記録ID: 4652351
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
大雪山
五色岳・忠別岳・化雲岳
2022年09月03日(土) 〜
2022年09月04日(日)
北海道
もっつぁ〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 39.5km
- 登り
- 1,878m
- 下り
- 1,860m
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1日目
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:15
| 天候 | 1日目くもり 2日目晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
鍵ナンバー等はありません。 |
写真
9月3日土曜日朝6時、クチャンベツ登山口にやって来ました。北海道の山はどこも車道からのアクセスが長〜い。
ダート道では車高の低い街乗り仕様の車はスピードが出せず、すぐに後続車に追いつかれてしまいました。申し訳ない・・・
1
9/3 6:19
9月3日土曜日朝6時、クチャンベツ登山口にやって来ました。
北海道の山はどこも車道からのアクセスが長〜い。
ダート道では車高の低い街乗り仕様の車はスピードが出せず、すぐに後続車に追いつかれてしまいました。申し訳ない・・・
北海道の山はどこも車道からのアクセスが長〜い。
ダート道では車高の低い街乗り仕様の車はスピードが出せず、すぐに後続車に追いつかれてしまいました。申し訳ない・・・
さて、気を取り直して出発です。
登山口にはトイレもありましたが、紙と手洗い水は持参で。
登山口にはトイレもありましたが、紙と手洗い水は持参で。
10分ほどで渡渉です。
前日も雨は降っていなかったですが、足首は濡れる程度の水量はあったと思います。
前日も雨は降っていなかったですが、足首は濡れる程度の水量はあったと思います。
更に30分ほど進むと休憩用の椅子が用意されています。
休みたい方はどうぞ。
休みたい方はどうぞ。
写真右の立て札に「沼ノ原 0.8km」とあります。
ここじゃないのかー
ここじゃないのかー
一旦、笹薮の中を進みます。
ちらほらと葉が色づき始めているようです。
ちらほらと葉が色づき始めているようです。
写真右上の丘のような所に向かうようです。
雰囲気がガラッと変わっていきますね。
雰囲気がガラッと変わっていきますね。
沼ノ原分岐です。
地図を見ると、今までは沼ノ原の隅っこを歩いて来ましたが、五色岳方面へは湿地帯のど真ん中を進んでいきます。
地図を見ると、今までは沼ノ原の隅っこを歩いて来ましたが、五色岳方面へは湿地帯のど真ん中を進んでいきます。
他の登山者の方曰く、こんなに水量が多いのは見たことがないとのこと。
本来なら池の縁を歩いて五色岳方面へ行けるそうです。
本来なら池の縁を歩いて五色岳方面へ行けるそうです。
さて、池の縁を歩けないとのことで木道に復帰しました。
依然、曇り空ですね〜
依然、曇り空ですね〜
ここで振り返って、湿地帯の最後の写真。
明日は周囲の山も見れますように。
明日は周囲の山も見れますように。
沼ノ原の湿地帯を抜け、泥濘ひしめく森を抜け、高台に上がってきました。
ようやく周囲の山々も見えてきた感じです。
ようやく周囲の山々も見えてきた感じです。
笹薮の中を進みます。
木道があって良かった。なかったら薮漕ぎですよ。
木道があって良かった。なかったら薮漕ぎですよ。
正面には五色岳が見えてきたようです。
さっきから見えてはいるんだけど、なかなか辿り着けない。
さっきから見えてはいるんだけど、なかなか辿り着けない。
五色岳に向かって左手側の雲が薄くなり始めると、山が見えてきました。
拡大
トムラウシ山ですね。
この辺の五色ヶ原はトムラウシのベストビュースポットの一つとのこと。
トムラウシ山ですね。
この辺の五色ヶ原はトムラウシのベストビュースポットの一つとのこと。
こちらも拡大してみます。
綺麗な三角の山。
北見富士のようです。
登ってみたくなってきました。
綺麗な三角の山。
北見富士のようです。
登ってみたくなってきました。
水の音が聞こえると思ったらやっぱり出ていました。
山と高原地図には水場の印はないですが、要煮沸でいけると思います。
山と高原地図には水場の印はないですが、要煮沸でいけると思います。
五色岳のすぐ手前に小さな広場みたいな休憩スポットがありましたので荷物を下ろして休んでしまいました。あと数分歩けば山頂なのにね。
1
9/3 11:29
五色岳のすぐ手前に小さな広場みたいな休憩スポットがありましたので荷物を下ろして休んでしまいました。
あと数分歩けば山頂なのにね。
あと数分歩けば山頂なのにね。
おおっ、ここで忠別岳見参。
気が付きませんでしたが、後ろには表大雪の山々も。
気が付きませんでしたが、後ろには表大雪の山々も。
先ほどの小さな広場みたいな休憩スポットから4,5分で五色岳の山頂です。
今年初めての大雪山系の山に登頂。嬉しい。
今年初めての大雪山系の山に登頂。嬉しい。
正面の忠別岳の更に手前に避難小屋とテント場があるはずなんですが、ここからでは見えないようです。
目を凝らしましたが、分岐の方向指示版も見えん。
取り敢えず、下ります。
取り敢えず、下ります。
五色岳から45分ほどで分岐がありました。
忠別コヤまでここから15分です。
忠別コヤまでここから15分です。
雪渓の下に潜り込んでビールを投下！雪渓の端を割って近くに浸しておけば完璧(笑)
ちなみに、ラーメン用の水もここから取りました。ソーヤーはいらないです。
1
9/3 12:38
雪渓の下に潜り込んでビールを投下！
雪渓の端を割って近くに浸しておけば完璧(笑)
ちなみに、ラーメン用の水もここから取りました。ソーヤーはいらないです。
雪渓の端を割って近くに浸しておけば完璧(笑)
ちなみに、ラーメン用の水もここから取りました。ソーヤーはいらないです。
テント場の周りにはナナカマド。
段々と色付き始めてるのが分かります。
段々と色付き始めてるのが分かります。
久々のテント設営完了！1年ぶりだからめっちゃ懐かしかったー
テント場は最大10張りくらいはいけそうでしたが、今日は半分ほどでした。
3
9/3 13:06
久々のテント設営完了！
1年ぶりだからめっちゃ懐かしかったー
テント場は最大10張りくらいはいけそうでしたが、今日は半分ほどでした。
1年ぶりだからめっちゃ懐かしかったー
テント場は最大10張りくらいはいけそうでしたが、今日は半分ほどでした。
テントを張り終えたら、忠別岳に登ってみたいと思います。
荷物も軽くなって足取りも軽やかです。
荷物も軽くなって足取りも軽やかです。
小屋とテント場が見れましたので撮ってみました。
と言ってる間に、何かビミョーにガスってきたぞ。
と言ってる間に、何かビミョーにガスってきたぞ。
拡大
絶景を望めるとかでもなく、なかなかこじんまりとしたロケーションですね。
絶景を望めるとかでもなく、なかなかこじんまりとしたロケーションですね。
更に拡大
まだテントは増えておらず、後続者は来ていないようです。
まだテントは増えておらず、後続者は来ていないようです。
少し登って振り返ってもう一枚。
こんな群落は見たことないです。花を咲かせている時期にまた来てみたいなぁ〜。
こんな群落は見たことないです。花を咲かせている時期にまた来てみたいなぁ〜。
忠別岳です！
生憎のガス空になってしまいましたが、この2日間での最高峰です。
また是非再訪しなければ。
生憎のガス空になってしまいましたが、この2日間での最高峰です。
また是非再訪しなければ。
西側斜面は絶壁です。ガスってて、ウッカリ足を踏み出しそうでした。
ここで出会った大雪高原から出発したというマダムコンビは、ここのすぐ手前ででっかい熊に出会ったそうです。要警戒。
1
9/3 14:41
西側斜面は絶壁です。
ガスってて、ウッカリ足を踏み出しそうでした。
ここで出会った大雪高原から出発したというマダムコンビは、ここのすぐ手前ででっかい熊に出会ったそうです。要警戒。
ガスってて、ウッカリ足を踏み出しそうでした。
ここで出会った大雪高原から出発したというマダムコンビは、ここのすぐ手前ででっかい熊に出会ったそうです。要警戒。
登りの時に気が付かなかったナナカマドの赤い葉っぱ。
メッチャ綺麗。
分岐と小屋の中間ら辺にあります。
メッチャ綺麗。
分岐と小屋の中間ら辺にあります。
さて、お楽しみのビールタイム！
雪渓のおかげで程よく冷えて美味かった〜！
気温も寒すぎずということで、最高のひとときでした。
雪渓のおかげで程よく冷えて美味かった〜！
気温も寒すぎずということで、最高のひとときでした。
テントから外を眺めていると、お向かいさんのテントの辺りに動くものが・・・
たまにこちらを気にする素振りをしていましたが、遠くの方に行ってしまいました。
1日目おわり。
1日目おわり。
今朝、小屋で出会った二人は忠別岳へ。
ヌタクヤンベツ沢を詰めて来たとのこと。
凄い人もいるもんです。
ヌタクヤンベツ沢を詰めて来たとのこと。
凄い人もいるもんです。
昨日の忠別岳はガスってたから俺もそっち行きたかったけど、今日は予定通り化雲岳に向かいます。
五色岳に向かう途中、振り返って一枚。
今日は忠別岳と表大雪も良く見えてます。
今日こそは天気に期待できそうです。
今日は忠別岳と表大雪も良く見えてます。
今日こそは天気に期待できそうです。
五色岳です。
背後にはトムラウシ。
ここでザックをデポして化雲岳とヒサゴ沼に行ってきます。
背後にはトムラウシ。
ここでザックをデポして化雲岳とヒサゴ沼に行ってきます。
今日は360°山が見渡せて最高ですね。
背後に鎮座する山々は・・・
背後に鎮座する山々は・・・
拡大
名峰ニペソツ山でしょう。
ここは死ぬまでに是非とも登っておきたい山。
名峰ニペソツ山でしょう。
ここは死ぬまでに是非とも登っておきたい山。
右の後ろに連なる崖っぷちが凄い。
天気も良く、しばらく眺めていました。
天気も良く、しばらく眺めていました。
山頂の岩頭にもルートがありましたが、登るのは止めておきました。
この上が本当の化雲岳のピークなんですけどね。
この上が本当の化雲岳のピークなんですけどね。
三角点を撮ったら出発します。山頂にいた人と周囲に見える山の話をしていたのですが、自分が言った山の名前がことごとくハズれてしまいメッチャ恥ずかしかった〜。
1
9/4 7:53
三角点を撮ったら出発します。
山頂にいた人と周囲に見える山の話をしていたのですが、自分が言った山の名前がことごとくハズれてしまいメッチャ恥ずかしかった〜。
山頂にいた人と周囲に見える山の話をしていたのですが、自分が言った山の名前がことごとくハズれてしまいメッチャ恥ずかしかった〜。
写真奥に小さく映っている山は十勝岳でなないですね〜。まだまだ先の方です。
というわけで（？）、今日は時間もありますので今後のためにヒサゴ沼のテント場視察に行ってみたいと思います。
1
9/4 7:59
写真奥に小さく映っている山は十勝岳でなないですね〜。
まだまだ先の方です。
というわけで（？）、今日は時間もありますので今後のためにヒサゴ沼のテント場視察に行ってみたいと思います。
まだまだ先の方です。
というわけで（？）、今日は時間もありますので今後のためにヒサゴ沼のテント場視察に行ってみたいと思います。
リスタートから数分の所で立ち止まってカメラを構えます。
言い忘れましたが、化雲岳はトムラウシの絶好のビュースポットです。
言い忘れましたが、化雲岳はトムラウシの絶好のビュースポットです。
天人峡温泉へのルートも長くて険しそうですが、いつか歩いてみたいルート。
おっ！久しぶりに石狩岳とかニペソツとか見えました。
微妙に雲海も残っていたりして、地味に良い写真。
微妙に雲海も残っていたりして、地味に良い写真。
ヒサゴ沼に向かう途中の左手側にはでっかい雪渓がまだ残っていました。
今年は雪が多かったから、今年だけかな。
今年は雪が多かったから、今年だけかな。
・・・テント場発見。
2張りとも人の気配がなかったので、トムラウシにでも行ったのでしょう。
2張りとも人の気配がなかったので、トムラウシにでも行ったのでしょう。
人のテントをお借りして、風景の撮影。
奥の木も徐々にこれからもっと色付く予感がします。
奥の木も徐々にこれからもっと色付く予感がします。
小屋とトイレ棟です。
中を覗いてみましたが、ここにも人の気配ナシ。
良い天気なので、みんなお散歩ですね〜
中を覗いてみましたが、ここにも人の気配ナシ。
良い天気なので、みんなお散歩ですね〜
ヒサゴ沼を眺めながら休みつつ動き出します。
池の底まで見れるくらいの綺麗な水がありました。
池の底まで見れるくらいの綺麗な水がありました。
化雲岳の分岐まで戻る途中にお花畑のような赤い群落の中を進みました。
こんな良い雰囲気の場所あったっけ？
こんな良い雰囲気の場所あったっけ？
さっきは逆光で余り気にかけてなかったようでしたが、今になってこの鮮やかさが映えてきた印象です。
名残惜しくて、振り返って一枚。
トムラウシ・・・来年こそは登りに行くよ。
トムラウシ・・・来年こそは登りに行くよ。
五色岳に着いて、デポしていたザックの中身を整理してリスタート。デカい望遠レンズで撮影中のお兄さんに、周囲の山をいろいろと教えてもらいました。
1
9/4 11:00
五色岳に着いて、デポしていたザックの中身を整理してリスタート。
デカい望遠レンズで撮影中のお兄さんに、周囲の山をいろいろと教えてもらいました。
デカい望遠レンズで撮影中のお兄さんに、周囲の山をいろいろと教えてもらいました。
ここで木道が横に突き出ている所があったのでひと休みしました。
急いで降りるのが勿体ないですね。
急いで降りるのが勿体ないですね。
高度を下げるにつれて徐々に後ろの山も陰になって見えなくなってきます。
それにしても、植生がはっきり分かれてるなぁ〜
それにしても、植生がはっきり分かれてるなぁ〜
ここは水量豊富！しかもそのまま直に飲める貴重な水源です。自宅に持ち帰って常温で数日置いといたやつを飲んでも腹が痛くならないという、超良質な水だと思います。
2
9/4 13:03
ここは水量豊富！しかもそのまま直に飲める貴重な水源です。
自宅に持ち帰って常温で数日置いといたやつを飲んでも腹が痛くならないという、超良質な水だと思います。
自宅に持ち帰って常温で数日置いといたやつを飲んでも腹が痛くならないという、超良質な水だと思います。
大沼を出ればあとはゴールへ向かうのみ。
今日は湖面も青いですね〜
今日は湖面も青いですね〜
トムラウシも石狩岳もまだ行けてない山ばっかり。
ここで見納めです。
ここで見納めです。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
|---|
感想
今年初めてのテント泊が9月というのは、2020年のコロナ自粛以来のこと。
久しぶりに長い時間自然に触れる事ができて大満足の登山であった。
ようやく生きた心地がしたというか、自分らしい時間の過ごし方ができたと思う。
重いザックの感触とか、テントを張る作業とか、赤みがかった自然の色とか、遠くの山を静かに眺めたりとか、自宅に帰っての洗濯とか、いろいろな事が懐かしく感じられとても充実感が得られて嬉しかった。
今回選んだコースは、大雪山の真ん中辺りの山が未踏だったことと忠別避難小屋は後の縦走で中継地点の位置関係的に利用しないだろうと考えられたことから今回のコースに決めた。
また、トムラウシのような雄大な山こそ登る前に先に周りから見ておきたいという意味合いもあった。
山と高原地図の注釈通り、化雲岳周辺の登山道から見るトムラウシはやはり絶景で、長閑な木道風景と共に良い写真をいくつも撮ったりと、楽しく歩くことができたと思う。
同様の理由で、旭岳やニペソツにはまだ登っていなかったが、これでどちらの山にも自分的には登る条件が整ったと感じる。
時期を見て機をとらえて必ず登りたいと思う。
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