剱岳/源次郎尾根



- GPS
- 21:15
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,622m
- 下り
- 2,633m
コースタイム
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:44
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 11:04
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
予想以上に雪渓が割れていて剱沢雪渓を渡れなかった。 源次郎尾根の下半分は松が多く木登りが続く。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
遠征の最後は剱岳だ。剱岳はガイドさんに連れられて源次郎根を登ることになっている。初日の金曜日は天気が悪いが、土日は晴れる予定だ、期待しよう。
立山駅に着くと小雨が降っている。ただ強くはならないようだ。ここで待ち合わせて室堂まで行く。室堂からは雷鳥沢のテント場に降りる。かつてテント泊セミナーで自分のテントがわからなくなり焦った思い出がある(笑)。ここから500mほど登り、剱御前小舎に着いた時にはそこそこ汗をかいていた。せっかく登ったのだが、300m下って今夜泊まる剱沢小屋に入った。
翌朝は雨。行けるかどうか怪しかったが、とりあえず行ってみることになった。霧雨の中を粛々と歩く。歩くのは川沿いだが、道が良くないので慎重に進む。雪渓はありこち割れており、とても渡れる気がしない。結局、溶けていたのが幸いして、川を渡渉するができた。平蔵谷は雪渓を渡るが、渡っている最中に大きな石がずり落ちて少々焦った。幸い離れた場所だったので危険はなかった。もしあの下にいたら終わってるな... とりあえず、無事に源次郎尾根の取り付きに辿り着く。
源次郎尾根を登っていくのだが、いかんせん松の木が多い。山登りというより木登りの状態が続く。しかも雨。レインパンツをモンベルの薄いトレントフライヤーにしてしまったので慎重に登っていたが、最後の最後で枝に引っ掛けて破ってしまった...悲しい。松の林を抜けると。今度は薮の中を進む。草が雨で濡れているので、上着もびしょ濡れになる。
最初の岩場がそこそこ難関だった。まず足をかけるところがない。しかも補助用のロープが古くすごく伸びるのでコケるかと思った(笑)。次々と上っていくが厳しいところは2-3カ所ぐらい。最後のイベントは2峰の先の懸垂下降。30メートルほどの下降はとても楽しかった。ここから剱岳の山頂までは300メートルほど登らねばならない。まだ少々厳しい道が続く。剱岳の山頂に着いてもガスがかかっていて眺めはない。一時的に青空が見えたので写真は撮れたが、基本的に天気は良くなかった。予報では晴れだったので残念だ。
山頂で少し休んだ後、人が増えてきたので早々に降りることになった。登りの人と交差しながら少しずつ降りていく。現在のカニのヨコバイは鎖があるので問題ないが、鎖がない時代に多くの人が通っていたのは凄いと思う。前剱の前後のアップダウンは思ったよりあった。でも降りたり登ったりでトータル180mしか降りていないのには少しガッカリ。前剱を下った後も多少のアップダウンは続き、また距離もある。小屋が見えてもそれなりに時間はかかった。やっと剱沢小屋に着いたが、今日は上の剱御前小舎に泊まる予定になっているので、ここから300m登らねばならない。しかし、道はきつくないので比較的楽に上ることができる。
今後どのくらい飲むかわからなかったので、剱御前小舎では水を2L買った。結局ほぼ飲まず1.5Lくらい余ってしまったが。翌日は別山で日の出を見た。曙の色がとても綺麗だ。残念なことに東の空には雲が少しかかっていて剱岳が輝く事はなかったが、北アルプスの全容も見ることができ、美しい景色が広がっていた。
次は真砂山、そこそこきつい上りとなる。さらに雄山に向かう。それほどの距離には見えないが、行ってみると歩きごたえがあった。途中に休憩小屋があるので、豆乳チャイを飲んで一休み。雄山の山頂は観光地状態。せっかくなので山頂で参拝をすることにした。この山頂でのお祓いはなかなか良かった。しばし観光を楽しんだ後、最後に浄土山に向かう。途中、薬師岳の方向を見ると、五色ヶ原がものすごく綺麗だ。今度行ってみることにしよう。
浄土山から一気に降りて、室堂11時20分のバスに何とか間に合った。下山後にお風呂に入ってゆったりと寿司を食べることができた。楽しい山行だった。
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