記録ID: 4070938
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
常念岳東尾根(イグルー泊)
2022年03月12日(土) 〜
2022年03月13日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 11:13
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,216m
- 下り
- 2,228m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:46
距離 10.9km
登り 2,150m
下り 98m
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
5:00、風の音で目を覚ます。低いところに雲が出そうという予報だったので、雲海になるのか、ガスに包まれるか、不安を感じつつ出発の準備を整える。
5:55、日の出の時間だ。意を決して入り口を蹴破り、外に出てみるとご覧の天気。低い雲は徐々に晴れ、まずまずの天気となった。
5:55、日の出の時間だ。意を決して入り口を蹴破り、外に出てみるとご覧の天気。低い雲は徐々に晴れ、まずまずの天気となった。
感想
今季目標だった常念岳東尾根。
天気が良い日を待ち続け、挑戦する機会がようやく巡ってきました。
1日目:快晴
予報通りのどピーカン。樹林帯もしっかり踏み固められており、雪の感触を楽しみながら登っていく。順調に高度を上げていくが、とにかく暑い。長い樹林帯を抜けて前常念がドーンと現れると、ここからが本番だ。ストックからピッケルに持ち替え、一歩一歩慎重に上っていく。時折足を止めて眺める景色は最高だ。標高をあげるにつれ、北アルプスの名峰が姿を現し、テンションも上がっていく。
山頂にちょうどイグルー適地があり、夜もぎりぎり晴れそうだったので、山頂でビバーグすることにした。今回も試行錯誤の末、長い材を切り出す重要性を学んだ。風をよけつつ景色が見れる前室も作り、穂高連峰や蝶ヶ岳、星空、安曇野の夜景を眺めながらウィスキーをちびちびやって、最高の夜を過ごした。
2日目:高曇り
今回、2日目の天気が一番の懸念点だったが、ガスにまかれることもなく、まずまずの天気だった。初日と比べればインパクトに欠けるものの、曇っていても北アルプスの素晴らしさに変わりはない。もう少し山頂に留まりたかったが、安全を考えて午前中に下山しておきたかったので、後ろ髪をひかれつつも下山開始。
日帰りにするか迷いましたが、2日間にしたことで存分に北アルプスの景色を堪能することが出来たので、正解だった。次はどの山に行こうかな?
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常念の山頂付近は何度かイグルーで泊まりました。松本を見下ろす最高の立地ですよね。何度か練習してのイグルーですね。標高が高くて気温が低いままの場所のほうが、良い雪がありますよね。天井を見上げる写真からは、どのへんのブロックで苦労したとか、この辺が弱点だとか、いろいろ伺えると思います。益々奥山への山行に役立つと思います。
先日もテレビでご活躍を拝見しておりました。コメント頂き光栄です。
やはり苦労したところは一目で分かってしまうんですね。動画等で説明されていることですが、以下を実感しており、今季あと1回くらい挑戦できないかなと考えているところです。
・勿体ない性を捨てる(小さいのや、形が悪いのは、不安定で崩壊の元)
・長いブロックは荷重バランスを考えて積む(適当に積むと折れしまう)
・鉱脈を見つける(1m場所を変えるだけで段違いに良いブロックが見つかった)
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