飯豊連峰縦走 石転び沢〜大日岳〜飯豊山〜弥平四郎 1泊2日


- GPS
- 34:20
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 2,818m
- 下り
- 2,765m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:55
天候 | 8/8 晴れ(日中はガス多め) 8/9 晴れ(日中はガス多め) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京駅10:00〜米沢駅12:08 新幹線 米沢駅12:16〜小国駅13:46 JR 小国駅14:20〜天狗平ロッジ15:23 バス 8/9 弥平四郎17:00〜野沢駅 500円 デマンドバス 要予約 0241481300 野沢駅〜会津若松駅〜郡山 JR 郡山〜東京 高速バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
※感想部分に記載 |
その他周辺情報 | ■温泉施設 JR野沢駅徒歩15分 ロータスイン 大人400円 |
写真
感想
念願だった飯豊連峰縦走に行ってきました。
山形県天狗平から入山し、石転び沢大雪渓を経て、大日岳、飯豊本山を登り、福島県弥平四郎へ下山する、前泊+2泊3日のルートを計画。連峰北端の朳差岳も行きたかったのですが、石転び沢を選んだため今回はパス。
石転び沢大雪渓は東北地方唯一の雪渓ルート。大昔はメインルートだったようですが、落石・滑落・崩壊が多く、毎年のように事故が起きているため破線ルート扱いとなり、自治体などがここからの入山を控えるよう薦めているルート。夏でもアイゼンとピッケルは必須で、白馬や針ノ木とは異なる難易度とのことです。登る際は下記サイトで事前情報収集をして、備えることをお勧めします。
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
前夜、天狗平ロッジにて小国山岳会の方から熊鍋(最近しとめたフレッシュ肉)をご馳走になり準備万端。
石転びの出合までは崩落個所や迷い個所がいくつかあります。8月になると出合い手前の雪渓が消えるため、数回渡渉が必要です。また関内沢に残る雪渓を踏んで出合いに回り込みますが、その雪渓が薄く崩落しかけてるため、端に行かず素早く通過します。
出合いからはいよいよ雪渓歩きの始まりです。アイゼンとピッケルで常に確実に登ります。先ずは本石転び沢出合いまで比較的落石の少ないやや左側を歩きます。端により過ぎると薄くなっているところがあるため、都度状態をみてください。また雪上の落石は音がしにくいため周囲に気を配るようにした方がよいです。その先からやや狭くなるため、黒滝まで中央を通ります。草付きが近くに見えてきたら、右側から草付きに取り付きます。ここも崩落個所が多いので注意。草付きにたどり着いたらさらに傾斜が増します。依然落石が多いのでなるべく早く通過。ここから梅花皮小屋まで1時間程度です。
計画では梅花皮小屋で一泊目と考えてましたが、想定より早く着いたため尾西小屋まで足を伸ばすことに。
10時頃を過ぎると気温のせいかガスが稜線まで上がってきました。この時期の飯豊はつきもののようです。ガスが出たため北股岳はパスし尾西小屋方面へ。稜線はそれほど大きなアップダウンがなく、石転びを直登してきて、やっと飯豊らしい山並みにたどり着いたことを実感。広い山中に所々残雪と沢と高山植物があり、常に美しい景色に目を惹かれました。
その日の尾西小屋は盛況で、小屋内計30人、テント計15張くらい。
夕方になるとそれまでのガスが消え、大日岳や歩いてきた稜線が綺麗に見えました。夜は天の川が見えるほど綺麗な空でした。
翌朝は快晴。大日岳からの朝日を拝めに3:55尾西小屋を出発。4:50、大日岳山頂に着いた直後ご来光を拝めました。
尾西小屋に戻り、飯豊本山に向かう。この間のルートが一番期待していた、たおやかな稜線歩きが楽しめる場所のため、快晴のうちに堪能する。飯豊本山山頂からは素晴らしい展望。人によっては飯豊本山より大日岳の方が良いと聞きますが、やはり総合的にみた山としては飯豊本山が連峰の中で一番と思いました。
本山小屋に着いた頃にガスが出始めました。今日も快調に歩けているのと、この先の小屋で泊まるにも時間が有り余るため、2泊3日の予定を変更し、この日中に下山することに決定。弥平四郎からのデマンドバスの予約を変更するため、小屋前で電話。良い時間は埋まっていたため、17時のバスを予約。ゆっくり降りても間に合うのでここで時間を取り朝食。
本山小屋から切合小屋まではだいぶ標高を下げます。切合小屋に着くと福島県のヘリ「ふくしま」が小屋横に着陸。年配の女性が捻挫をしたらしく、手際良く運ばれて行きました。
切合小屋から三国小屋まではこれまでより荒れた急な道となります。ここまでにも見られましたが、道がザレて谷側に傾斜してます。これは豪雪が解けた際に削り取られているからだそうです。三国小屋では一休みがてらビール。ご主人や登山客の方と山話で談笑しました。
弥平四郎までは松平峠経由で下山。
地図で想像してたより急で、崩壊しかけた足場の悪いザレ場が延々と続きます。登りはいいですが、正直下りはあまりお勧め出来ない足にくるルートです。
弥平四郎登山口に到着し、そこからは林道歩き。暑さに耐えながら黙々と歩いてると、後ろから来た車の運転手さんが「良かったら乗って来ますか?」と声をかけてくれました。有難く乗せさせていただき、山話で盛り上がりました。新潟からきたforest21さん、大変ありがとうございました。
弥平四郎からデマンドバスで野沢駅手前のロータスインという温泉施設に降ろしてもらい入浴。日焼けのため殆ど入れず…。
会津若松で喜多方ラーメンを食べ、帰路につきました。
天候に恵まれ、出会う人に恵まれ、最高の山旅となりました。
pinyacoladaさん、こんばんは。
37kmにもおよぶロングルート、お疲れ様でした〜
夕日や朝もやのなかの『大日岳』は、実に美しい姿でしたね♪
あんな風景を私も自分の目で見てみたいです
写真25&30&32、すばらしいです(^^)/
ところで、最後に車を降りた場所
あそこがデマンドバスのバス停で間違いなかったですか?
あのあと、心配で心配で…(^^;)
forest21さん、その節はありがとうございました!
場所は間違いなかったのですが、実は時間を間違えていて、本当は1時間遅い出発時刻でした笑
廃校前で地図をみたりしてゆっくり時間を潰しました。
forest21さんの山記録、楽しみにしてます!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する