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Yamareco

記録ID: 63560
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

穂高・槍ヶ岳周回山スキー

2010年05月03日(月) 〜 2010年05月04日(火)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
35:14
距離
29.9km
登り
3,538m
下り
3,542m

コースタイム

5月3日新穂高温泉4:04-5:52白出沢出合6:23-7:39鉄砲沢鎖場-8:26白出大滝巻き終わり-11:10白出乗越12:01-12:17涸沢ヒュッテ-12:49横尾本谷出合-15:39横尾尾根2700mコル-15:55槍沢2600m-18:30槍ヶ岳山荘
5月4日槍ヶ岳山荘8:50-9:33槍ヶ岳山頂-10:42飛騨乗越-11:09槍平小屋-12:58白出沢出合13:14-14:43新穂高温泉  
天候 5月3日晴れ、5月4日曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
日の出前に新穂高温泉を出発。白出沢出合でスニーカーから兼用靴に履き替えシートラーゲン。白出大滝の巻きは手前左の鉄砲沢をのぼり、途中から右の尾根に入るルートをさがす。トレースがなくなりふとみると右に巻き道の鎖があった。林間の急斜面をのぼり右にトラバースして大滝の巻きは終了。白出沢の登路、突然ビュンと音がすると落石がすぐそばを落ちていった、ヘルメットは必須。白出乗越から奥穂高へのルートは氷化している部分があり、奥穂登頂はあきらめ先を急ぎ涸沢に滑降開始、なるべくトレースのない右側を滑った。ヒュッテから延々と斜滑降で横尾本谷と合流。本谷は出合付近で左岸からひっきりなしに落石があるが右岸(左手)を登れば問題ない。横尾本谷はシール登高で、デブリがあるもののすでに軟化して通過に支障なし。横尾尾根直下でつぼ足に切り替え、尾根からシールのまま天狗原経由で槍沢に下る。槍沢もシールで登り、稜線直下でアイゼン歩行とした。なんとか日没前に槍ヶ岳山荘着。
2日目朝は曇りだったが、次第に晴れてきた。槍の穂先ののぼりは鎖と梯子に従ってゆくが一箇所右手の梯子をのぼると急な雪壁に当たり、これを避けて岩場を登ることになった。ここでは梯子は使わず直接ひとつ上の梯子に出たほうが良かったようだ。穂先最後の雪壁下部は雪の下の氷層が顔を出しており、慎重にアイゼンを蹴り込んで登る。頂上からの下りでは、やはりこの部分がいやらしく、持ち合わせたお助け紐を鎖にかけておりた。
飛騨乗越手前から滑降開始。白出沢手前で雪が途切れるようになり、つぼ足に切り替え、しばらく沢沿いにすすんでから、白出沢出合への登り返したが。トレース錯綜でGPSを頼りに登山道を目指す。なんとか前回よりスムーズに夏道に戻ることができた。
予約できる山小屋
槍平小屋
白出大滝の巻きルート鉄砲沢。途中で右側にトラバースする鎖場がでてくる。
2010年05月07日 11:41撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:41
白出大滝の巻きルート鉄砲沢。途中で右側にトラバースする鎖場がでてくる。
白出沢の登り
2010年05月07日 11:40撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:40
白出沢の登り
奥に穂高岳山荘が小さく見える、見えてもなかなか着かない。
2010年05月07日 11:40撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:40
奥に穂高岳山荘が小さく見える、見えてもなかなか着かない。
白出乗越から奥穂高方面。梯子にたどり着くまでが氷のトラバースになっており登頂はあきらめた。
2010年05月07日 11:39撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:39
白出乗越から奥穂高方面。梯子にたどり着くまでが氷のトラバースになっており登頂はあきらめた。
白出乗越から涸沢岳方面。
2010年05月07日 11:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:38
白出乗越から涸沢岳方面。
涸沢にむかって滑る。テント群がみえる。
2010年05月07日 11:38撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:38
涸沢にむかって滑る。テント群がみえる。
横尾本谷。左岸手前から落石土砂崩れが頻繁にあった。
2010年05月07日 11:36撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:36
横尾本谷。左岸手前から落石土砂崩れが頻繁にあった。
横尾本谷から横尾尾根のコルをめざす。
2010年05月07日 11:36撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:36
横尾本谷から横尾尾根のコルをめざす。
横尾尾根にでた。
2010年05月07日 11:35撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:35
横尾尾根にでた。
天狗原にむけてすべる。
2010年05月07日 11:28撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:28
天狗原にむけてすべる。
槍沢に出た。
2010年05月07日 11:26撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:26
槍沢に出た。
槍の肩までがきついところ。風も強くなってきた。
2010年05月07日 11:25撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:25
槍の肩までがきついところ。風も強くなってきた。
槍の肩の日没。
2010年05月07日 11:25撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:25
槍の肩の日没。
風が強く、穂先もガスの中だったが次第に晴れてきた。
2010年05月07日 11:24撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:24
風が強く、穂先もガスの中だったが次第に晴れてきた。
槍ヶ岳山頂の祠。
2010年05月07日 11:24撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:24
槍ヶ岳山頂の祠。
やや視界は悪いが穂高方面を望む。
2010年05月07日 11:23撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:23
やや視界は悪いが穂高方面を望む。
飛騨沢滑降。
2010年05月07日 11:22撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:22
飛騨沢滑降。
大喰沢(2人降りてくる人が見える)。
2010年05月07日 11:21撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 11:21
大喰沢(2人降りてくる人が見える)。

感想

前回の飛騨沢スキーでは槍ヶ岳頂上を踏んでいなかったので、ゴールデンウィークに再挑戦。3000mのモルゲンロートを期待して槍ヶ岳山荘泊を予定、奥穂往復をあきらめても1日目は日没ぎりぎりの行動となった。2日目朝は曇り空だったが、予報は晴れ。天候の回復を待って、穂先往復。前日滑落者ありとのことで慎重に。飛騨沢の滑降は傾斜がゆるくなってからは延々と斜滑降、これが一番効率が良い。デブリは3週間前と比較して、軟らかくなって通過しやすくなっていた。滝谷出合以降も思ったより雪が残っていた。白出沢の滑降を最後にもってきた方が、変な登り返しが少ないので、この周回ルートは逆回りの方が良さそうだ。
今回GWで時間に余裕があったので平湯穂高荘倶楽部に前後泊した。仮眠施設だが1400円で温泉に入って宿泊が可能、出入り自由で大変おトクです。チェックインが21時、これがもっと遅くてよければ利用しやすいのだが・・。

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