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Yamareco

記録ID: 403561
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

御池岳 (木和田尾からテーブルランドピストン)

2014年02月01日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 三重県 滋賀県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:55
距離
16.5km
登り
1,537m
下り
1,527m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

藤原簡易P 7:02−7:51 204鉄塔 7:51−8:35 R201鉄塔 8:44−8:56 坂本谷分岐 −9:32 白瀬峠 9:33−9:55 真の谷 10:10−11:05 テーブルランド上陸 −11:10 東のボタンブチ 11:22−12:09 風池 12:39−12:51 御池岳(丸山) 12:53−13:10 奥ノ平 −13:20 青のドリーネ 13:27−13:45 テーブルランド上陸点 −14:18 真の谷 14:20−14:55 白瀬峠 −15:21 坂本谷分岐 15:28−15:37 R201鉄塔 −16:05 204鉄塔 −16:50 藤原簡易P
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
藤原簡易P:R306(R365)沿いの駐車場。約40台。無料。トイレ有り。
コース状況/
危険箇所等
朝方の木和田尾は、雪が氷結していてガリガリ。
白瀬峠を越える頃から雪が緩み始め、踏み抜きが多くなる。
真の谷からの直登斜面は、日が当たり、次第にザクザク状態に。
旧トレース跡を外すと、雪が崩れ、嵌りまくり。
テーブルランド上の雪も緩んでいて、ワカンでも沈むことが多く、だましだまし歩く
テーブルランドから真の谷への下りは、団体のトレースでガタガタ。
それを外すと、旧スノーシュー跡でも崩れ、沈みまくりという足の施しようがない状態。
真の谷からはザラメ雪の崩れやすいトレース。
雪は子向井山の下まで。
【お藤の鼻すじ】
白粉が薄いなあ。
2
【お藤の鼻すじ】
白粉が薄いなあ。
【204鉄塔から】
やっぱり朝一は伊吹だね。
5
【204鉄塔から】
やっぱり朝一は伊吹だね。
【R201鉄塔から】
霊仙も、やっと顔を出した。
2
【R201鉄塔から】
霊仙も、やっと顔を出した。
【新しいプレート】
今度のプレートは、峠の名前だけだ。
3
【新しいプレート】
今度のプレートは、峠の名前だけだ。
【スペシャルワカン】
踏み抜き防止にワカンを着ける。ボルトで補強した特製のワカンだ。
3
【スペシャルワカン】
踏み抜き防止にワカンを着ける。ボルトで補強した特製のワカンだ。
【春の陽気】
真の谷の雪は、もう春うらら。
【春の陽気】
真の谷の雪は、もう春うらら。
【もうすぐ上陸】
ここを越せばテーブルランドは、すぐそこだ。
4
【もうすぐ上陸】
ここを越せばテーブルランドは、すぐそこだ。
【おお雪原だ】
300m直登の苦労が報われる瞬間だ。
9
【おお雪原だ】
300m直登の苦労が報われる瞬間だ。
【東のボタンブチから】
茶屋川を俯瞰すると、鳥になった気分になる。
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【東のボタンブチから】
茶屋川を俯瞰すると、鳥になった気分になる。
【誰かいるかな】
頭陀の鉄塔が、すぐ向いに見える。
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【誰かいるかな】
頭陀の鉄塔が、すぐ向いに見える。
【雪原逍遥へ】
ここからテーブルランドをそぞろ歩き。
3
【雪原逍遥へ】
ここからテーブルランドをそぞろ歩き。
【竜が黒い】
あんなに白かった竜も黒竜に変身か。
3
【竜が黒い】
あんなに白かった竜も黒竜に変身か。
【藤原岳の白い尾根】
山頂から右に延びる白い西尾根は快適そう。
2
【藤原岳の白い尾根】
山頂から右に延びる白い西尾根は快適そう。
【竜がハッキリ】
東端峰から見える竜はまだら竜。
1
【竜がハッキリ】
東端峰から見える竜はまだら竜。
【シルキーシルエット】
御在所、雨乞は、モヤっていて、うっすら。
1
【シルキーシルエット】
御在所、雨乞は、モヤっていて、うっすら。
【奥ノ平の頭がチラリ】
雪原の向こうに奥ノ平の南峰が見える。
4
【奥ノ平の頭がチラリ】
雪原の向こうに奥ノ平の南峰が見える。
【あそこが上陸点】
帰りも、あそこから真の谷に降下する。
2
【あそこが上陸点】
帰りも、あそこから真の谷に降下する。
【奥ノ池】
雪に覆われ、今は只のへっこみだ。
2
【奥ノ池】
雪に覆われ、今は只のへっこみだ。
【ボタン岩とS字雪庇】
新雪がなく、あまり綺麗でない。
2
【ボタン岩とS字雪庇】
新雪がなく、あまり綺麗でない。
【青のドリーネ】
今は白いドリーネ。帰りに寄ろう。
4
【青のドリーネ】
今は白いドリーネ。帰りに寄ろう。
【東池】
縁のシリセード斜面には雨筋のみ。
2
【東池】
縁のシリセード斜面には雨筋のみ。
【広大な雪原】
人影はない。あるのは名もないドリーネだけ。
2
【広大な雪原】
人影はない。あるのは名もないドリーネだけ。
【幸助の池】
底には氷が張ってる。
【幸助の池】
底には氷が張ってる。
【天狗堂とボタンブチ】
山肌に天狗の顔が浮かび上がってる。
4
【天狗堂とボタンブチ】
山肌に天狗の顔が浮かび上がってる。
【奥ノ平】
青空には白い雲、雪原には黒い地肌のまだら模様。
2
【奥ノ平】
青空には白い雲、雪原には黒い地肌のまだら模様。
【ボタンブチ】
今日も静かにケルンを積む。
1
【ボタンブチ】
今日も静かにケルンを積む。
【T字尾根】
天狗堂の天狗の顔が載っかって、天狗が手を広げているように見える。
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【T字尾根】
天狗堂の天狗の顔が載っかって、天狗が手を広げているように見える。
【風池】
完全に雪に埋もれてる。風の当たらない所でランチにしよう。
1
【風池】
完全に雪に埋もれてる。風の当たらない所でランチにしよう。
【丸山に直登】
丸山へは、風池から直登だ。
1
【丸山に直登】
丸山へは、風池から直登だ。
【この前は「頂」まで】
今日は「上」まで出ている。
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【この前は「頂」まで】
今日は「上」まで出ている。
【雪が無い】
奥ノ平の頂上には雪がない。どこから登っていこうかな。
2
【雪が無い】
奥ノ平の頂上には雪がない。どこから登っていこうかな。
【雪を繋いで】
ここなら頂上近くまで行けそう。
2
【雪を繋いで】
ここなら頂上近くまで行けそう。
【鈴鹿のやまなみ】
振り返ると、幸助の森の向こうには、竜、釈迦、御在所、雨乞、綿向とずらり。
4
【鈴鹿のやまなみ】
振り返ると、幸助の森の向こうには、竜、釈迦、御在所、雨乞、綿向とずらり。
【ここは真っ白】
ボタンブチまでの斜面はソフトクリームの海。
2
【ここは真っ白】
ボタンブチまでの斜面はソフトクリームの海。
【青空が呼んでる】
白い雪には青い空がよく似合う。さあ、もう一頑張り。
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【青空が呼んでる】
白い雪には青い空がよく似合う。さあ、もう一頑張り。
【すっかり春色】
奥ノ平の頂上は別世界(^^;
2
【すっかり春色】
奥ノ平の頂上は別世界(^^;
【くすむ霊仙】
奥ノ平から見る霊仙も、あまり白くない。
5
【くすむ霊仙】
奥ノ平から見る霊仙も、あまり白くない。
【光る伊吹】
伊吹の雪が光ってる。でも、下の方は黒々だ。
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【光る伊吹】
伊吹の雪が光ってる。でも、下の方は黒々だ。
【きれいなうろこ雲】
バブルジェットで、空を洗濯しているのかな。
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【きれいなうろこ雲】
バブルジェットで、空を洗濯しているのかな。
【南峰から】
奥ノ平が丸見え。歩いている人は誰もいないみたい。
2
【南峰から】
奥ノ平が丸見え。歩いている人は誰もいないみたい。
【展望丘と天狗岩】
藤原岳は、今日も賑わったのかな。
2
【展望丘と天狗岩】
藤原岳は、今日も賑わったのかな。
【東池の森】
行きに通った所だ。雪原が美しい。
2
【東池の森】
行きに通った所だ。雪原が美しい。
【いよいよ異空間】
青のドリーネが見えてきた。
4
【いよいよ異空間】
青のドリーネが見えてきた。
【御池のへそ】
こんな青のドリーネ、今まで見たことない。
4
【御池のへそ】
こんな青のドリーネ、今まで見たことない。
【ちょっと青っぽい】
すごくリアル、ちょっと不気味。
3
【ちょっと青っぽい】
すごくリアル、ちょっと不気味。
【いつものドリーネに】
ここまで来たら、いつもの安らかなドリーネに戻っていた。
2
【いつものドリーネに】
ここまで来たら、いつもの安らかなドリーネに戻っていた。
【あそこが降下点】
そろそろタイムリミットだ。もう下りなくっちゃ。
2
【あそこが降下点】
そろそろタイムリミットだ。もう下りなくっちゃ。
【竜にお別れ】
雪原の向こうの竜には、ここでサヨナラだ。
2
【竜にお別れ】
雪原の向こうの竜には、ここでサヨナラだ。
【晴れてきた】
バブルの洗濯が効いたのか、きれいな青空になってきた。
2
【晴れてきた】
バブルの洗濯が効いたのか、きれいな青空になってきた。
【ここから降下】
正面の白瀬峠目指して。
3
【ここから降下】
正面の白瀬峠目指して。
【荒れすぎ】
トレース辿るも地獄、外すも地獄の下り。
【荒れすぎ】
トレース辿るも地獄、外すも地獄の下り。
【トラバース斜面】
崩れていたトラバース道の斜面。
【トラバース斜面】
崩れていたトラバース道の斜面。
【ここで一息】
坂本谷分岐にあった自然のベンチ。見つけると、つい座りたくなってしまう。
2
【ここで一息】
坂本谷分岐にあった自然のベンチ。見つけると、つい座りたくなってしまう。
【何となく色っぽい】
ドキッとした(笑)
2
【何となく色っぽい】
ドキッとした(笑)
【靴を洗おう】
用水路で靴を洗う。流れが速いので注意。
2
【靴を洗おう】
用水路で靴を洗う。流れが速いので注意。
【直登は疲れる】
歩数以上の疲労感と満足感。
2
【直登は疲れる】
歩数以上の疲労感と満足感。

感想

山から雪がだんだん消えていくのを見て、居ても立ってもいられず、テーブルランド直登を決行した。
天気予報では、午前中は晴れるが午後には崩れるということだった。
願わくは、この逆だとよかったのだが、贅沢は言っていられない。
というのは、朝方気温が上がると、テーブルランドへの直登斜面の雪が腐ってきて、非常に難儀するからだ。
固く締まった雪と腐ったグサグサの雪とでは雲泥の差だ。
できるだけ早く出発することにしよう。

車は藤原簡易パーキングに駐めた。
木和田尾へは巡視路を利用させてもらった。
204鉄塔を過ぎると、少し雪が出てきた。
道に残っている雪は凍っていてツルツルだ。
凍ってない部分を選びながら登った。

R201鉄塔に着くと、一気に展望が開けた。
近くに、伊吹や霊仙が白い。
しかし、遠くの山は靄っていて全然見えなかった。

坂本谷分岐からはトラバース道に入る。
難所だったトラバース道は崩れてしまい、高巻きルートが作ってあった。
今までのルートと比べ、この方が楽だった。

白瀬峠には、予定より早く着いた。
真の谷までは谷心を下った。
雪が緩み始めていたので、踏み抜き防止に、途中でワカンを着けた。

真の谷に着くと、すでに日が当たっていて雪が緩んでいた。
これは時間との勝負になるな。
そう思うと、いつもの力餅を口に放り込んで、そそくさと出発した。

斜面には、今日のトレースはまだない。
しかし、前日までの残トレースはいたるところに付いていた。
できるだけ固い部分を選んで上る。
上るにつれ、残トレースも怪しくなり、何度となく嵌る。
休めば休むほど雪はどんどん軟化してしまうので、一気に登るしかない。
きつかったが、ほぼ予定通りの時間でテーブルランドに上陸することができた。

まずは、いつもの東のボタンブチに行ってみる。
しかし、雪は想像以上に緩んでいて、岩場に近づけなかった。
近づくと、雪が崩れ、岩と岩の間に嵌る。
下手をすると怪我しかねない。
ここでの昼食はあきらめて、雪原を逍遥することにした。

奥の池、東池、幸助の池と辿り、ボタンブチに着く。
崖の下をのぞきながら、ゆっくりと手を合わせ、ケルンを積む。
T字尾根が白く浮かびあがってきれいだった。

昼食は風池で取った。
その後、丸山、奥の平と進む。
奥の平の頂上は雪が融けていた。
その後は、いよいよ青のドリーネだ。
ここで、ドリーネを見ながらしばらく休むことにした。

ドリーネは、太陽の位置が違っているせいか、今までのドリーネとは違って見えた。
雪原に穴が開いているように見え、異次元への入口のように思えた。
テーブルランドのタイムリミットは14時だ。
白瀬峠は、遅くても15時には通過しなければならない。
頃合いを見て、青のドリーネを後にした。

テーブルランドからの下りは最悪だった。
二度ほど雪に足を取られ、雪まみれになった。
以前、雪が多かった時には、シリセードで一気に下れたのに。

白瀬峠を、タイムリミット前に通過できたので、気が楽になった。
これで、明るいうちに戻れる。
そう思うと、崩れやすいザラメ雪の道を、怪我をしないようにゆっくり下った。

下山後は、いつもの静かな温泉で、疲れた体を癒した。
温泉からの帰り道、西の空には細い円弧を描いた眉月が光っていた。

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