冬季百名山9座目:日光白根山リベンジ失敗


- GPS
- 06:49
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 679m
- 下り
- 668m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:49
天候 | 晴→霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
4ヶ月の登山ブランクを経て今季初の雪山トライ。
一発目はリハビリがてら
6年前登ったものの終始ドン曇りに終わった
冬季日光白根にリベンジすることにした。
ゴンドラで天空の足湯に辿り着くも
晴れ予報なはずが山頂には雲が集う・・・
時折差し込む太陽に希望を見出しながら
今年新しくしたワカンとストックの使い勝手を確認する。
ストックはBDのアップデート品で
収納力と操作力が向上し更に使いやすくなってる。
そしてこのモンベルのワカンが凄い。
軽さ、装着の簡易さ、前後可動域、登坂力
全てにおいて隙がない・・・
現時点で考えられるワカンの完成系に思える。
相変わらず素晴らしい商品を作ってくれる。
ニューギアに感動してたら
いつのまにか樹林を抜け山頂直下の分岐に到着。
ここからは・・・ノートレースだ!
雪原をルーファイしつつ高度を上げる。
登り始めはまだ太陽が見える瞬間もあったが
山頂直下の岩場に到達した頃には周囲は完全に
霧につつまれてしまった。
マジかよ・・・
これじゃリベンジにならん('A`)
落胆と視界不良なこともあり
谷を右に巻く所を間違えて谷側に入ってしまう。
気づかずにストックとワカンでそのまま登り続けたら
いつのまにかかなりの急斜面になり
進退困難な状況に陥る(((°Д°)))
その場でなんとかザックを下ろし
ピッケルで滑落防止してから
片足づつアイゼンに換装し
谷を無理やり登ってクリア。
危うく滑落遭難するとこだった・・・
失意の中、何も見えない
6年前と同じ状況の山頂に立つ('A`)
落胆してても仕方ない・・・
山頂用ご褒美として持ってきた
リンゴを食ってから帰ろう。
山頂のマイナス10℃に冷やされたリンゴは
染み渡る美味さ(´¬`)
疲労が一気に吹き飛ぶが3口ほど齧ると
震えが止まらなくなる(((°Д°)))
そりゃ氷点下に冷えたもん体内に入れてんだよな・・・
寒くて当然だわ🥶
冬山で食っていいもんじゃなかったよ。
せめて撮影小道具として活路を見出そう。
もう全てがグダグダで虚しくなり
逃げるように山頂を後にした('A`)
登山ではやらかしたが
まだ最後の楽しみが残ってる。
それは登山口からのスノーボード!🏂
このためにわざわざ板を担いできたのだ。
ゴンドラ代節約にもなるし
滑走リハビリにもなるしいいことづくめ。
転がるように樹林を下山し
天空の足湯で脚部ギアチェンジ!
人口降雪機の雪煙が夕陽に煌めく中を滑走する
最高の一本を体験することができた( ゜∀ ゜)
車に戻って装備を片付けていると・・・
カメラのレンズフードがねぇ😱
滑走中に落としたっぽい。
またやらかしたよ。
最後まで締まらねぇな('A`)
営業終わっててこの日は回収できないので
一旦諦めてスキー場を後にした。
二日後に再び丸沼高原へ突撃。
この日は友人と合流し一緒に滑る予定だった。
先に現地入りし落とし物を確認したが無し。
ひとまずゴンドラで上がり一本目を滑り始めると・・・
雪原に生える黒い円形のパーツ!
あったああああああ!( ゜∀ ゜)
やっぱ俺持ってるわ〜
奇跡って起きるもんだなぁ😆
雪原から拾い上げたのは
紛れもない俺のカメラのレンズフード!
・・・の破片←
おそらく整地クローラーに砕かれたのだろう。
中途半端にSONYのロゴ残ってるのが
俺の落とし物という強烈な事実となり
残った希望を打ち砕くには十分だった。
全ては、遅過ぎたのだ('A`)
その後友人と合流して一緒に滑りはじめたものの
暴風雪となりゴンドラが昼で停止\( ^o^)/オワタ
ほとんど練習できないグダグダの一日となった。
ここまでやらかし続いたのは初めてじゃね?
4ヶ月山登ってないブランクはでかすぎた・・・
まぁでもストック、ワカン、ピッケル、アイゼン、
そしてスノーボードと全装備を一通り使って
リハビリをすることはできたし充実感は高い。
友人とも1年ぶりに会えてお互いの近況
語り合えたしそれだけで十分さ!(´∀`)ノ
こっから取り返していけばいい。
俺の2023年は、まだ始まったばかりだ。
冬季百名山9座目・再踏破!
★ルートレビュー★
難易度:C
樹林帯は降雪が多くストック&ワカンが必須。
頂上付近は岩の露出した急斜面となるためアイゼンに換装が必要。
天候不順になると迷いやすくある程度のルーファイスキルが必要となります。
体力度:D
標高2578m 標高差580m 平均斜度9.8°登り4:17(3.4km) 下り1:49(2.9km)
歩行距離は短く冬山初心者向けと言えますが
平日でノートレースだったため登りは無雪期の1.5倍程度かかります。
展望:C
散策路の西端からスキー場全景と武尊山の眺望あり。
それ以外は樹林帯となり再び景色が見えるのは頂上への分岐を過ぎた後。
男体山などの日光連山が見え始め頂上からは本山を構成する外輪山と
燧&至仏など尾瀬の山々や会津駒ケ岳、皇海山などの百名山
・・・が、見えるはずだったんだけどなぁ(´;ω;`)
総評:B
ゴンドラで楽に距離を稼げアイスツールも一通り使うことになるため
レベルアップしたい冬山初心者にはちょうどいい山と言えます。
入山にはココヘリのレンタルが必須となり
遭難対策も整っているため他の山より比較的安心して挑戦できます。
天気不順でもスキー場で楽しむ選択も可能となるため
どんな状況でも無駄足にならないのが良点です。
★ルートレビューリスト(冬季百名山)
https://wp.me/PcUql6-1aj
★Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw
★百名山登山記ブログ
http://furaiki.xsrv.jp/
★Instagram
https://www.instagram.com/sugiharaittyou/?hl=ja
★facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005597318721
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する