秋山散歩☆斜里岳〜ヤマップユーザーの若者と登る


- GPS
- 08:09
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 7:41
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清岳荘の柱に貼ってある注意事項をよく読んでから自分に合ったコースを選択する。 1旧道で登り新道で下る。2新道で登り新道で下る。 3旧道で登り旧道で下る。4新道で登り旧道で下る。 実際の選択は1とに2のどちらかで、3と4は危険なので事実上禁止になっている。 今回歩いた1のコースは登りの8割が沢歩きなので、一般的なトレッキングシューズで歩いたら靴がグジュグジュになった。 新道で登る場合でも分岐までは10回程度徒渉があるので、夏場の渇水時期以外は全然濡れないで登るのは難しい。 登りはずっと急峻で滑りやすい滝の端を登って行くので、かなりの危険を伴う。初心者や自信のない人は2のコースが無難。 下りの新道は登り返しがけっこう長く、旧道との分岐へ至る下りはそれ以上に長く感じた。 下りの徒渉が終わり登山口に向かっての林道歩きになって少し行くと、左の斜面の藪で「ガザッガザザザッ」と大きな音を立ててナニカが逃げて行った。シカは体形がシュッとしているのであんな音はしないし、北海道にはイノシシがいないので残ったモノはヤツしかいない。二人だったから良かったが、一人で遭遇していたらと思うとゾッとする。 疲れに任せて爆竹や笛での音出しを怠ると、北海道のどこででもヒグマに出くわしてしまう可能性はかなり高いので、常に警戒していなければならない。 |
写真
感想
斜里岳に登るのは2回目だが、前回は網走に住んでいた若い頃なので約40年前ぐらいだと思う。なので以前とは違う事が多すぎて狐につままれた感じだった。
下山してから清岳荘の管理人さんに聞いてみると、前の山小屋は焼けてしまったのでだいぶ麓に下りた所に現在の清岳荘を造ったとのこと。山中にも旧清岳荘跡の看板があったので、そうそうこんな感じの所だったと思い出した。記憶では旧山小屋のかなり近くまでオフロードバイクで行った記憶があるが、数年前に北海道を直撃した台風等の影響で、昔の道もどんどん削れて流されたのかもしれない。
山小屋や林道は人手によるものなので、40年近くもしたら変わるだろうというのは理解できるが、不思議だったのが山頂付近の景色が全然違っていた事だった。自分が登った昔は、馬の背の下辺りからハイマツ等の植物は生えておらず、ガレた道の続く薄茶色の風景だったような気がする。昔は強風を防ぐハイマツがないから山頂に到着するまでが一番怖かったと記憶には残っている。この事も管理人さんに聞いてみると、自分の記憶は間違いではないと言われた。この40年近くで温暖化が進み、北海道の気候が亜寒帯から温帯に変わったのが原因だという事だった。ようするに、森林限界の限界が随分と上がって来たので、山頂付近にすらハイマツが生えるようになったということだった。
前回は旧道で登り旧道で下りてきたが、今回のようにきつく危険だなと思った記憶がない。若さと馬鹿さが理由だろうというのはあるが、思い出してみれば夏の一番暑い水の枯れた頃に登ったからだ。今回のように雪渓がある筈もない7月の終わりか8月の初めに登ったのだろう。流れる水は今回の半分以下で、所々赤い岩が剝き出しになり、滝も爆音を立てて流れ落ちている箇所は少なかった。ただただ暑くて、持ってきた飲料を飲み干してしまい、上流だから人も獣もいないだろうと勝手に自分に言い聞かせて沢の水をがぶ飲みした記憶がある。今ならエキノコックスが怖くてそんな真似はとてもできないが、若さと馬鹿さがなせる業だ(笑)
最後に、一緒に登ったヤマップユーザーの若者へ。ありがとう。またどこかで!
20代後半に3ヶ月ほど北見にプチ出張しました。
写真−6:直線道路と説明されていますが、小清水あたりで直線道路に感激したことを覚えています。
網走にお住まいだったとのことですが、能取湖か網走湖のそばの小高い場所に宿かお店があって宿泊はしませんでしたが、そこで夕食とビールを飲んだことを記憶しています。そうそう、その日は利尻島から船で戻り、稚内に駐車した車でオホーツク海に沿って網走付近まで戻り、最後に坂道を少し(車で)上ってその宿(お店)に着きました。もしかしたら展望台のような場所だったのかもしれませんが既に日が暮れていました。
自分の思いでを一方的に述べて申し訳ありません。
不思議ですね、どうでも良いことを覚えています。
コメントありがとうございます。
自分は網走に住んでいた時の休日に、なんの下調べも計画もないまま稚内まで車を飛ばして、利尻と礼文に気軽に渡ろうとして断念して帰った事がありました。
往復600キロぐらいあったと思います。車で走るだけでも一日中かかるのに、フェリーに乗る余裕なんてある筈もないです。
そんな事も考えずに、ただただ車を走らせていました。本当に馬鹿な田舎の若者でした。
ここではないどこかに行こうとして虚しいドライブを繰り返す日々を思い起こします。
結局、未だに何処にも辿り着いていませんが(笑)
たわいもない、意味もない独り言も大切だと思いますよ。
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