ろ・く・で・な・し＠権現岳
山梨県
長野県
slowwalker
その他1人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,531m
- 下り
- 1,531m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
6:30 駐車場
7:08 不動清水
10:38 P2138
10:53 西岳 11:10
12:37 青年小屋
3日
8:55 青年小屋
9:35 のろし場
10:00 西ギボシ 10:35
11:15 青年小屋 13:13
13:53 編笠山 13:58
16:05 富士見高原登山口
16:12 駐車場
| 天候 | 2日 曇り時々晴れ 強風 3日 晴れ 弱風 気温： 2日 0℃( 6:30 - 登山口) -8℃(17:00 - 小屋内) 3日 -6℃( 6:00 - 小屋内) -13℃( 6:00 - 小屋外) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
小淵沢ICから富士見高原リゾートまで除雪されている。 駐車場： 富士見高原ゴルフコースのクラブハウス下に広い無料駐車場あり http://fujimikogen-resort.jp/guide/general/map.html |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★トイレ： 富士見高原スキー場（水洗 - 暖房が利いててあったかい） 五叉分岐路先の左側にトイレらしき建屋があった ★登山ポスト： なし ★水場： 不動清水 ◎ 金命水(乙女の水) × ★コンビニ・売店： 県道11号沿い 富士見高原スキー場の売店 ★温泉： 延命の湯 (道の駅小淵沢に隣接するスパティオ小淵沢内) http://www.spatio.jp/hotspring/index.html ★山バッジ： 未確認 ★地形図： 八ヶ岳西部 ★山と高原地図： No.32 八ヶ岳 ★登山道の状況 ◎富士見高原登山口〜西岳 踏み跡明瞭。ピンクリボン・案内板あり。 林道を3回渡ったところでアイゼン装着。P2138あたりから少し急坂になる。 ◎西岳〜青年小屋 踏み跡明瞭。ピンクリボンあり。 ルートを踏み外すとひざ上まで足が潜った。 ◎青年小屋〜西ギボシ 踏み跡明瞭。 くさり場の急坂。落ちたら大変そう。 ◎青年小屋〜編笠山 踏み跡明瞭。岩場はペンキのマーキングあり。 アイゼンない方が歩きやすいかも。 ◎編笠山〜盃流し 踏み跡明瞭。ピンクリボン・案内板多数あり。 岩場は風が強く、さっさと樹林帯に入らないと身体が冷える。ここもアイゼンない方がいいかも。 P2095で右に鋭角に曲がり、谷に下りていく場所だけ注意。 ◎盃流し〜富士見高原登山口 踏み跡明瞭。ピンクリボン・案内板多数あり。 盃流しの先から登山道・林道が入り組んでるので注意。 |
写真
拍手
感想
友人と初コラボで、正月早々から一泊で山に行くことになった。
選択肢は日光白根山か権現岳だったが、天気の具合から後者に行くことにした。
初めての八ヶ岳。大丈夫かなぁ〜。
初日は青年小屋に荷物をデポって権現岳に登り、2日目は編笠山経由で下山する計画。
1月2日
どっから登るかはっきりと決めないまま、とりあえず地元を早朝というか夜中に出発。車中どたんば協議の結果、富士見高原から登ることにした。
ゴルフ場の駐車場に着き、まだ暗かったからのんびりと準備。と言ってる間に、いつも明るくなってしまう。
最初は傾斜も緩く、雪も少なくナマ足で登っていく。初コラボだからナメられちゃいけねぇ、と鉄壁のブロックでツレを先頭に行かせず。
2つ目の林道交差点あたりでとうとうアイゼン装着。重い。
だんだん雲行きが怪しくなり、標高が上がると風が強くなってきた。そしてなかなか進まない。最初の目印であるP2138がなかなか出てこない。
「もしかして気付かずに通り過ぎたんじゃね？」
なんていってたら、いい加減歩いたところでハゲた場所がでてきた。そこがP2138だった。うぅ〜、まだこんなところか（泣）
傾斜もきつくなり、たまに登れないところは雪を落として固め、半分気絶しながら登って行ったらやっっっと西岳。しかし風は強いし寒いし展望ないしで、記念撮影後に青年小屋にコンパスを合わせてさっさと出発。
小屋までの樹林帯の稜線歩きは楽になった。大きいカメラを持ったソロの方に開けた場所を教えてもらい、先に行ってもらう。
予定では西岳から小屋まで1時間くらいのはずだったがなかなか見えてこない。でも方角はあってるしなぁ・・・と少し心配になったころ、一気にテント場が目の前に広がった。やった〜♪
「あしたのが天気よさそうだから、権現岳は明日にしようよ」とツレに伝えた。もちろん本当の理由はバテバテだったからである。
そして冬期小屋が使えることがわかり、テントを張るのがめんどくなって小屋に泊ることにした。
小屋の中は真っ暗で、ヘッテンを点けるか、寒いのを覚悟の上でドアか窓を開けとくしかなかった。
そしてまったりしてしまう前に、小屋に置いてあったスコップを拝借し、40Lくらいのゴミ袋に雪をたんまり詰めて玄関に置いた。
さて、まずは海鮮鍋の準備をして、昼間から宴の開始じゃ〜！と思ったら、ツレのコンロの調子が悪い。トロ火にしかならない。ったく、使えねぇな。そしてこれ見よがしに自分のコンロの火力を全開にする。
おなかいっぱいになり、酒もほとんど飲みほして、たぶん5時くらいに寝てしまった。しかし独りで飲んでたツレがさびしくなったのか、叩き起されてくだらない話に付き合ってやった。
泥酔したツレはそのうち同じことしかしゃべらなくなった。典型的な酔っ払いのリングワンデリングである。
ツレはそのうち座ったまま寝込んでしまったが、凍死されたらこっちが迷惑なので叩き起していたがなかなか起きない。それでもがんばって起こしていたら、ん？なんか焦げ臭いな。なんだろ??と思ってシュラフを見たら・・・じぇじぇ！コンロにシュラフの火が当たってでっかい穴があいてるし!!
マジか・・・終電の酔っ払いを起こす駅員さんの気持ちが理解できたうえに、こんな仕打ちとは・・・(泣)
しかーし！こんな時のためにいつもガムテープを持ち歩いてるのだ！やっと本格的に活用できるぜ！
などと口ではチッとか言いながら、ドヤ顔をしていたに違いない。
早速ガムテープで穴を補修にかかる・・・が
じぇじぇじぇ！寒さで粘着力が弱っていて、ほとんどくっつかないじゃないか！
そのレベルとは、マスキングテープよりもはるかに劣り、油取り紙クラスにまで落ちていた。てか油取り紙は粘着力と言うのかビミョーだが、そんな感じであった。3秒前のドヤ顔はなんだったのか・・・
とりあえずその油取り紙を何重にも押しつけてなんとか穴をふさぎ、酔い潰れてるオヤジはほっといて寝ることにした。お前は凍死してよし。
数時間したら寒さで目が覚めたらしく、寒い寒いと騒いでいた。ざまぁみろ。
翌朝小屋内は羽根だらけになっていた。そして口の中も羽根だらけ。これじゃ小林幸子もびっくりだよ。
1月3日
のんびりと起きたらもう8時。早く準備しなきゃだが、ぬくぬくのシュラフからなかなか出られない。でも景色を見ないともったいないしなぁと思って外にでると・・・超いい天気！そして初めて雲海の中の富士山を見られた♪
小屋に戻ってツレを起こし、権現岳に向かう。しかしテン泊の方にむずかしいかもよとの助言をいただき、行けるところまで行くことにした。
樹林帯を抜け、のろし場を超えると傾斜が急になってきた。凍ってはいないからツルンと行く感じではなかったが、体力・技術・カネのない素人には十分おっかない。くさり場をなんとか抜けたが、自分は西ギボシまでにした。
そして気が付いたら、アイゼンで引っかけたカッパのズボンはひざから股下まで裂け、ビリビリになっていた。
ツレは権現岳まで行ったが、あとで聞いたら体力的にかなりきつかったらしい。行かなくてよかった。
小屋に戻り、片付けと無残に散らかった羽根を掃除し、下山にかかる。
編笠山の半分くらい岩場で、アイゼンだと歩きにくかった。もしかしてアイゼンないほうが良かったのかも。
頂上には5、6人いた。ビリビリのデブデブがドスドスと歩いている姿は、その人たちの目にどのように映ったのだろうか。
編笠山は風が強くてさすがに寒かったため、逃げるように樹林帯に向かう。
そこから先は標識とリボンが大量にあって、問題なく下れた。ただし長くて長くて、かなり飽きた。
権現岳にはいけなかったが、無事に下山できたし、ヤマレコに使えるネタがたくさん生まれた良い山行になった。
最後に、あけましておめでとうございました。今年もヨロシクお願いします。
参考に追記：
シュラフは永久保証してるメーカー。電話して
「穴があいちゃったのですが直りますか？」
「直りますよ〜」
「無償ですか？」
「無償ですよ〜」
と、見てもいないのに即答でした。頼もしい。
ちなみに初めは買った店に持ってったんだけど、メーカーと直でやり取りしてほしいみたいな感じでした。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
編笠山の最新記録
東ギボシの最新記録
出たーーー面白レコ
熟読しました。
シュラフは大変でしたが・・・良かったですね！（◯ンガですか？）
カッパは御愁傷様です！
昨シーズン、私たちが敗退したコースのもっと先ですね。
（↑未だにトラウマです）
お天気が良くてすごく羨ましい！
ですが、なかなかのコース・・・写真でも伝わる怖さ
冬期小屋泊が出来るなら、鳳凰三山とかも行けますね。
いいナ〜〜〜
こちらは、人が多くトレースもばっちりの、小屋泊まり楽チンコースしか行く勇気がなくて
またネタ満載の面白レコ、期待してます。
今年もよろしくお願いします
38catさんこんばんは
いつも変態レコをお読みいただきありがとうございます
そう、シュラフはナ○ガです
カッパはですね、ワークマンで防水透湿モノをみつけたので買ってみたいと思ってます。なんと千円！
富士見高原から編笠までいったんですね
たしかに岩場は、首にかけたコンパスがたなびくくらい強風でした
鳳凰山にも小屋があるんですか！？さっそく調べてみよ〜
元気があればなんでもできる！カネがなければ野宿もできる!!
こちらこそ今年もヨロシクお願いします
コメントありがとうございました
１月もあと少し…随分おそくなりましたが、あけましておめでとうございます
いろいろありまして、１か月間ネットが使えずにおりました。
久しぶりにヤマレコをのぞいてみたら、少し様変わりしていてビックリ浦島太郎状態です
新年初登山、お疲れ様でした。
感想読んでて笑っちゃいました…すみません
こんなにも立て続けにあれこれ起こるものなんですね〜
とはいえ、どんな事でも楽しんでしまうあたりさすがです
今後もガンガン面白い山レコ、宜しくお願いします。楽しみにしています。
今年もケガ無く山歩きしていきましょう
おひさしぶりです
最近見かけないな〜と思っていたら、そういうことだったのですね
ったく、コイツとどっかいくと、だいたいろくでもないことが起きるのであのようなタイトルにしました
でもシュラフは10日ほどで戻ってきたし、いろいろと経験できたので行って良かったとおもいます
今年もneko-tamaさんの健脚癒し系レコ、期待してますね
よろしくお願いします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する