記録ID: 4211295
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
前穂高岳・登り→重太郎新道・下り→(仮)ダイレクトルンゼ(1泊2日)
2022年05月09日(月) 〜
2022年05月10日(火)
長野県
greenpower
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 1,628m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:44
7:34
12分
9番標識
7:46
20分
8番標識
8:06
20分
7番標識
8:42
37分
5番標識
9:19
16分
4番標識
9:35
42分
3番標識
10:17
2日目
- 山行
- 9:51
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 11:53
4:40
22分
奥明神沢の出合
5:02
127分
分岐点
7:09
39分
雷鳥広場
9:09
5分
明神岳の分岐点
9:55
135分
明神岳の分岐点
12:10
14分
奥明神沢
12:24
17分
奥明神沢の出合
14:28
6分
3番標識
14:34
9分
4番標識
14:43
19分
5番標識
15:10
10分
7番標識
15:20
21分
8番標識
16:03
上高地バスターミナル
| 天候 | 05/09(月)→くもり/雨/みぞれ/雪/くもり 05/10(火)→はれ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■交通→長野自動車道松本IC〜約50分。 ■駐車台数→410台 ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■営業時間→24時間。 ■営業期間→04/17(日)〜11/15(火) ■料金→1日700円。 ※市営駐車場→24時間可能、民間駐車場→24時間不可。 ※日付を過ぎると700円徴収されるので23時過ぎに到着した場合は注意。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■沢渡市営第3駐車場(995m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 05月08(日)の23時19分に到着して駐車台数は42台です。 ■沢渡バスターミナル(1,022m) 沢渡市営第3駐車場から約3分で沢渡バスターミナルに到着です。 トイレ(夜間閉鎖)・自動販売機・水場・売店・タクシー配車センターがあります。 沢渡エリアには沢渡バスターミナル〜茶嵐に5つのバス停があり始発・週末・大型連休には混雑します。 空いている時間やバス停から乗車して、民間より24時間利用の市営駐車場を利用する事で下山が遅れても安心して出庫できます。 大型ザックで茶嵐から乗車(補助席でザックを抱える地獄を経験済み・空いていれば荷物をバスの下に収納可能))する事は絶対に避けましょう。 アルピコ交通は登山者と観光客を区別せず乗車させる(ドル箱路線で経営努力は乏しい)ので、乗り合いタクシー(定額料金÷人数)で安く早く上高地に到着できる場合があります。 ■上高地バスターミナル(1,505m) 沢渡バスターミナルから約33分で上高地バスターミナルに到着です。 トイレ・自動販売機・売店・上高地登山相談所に登山ポストがあります(登山計画書と筆記用具あり) 郵便局(営業04/27〜11/15・時間09時〜17時・休み→水曜日)がありますがATMはありません。 広場に水場と靴洗い場(ブラシあり)があります。 沢渡⇄上高地のバス往復券(発行日を含む7日間有効)の紛失には特に注意が必要です。 帰りの沢渡行きのバスは7番のりばです。 ■河童橋(1,535m) 上高地バスターミナルから約15分で河童橋に到着です。 河童橋を右岸へ渡り、岳沢登山口へ向かいます。 多くの登山者が目指す涸沢へ進まないように注意が必要です。 上高地バスターミナルから岳沢登山口まで猿のフンが沢山落ちているので注意が必要です。 ■岳沢登山口(10番標識・1,535m) 河童橋から約30分で岳沢登山口に到着です。 登山道は岳沢トレイルと呼ばれて、ルートには1〜10番標識の看板が設置されています。 水場がありますが、当日は標高1,589mが最終水場になります(写真添付) 別称→前穂高岳登山道とも呼ばれています。 ■9番標識(1,570m) 岳沢登山口から約20分で9番標識に到着です。 2m以上の熊笹に覆われた眺望のない樹林帯を8番標識へ向かいます。 ■8番標識(1,630m) 9番標識から約10分で8番標識に到着です。 いくつも丸太橋を渡り、登山道の所々に残雪が現れます。 ■7番標識(1,688m) 8番標識から約20分で7番標識に到着です。 岳沢登山口から3番標識の区間で一番多く雪が残り、風穴(天然クーラー)があり周囲より気温が2〜3℃低いです。 また明神岳主稜の取付きがあり、西穂高岳側のカモシカ沢と西穂高沢が見え始めます。 ■見晴台(6番標識・1,760m) 7番標識から約20分で見晴台に到着です。 河童橋から見える岳沢本流の末端になり、ゴーロ帯から樹林帯へトラバースします。 ここから視界が開けて西穂高沢〜間ノ沢〜天狗沢が一望できます。 ■5番標識(1,834m) 見晴台から約15分で5番標識に到着です。 岳沢の左岸を通行しますが、岳沢本流まで落差5mあるので転落や落し物に注意が必要です。 ■4番標識(1,980m) 5番標識から約35分で4番標識に到着です。 岳沢の左岸を通行しますが、岳沢本流まで落差5mあるので転落や落し物に注意が必要です。 ■3番標識(2,013m) 4番標識から約15分で3番標識に到着です。 ここから夏道の2番・1番標識(赤旗で封鎖中)を通らず、岳沢本流のゴーロ帯へ下り赤旗に沿って岳沢小屋を目指します。 例年ならば岳沢本流が雪渓で埋まっていますが、雪解けが早く雪渓が割れてクラックやクレバスがあり注意が必要です。 今後の雪解けの状況次第で大きくルートが変わります。 ■岳沢小屋(2,170m) 3番標識から約40分で岳沢小屋に到着です。 小屋泊・テント泊利用者はトイレと水場(利用制限なし)の使用量が代金に含まれています。 テント場は予約不要・30張り・1泊2,000円・先着順になり、週末の14時以降は幕営スペースが無い可能性があります。 夏山に向けて飲料水の確保、小屋周辺の雪切りや登山道の整備、小屋の外壁作業に小屋番さんが大忙しです。 ■■奥明神沢の出合(2,324m) 岳沢小屋から約30分で奥明神沢の出合に到着です。 05/08(日)に重太郎新道の下部で全層雪崩があり、下山時には落石(写真添付)があり危険回避のルート選択が特に重要です。 ■■分岐点1(2,433m) 奥明神沢の出合から約20分で分岐点1に到着です。 1つ目の分岐点になり左側の沢へ向かいますが、2つある分岐点はどちらも左側へ侵入します。 しかし、分岐点1の手前の左側の沢に侵入して夏道の重太郎新道に合流してルートミスに気付きます。 途中で何度もルートを確認しましたが、とにかく左側の沢を登れば大丈夫という思い込みが失敗です。 再び下降して登り返すのが面倒になり、重太郎新道で登りダイレクトルンゼで下る決断をします。 結果、前日の降雪の影響があり岩場と鎖場が多い重太郎新道で山頂まで5時間(ダイレクトルンゼの登りは2〜3時間)掛かりました。 ■雷鳥広場(2,750m) 分岐点1から約130分で雷鳥広場に到着です。 ここから山頂まではしご・岩場・鎖場が続き、足首〜膝ラッセルで雪に埋まった岩場の浮石と踏み抜きに苦労します。 ■紀美子平(2,910m) 雷鳥広場から約40分で紀美子平に到着です。 左→吊り尾根を経由して奥穂高岳へ、直登→前穂高岳に向かいます。 夏道では山頂まで20〜30分の登り、山頂直下の岩場の雪は風で飛ばされて岩の白いペンキマークが確認できます。 ■■明神岳の分岐点(3,081m) 紀美子平から約80分で明神岳の分岐点に到着です。 山頂直下になり、約5分で前穂高岳の山頂です。 ■前穂高岳(3,090m) 明神岳の分岐点から約5分で前穂高岳に到着です。 踏み跡のない純白の山頂に立ち、360度の大パノラマを満喫します。 山頂柱は雪に埋まり、山頂の積雪量は2〜3mあると予測されます。 ■■奥明神沢の合流点(2,579m) 前穂高岳から約135分で奥明神沢に到着です。 ダイレクトルンゼルートがよく分からず、GPSが濡れて使えないので重太郎新道から一番近い沢を下り、行き詰まった場合は尾根を越えて重太郎新道にエスケープする決断をして下降します。 新雪に加えて正午に下降するには危険な時間帯になり、緩んだ雪面にアイゼンとピッケルはほとんど効かない状況です。 標高2,900m以下の雪質は特に悪く前日の降雪で隠れたクレバスやクラックが多くあり神経がすり減りました。 気温・傾斜・30cmの新雪で表層雪崩の条件が重なり、2回の雪崩を誘発しましたが回避できました。 沢の中央部は崩れやすく岩やハイマツ帯から2m離れて(近づき過ぎると踏み抜きやクレバスがあり避ける)標高3,043mから2,579mまでクライムダウンで下降します。 しかし奥明神沢まで残り75mのルンゼの下降が今回の最大の核心部(写真添付)になり、上部からは岩壁なのか雪渓なのか分からず不安を感じました。 上部20mは雪解け水が流れる岩壁になり積極的に懸垂下降が必要な場面でしたがロープは岳沢小屋に置いてきたので、登り返すのも面倒なのでハイマツ帯を繋げて左岸から右岸へ下降しました。 雪解け水で濡れた岩壁と草付きでとても危険な場所ですが、当日に登頂したスキーヤーの踏み跡もありました。 山頂から約510mを下降して奥明神沢に合流、ここから岳沢小屋が見えるので緊張から解放されます。 ■■奥明神沢の出合(2,324m) 奥明神沢の合流点から約15分で奥明神沢の出合に到着です。 無事に奥明神沢の合流点に降り立ち、滑落する危険がなくなり30分もあれば岳沢小屋に戻れる場所で気が緩みました。 落石が多い場所で上部を振り返ると、音もなく洗濯機サイズの落石が2m脇を岳沢小屋に向かって転がり続けました。 すでに奥明神沢を登る登山者がいない時間でしたが、大声で3回「ラーク」と叫びました(小屋番さんは3回聞こえたそうです) 落石は標高差290m・距離600m・時速40〜50kmで転がり、水道パイプを直撃して(断水→復旧済み)岳沢小屋の200m手前で止まりました。 沢の合流点で一番落石が多い場所なので、改めて落石と雪崩に警戒して何度も振り返りながら小走りで岳沢小屋に戻りました。 その間、岳沢小屋から小屋番さんがずっと見ていました。 ■岳沢小屋(2,170m) 奥明神沢の出合から約20分で岳沢小屋に到着です。 小屋番さんにルートミス・重太郎新道・山頂・落石・積雪量・雪崩の状況を報告しました。 約1時間でツェルトを撤収して、約120で上高地バスターミナルに到着して無事に登山終了です。 ■■マークの呼称は勝手に命名しています。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 前穂高岳ダイレクトルンゼルートは標高差→約1,585m(上高地〜前穂高岳)、距離→往復11.6km、コースタイム→10〜13時間(雪の状況で大幅に変わる)になりますが日帰りが可能です(積雪期の好天時の場合・山滑走を除く) 公共交通機関を利用する場合は、岳沢小屋を利用します。 日帰りで登頂するには雪の状態・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★登山ポスト 登山ポストは上高地バスターミナルの上高地登山相談所にあります(登山計画書の用紙と筆記用具あり) また岳沢小屋(小屋泊・テント泊)の利用者には登山・行動予定を書いて提出します。 ★水場 地図では、上高地バスターミナル〜前穂高岳には水場が岳沢小屋の1つしかありません。 今回はツェルト泊で水作りをする予定で2.5L担ぎましたが、小屋泊とテント泊利用者には使用量に制限なく雪解け水がもらえます。 他には沢渡バスターミナル・上高地バスターミナル・岳沢登山口・最終水場(1,589m)の水場で補給できます。 標高2,800m以上の雪はきれいで、下山時に持参した0.5Lの飲料水が無くなり雪を食べながら下降しましたが今まで食べた雪で1番美味しい雪でした。 ★前穂高岳ダイレクトルンゼルートについて 奥明神沢の出合から標高770mを一気に登る冬季バリエーションルートになり、健脚者は始発バスから日帰り可能、1泊2日の小屋泊(岳沢小屋 or 明神館)が通常のスケジュールです。 2つの分岐点がありどちらも左側の沢へ進入しますが、道標は全くありません。 雪があれば奥明神沢の本流から分かれた4〜5本の沢を間違って登れてしまうので、初めて登る人・単独で登る人・準備不足の人はルートミスに特に注意が必要です。 雪の状態で難易度が大きく変わるので、積極的にロープを利用しましょう。 当日はクレバス・クラック・落石・雪崩があり、朝4時(気温-1℃)に出発しても新雪と緩い雪面でアイゼンとピッケルは効きにくく、ピッケルは2本あると安心感があります。 おそらく西穂高沢と同様に奥明神沢とダイレクトルンゼは賞味期限切れに近いです。 05/12(木)〜05/18(水)まで降雪予報(05/12(木)午前6時現在)がありますが、あまり雪は積もらず積もっても数日で溶けるだろうと小屋番さんが話していました。 岳沢小屋(2,170m)付近は雨と雪になり、雪渓の崩落が進み全層雪崩の危険が高くなるそうです。 細かい情報は、ライブカメラ映像や岳沢小屋のHPで情報を発信しています。 ★駐車場について 沢渡市営第3駐車場を利用して、沢渡バスターミナルから上高地バスターミナルへ向かいます。 沢渡エリアには多くの駐車場があるので週末(大型連休は除く)でも駐車場の確保は心配ありません。 さらに24時間利用の市営駐車場を利用する事で下山が遅れても安心して出庫できます。 ★山小屋の営業について 岳沢登山口〜前穂高岳ルートには山小屋が1つあり、岳沢小屋の営業は04/27(水)〜11/03(木)です。 日帰りでも緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★落石・デブリ・倒木について 岳沢小屋の営業が始まり、岳沢登山口〜岳沢小屋の登山道が整備されていて危険な場所は特にありません。 また重い雪を被っていた太い枝が皮一枚の状態でぶら下がっていて落ちる場面や倒木が多くあり、ヘルメットの着用が必須です。 降雪直後に入山する場合の先行者は、大量の雪を被り濡れるので防水・防寒対策が特に必要です。 ★天候や服装について 残雪期は降雪による交通規制や登山口までのルート・登山ルートに注意が必要です。 同時に大雨注意報・雷注意報・土砂災害警報にも注意が必要です。 岳沢では05/09(月)に降雪(08時〜17時)があり、標高2,000m以上では冬山装備が必要になり防水・防寒対策をしてザックカバー・ゲイターがあると快適です。 当日は気温-1℃〜20℃あり標高2,000m以下は暖かいですが、気温の寒暖差が激しく雪の状態が大きく変化する時期なので装備や服装に注意して登山の変更や中止を検討して下さい。 ★融雪・雪崩・地震について 3月中旬から急激に気温が上がり雪解けが進み、北アルプスの山沿いでは融雪・雪崩注意報が発令されています。 今季は多く雪が降りましたが、3月の降雪が少なく薄い氷層の上に積もった多くの雪が例年以上に早く雪解けが進んで山小屋スタッフも驚いています(小屋番さんの話) デブリや危険箇所は時系列に写真を添付するので、これから同ルートへ入山する場合は雪崩・落石・滑落・地震に特に注意が必要です。 また上高地エリアは観光客と登山者が入り混じり、興味本位で登山エリアに進入する観光客もいるので、事故に巻き込まれないように注意が必要です。 ★マーキングについて 岳沢登山口〜岳沢小屋には岳沢トレイルの10番〜1番標識が設置されています。 岩場や鎖場が山頂まで続く重太郎新道では、白いペンキの◯印が多くあり安心できます。 ★積雪量について 国道158号線(松本IC〜沢渡)の車道には雪がなく、ノーマルタイヤでも大丈夫な状況です(降雪予報の場合は除く) 岳沢登山口〜3番標識の岳沢本流まではいくつか残雪がありますが、登りはアイゼンなしで岳沢小屋まで登れます。下山時はチェーンスパイクがあると安心できます。 岳沢では05/09(月)に降雪(08時〜17時)があり岳沢小屋(2,170m)で5cm、2,500m→10〜15cm、2,800m〜山頂→20〜30cmの新雪です。 ★沢渡市営第3駐車場まで国道158号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また大雨による林道の崩落・通行止め・雨量規制・台風・地震による交通規制に注意しましょう。 05/12(木)〜05/18(水)まで山頂では降雪予報(05/12(木)午前6時現在)があり、しばらく登山口では降雨予報なので登山の延期や中止を検討しましょう。 ★岳沢登山口〜前穂高岳では、スマートフォンの電波がほとんど入りませんでした(時期・天候・機種による) 岳沢小屋ではほとんど入らず、標高2,800m〜山頂までは電波が入りました。 寒さや高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です。 ★岳沢小屋〜前穂高岳ではすれ違う登山者は0名、下山後にスキーヤーが1名いました。 日照時間が長くなりましたが、装備と服装が重要です。 特に単独登山者の場合はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメットは全行程の往復で使用しました。 ストックは上高地バスターミナル〜岳沢小屋の往復で使用しました。 12本爪アイゼンとピッケル2本は岳沢小屋〜前穂高岳の往復で使用しました。 赤旗120cm5本・チェーンスパイクは携帯しましたが不使用です。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。 また登山道や踏み跡が降雪や風の影響で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープや赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・積雪量・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルートや歩行時間は参考程度にして下さい。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませ限りなく人との接触を避けましょう。 マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。 こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 特に雪山でシリセードをした時に外付けした荷物を落とす登山者が多いです。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて雪崩・落石・滑落など危険回避に神経を使いましょう。 ★コロナ禍で多くの山小屋が閉鎖しています。 登頂できても山バッジの購入ができず困りますが、岳沢小屋では山バッジ(5種・500円)の購入が可能です。 ★沢渡市営第3駐車場〜前穂高岳ルートではトイレが6つあります。 沢渡市営第2駐車場・沢渡バスターミナル・大正池ホテル・上高地バスターミナル・河童橋前の無料トイレ・岳沢小屋を過ぎると原則トイレはないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★緊急時の連絡先 �〜�難の場合→大町警察署→0261-22-0110(代表) �∩�難の場合→岳沢小屋→090-2546-2100(直通) ★積雪量が多いので強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下(雪目)による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグルがあると便利です。 ★沢渡市営第3駐車場→05時30分に気温8℃、前穂高岳→09時14分に気温2℃、岳沢小屋で最低気温→04時10分に気温-1℃、沢渡市営第3駐車場→16時45分に気温20℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→04時39分、日の入り→18時54分と活動時間は長くなりましたが、日の出と日の入り1時間前にはヘッドライトが必要です(ルートは樹林帯と深い沢があり日陰が多いため) ★奥明神沢とダイレクトルンゼの急登では雪崩・落石・滑落エリアです。 気温が氷点下にはならず日の出前から登っても緩い雪の急登を登ります。 当然ながら下山時にはアイゼンとピッケルが効きにくい状況になり危険度が高まります。 単独行なので風の音・水が流れる音・荒い呼吸・雪を踏む音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★今回の山行の危険箇所 �―殿析鎖憩擦陵鄒弌Τ衢遏�雪崩。 �▲瀬ぅ譽�トルンゼの滑落・クレバス・クラック。 �１�明神沢の合流点の75mルンゼ(2,654m) �け�明神沢の出合の落石・雪崩(2,324m) ★幕営適地について 岳沢小屋〜前穂高岳ルートでは、9つの幕営適地と2つのビバーク適地がありましたが、今後の雪解け状況によって大きく変化します(写真添付) ★今回の山行の誤算 当初の計画では1日目→岳沢本流を右岸へ渡り1,975mピークに幕営して西穂高岳西穂高沢ルートを狙う予定が、降雪と西穂高沢下部のブッシュの藪こぎで断念(吹雪で登らず正解、ブッシュの直登は3月末まで可能でそれ以降は岳沢小屋から迂回する)して岳沢小屋で停滞して1日目は終了です。 2日目は快適な雪面を期待して夜明け前から登るも前日の降雪と緩い雪に苦しみ、ルートミスも重なり山頂まで5時間掛かりました。 安全性を考えれば登ってきた重太郎新道を下山しなければいけないが、興味本位で不安要素が多いダイレクトルンゼの下りを選択します。 奥明神沢の合流点が近づくにつれてロープを置いてきた後悔が強まりますが登り返す時間と余裕もなく、強引にハイマツ帯を繋げて下降します(滑落する危険度が高い) この地点で考えた事はとにかく安全圏の奥明神沢まで無事に下降する事、16時55分の最終バスを逃したら歩いて沢渡へ帰る決断をしました。 徹底した3点支持と正確なルートを選び、強く生きて帰ると自分に言い聞かせながらも緊張と高揚の狭間で揺れていました。 今回は前穂高岳より西穂高岳に重点を置いていて、前穂高岳は完全に準備不足で続々と問題が発生しました。 登りのルートミスに始まり、裏地のないテムレスで終始冷たい登攀、日焼け止めを塗らず火傷、サングラスを忘れて雪目(ゴーグルは曇りやすく不可)、アイゼンのスノープレートが外れる(両方→修復不可)、ロープの不携帯です。 降雪直後の前穂高岳ダイレクトルンゼに単独行で、危険な時間帯に下降する判断は下山後に間違っていたと考えます。 時期的に賞味期限が近づき、敗退続きの山行が続いた焦り、何より登山前日に登山家の平出和也氏の講演を聞いて今回の山行を成功させたいと強い思い込みが判断を誤った原因です。 まだまだ技術・知識・経験が未熟だと強く実感しました。 登りも下りも前穂高岳ダイレクトルンゼの正規ルートを登れず残念です。 ★沢渡市営第3駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 また、場所によって車中泊の禁止や火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で前穂高岳を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■さわんど温泉・梓湖畔の湯 ■営業時間→平日10:00〜18:30(最終受付18:00) 土日祝10:00〜19:00 ■休業日→なし。 ■料金→大人730円、小人360円。 ■マスクの着用義務あり。 |
写真
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バスのチケット売り場！(1,022m)
※始発20人→大正池10人、涸沢9人、岳沢1人。
※始発20人→大正池10人、涸沢9人、岳沢1人。
アルピコ交通大型バス！(1,022m)
※定員56名にコンセントあり(補助席11席は除く)
※定員56名にコンセントあり(補助席11席は除く)
日陰に現れる残雪！(1,614m)
※登山口〜見晴台まで数カ所あり。
※登山口〜見晴台まで数カ所あり。
7番標識！(1,688m)
※上→岳沢小屋・右→明神岳主稜の取付き。
※上→岳沢小屋・右→明神岳主稜の取付き。
3番標識！(2,013m)
※右→1番・2番標識(夏道)は不通、左→岳沢本流を通行。
※右→1番・2番標識(夏道)は不通、左→岳沢本流を通行。
岳沢本流の雪渓割れ！(2,109m)
※例年は岳沢登山口までスキーで下れる(小屋番さんの話)
※例年は岳沢登山口までスキーで下れる(小屋番さんの話)
雪が降る岳沢！(2,124m)
※標高2,100mから雪が繋がる。
※標高2,100mから雪が繋がる。
吹雪で停滞中！(2,170m)
※08〜17時まで雨・みぞれ・雪。
※08〜17時まで雨・みぞれ・雪。
5cmの降雪！(2,170m)
※標高2,000m付近なので雨・みぞれ・雪の天候。
※標高2,000m付近なので雨・みぞれ・雪の天候。
岳沢小屋の水場！(2,170m)
※小屋泊・テント泊→使用量に制限なし。
※小屋泊・テント泊→使用量に制限なし。
岳沢小屋の水場！(2,170m)
※蛇口が凍結した場合はタンクを使用。
※蛇口が凍結した場合はタンクを使用。
岳沢小屋のテント場！(2,170m)
※1泊2,000円・30張り。
※1泊2,000円・30張り。
奥明神沢の1つ目の分岐点！(2,433m)
※右上の沢を左上に登る→◯ 間違えて左の沢を登り夏道に合流。
※右上の沢を左上に登る→◯ 間違えて左の沢を登り夏道に合流。
奥明神沢から90度外れて重太郎新道へ向かう！(2,535m)
※まだルートミスに気づかない。
※まだルートミスに気づかない。
膝ラッセル発動！(2,873m)
※岳沢小屋5cm、2,500m→5〜10cm、2,800m→20〜30cm。
※岳沢小屋5cm、2,500m→5〜10cm、2,800m→20〜30cm。
北穂高岳〜大キレット〜南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳！(3,090m)
ダイレクトルンゼへ下降！※重太郎新道に近い沢へ下降、行き詰まった場合は重太郎新道へエスケープ。
明神岳の分岐点(3,081m)を通過！
※直進→奥明神沢のコル、右→重太郎新道。
※直進→奥明神沢のコル、右→重太郎新道。
高所で問題発生！(3,013m)
※雪目、日焼け止めなし、アイゼンのスノープレート外れる(両方)、裏地なしの冷たいグローブ。
※雪目、日焼け止めなし、アイゼンのスノープレート外れる(両方)、裏地なしの冷たいグローブ。
ハイマツ帯と岩沿いを下降！(2,986m)
※ハイマツ帯→踏み抜きあり、岩→クレバスあり2m離れて下る。
※ハイマツ帯→踏み抜きあり、岩→クレバスあり2m離れて下る。
2股の分岐点！(2,955m)
※右側を選択、左側が正規ルート。
※右側を選択、左側が正規ルート。
1回目の雪崩！(2,796m)
※幅10m・長さ70mの雪崩を誘発。
※幅10m・長さ70mの雪崩を誘発。
気温9℃と新雪でアイゼンとピッケルが効かない！(2,796m)
2回目の雪崩！(2,654m)
※幅20m・長さ70mの雪崩を誘発。
※幅20m・長さ70mの雪崩を誘発。
�ヽ某管堯�(2,654m)
※奥明神沢本流まで75mのルンゼ、上部から確認できない。
※奥明神沢本流まで75mのルンゼ、上部から確認できない。
��核心部！(2,654m)
※上部20mは岩場で懸垂下降が安全。
※上部20mは岩場で懸垂下降が安全。
�３某管堯�(2,622m)
※ハイマツ帯を繋げて左岸から右岸へ下降。
※ハイマツ帯を繋げて左岸から右岸へ下降。
�こ某管堯�(2,622m)
※岩場は雪解け水が流れていやらしい。
※岩場は雪解け水が流れていやらしい。
�Τ某管瑤硫蕊堯�(2,622m)
※左の草付きからトラバースして左岸へ渡る。
※左の草付きからトラバースして左岸へ渡る。
奥明神沢の2つ目の分岐点！(2,515m)
※左側が下降したルート、右側裏がダイレクトルンゼ取付き。
※左側が下降したルート、右側裏がダイレクトルンゼ取付き。
2m脇を洗濯機サイズの落石が通過！(2,494m)
※標高差290m・距離600m・時速40〜50km。
※標高差290m・距離600m・時速40〜50km。
奥明神沢の出合→落石エリア！(2,441m)
※落石の通過点の中央部を避けて登下降する。
※落石の通過点の中央部を避けて登下降する。
重太郎新道の下部の全層雪崩！(2,204m)
※発生日→05/08(日)
※発生日→05/08(日)
洗濯機サイズの落石！(2,204m)
※岳沢小屋の水道パイプを直撃して断水→復旧済み。
※岳沢小屋の水道パイプを直撃して断水→復旧済み。
�〇灰丱奪検�(2,170m)
※北尾根前穂高・前穂高岳・岳沢小屋→500円。
※北尾根前穂高・前穂高岳・岳沢小屋→500円。
�∋灰丱奪検�(2,170m)
※ジャンダルム奥穂高岳・槍穂高縦走→500円。
※ジャンダルム奥穂高岳・槍穂高縦走→500円。
7番標識(1,688m)を通過！
※天然クーラーで周囲より気温が2〜3℃低い。
※天然クーラーで周囲より気温が2〜3℃低い。
左→治山運搬路、右→岳沢登山口！(1,515m)
※治山運搬路は大型車両の通行あり。
※治山運搬路は大型車両の通行あり。
六百山の入口！(1,510m)
※河童橋前の無料トイレの脇から堰堤を越える。
※河童橋前の無料トイレの脇から堰堤を越える。
上高地16時15分→沢渡16時41分！
※往復券→発行日を含む7日間有効。
※往復券→発行日を含む7日間有効。
赤→奥明神沢のコル、紫→紀美子平、青→分岐点、黄→岳沢小屋、橙→20m岩壁、赤線→ダイレクトルンゼ、黄線→登頂ルート！
青→05/08(日)に発生した全層雪崩、赤→標高差290m・距離600m落ちた落石！
装備
| 個人装備 |
ダウンジャケット
ダウンパンツ
12本爪アイゼン
ピッケル(45cm)2本
ヘルメット
バラクラバ
ゴーグル
ストック
LED投光器(1000ルーメン)
ベースレイヤー(上下)
ハードシェル(上下)
ゲイター
サングラス
ツェルト
温度計
モバイルバッテリー10000mAh3ケ
乾電池
風速計
手袋
手袋(予備)
長袖シャツ2枚
インナーシャツ
靴下(冬用)2足
インナーソックス
アタックザック12L
ちり紙
熊鈴
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
腕時計
ヘッドランプ2ケ
塩あめ5ケ
ドライフルーツ50g
ゼリー飲料3ケ
わらび餅50g2ケ
粉末アミノ酸3本
ちくわ115g
パン3ケ
ザック65L
マスク
ゴミ袋
スマートフォン2台
現金
筆記用具
腰コルセット
プラティパス(水2L)
ココヘリGPS端末
登山靴(冬靴)
ペットボトル(水0.5L)
スコップ
ジョーゴ
竹ペグ4本
ペグ
赤旗90cm5本
テントマット
テントシューズ
寝袋
テントシート
メスティン
ガスコンロ
ガス缶
ライター
コーヒーフィルター4枚
豚汁240g2ケ
ハンバーグ100g2ケ
パスタ500g
パスタソース240g2ケ
割りばし
カップ麺
お汁粉150g2ケ
日焼け止めクリーム
リップクリーム
合羽(上下)
エア枕
干し芋80g
ソーセージ(小)1本
アプローチシューズ
着替え(下着・長袖シャツ)
鍋敷き
チェーンスパイク
|
|---|---|
| 備考 | サングラスと冬用グローブとロープを岳沢小屋に忘れた事が反省点。 ルートミスが最大の反省点。 |
感想
【2022年/前穂高岳・登り→重太郎新道・下り→(仮)ダイレクトルンゼ(1泊2日)】
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■2022年05月08日(日) はれ
実家 21:25 13℃ 1,000m
沢渡市営第3駐車場 23:19 6℃ 995m
消灯 00:30〜05:00
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■2022年05月09日(月) くもり/雨/みぞれ/雪
※前穂高岳・重太郎新道 登り
起床 05:00 くもり
着替え・荷作り・朝食 05:00〜05:30
沢渡市営第3駐車場 05:30 8℃ 995m
沢渡バスターミナル 05:33 8℃ 1,022m
チケット販売待ち 05:33〜05:50
バス出発待ち 05:50〜06:00
沢渡バスターミナル 06:00 8℃ 1,022m
上高地バスターミナル 06:33 8℃ 1,504m
河童橋 06:47 11℃ 1,505m
岳沢登山口(10番標識) 07:14 7℃ 1,535m
9番標識 07:34 7℃ 1,570m
8番標識 07:46 6℃ 1,630m
7番標識 08:06 6℃ 1,688m
見晴台(6番標識) 08:26 6℃ 1,760m 雨
5番標識 08:42 6℃ 1,834m 雪
4番標識 09:19 6℃ 1,980m
3番標識 09:35 5℃ 2,013m
岳沢小屋(0番) 10:17 1℃ 2,170m
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■2022年05月09日(月) 雪/くもり
テント場受付 10:17〜34 1℃ 2,170m
整地 10:34〜10:56 1℃
ツェルト設営 1℃ 10:56〜11:27
荷作り 11:27〜11:49 外2℃ 内10℃
昼食 11:49〜12:28
自由時間 12:28〜16:50 外5℃ 内10℃
水くみ・散歩 16:50〜17:26 くもり
夕食 17:26〜18:00 外5℃ 内10℃
自由時間 18:00〜20:30
消灯 20:30〜翌03:00 外-1℃ 内0℃
※外→外気温、内→ツェルト内の気温。
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■2022年05月10日(火) はれ
※前穂高岳・重太郎新道ルート 登り
起床 03:00
着替え・荷作り・朝食 03:00〜04:10
岳沢小屋 04:10 -1℃ 2,170m
奥明神沢の出合 04:40 1℃ 2,324m
分岐点1 05:02 0℃ 2,433m
雷鳥広場 07:09 2℃ 2,750m
紀美子平 07:48 2℃ 2,910m
明神岳の分岐点 09:09 5℃ 3,081m
前穂高岳 09:14〜50 2℃ 3,090m
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■2022年05月10日(火) はれ
※前穂高岳・ダイレクトルンゼ 下り
前穂高岳 09:50 2℃ 3,090m
明神岳の分岐点 09:55 2℃ 3,081m
奥明神沢 12:10 9℃ 2,579m
奥明神沢の出合 12:24 7℃ 2,324m
岳沢小屋 12:41 10℃ 2,170m
小屋番さんと会話 12:41〜12:58
ツェルト撤収 12:58〜14:07 13℃
岳沢小屋 14:07 8℃ 2,170m
3番標識 14:28 13℃ 2,013m
4番標識 14:34 14℃ 1,980m
5番標識 14:55 16℃ 1,834m
見晴台(6番標識) 15:02 17℃ 1,760m
7番標識 15:10 14℃ 1,688m
8番標識 15:20 13℃ 1,630m
岳沢登山口(10番標識) 15:41 16℃ 1,535m
河童橋 15:58 17℃ 1,505m
上高地バスターミナル 16:03 20℃
1,504m
バス出発待ち 16:03〜16:15
上高地バスターミナル 16:15 20℃
沢渡バスターミナル 16:41 20℃ 1,022m
沢渡市営第3駐車場 16:45 20℃ 995m
実家 16:45〜19:05 14℃ 1,000m
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■去年の大型連休は台風で天気が悪かった。
白馬岳・栂池ルートで遭難しかけた。
最近は全く山頂に立てずに気分が重い。
バスで上高地に入るのは7年ぶりになり
今回は西穂高岳と前穂高岳を目指すが
吹雪になり雨漏りしたツェルトで初日終了。
2日目は前穂高岳ダイレクトルンゼを狙う。
コンロの不調で冷たい朝食で縁起が悪く
夏道の重太郎新道に合流するルートミス。
下りも正規ルートではなく課題を残す。
雪崩あり落石ありクレバスありと盛り沢山。
非常に反省と課題が多い山行になったけれど
7年ぶりの上高地と重太郎新道は新鮮だった。
残雪期も終わりに近づき山選びが難しくなる。
再びジャンダルムや吊り尾根も登りたい。
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■体重→64.0kg 荷物→22.7kg
日の出→04:39 日の入り→18:54
移動距離→11.7km
(登り5.76km 下り5.94km)
移動時間→13時間35分(合計)
(登り→08時間48分・下り→04時間47分)
休憩時間→02時間02分
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