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Yamareco

記録ID: 508676
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽前岳 上松Bコース〜上松Aコース周回 上松Bはベテラン向けのB

2014年09月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:02
距離
21.0km
登り
2,193m
下り
2,190m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:56
休憩
0:07
合計
12:03
距離 21.0km 登り 2,194m 下り 2,196m
5:18
333
スタート地点
10:51
10:52
134
13:06
13:07
135
15:22
15:24
67
16:31
16:34
21
17:21
ゴール地点
05:20 アルプス山荘駐車場 無風 11℃
06:15 木曽駒荘 無風 7℃
07:55 奇美世滝 無風 6℃
10:50 麦草岳 無風 11℃
(所要時間 5時間30分)
11:50 牙岩 無風 13℃
13:05 木曽前岳 微風 10℃
(所要時間 7時間45分)
13:20 金懸小屋 無風 13℃
16:30 敬神滝小屋 無風 13℃
17:20 アルプス山荘駐車場 無風 13℃
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道19号の小野の滝交差点を東に向かい、アルプス山荘を目指す。
コース状況/
危険箇所等
上松Bコース

アルプス山荘〜麦草岳
かなり林道を歩く。木曽駒荘までは舗装されて乗用車でも通れるから、上松Bのみ歩くなら木曽駒荘まで乗り入れた方が楽だけど、上松Bを往復する気にはならない。奇美世滝までは途中かなりの藪が有る。途中不明瞭な所も有るものの、トレースは有るのでルートを外さない様に。比較的新しいマーキングも有り、幸いルートファインディングに悩まされるというレベルではなかった。奇美世滝からは藪で悩まされる事は無かったけど、急斜面になり体力を消耗する。

麦草岳〜牙岩
難所。トレースは有るものの、藪と滑落しそうなルートで体力と時間を要する。頼りにならない錆びた鎖や朽ちかけた梯子など、他人任せでは歩けない。

牙岩〜木曽前岳
牙岩から玉ノ窪へ抜ける巻き道が有るけど、かなり不明瞭な上に絶えず滑落しそうなルートなのでエキスパート以外歩くのはやめた方が良い。直近歩いた跡が有ったので僕も進んだものの、とても歩ききれそうな感じではなかった。一体どんな人が歩いてるんだろう。
牙岩から木曽前岳は急登で歩きにくい。ルートもAコースの様に明瞭ではない。ロープが有るけど劣化して切れ掛かっているので、ロープに頼り切る様な登り方をしてはいけない。こんなルートを歩く人はそんな事言わなくても分かっているだろうけど。

全体的に
上松Bコースはバリエーションルートと言って良い。観光案内に載せる様なレベルの登山道じゃない。少なくとも、標準コースタイムはかつて整備されていた頃のもので、今は全くアテにならない。ここを歩く人は余程の物好きだとは思うけど、体力も技術も要求されるので興味本位で行くととんでもない目に遭う。特に麦草岳から牙岩間はかなり困難なので、勢いで行ってしまって戻れないなんて事になりかねない。行けそうにない場合、何処で引き返すかかなり難しい判断をする事になる。


上松Aコース
明瞭で歩きやすい。難点は距離が長い。標準コースタイムは6時間半(上松町観光協会より)。コースタイムが長い為登山者が少なく、その割にはよく整備されていてとても静かな山歩きが出来る。苦労して登った先に宝剣岳や駒ヶ岳が見えると感動もひとしお。
アルプス山荘付近の駐車場。上松Aコースでピストンするなら林道を車で進めるから、ここを起点にする人は少ない。支度して5:20スタート。
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アルプス山荘付近の駐車場。上松Aコースでピストンするなら林道を車で進めるから、ここを起点にする人は少ない。支度して5:20スタート。
舗装された林道を4kmほど歩いて木曽駒荘。ハイペースのつもりが1時間かかってる。
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舗装された林道を4kmほど歩いて木曽駒荘。ハイペースのつもりが1時間かかってる。
未舗装の林道を進む。堰堤で渡渉。微妙に水量が多くて濡れずに渡れない。
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未舗装の林道を進む。堰堤で渡渉。微妙に水量が多くて濡れずに渡れない。
林道は廃道になり途中深い藪になる。ただ、トレースが有るのと比較的新しいマーキングが有る。直近に歩いた跡が有る。歩いている人は居るんだ。
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林道は廃道になり途中深い藪になる。ただ、トレースが有るのと比較的新しいマーキングが有る。直近に歩いた跡が有る。歩いている人は居るんだ。
林道を右に逸れて丸太橋を渡る。
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林道を右に逸れて丸太橋を渡る。
深い笹薮を抜けていく。トレースは有るからルートファインディングはさほど困難じゃない。とは言うものの、一部「あれ?ルート何処?」っていう個所も有った。
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深い笹薮を抜けていく。トレースは有るからルートファインディングはさほど困難じゃない。とは言うものの、一部「あれ?ルート何処?」っていう個所も有った。
奇美世滝。スタートから2時間半。まだまだ序盤だけど、もう低山なら1山登れるよね。
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奇美世滝。スタートから2時間半。まだまだ序盤だけど、もう低山なら1山登れるよね。
奇美世滝を過ぎると藪で悩まされる事はなくなる。その代わり急斜面になる。
奇美世滝を過ぎると藪で悩まされる事はなくなる。その代わり急斜面になる。
やっと視界が開けてきた。向こうに御嶽山が見える。
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やっと視界が開けてきた。向こうに御嶽山が見える。
スタートから5時間半かかって麦草岳。もう既にやりきった感(´_`。) 麦草岳から牙岩方面のルートは「難所」って書いてある。
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スタートから5時間半かかって麦草岳。もう既にやりきった感(´_`。) 麦草岳から牙岩方面のルートは「難所」って書いてある。
麦草岳からが本番。稜線に出てしまえば楽勝かと思ったら、麦草岳から先の方が藪に悩まされる。しかもマーキング乏しい。
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麦草岳からが本番。稜線に出てしまえば楽勝かと思ったら、麦草岳から先の方が藪に悩まされる。しかもマーキング乏しい。
ガスってるけど、駒ヶ岳ってあっちの方だよね・・・もしかしてあそこ歩くんだろうか。(´д`lll)   途中ソロのお兄さんとすれ違う。踏み抜きそうになったから戻ってきたって言う。踏み抜きそうって何!?
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ガスってるけど、駒ヶ岳ってあっちの方だよね・・・もしかしてあそこ歩くんだろうか。(´д`lll)   途中ソロのお兄さんとすれ違う。踏み抜きそうになったから戻ってきたって言う。踏み抜きそうって何!?
痩せ尾根に向かってガッツり下る。心細いスリリングなルート。でもルート有るだけマシ。下の方は崩れて道が無かった(笑)
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痩せ尾根に向かってガッツり下る。心細いスリリングなルート。でもルート有るだけマシ。下の方は崩れて道が無かった(笑)
下ってきた斜面を振り返る。転げ落ちそうだよね・・・
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下ってきた斜面を振り返る。転げ落ちそうだよね・・・
岩場を巻いていく。鎖が有るって事は右に巻くんだよね。錆びてて掴まる気にならない鎖だけど。
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岩場を巻いていく。鎖が有るって事は右に巻くんだよね。錆びてて掴まる気にならない鎖だけど。
牙岩手前の朽ちた木製の梯子。ある意味劔岳よりもスリリング。
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牙岩手前の朽ちた木製の梯子。ある意味劔岳よりもスリリング。
折角だから牙岩の上で記念撮影。こんな事やってるほど時間の余裕無いんだけど・・・
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折角だから牙岩の上で記念撮影。こんな事やってるほど時間の余裕無いんだけど・・・
歩いてきた尾根を振り返る。崩落して危険というよりも、巻き道の方が滑落しそうで危険。ソロのお兄さんが言ってた「踏み抜きそう」っていうのはその事か。
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歩いてきた尾根を振り返る。崩落して危険というよりも、巻き道の方が滑落しそうで危険。ソロのお兄さんが言ってた「踏み抜きそう」っていうのはその事か。
牙岩から木曽前岳はもうすぐ。だけどガッツリ登る。木曽前岳をトラバースして玉ノ窪へ抜けるルートが有ったからそっちを通ろうと思ったら、かなり不明瞭かつ滑落しそうだったから素直に木曽前岳登る。
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牙岩から木曽前岳はもうすぐ。だけどガッツリ登る。木曽前岳をトラバースして玉ノ窪へ抜けるルートが有ったからそっちを通ろうと思ったら、かなり不明瞭かつ滑落しそうだったから素直に木曽前岳登る。
木曽前岳。スタートから7時間45分。向こうに駒ヶ岳が見えるけど、とても駒ヶ岳までは行けない。
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木曽前岳。スタートから7時間45分。向こうに駒ヶ岳が見えるけど、とても駒ヶ岳までは行けない。
上松Aコースで下る。あの尾根を延々と下るのか・・・
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上松Aコースで下る。あの尾根を延々と下るのか・・・
上松Aから上松Bの尾根。オネラーなら、これを見たら歩きたくなるのは仕方が無いよな。
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上松Aから上松Bの尾根。オネラーなら、これを見たら歩きたくなるのは仕方が無いよな。
宝剣岳と駒ヶ岳。いい眺め。駒ヶ岳はまた今度。
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宝剣岳と駒ヶ岳。いい眺め。駒ヶ岳はまた今度。
ふらふらになって下りてきて、あとは駐車場へ戻るだけっていう所でまさかの迂回路。堰堤工事の為、今までの歩道が通れないらしい。
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ふらふらになって下りてきて、あとは駐車場へ戻るだけっていう所でまさかの迂回路。堰堤工事の為、今までの歩道が通れないらしい。
まさかこの赤い鉄橋を歩いて戻るとは思わなかった。とぼとぼ歩いていると、車の登山者夫婦が声を掛けてくれた。親切な人も居るのね。藪を歩き回って小汚い格好だったのでお礼を言って断ったけど、結構歩くハメになったからやっぱ乗せてもらえば良かった。
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まさかこの赤い鉄橋を歩いて戻るとは思わなかった。とぼとぼ歩いていると、車の登山者夫婦が声を掛けてくれた。親切な人も居るのね。藪を歩き回って小汚い格好だったのでお礼を言って断ったけど、結構歩くハメになったからやっぱ乗せてもらえば良かった。

感想

上松Bコースを歩く人は少ないみたいで、記事がなかなか見当たらない。事前に調べて、かなりの藪と不明瞭さ、距離の長さが分かっていたから、行くか行かないか悩んだ。でも連休の初日だから、時間と体力を使い果たしてしまっても大丈夫だろうし、しかも天気は良いし、こんな機会も無いだろうしやっぱり困難なルートにチャレンジしてみたいって思う。
結果的には読みが甘くて駒ヶ岳には辿り着けなかった。上松Aコースまで行けたら後は何とでもなるという安心感は有るものの、「もう歩きたくない」って思う様な山行は今回が初めてかもしれない。自分の体力の限界はこれ位なんだって分かった。

詳細はwebで(´_`。)
http://d.hatena.ne.jp/single779/20140914

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