比良4座(堂満、武奈、釣瓶、釈迦)縦走


- GPS
- 08:13
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,642m
- 下り
- 1,609m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:14
天候 | 曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大津ワンゲル道以外は特に危険箇所無し ワンゲル道は釈迦からの下り前半は3点支持必須の箇所あり、ヤセ尾根あり。 |
写真
装備
備考 | 長袖シャツにしたほうが良かった |
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感想
ここ最近ガッツリ登っていないので、比良山系の主要4座(堂満、武奈、釣瓶、釈迦)を廻ろうと前日にふと思い立ち決行。
武奈ヶ岳は昨秋以来無雪期、積雪期を含めて4回登っているが、堂満、釈迦は7年ぶり、釣瓶は今回お初なので、未踏ルートと言っても過言がなく、期待に胸を膨らむ。
自宅を4時30分に出発、イン谷まで車で1時間15分ほど、便利。
身支度を整え、6時10分過ぎにイン谷スタート。
ノタノホリに着いたが、昔の記憶ではノタノホリを右手に見つつ歩いたと思っていたが、左手にノタノホリ!記憶っていい加減。
昔のこの時期に来たときは、モリアオガエルの卵が水面上の木の枝に淡雪のごとくぶら下がっていたが、今回は無かった。
そこから堂満へ向かうルートには倒木があちこちに。
前はそんなことがなかったと思うが、ダケ道や青ガレのようなメジャーなルートではないから、整備が行き届いていないのか。
道中パラパラと小雨が降っていたが雨粒は木々に遮られ、レインウェアを羽織る必要もない。
堂満へ到着したが、無展望の山頂。
以前の記憶がなく、こんなもんかと納得。
頂上付近から金糞峠に降りるまではシャクナゲの群生があったが、開花しているのは数える程度。
これから満開を迎えるのか、来週再来週あたりが見ごろかと思い歩いていたが、後程得た情報によると今年は裏年で現在の状況が全盛とのこと。
来年に期待。
金糞峠でお握りとアンパン1個を食し、武奈へ向けてスタート。
中峠からコヤマノ岳経由もしくはワサビ峠西南稜経由かと迷うが、コヤマノ岳経由に。
コヤマノ岳は積雪期に2回登ったが、積雪期と無雪期では全然印象が異なりびっくり。
無雪期は葉の落ちた枝だけの木々に樹氷がついて美しかったが、新緑の時期もまた美しい。
頂上手前まで来ると、何となく見慣れた感じがするが、踏み跡を見ると積雪期では雪庇の下になっているところにルートがついている。
なんかちょっと変な感じ。
頂上到着、時間が早いせいか、頂上には4〜5人程度。
薄曇りで少し遠くがかすんでいるが、それなりに展望が開けている。
冬場のドピーカンなら御嶽・白山も望めるらしいが今日は霞んで見えず。
風景とお握りとアンパンを堪能し、北陵のむこうにある釣瓶岳に向かう。
北陵は細川越までいった事があるがその先は未踏のルート、ちょっとワクワク。
釣瓶岳も無展望の山、ある意味期待通り。
山頂から八渕まで尾根伝いにバリエーションルートで行けそうな感じであるが、下りのバリエーションルートは支尾根を間違うと、とんでもないところに下ってしまう危険があるので、今回はソロで超軽装という事もあり見送って、細川越えまでピストンして、八雲に下る。
広谷まで沢を何度も渡渉するが、広谷手前で2人のハイカーが沢の反対側を登ってきていて、私に向かって「このまま進めば武奈ヶ岳に行けますか?」と尋ねてくる。
沢の反対側は踏み跡もなく、登山道でもない。
とんでもないところで、とんでもない質問を受けた気がする。
とりあえず、「行けることは行けるけど、そっち側はルートじゃないですよ。沢をわたって、こっちにくれば行けますよ。」と答えておいた。
恐らく渡渉の分岐を見落として、踏み跡もないところを進んでいるうちに不安になって声を掛けてきたのだと思うと、二人の先行きに一抹の不安が残る。
迷わず登れたのだろうか。
そこから50mほど進むと、沢に大きめの橋が架かっている。
さっきの2人はこの橋を見落としたのだろうか・・・
広谷でイブルギノコバへの分岐はいつ来てもこんなところにルートがあるのかと疑問符が湧くような対岸からは非常に分かりつらいルート。
分岐の看板くらい立てたらいいのにといつも思う。
八雲が原で休憩。
男性登山者が、「今年のシャクナゲは全然ですね。ここを良く知っている登山者に利いたら今年は裏年でハズレ年らしいですわ。」と教えてくれた。
どうりで、堂満のシャクナゲがチラホラだったはず。
来年来てみよう。
積雪期には一面雪でどこが池か分からなかったが、たった2ヶ月で大違い、感動もの。
池に何か生き物がいるかと思い覗き込むとイモリが大量にいる。
水の中にいるイモリは意外とかわいく見える。
八雲を後にし、スキー場跡を登り、比良ロッジ跡近くの釈迦岳分岐を目指す。
12月に登った時は太腿近いラッセルしたのが懐かしい。
分岐へ到着。
以前の記憶が全くないのでちょっと高揚感が。
釈迦に向かう。
途中、関電の中計所があるカラ岳をとおり過ぎ、釈迦岳へ。
ここもやはり無展望。
ここでもこれから続く長くキツイ下りに備えてお握りとアンパンで栄養補給し、大津ワンゲル道へ。
途中の看板に「難路」と大きな文字が。
気を引き締めて行こう!
最初の3〜40分は噂に違わず難路である。
それまで使用していたWストックをザックに収納し、ほぼ垂直になっているように感じられる箇所を何か所も下る。
3点支持必須である。
後半はそれほどキツくはないが、一本調子の下りでいたるところに倒木があり、朝から7時間近く歩いている足には結構堪える。
釈迦岳山頂から下る事1時間20分、やっとゴールのイン谷駐車場到着!
朝には3台しか停まっていなかったのに、20台近く停まっている。
新緑の武奈ヶ岳は人気があるのだろう。
駐車場横の沢で顔を洗いさっぱりし、登山靴もきれいに洗って帰路に就いた。
充実の1日。
matchさん
お疲れ様でした。
かなりガッツリ行かれましたね〜。私も体力づくりを兼ねて
長めのルートにするようにしています。前回から!
夏山の高いところが待ち遠しいですね。
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