日帰り最難関?平ヶ岳(鷹ノ巣口)


- GPS
- 09:52
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,817m
- 下り
- 1,807m
コースタイム
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:50
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■駐車場は30台弱程度。朝4時頃には路駐組が出てた。 https://maps.app.goo.gl/eY9qHjTYZTUwZyzk7 ■臭わないバイオトイレあり(チップ制) 男子は洋式大1つ・小1つ、女子は2つ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■急坂やロープ場等あり。乾燥していれば難易度は低いが濡れている場合は注意 ■滑り止めのない木道あり。斜度がないので油断しがちだが滑るので注意 ■水場の表示はあるが飲用には適さないため水は多めに担ぎ上げるのが吉 ■長丁場のため余裕ある計画を立てましょう |
その他周辺情報 | ■尾瀬檜枝岐温泉 http://www.oze-info.jp/spa/ ■山人家(やもーどや)の売店でビール、酎ハイ売ってました。売店は16時30まで営業。 |
写真
感想
「日本百名山日帰り最難関」なんて呼び声にちょっぴり厨二病心をくすぐられ登ってきました平ヶ岳。
途中に緊急避難時以外使用不可のテン場がある以外は山小屋もないので基本的には日帰りが前提となるこの山は鷹の巣登山口から登るとコースタイム11時間以上の長丁場、おまけに途中の水場は期待できないとあって日の長い夏場に歩くと大変苦労するらしい。もう少し楽をしたい人は魚沼市の銀山平温泉にあるいくつかの宿で宿泊すると中ノ岐林道登山口へ送迎してもらえプリンスルートという4時間程度短縮できるコースから登れるとのこと。
今回はやっぱりせっかくなので鷹の巣口から登りたい。どうやらこちらの駐車場に早めに埋まってしまうらしいので前日19時頃には到着した。流石にこの時間ではまだガラガラであったが次第にどんどん車が集まり日付が変わる前にはほぼ埋まってしまったようだった。
出発は4時を予定していたが3時30分頃から辺りの車のドアが開く音が次々と鳴り響きソワソワとした雰囲気が伝わってくる。4時を前にして続々と出発していく人達の鈴の音にあてられ自分も少し早めに出発した。
まずは1時間半程度のヘッデン歩きだ。広い林道を少し歩き小さな橋を渡ると急坂が始るがまだ体力もあるので苦ではなかった。事前に両側が切れ落ちた細尾根がある事を予習してきたが周囲が暗すぎて気が付いてたら通り過ぎていた。周囲が少し明るくなり大きな岩が出てきた頃、下台倉山に到着。左側には東北最高峰の燧ケ岳が聳えており目を惹いた。
下台倉山から先はほどんど高度を稼がない水平移動となる。最初のうちこそ樹林帯の中も楽しく歩いていたのだがあまりにも景色が変わらぬ道に段々と飽きてきてしまった。気を抜いて歩いていると時々濡れた木道が滑り目を覚させてくれた。
樹林帯を抜けると池ノ岳への登りが見えてきた。ようやく退屈な水平移動から解放される。けして楽な登りではないがやはり山は登ってなんぼである。
写真でよくみた姫ノ池越しの平ヶ岳を堪能しながら休憩をとる。まだ半分も行程を消化していないにも関わらず既に4時間半が経過していた。流石は日帰り最難関の山と言ったところだろうか。
姫ノ池から見た山頂は結構遠そうに見えたのだが歩いてみたら拍子抜けするほどあっという間に山頂に到着した。道中、天狗岩から向かう途中の西吾妻山に雰囲気が似ているなぁと思いながら登っていたが山頂の眺望の無さもまたそっくりであった。
眺望のない山頂から眺望抜群の通行止め箇所まで移動する。主に新潟、群馬の山々が眼前に広がっていて壮観だったが土地勘がないので今一ピンとこなかった。そんななか富士山は唯一山座同定できる山でもあって嬉しかった。
山頂で休憩していると次々と人が集まってきた。周囲の話に耳をすますと大変なのは確かだが〇〇の方がキツかったという声が多く聞こえてくる。確かに日帰り最難関なんて言い方はされているが飯豊山のように途中で宿泊できる山を日帰りする方がよっぽどキツいわけで飲料水トラブルさえなければ体力的にはそれ程難しい山ではないのかなといった印象であった。
休憩後はもう一つの名物である玉子石を見に行った。ロケーションは抜群で見応えがあり、この機会を逃さず見に行った甲斐があった。
あとはひたすら来た道を帰るだけだが、やはり途中の樹林帯の平行移動が長くて長くてうんざり。平ヶ岳は体力よりも精神的に疲れる山でした。
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