南大菩薩・小金沢連峰(初狩駅→滝子山→湯ノ沢峠→大菩薩峠→裂石)
山梨県
inuyama
- GPS
- --:--
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,515m
- 下り
- 2,155m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 11:29
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰りは大菩薩峠登山口(裂石)付近の大菩薩の湯から甲州市民バスを利用して塩山駅へ向かいました。バスは大菩薩峠登山口に発着し、終バスは平日は19:05、土日でも18:30と比較的遅めです。料金は300円均一。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
初狩駅→滝子山 登り始めに沢を渡る箇所が数箇所あります。雨の時はどうか分かりませんが、小さくて水量も少ない沢なので問題無いかと思われます。以降は緩い登り坂で別段危険な所はありません。男坂も急登という程でもない普通の登り坂です。 滝子山→(大谷ヶ丸、ハマイバ丸、大蔵高丸)→湯ノ沢峠 滝子山から大谷ヶ丸までの間は一見するとあまり踏まれていない様子で迷いそうになりますが、決して通行量の少ない道ではないので足元の踏まれ具合やテープ等のマークを注視すれば広尾根でも迷うことは無いです。大谷ヶ丸以降は至って普通の道が続きますが、この時期日当たりの良い所では所々で霜が溶け出していてぬかるみが酷いです。 湯ノ沢峠→(黒岳、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山)→石丸峠 小金沢山までは普通の山道。そこから石丸峠までの間は一部岩尾根になっている所がありますが、際立って歩きにくいと言う事はありませんでした。 石丸峠→(大菩薩峠、上日川峠)→裂石 上日川峠までは車も通るような道なので問題ありません。上日川峠から裂石までの間はこの時期落ち葉が多く地面の様子が分からないので、調子に乗って飛ばしていると小石や木の根に足を取られてすっ転びます。 |
| その他周辺情報 | 裂石の大菩薩峠登山口付近には大菩薩の湯があります。入るつもりだったのですが定休日(火曜定休)で入れず、外で寒い中震えながらバスを待ちました。 |
写真
滝子山からの南側の展望。富士山はもちろん丹沢方面の山並みも鮮明に見えます。中央やや左の比較的開けた町がスタート地点の初狩です。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
振り返ると富士山も見えました。右に大谷ヶ丸、中央左奥に滝子山です。滝子山から歩き始めて2時間程度ですが、もう随分遠くに来てしまったような印象を受けました。
狼平と呼ばれる笹原からの展望。今まで死角とでなって見えなかった大菩薩湖が姿を現しました。しかし、この地点では手前の山が重なり大菩薩嶺は見えません。
1
小菅方面へ下りる事の出来る牛ノ寝通りへの分岐です。3年前の同じくらいの時期にここから小菅に下り、途中のモロクボ平で熊の親子に遭遇しました。今も多いのでしょうか。
1
大菩薩峠に到着しました。もう15時近くと遅いため、誰一人と居ませんでした。これからさすがに大菩薩嶺まで行っていると日が暮れてしまうので、ここから上日川峠方面に下りることに。
2
感想
当初は11月の頭に今年の夏飯豊に一緒に行った伯父と南アルプス深南部の不動岳に登る予定でしたが、いまいち天気がパッとしないので取り止めに。
カメラのレンズも直ったことで試し撮りしたい所だったので、その代わりとしてどこか近場へ日帰り登山することにしました。ただ、その為に新たに予定を立てるのも面倒なので、10月中旬に断念した滝子山〜大菩薩方面への予定をそのまま流用。リベンジ登山となりました。
ちなみに10月中旬行った時は天気がいまいちだったため滝子山の中腹で引き返し、大月近辺の低山巡りをしました。この時、カメラのレンズが壊れてる事が発覚。その後修理に出しました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-528138.html
前回行った時と同時刻、初狩駅からスタートします。その時と比べると随分と日は短くなったようで、6時を過ぎても辺りは若干薄暗いです。それでも一度途中まで来ている道なので迷う心配もなく足取りも軽いです。
最終水場より少し先までは前回と同じ道なので省略。そこから先の道も特徴は無く歩きやすい道でした。途中の桧平以外は木々が茂っていて展望がありませんが、桧平空は富士山がよく見えました。
滝子山山頂には8時半頃到着。眺望は最高で富士山は勿論かなり遠くの山々まで見渡すことが出来ます。まだ早いのか山頂には誰も居らず独り占めでしたが、そもそもこの日は他の登山者の方と会う事があまり無く、全体的に人が少なく感じられました。
滝子山から大谷ヶ丸への道は地図に踏み跡が不明瞭と記入されており気を引き締めて行きましたが、思ったより道筋がはっきりしているため特に迷うことなく大谷ヶ丸に到着。こちらは滝子山と違い展望が無いので小休止の後すぐに先に向かいます。
予定より遅れていればその先の米背負峠からやまと天目山温泉へ下りるつもりでしたが、この地点では順調だったので引き続き先へと進みます。しばらくの間は展望がなく鬱蒼とした木々の中を無心に歩いて行きますが、ハマイバ丸付近から視界の良い笹原が所々で広がり始め展望も次第に良くなってきました。ハマイバ丸ではこの日初めて他の登山者の方と遭遇。
ハマイバ丸山頂は南側以外は木に覆われていて展望はそれほど良くはなく、その前後からの眺望の方が優れています。そしてそれ以上に大蔵高丸から展望は遮るものが少ないため非常に開放感があり、今回行程の中でも特にお気に入りの大展望でした。
湯ノ沢峠でもやまと天目山温泉へのエスケープルートがありますが、まだまだ昼前と時間的にも余裕なので先に進みます。しかし疲れは自分の意思に反して着実に蓄積されているのか、黒岳への登り返しは非常に辛く休み休みの登りとなりました。
白谷丸付近からの景色は良いものでつい足を踏み留めて小休止。しかしその先の黒岳の山頂は木々で茂っていて展望ゼロなので写真を撮るだけに留めました。
黒岳までの登りと比べると牛奥ノ雁ヶ腹摺山や小金沢山への登りは比較的短く、黒岳の後は比較的楽な歩きでした。牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの展望は南側の富士山方面が特に開けていましたが、その肝心の富士山もこの地点では完全に雲に隠れていました。
眺望に関しては小金沢山の方は雲取山、八ヶ岳など多方面が見えるため、こちらの方が優れているように思えました。
小金沢山から狼平までは若干岩っぽい尾根でやや歩きにくい箇所。狼平からは開けた笹原となり、一転して開放感のある尾根道となります。展望良好な天狗棚山を過ぎ、暫く歩いた所で牛ノ寝通りへの分岐に差し掛かります。
ちょうど3年前の同じくらいの時期大菩薩嶺に訪れ、その時は上日川峠→大菩薩嶺→大菩薩峠→牛ノ寝通り→小菅というコースを取りました。小菅付近のモロクボ平で熊に遭遇したため、特に印象に残っている山行です。
というわけで、3年ぶりということで大菩薩峠までは少し懐かしい道でした。
石丸峠を越え大菩薩峠へ。この地点で15時前ともういい時間になっており、普段なら賑わっていそうなこの辺りも他の登山者の姿が全く見えません。もう1時間程度早く到着していれば、大菩薩嶺まで登り丸川峠から下山する余裕があったのですが、今回は諦めてここから上日川峠経由で下山することに。少し周辺の眺めを堪能しつつぶらついてから介山荘で3年前買い損ねた大菩薩嶺の登山バッジを購入して下りました。
上日川峠は甲斐大和駅への最終バスも行ってしまった後なので人の姿も疎ら。そこから大菩薩峠登山口となる裂石まで自力で下りますが、途中でだんだんと日が傾き始めちょうど林道に下りる頃に辺りが薄暗くなりました。ギリギリセーフといった所。
大菩薩峠登山口からのバスは18:30発で1時間以上時間があるため、徒歩圏内にある日帰り入浴施設の大菩薩の湯へ向かいました。しかし建物に明かりが灯っておらず、入口まで行くと本日休業の札が無情にも立っていました。
前回調べた時は確か無休だったのに……と思ったものの、帰った後で調べてみると11月からの冬期間は火曜定休だという。急遽立てた予定だからか下調べ不足が露呈してしまうこととなりました。
日も沈みきり徐々に周囲の気温がガクンと下がっている中、ベンチで凍えながら約1時間後のバスを待ちました。風呂には入れませんでしたが、風邪を引かなかったのが不幸中の幸いです。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
大蔵高丸の最新記録
牛奥ノ雁ヶ腹摺山の最新記録
小金沢山の最新記録
いいねした人