天空の滑走路不発❗️されど天気サイコーの双六、三俣蓮華、雲ノ平


- GPS
- 93:08
- 距離
- 46.4km
- 登り
- 3,377m
- 下り
- 3,127m
コースタイム
- 山行
- 1:11
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:21
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 4:44
- 合計
- 11:06
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 10:48
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:59
天候 | ほぼオール晴れでカッパ要らず |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは折立から富山まで地鉄バス。そこから新幹線「つるぎ」とサンダーバードで京都着 |
写真
感想
KAT(Kyoto Alpine Team)の今夏遠征は、初めて立山、穂・槍周辺以外の北アルプス、双六岳からの「天空の滑走路」なる景色をどうしても見てみたくて、双六から百名山の鷲羽岳経由で雲ノ平を抜けて折立までの縦走と決定。
京都からの移動なので、初日は特急と濃飛バスで新穂高入り。そこから1時間少し歩いたところのわさび平山荘が初日のお宿。テン泊が基本のKAT、山荘に泊まるのは初めてじゃないけど、食事付きで、しかも個室は初めてでした。おまけに風呂まで着いてて、いや〜、これはクセになるかも^^;
翌朝はテント撤収とかもなかったので、双六目指して朝5時に出発。
北アルプスらしい景色も見えない林道を歩き、黙々と歩き、さらに歩き^^;、9時前に鏡池到着。
天気も良かったので、天狗池以来の逆さ槍を堪能してから鏡平小屋。
ここから弓折乗越までもうひと頑張りして、ようやく稜線に! 双六小屋も見えるんだけど、見えてからが遠い。涸沢ヒュッテもそうだけど、小屋は見えてからが遠い^^; 歩き続けて12時半頃ようやく到着〜。
テント張って、わさび平小屋さんに作ってもらった絶品のお弁当食べて、ちょっとガスり始めてたけど、もしかしたらの期待を胸に双六岳手前の滑走路目指して登ってみました!
が、やはりガスが濃く、雨もポツポツ来たので、この日は滑走路の離陸なく、無念の下山。明日も朝から好天予報だし、きっと見られると信じて、夕食を済ませて、19時半には全員就寝。さすが山岳界の初老ジャパン、KAT^^;;;
でもお陰様で翌朝は5時にはテント撤収も済ませ出発。雲が多めでしたが、晴れ間も覗き、期待に胸が膨らみます! が、見えたのは穂高とジャンが一瞬で、槍は見えず・・・今朝も滑走路からの離陸はならず>_< 今日は鷲羽経由で雲ノ平までと、長丁場なので、後ろ髪引かれつつ、ミツマタ目指して再進撃開始。
ところがところが、丸山に向かってる途中で振り返ってみれば、なんと雲もガスも晴れ、槍がくっきり見えるじゃないですか! こ、これは、引き返せば見える、間違いなく見える、天空の滑走路が!
たっぷり3分悩んだけど、今日は鷲羽の後、雲ノ平まで行かねばならぬ、ぬぬぬ。残念だけど、後ろ髪引かれつつ前進することに。
ところがところが(再)、KAT紅一点のハナちゃんが、暑さにやられたのか、体調を崩し、三俣蓮華からピッチが上がらず。でも下りだったのが功を奏して、ほうほうの体でなんとか三俣山荘到着。木陰がないので、小屋の展望食堂で休憩。あまり食欲がないと言いつつ名物ジビエ丼をペロリ、サインフォンで淹れたコーヒーも飲んでちょっと元気復活。しかし、山で無理は禁物なので、ここでプランB発動。鷲羽岳は諦め、山荘から沢に降りて、祖父岳の西側を巻いて、ダイレクトに雲ノ平に向かうことに。たっぷり休憩してから、沢を下ると黒部源流の碑発見。沢を渡った後は、なかなかの急登でしたが、なんとか歩き通して2時間ほどで雲ノ平テン場到着。
日本最後の秘境というだけあって、槍穂周辺とは違う魅力たっぷりの場所でしたよ。どこから向かっても2日掛かるので人も少ないし、我々みたいに静かなアルプスが好みの方にはぴったりじゃないでしょうか。特に、アルプス庭園は絶景でおすすめです。・・・また槍がくっきり見えて、僕的には悔しさ倍増でしたが^^;
さて翌朝。行程的には下山ですが、1日で下界には降りられないので、今日はまず太郎平を目指します。雲ノ平の木道があるうちは、楽しくピクニック気分だったけど、木道が終わってからの急な下り坂は辛かった>_< 急なことに加え、でっかい岩だらけで、いやぁ、あれはしんどかった。登りはもっとしんどいだろうなぁ。
こんな感じでようやく辿り着いた薬師沢小屋は、釣り人も多いだけあって、渓流の綺麗なところにありました。あの吊り橋はなかなかスリルあったけど、水の透明度が半端なかった!
さて、ここから太郎平小屋までが(も)僕的にはなかなかの試練でした。第一渡渉ポイント(薬師沢からは3つ目の渡渉です)までは、なんとか歩けたのですが、第一渡渉ポイント後の登りで、もうアウト。10歩歩いては1分休む的なペースで、もう全くダメダメ。道端のワイルドベリー食べならが、小屋に着いたのは16時前。もうここでバッタリ行きたかったけど、テン場はそこからさらに20分ほど離れてて、最後はぐっと下るし、いやぁツラかった。おまけに遅い到着だったので、条件の良いテン場は埋まってて、結構な傾斜地になんとか張って、やっと一息。ふぅ。もちろん19時就寝ですよ^^;
そして最終日の土曜日。
この日は折立までの下山。これまでの疲れもあったし、3時間半の下りは結構ヒザにきました。お盆の連休に入る人もいるのか、今回の山行で一番多くの登りの人とすれ違いました。
下山後の富山駅では、久しぶりに立山そばを堪能し、新幹線で食べようと焼鯖寿司も購入。すっかり観光客気分で今回の山行の最後を締めくくることができました^^/
いやぁ、それにしても天空の滑走路、、、悔しい>_< 絶対また来る!
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