魔女の瞳に魅せられて(一切経山〜東吾妻山〜吾妻小富士)


- GPS
- 04:44
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 792m
- 下り
- 784m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
浄土平駐車場は協力金300円(普通車)を徴収されます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【浄土平〜一切経山】 浄土平から一切経山への直登ルートは通行禁止となっているため、酸ヶ平経由となります。 酸ヶ平までは一部木道が整備されているなど、比較的歩きやすくなっています。 酸ヶ平避難小屋を過ぎると、ガレ場の登り道が始まり、やがて前記直登ルート(通行禁止)と合流します。 稜線歩きとなるため、吹き付ける風が強くなります。 一切経山山頂の北から、五色沼を望むことができます。 【酸ヶ平〜鎌沼〜東吾妻山】 酸ヶ平から木道を歩き、鎌沼の周囲を回りながら、東吾妻山を目指します。 姥ヶ原からは眺望のない笹と樹林の登山道が始まります。 細い登山道に両脇から笹や枝が伸びており、降雨後や朝はウェアが相当程度濡れるため、レインウェアの装着をおすすめします。 【吾妻小富士】 浄土平から階段を登ると、吾妻小富士のお鉢に出ることができます。 左右どちらからでもお鉢回りをすることができますが、最高点付近の傾斜を考慮すると、反時計回りのほうがやや緩やかに登ることができます。 山歩きの格好をしていなくてもお鉢回りは可能と思われますが、地面はガレて滑りやすくなっており、かなり強い風が吹き付けるため、転倒等に注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 高湯付近に日帰り入浴可能な施設が数か所あるようでした。 |
写真
感想
【計画】
夏休みとなり、仙台の実家に帰省。
岩手遠征を目論み、日々、天気予報とにらめっこを続けるものの、東北全体が前線の影響を受け、天気が思わしくなく…
その中、かろうじて福島方面の天気が良くなる見込み…
関東から仙台への帰省の途中で立ち寄る計画を立てながらも、雨のため実行に移せなかった「一切経山&東吾妻山」のプランを日帰りで実行することとしました。
コースは、浄土平を起点に、一切経山、東吾妻山を経て、鳥子平へ下りて浄土平へと周回した後、吾妻小富士のお鉢回りというルートで計画しました。
【一切経山】
噴煙が上がる一切経山へは、浄土平からの直登ルートは通行できないため、酸ヶ平経由で目指します。
酸ヶ平避難小屋を過ぎると、火山特有のガレた斜面を登って高度を上げていきます。
時折振り返ると、鎌沼やその奥の東吾妻山が見えています。
稜線出ると風が強くなり始め、耐えながら歩き続けると、一切経山に到着します。
遮るものがないため、開けた眺望が得られるはずですが、ガスが多く、景色はあまり見られませんでした。
しかし、頂上北側から見下ろす五色沼は、「魔女の瞳」の異名にふさわしく、吸い込まれそうな碧い水をたたえていました。
強い風に煽られた雲に隠されては現れる碧い瞳を眺めながら、軽食を摂りました。
【東吾妻山】
酸ヶ平へと戻り、鎌沼を周回して東吾妻山を目指します。
周辺の湿原には、あまり花々は残っていなかったものの、一部、蕾の状態となっている花がありました。
姥ヶ原から木道を下り、東吾妻山へと取り付きます。
生い茂った笹や枝をかき分けながら進むと、ウェアがびしょ濡れになりました。
登山道へとはみ出すほど茂った笹の道は、道が消えるほどではないものの、進む気持ちを萎えさせます。
加えて、取り付く前に見上げた東吾妻山の山頂は雲の中で、山頂に到達しても景色は望めそうにありません。
それでも山頂を目指すべきか…びしょ濡れの体で悩みます。
また天気のいい日にリベンジするためにも、コースを知っておくのは悪いことではない。
気を引き締めて山頂を目指すことにします。
たどり着いた山頂は、予想どおりのガスガスで眺望がきかず、風も強い状態でした。
少し待てば一時的に雲が晴れるかもしれない、と思いながらも、風が強い中濡れた体で待ち続ける気にもなれず、再登頂を期して早々に下山することとしました。
当初は展望台、景場平、鳥子平経由で周回するつもりでしたが、この天気では展望台からの景色は期待できず、ここ数日の雨で登山道もぬかるんでいる可能性が高いことから、無難に来た道を戻り、姥ヶ原から浄土平へと戻ることにしました。
浄土平へと下りる途中ですれ違った方は、東吾妻山から鳥子平へと周回するとのことでした。
体が濡れてすっかり気力が萎えてしまった自分がやや情けないと思いつつも、リベンジを誓い、浄土平へと向かいました。
【吾妻小富士】
浄土平から設けられた階段を登って吾妻小富士のお鉢回り。
駐車場からほどない距離のため、山歩き装備ではない家族連れも多く見受けられます。
お鉢の縁に登ると、強い風が吹き付け、日差しが照り付けます。
足場はザレていて、特に下るときは足を滑らせそうになります。
景色は、吾妻連邦はもちろんのこと、天気が良ければ磐梯方面も望めるそうです。
「富士」を冠した名に恥じない立派な火口壁を眺めつつ、青空の下、お鉢回りを堪能しました。
こんにちは、rgz91さん。
この辺り、ずっと行ってみたいところなんですよ。
東北の山々にとても憧れます。
しかし、公共交通ユーザーの私にはなかなかたどり着けないところで
実家が仙台だなんて、なんて羨ましい!
と、思いつつ拝見させていただきました。
眺望が
やっぱりいつか行きたいなぁ・・・
ということで、たぶんここのおみやげですよね!
ありがとうございました〜
muniさん、コメントありがとうございます。
当初は岩手のキャンプ場に宿泊して早池峰&岩手山の予定だったのですが、天気が一向に回復する気配がなく、福島方面への転進となりました
眺望のほとんどはガスに恵まれてしまいましたが、五色沼は見られましたし、吾妻小富士のお鉢回りもなかなか楽しかったです。
今度は避難小屋に泊まって最高峰の西吾妻山まで縦走したり、紅葉を見に来てみたいなぁと思います
仰るとおり、東北には百名山に名を連ねる山々がたくさんあります
吾妻山付近には磐梯山や安達太良山もあり、麓に宿泊するなどして一挙に踏破する方もいるようです。
東北の山は、あまり公共交通機関によるアクセスが整備されていないので(利用者が少ないからでしょうか?)、車がないと不便なのがネックですね…
ちなみに、おみやげは安達太良サービスエリアで購入しました
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