ユーシンブルーのち鍋割山（玄倉-ユーシンロッジ-雨山峠-鍋割峠-鍋割山-大倉）
神奈川県
mamoru0121
体力度について
- GPS
- 07:55
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,369m
- 下り
- 1,416m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:56
| 天候 | くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
（復）16：12発大倉BS |
| コース状況／ 危険箇所等 |
玄倉林道の新青崩隧道はライト必携です。ご存知のように中は真っ暗です。 雨山橋から鍋割峠までは荒れた桟道と結構な鎖場がありますが、注意して歩けば危険はないと思います。 |
写真
今日は、昨夜イオンで買った980円のアメリカンビーブ肩ロース焼肉。本当は半額の490円だった。これとチリトマトヌードル。野菜が欲しい！
5
感想
よく知られた長く暗いトンネル歩きのあとでないと見られないユーシンブルーを見に行った。
玄倉林道は一般車は乗り入れ禁止なので歩いていくほかない。玄倉BSで降りて歩く。林道ゲート前の駐車場には車がいっぱい駐車してあり、思いの外人気のルートなのかと少しがっかりする。ただ、林道はほぼ一人。のんびりいける。
境隧道の脇の伊勢沢ノ頭への登山口を確認しておく。枝に黄色と紫のリボンが着いていた。いつか行こうと思う。
噂の長い暗いトンネル、新青崩隧道にきた。入り口はまだ新しくコンクリートがやけに白く感じる。トンネル内でカーブしているので出口は当然見えず中は真っ暗だ。途中までは舗装、その先は荒堀の天井。新しいのと古いトンネルをつなげた感じがよくわかる。しかし、やっぱり電気がないと暗いし不安になる。明かりが見えてくるとホッとする。トンネルマニアではないので詳しいことはわからない。出口には「崩落継続中、注意！」の看板が立っていた。
トンネルを抜けるといかにもユーシン渓谷。しばらく行くと玄倉ダムだ。いよいよユーシンブルーとご対面である。水がきれいでダムの湖底まで澄んで見える。ユーシンブルーだ！ んっ？あれ、エメラルドグリーン！ ブルーじゃなかったの？
時期や光の加減によってブルーなのだろう、今はエメラルドグリーン。でもいいじゃないか、とてもきれいでこれはこれでいい。ブルーになる時を調べてまた来ればいいさ。今日の目的その1は達成。
目的その2 ユーシンロッジの避難部屋の確認に向かう。林道のトンネル祭りを楽しみながら、藤やつつじを鑑賞し、ユーシン渓谷の大きな石や流れを見ながらユーシンロッジに向かう。
ユーシンロッジに着くと先客が数組、通過して大石山に向かう人数人。早速裏手に回って避難部屋を確認する。自炊部屋もあり水道が出て電気も点く。避難部屋はきれいな畳で寝具も整えてある。立派な自炊旅館である。ノートにはここに泊まって登山を続ける人たちの書き込みがあった。初めて来た人、かつてユーシンロッジが営業していた時にきて懐かしみながら泊まった人など、読ませてもらった。
ユーシンロッジはずいぶんきれいで規模も大きくまだまだ十分使用に耐えられそうだ、「これが休業中なんてもったいない、お父さん、小屋番買って出たら」と先着のご家族連れが話されていた。確かに確かに。
さてここで早飯、昨日、イオンの半額セールで買ったアメリカンビーフ肩ロースを100円ショップで買った保冷用弁当入れに保冷剤を入れて持ってきた。カミさんにブツブツ言われながら用意してもらったものだ。これで焼肉、塩胡椒だけで十分だ。ただ、野菜が欲しい。せめてキュウリでも持って来ればよかった、生齧り用に。
腹のくちくなったので今日はこれで帰るかと思ったが、朝、6：55に臨時のバスに乗れたので予定よりずいぶんアドバンテージがある。まだ11時である。やっぱり鍋割山まで行くか。
雨山峠までは沢沿いにいけるらしい。やっぱり行くに限る。やや荒れた桟道だが、水音を聞きながら登れるので心地よい。ところどころ登山路が崩れていたりするが迂回路もしっかりあり問題ない。沢の水が少なくなったあたりから勾配が急になり、峠が近いと知らされる。誰一人会わない。
やっと峠に着くと、先客の老紳士が二人いた。寄から来られたらしい。お一人はしばらく休んで行くと言うので、もう一人の老紳士とご一緒させてもらう。おん歳73歳という茅ヶ崎の老紳士は歴戦の強者のようで、ゆっくりと確実に歩かれて私にとってはすこぶる頼もしいペースケーカーになっていただいた。道中、過去の山行や年齢を重ねた登山の仕方などを教えていただいた。「70を超えると行きたい山と行くことが可能な山は違うのでね。無理しないように計画しないと」うーん、なかなかすんなりと言える言葉じゃないよね。肝に銘じます、70にはまだまだだけど行ける山は自分の実力と相談しないとね。
茅ノ木棚沢前後から鍋割峠までの結構スリリングな鎖場や痩せ尾根を楽しみながら同行二人。とは言いつつも引っ張ってもらったのだが。一人だったら休み休みで確実に1.2倍は時間がかかっていたことだろう。
鍋割山の直下で富士山が雲の間から顔を出していた。霞んで無理だろうと思っていたから、気分はいい。鍋割山は今日も人でいっぱいだった。てっぺんしか見えないが富士山を見ながら多くに人が鍋焼きうどんを食べていた。
ここで老紳士に別れを告げ、紳士は後沢乗越から山林管理道を通って寄へ降りるそうだ、大倉に降りる。
ここからは下る一方。勝手知ったる道なのでひたすら下る。
二俣からは長い長〜い山林歩きだ。飽きるほど歩いて内心苛立ちながらやっと大倉に着く。大倉も人でいっぱいだ。バスは立ち乗りになりそうなのでアイスとコーラで時間を潰し次のバスを待ったのだった。
ここから送ったユーシンブルーの写真は家人にすこぶる好評だった。うむ、満足である。ちょっと足は疲れたけれど、、、。
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