梯子が埋まっていて難儀したっけ。今となっては良い思い出だ。
硫黄岳山荘が見えて来たあたりからは滑落の心配はないが、いかんせん風が強いんで辛かった。ここっていつも風が強いよなー。硫黄岳への登りも地味に疲れるし。風の陰になっている場所で軽く補給を済ませ、最後の登りに取り掛かる。
10:38 硫黄岳山頂。連れは感動していたようだが、俺は強風が嫌でさっさと降ろうとしていた^^;
思えば初めて一緒に登ったのもここ、硫黄岳だっけ。あの時は皆引き返すほどの吹雪だったが。
樹林帯はショートカットを活用して1時間で赤岳鉱泉に到着。一本とって行者小屋に急いだ。
12:06 行者小屋到着。長かったが、ゆっくりもしてられない。さっさとテントを撤収してコーヒーを飲んでから下山に取り掛かった。
15:10 美濃戸口到着。充実した山行が無事終了した。
今回は新装備としてノースフェイスの『アルパインクライマーソックス』なるネオプレン製の靴下を導入した。ウェットスーツの素材みたいな、沢屋さんが履くようなやつ。
汗が抜けないんで、止まっているとさすがに冷えるけど、靴が湿らないのが非常に良い。
下手すりゃテント内で凍結もしないんじゃないかな?要実験だ。
寝るときはいつものウール(予備を兼ねる)と象足でいいし。
そして何より、3日間履いたのに靴が全く臭わないのに感動した。
今後は毎回お世話になりそうだ。
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