小坪谷から行者還岳に登ったら弥山が白かったので行ってみたがもうショボかった


- GPS
- 10:40
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この駐車地にポストは無い。 小坪谷からの道はここ数年でテープが増え、要所にロープも設置されてもう迷う余地はほとんど無くなったと思う。 逆にタチクラ尾はやはり林道上がったところの斜面が上り下り共に大変なためか、便利なところにあると思うのに通る人は少ないのかテープも踏み跡も増えたりはっきりしてきたとは思えない。 |
写真
つい水平道のまま右の谷沿いに進んでしまいそうだが、左上にある黄色い看板が目立って気が付くところ。
前の写真の分岐に気が付かずに直進するとこの下の徒渉点に出てしまって迷うことになりかねない。
この斜面全般に斜度はそこそこあり、地盤も緩くて特に今回は落ち葉が積もった直後に行ったので下がズルズルで手間取ったが、一応最も良さそうな所にジグザグは切られてテープが付いているよう。
しかし今回は落ち葉のためにその薄い踏み跡がよく分からず、他にもあちこちに獣道なのか踏み跡らしきものがあったのでそういうものを繋いで上ったが、途中何回かテープがあってやはりここも道はあるんだなと思った。
ビーニーの上にウィンドのフードもかぶって歩く。
この時点では行けたら行こうかくらいに思っていた弥山頂上は雲の中。
ただ薄いものなのでおそらく霧氷か。
この時点では時間的にあそこまで行けるかどうかギリギリだったのでこの後は急いだ。
調べると一ノ多和が靡になってるけど、こことはちょっと場所がずれてるんだけど。
それにしても行者還岳の水場がチョロチョロだったのにこんなに溜まってるとは。
浄水器通せば飲めるだろうか。
ここを15時には下り始めないと面倒な所で暗くなってしまう可能性がある。
この時点ですでに12時半くらいだったので残り時間の半分が1時間15分。
とにかくこの時間で行けるところまで行ってそれ以上は諦めて急いで飯食べて引き返してくることに決定。
ここも微かに残った霧氷とガスの中。
自分の少し前に三人組の方が着かれていてご飯のようだったが、自分はもう時間が無いので挨拶だけで話すこともなく急いで飯。
それでもやはり気温はそれなりに低く風もあるので手と足の指が冷たくかじかんでくる。
足はまあ歩き出せばなんとかなるとして、風に吹かれる手はこれではまずいとそれまでしていた夏場用の滑り止め系の手袋からアクリルの軍手に交換して出発。
ビーニーが取られそうで先日バリゴヤでサーマレストの折りたたみ座布団取られた二の舞にならないよう寒いけど脱いでポケットに。
このあたりはテープも少ない。
時々出てくる岩は全て簡単に乗り越せるか巻けるが、そういうところにもあるのは古い透明のビニール紐が多い。
とにかく先に続く尾根線を外さないことだけ注意する。
こういう時間にこういう場所歩いてるの大好き。
でももう少しすると真っ暗になってしまうのはこういう分かりにくいバリルートでは怖いから、不安と半々か。
実際急な上に通る人が少なく踏み固められていないので腐葉土はズルズルに崩れる上に今回は落ち葉が積もってしまってとてもストックくらいでは安定して下りれないので木から木へ繋いで掴まりながら下りるのがコツか。
尻セードしたいような斜面がそこら中にあるが、結局は木から木にという方が安心で早いし、そういう目で見てみるとテープはずっと木の間隔が狭いところを繋ぐように付けられている。
弁天ノ森からここから斜面を下りるテープ群までより半分くらいの距離と思うが、この斜面下りるのに同じくらい時間かかってる気がする。
そのくらい急で歩きにくい。
上りに使ったことないけどきつそう。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
久しぶりにテン泊したいとは思うがなかなか二日続けて取れる日がない。
それでもこれから雪の季節に向け、重くなる靴とスノーシュー着けて歩ける脚力養成に出来るだけ長い時間歩きたいと考えたのが今回のコース。
最初は弥山まで行けるかどうかは時間見て考えようと、とにかく17時に林道に下りて来れればいいから目一杯の所まで行って引き返してこようと思ってた。
小坪谷からの道はおそらくここ数年でテープもロープも増えて、以前の分かりにくく歩きにくい道という感覚から少なくとも分かりにくいということはもうなくなったと思う。
ただずっと続く水平道のトラバースは、特に危なそうな所にはロープが付けられたとはいえ、やはり雨や落ち葉が多い時など滑る状況の時は地味に心を削られ、誰でも通れる道になりましたよとはやはり言えない。
稜線に上がるともうそういう季節だと思わせられる風の冷たさと強さ。
最後弥山まで上ったあたりでは手足の指がかじかんでたから手袋や帽子ももう冬支度必要。
行者還岳小屋を出て歩き出すと弥山山頂が雲の中なのを見てもしかしたら初雪あるかなどと思ってたが、しばらく行って雲が取れた時に山頂直下に白い広がりが見えた時はマジかと思った。
その時点で弥山まで行きたくなり、それまでののんびりムードが吹っ飛んだ。
後は急いだ急いだ。
普通は最後飛ばすためにそれまで抑え気味に歩くことが多いけど、今回は90番ポストへの分岐に気がつかなかったほど周り見ずに歩いてしまった。
おかげでギリギリ弥山小屋まで行けたが、さすがにもうお昼過ぎで溶け出してしまい、真っ白ではなく半透明っぽいショボい姿になってしまってたのはまあやむを得なかったが、一応この初冬最初の霧氷を見れたのは良かった。
帰りも急いで弁天ノ森に予定通り15時ちょうどに着いたのはホッとしたが、まあそれで時間が余ったわけではないのでそのままタチクラ尾に入る。
しかしもう結構疲れてたのか以前通った時と比べてなんか大変な気がする。
石楠花がこんなに邪魔だったっけとか、最後の斜面ここまで下りにくかったっけとか、刻々と迫ってくる日没時間に追われるように頑張って下りてみれば予定通り17時くらいに林道に降り立つ。
結果として以前と変わらず2時間くらいで下りてきたわけで、やはり疲れや時間ギリギリという不安などで焦りのある状態で山を歩くのは冷静さを失わせるなと改めて感じはしたが、まあ当初の目的どおり目一杯歩けたことに満足出来た一日でした。
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