俺がやってみた! 槍ヶ岳【北鎌尾根】日帰り


- GPS
- 16:00
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 3,208m
- 下り
- 3,031m
コースタイム
02:47 合戦尾根
03:30 燕山荘
05:21 大天井ヒュッテ
05:36 貧乏沢下降
06:50 天上沢出合
07:05 北鎌沢出合
08:26 北鎌コル
09:34 独標巻き道
11:33 北鎌平
12:10 槍ヶ岳頂上
12:37 槍ヶ岳山荘
14:31 槍沢ヒュッテ
15:15 横尾山荘
16:50 上高地
天候 | 快晴のち、午後からガス時々晴れる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
安曇野から中房温泉へ。 林道は舗装済で走行に問題はありません。 時々野生の猿が道路に出没するので注意。 中房温泉手前に登山者用無料駐車場ありますが、最盛期時に駐車場は満車になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<<槍ヶ岳・北鎌尾根>> 中房温泉〜合戦尾根〜表銀座〜貧乏沢下降〜北鎌沢出合〜北鎌コル〜槍ヶ岳〜槍沢コース〜横尾 ★今回のルートは超ハードな表銀座&北鎌尾根バリエーションが含んでいます。 普通は三日間で行くところを、一日で駆け抜けたので参考にならないと思います。 ☆貧乏沢〜天上沢〜北鎌沢右俣〜北鎌コル 大天井ヒュッテから約20分、2549mの最低鞍部に貧乏沢の降り口の看板あり。 天上沢出合まで明瞭な踏み跡がありましたが、かなりの急坂で岩がゴロゴロしており転倒に注意。 濡れた岩は足元が滑りやすい。 天上沢出合に出ると、上流へ広い川原を約20分渡渉しながら進むと、右側に北鎌沢右俣がコルまで突き上げてるのが、手に取るように見える。 ここにテント場あり(野営数限られる) 北鎌沢は初っ端から激急登で約15分ほどで、北鎌沢左俣との二俣に着く。 ここは右へ進み、水流の少ない右俣をどんどん北鎌コル目指し、靴を濡らすことはなく突き進む。 藪漕ぎ無しで北鎌コルに着く(野営スペースありますが狭いコルです) ☆北鎌コル〜独標〜槍ヶ岳 究極のバリエーション。 独標の巻き道まで明瞭な尾根道で難しさはありません。 独標の巻き道より危険な岩稜帯を進みます。 巻き道もあったり、時には岩を直登したりします。 至る所に踏み跡があり、時々迷ったりもしますし、岩場の登りはルートファインディングが必要と感じました。 見通しが利き晴れている日が良い。 北鎌平は最高の野営(3張分のスペース) 北鎌平より山頂までクライミングの技術が必要になります。 良いルートを探しあてばスムーズに山頂まで登れるでしょう。 槍ヶ岳山荘に降りるまで安心しないで! 落石には注意です。 ☆槍ヶ岳〜槍沢コース〜横尾 一般ルートです。 危険箇所はありません。 今回テント泊装備(12kg)で挑みました。 飲料水は多めに(今回2.5ℓ) 北鎌沢右俣も水が流れているが水質が気になる。 挑戦するなら小屋泊がベスト。 一日目は大天井ヒュッテに泊まり、二日目は北鎌を征して槍ヶ岳山荘に二泊目、三日目に新穂高か上高地へ下山がお勧めでしょう。 |
予約できる山小屋 |
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写真
「北鎌尾根日帰りですか w(゜o゜)w??
ヤマレコにもバケモノが居ますよね?」
「私は知らない!」と白を切っていたが・・・
ここにいまっせぇ〜 \(^o^)/
感想
今年2014も槍ヶ岳 北鎌尾根 日帰り決行。
好天が続く三日間で、しかも3連休で混むのが予想される。
今逃したら北アも何時になったら晴天になるか・・・しかも雪が降ってきてしまう。
ということで、混むのは我慢して突撃してきた。
しかも、体調が悪く風邪を引いて咳き込むのに(^^;
今回はテント装備での挑戦。
軽量にするのも12kgが精一杯だった。
もちろん、飯は弁当・おにぎり・パンと質素。
剱の北方稜線と同じ、北鎌尾根も大きなザックだと大変なので35ℓのザックにぎゅうぎゅうに詰めこんだ。
中房温泉を夜中の1時に出発とし、風邪を引き咳がひどく体調が優れないまま燕山荘に到着。
休むたんびに咳に悩ませられる。
真っ暗の中、表銀座を歩く。
道は申し訳なく良いので問題なし。
月夜の光が槍ヶ岳を照らす中、どんどん進む。
大天井岳の巻き道を終えて、ヒュッテ付近でご来光を向かえ、貧乏沢下降点には去年より遅い30分遅れの到着となる。
靴を濡らさず急坂の貧乏沢を800m標高を下げる。
もう雪渓は無い。
天上沢出合に到着して上流へ向かう。
岩がごろごろして広い河原は歩くのが大変。
約20分ほどで北鎌沢出合に着いた。
ここで最終組の登山者に追いつく。
さあ! いよいよです。
北鎌沢出合より北鎌コルまで、標高差800mの激急登に耐えますよ。
秋とはいえ、まだ暑いぐらいで、一気に汗まみれになる。
時々水の流れがあるので補給できるが、水質はあてにできない。
先行する登山者を追い抜き、どんどん標高を稼ぎ一時間少しで北鎌コルに到着。
ここは気合で登った。
10名ほどの登山者で賑わうコルでした。
私は休憩せず、そのまま尾根に取り付いて急登をこなしていく。
景色が360度広がり独標が見える場所で休憩。
ルートミスすることもなく独標の巻き道を終えて、再び稜線に飛び出した。
ここで槍ヶ岳とご対面。
北鎌尾根を歩いた者しか見ることはできない、素晴らしい絶景が広がっていましたよ。
この先、岩稜をミスることもなく順調に前へ進んでいけた。
だが、危険箇所では先行する登山者の渋滞にはまってしまう。
そして・・・いきなり足が悲鳴。
両足のももが攣ってしまったのだ。
軽いストレッチをしたら少しはマシになった。
行動開始。
北鎌平から岩塊地帯を抜けると、山頂まで最後のクライミング。
慎重に登って待望の槍ヶ岳頂上に到着。
生憎雲に覆われ眺望は得られなかったが大満足の頂でした。
さすがにピークは混んでいた。
さらに、これだけでは済まなかった。
槍ヶ岳山荘から山頂まで続く待ち行列を見てしまい唖然!!!
山荘から山頂まで3時間かかったとな(゜ロ゜;)!
まさか槍ヶ岳でこんな光景を見てしまうとは。
「ここは高尾山かっ!」っと思うぐらい。
連休&混雑の槍ヶ岳・・・ほんま二度と登らないでぇ〜!!!
さあ! 槍沢ルートを下山開始です。
もう足が疲れてるので、転倒しないようゆっくり慎重に下る。
去年はこんなことは無かったのにな!
体調優れぬ中・・・終わってみれば、北鎌尾根日帰り達成。
去年のように、無茶ぶりはできなかったけど、日帰りできたことには大満足。
来年も出来るかなぁ〜♪
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