静かな開田口登山道から行く御嶽継子岳


- GPS
- 09:57
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,508m
コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:50
天候 | 快晴-晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥深い樹海をいく登山道(猛暑でも涼しい)です。 |
写真
感想
2週間前に風雨で三ノ池避難小屋で震え、濡れ鼠のようなって下ってきて以来、今度は好天時に再度挑戦しようと思っていました。
幸い直ぐに機会ができたので、開田口からの継子岳登山に行ってきました。
最高の天気で、下界の猛暑を忘れさせてくれるコバルトブルーの三ノ池の涼しい風景と穏やかな山容の継子岳、それにたくさん咲き乱れている花々に癒やされ大満足の山行になりました。
この日開田口から登ったのは京都からの青年一人と我々だけ、深い樹海のような登山道は苔むした岩の隙間からの冷風もあって、暑さを忘れさせてくれる快適な登山道です。他と比べて半端なく長い行程がネックですが、時間にゆとりのあるなら是非おすすめします。
三ノ池は何度も見ていましたが、今回ほど美しい姿を見たのは初めてでした。
場所、光で様々に変化する美しい青い池は、まさに神が宿る池です。
碧い空と緑の絨毯の様な山、少し残った残雪を水面に映して燦然と輝いていました。これを見られただけでも十分満足でした。
四ノ池から継子岳への登り返しは二峰近くが岩場になっていて意外と効きました。ここの山頂からは北アルプスが遠くにみえて、西には広い平野の先に白山がぽつんと浮かんで見えました。
普段の山からの眺望とは違って、空間が広くて新鮮でした。
五ノ池小屋から下りだした時に、向こうから岐阜県警の捜索隊の皆さんが下ってくるのが見えました。小屋をベースキャンプにしているようです。
この日も朝から2時頃まで上空はヘリの音がずっとしていました。
時々臭う硫黄臭も昨年の悪夢を思い起こさせます。
昨年の惨事以来、現在も不明者が見つかっていないので気分的には控えたいところがありますが、北半分の御岳が見せる姿はいままでの山のままでした。
三ノ池から北側の剣ヶ峰方面は火山灰によって山の色も変わっていて、大きな御岳が南半分は恐ろしく、半分は優しいおだやかな山容を見せてくれて不思議な感じです。
帰りに登山口近くの温泉「やまゆり荘」に寄って帰りましたが、あの混雑する温泉がいまは入浴客もまばらでかわいそうなくらい閑散としていました。
本当に一刻も早く不明者が発見され地元に以前の賑やかさが戻ってくることを祈ってなりません。
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