[N]赤岳・天狗岳縦走(甲斐小泉駅〜稲子集落付近)

- GPS
- 19:00
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 3,048m
- 下り
- 2,935m
コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:10
- 山行
- 14:18
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 15:29
| 天候 | 9月14日夜:曇り時々雨 夜8℃くらい 9月15日朝:曇りのち晴れ 昼15℃くらい 諏訪 2015年9月14日 (1時間ごとの値) http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=48&block_no=47620&year=2015&month=09&day=14&view= 諏訪 2015年9月15日 (1時間ごとの値) http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=48&block_no=47620&year=2015&month=09&day=15&view=p1 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
JR小海線・甲斐小泉駅下車 帰り JR小海線・海尻駅乗車 乗らなかったけど計画時に調べたので・・・ 小海町営路線バス 時刻表・運賃表 http://www.koumi-town.jp/office/archives/tourism/jikokuhyou/post-158.html 稲子湯を使用される方はご参考に(あと、稲子登山口を使う物好きな人にも) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
疲労で途中でメモ取るのやめてしまったので、権現岳辺りからうろ覚え(;^_^A 甲斐小泉駅〜小泉登山口 舗装路。民家・別荘地を行く道路はいいが、県道609号は歩道帯少なく車に注意。 山と高原地図(2015年度版)には三ッ頭登山口と記載があるが、現地案内標には小泉登山口の記載がある。小荒間交差点の所から登山口となる。 小泉登山口〜三ッ頭 三ッ頭登山口からしばらく舗装路の林道。最初の十字路のところでそのまま林道を真っ直ぐに行かないで、右に行くと登山道が始まる。 急坂でもない坂をダラダラ登っていく。後半で笹が道を覆う箇所があったが道が不明確ではない。夜でガスで霞んでいたせいもあるが、地形図の1884付近が樹林帯で踏み跡から逸れないよう神経質になる場面があった。 三ッ頭手前がやや急。(その後展開考えれば屁でもないけど) 三ッ頭〜権現岳 登山道はよりガレっぽく、岩場も徐々に増えてくる。権現岳に近づくにつれ鎖が出てくる。権現岳あたりは四肢フル回転で。 権現岳〜キレット小屋 まずは長い梯子。当時は梯子が露濡れていて靴のソールがつるっと滑ってヒヤッとした。まあ、三点支持で確実に降りれば大丈夫でしょ。 その後も鎖・岩場・鎖・岩場と昇り降りをしなければいけないが、手がかり十分なので基本守ればOK ツルネの辺りは割りと穏やか?な山道 キレット小屋への下りは、割と急でザレに足をとられたりしないよう注意。 キレット小屋〜赤岳 キレット小屋から鎖などこなしつつ、坂を登りしばらくすると山と高原地図曰く「ルンゼ状」の岩登りとなる。岩に付けられたマーク辿りつつひたすら岩登り。岩を落とさぬよう注意。今回の山行で一番の難所かなぁ。 その後も岩場をアップダウン繰り返しつつ赤岳頂上へ 赤岳〜硫黄岳 赤岳以降もしばらくはひたすら岩場のアップダウンの繰り返し。それも台座ノ頭手前辺りでようやく終る。 硫黄山荘に向けてザレた道を降りていく。硫黄岳への登り道は板のような岩が転がる道。 硫黄岳〜夏沢峠 しばらくは登り道のような道。樹林帯に入ると小さな岩が転がる道。ジグザグに一気に降りていく。 夏沢峠〜根石岳〜白砂新道入口 夏沢峠を越えるとこうも雰囲気が違うものかと言うほど樹林帯のおだやかな山道を登っていく。それが根石岳山荘手前まで続く。根石岳山荘から根石岳へは開けた砂利の道。根石岳からの下り・・・記憶にない。 白砂新道入口〜東天狗岳〜西天狗岳 最初は美しい白い砂利の道。だんだん、岩が多くなり、東天狗の頂上付近が岩場となる。西天狗へはザレガレの道。 白砂新道入口〜本沢温泉 白砂新道は荒れた感じがする。倒木や雨で流された箇所などで道が不明確な箇所がある。 幾人かの人が本沢温泉へは夏沢峠から降りる方が道が整備されていてよいとの話をされていた。 本沢温泉〜稲子登山口BS ずーーと林道ダート路。飽きとの戦い(苦笑 本沢入口から先の林道は雨水で深く掘られ、荒れている。 稲子登山口BS〜海尻駅(本当は海尻駅まで歩く予定だった) 舗装路 |
| その他周辺情報 | ・食料 甲斐小泉駅から郵便局の先あたりにYショップあったが、夜9時にはやっていなかった。あとは有人山小屋ですね。ちなみに夏沢峠の2つの山小屋は8月で終っていました。 ・飲料 甲斐小泉駅から少し歩いた所と上記のYショップに自販機あり。あとは有人山小屋で。水場は本沢温泉売店前あり。 ・トイレ 甲斐小泉駅(すこし歩いた所)、本沢温泉、山小屋は赤岳展望荘(チップ制100円)、他の山小屋未確認。 ・登山ポスト 本沢入口にあり ・服装 夜は長袖1枚に半袖1枚さらにウインドブレーカー。昼はウインドブレーカー脱ぐ。 ・その他 なし |
写真
途中から本沢温泉に2泊し、天狗岳に登ったというご夫婦と会話をさせていただく。笑っているうちに元気を取り戻す。
もう少し話をさせていただきたかったが、列車の時刻があるので辞去させていただく。
途中で諦めて普通に歩いて、稲子登山口BSまで降りてくる。そしてトボトボと歩いていると、突然軽自動車が私の横に止まり
「駅まで乗って行きなよ!」
奇跡(号泣
装備
| 個人装備 |
1/25000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
計画書(2)
筆記具(1)
保険証(1)
お金(1)
食料(1)
行動食(1)
飲料(1)
ストック(1)
レインウエア(1)
ダウンジャケット(1)
タオル(1)
ハンカチ(1)
軍手(1)
サンダル(1)
着替え(1)
ウエットティッシュ(1)
バンドエイド等(1)
エマージェンシーシート(1)
トイレットペーパー(1)
携帯トイレ(1)
予備コンタクトレンズ(1)
薬(1)
サプリメント(1)
日焼け止め(1)
ヘッドライト(1)
予備電池(1)
ベアベル(1)
ガムテープ(1)
笛(1)
スマホ(1)
スマホバッテリー(1)
カメラ(1)
カメラメンテナンスキット(1)
カメラ予備バッテリ(1)
予備SDカード(1)
スパッツ(1)
帽子(1)
傘(1)
|
|---|
感想
・本当は夏に行くつもりで温めていた駅から八ヶ岳縦走。なんだかんだで9月に実行することになった。最初は稲子湯に抜ける予定だったが、地図見ているうちに海尻まで歩けるなと思い、全長30キロのコース設定にした。
・静かな甲斐小泉駅から経ち、民家や別荘を抜け、八ヶ岳牧場の中を通って行く。車が通り過ぎたが、こんな時間に人が歩いていて驚いただろう。ナイトハイクで人気のあるところを歩くのは好きじゃない。
・小泉登山口から山に入り、ダラダラと登って行く。途中からガスが立ち込めてくる。。高度を上げるほどにガスが濃くなる。途中、神経質になる場面もあったが、淡々と登る。前回の富士山と違って足取りが重い。一体あれは何だったんだろう。
・三ツ頭の山頂には一張のテントがあり、その主を私の熊鈴の音で起こしてしまった。稜線やテント場などでは鈴を鳴らさないようにしているのだが忘れてしまった。申し訳ない。その主は「この時間に歩いているの。すごいね。」と言ってくれるがホント申し訳ない。
・権現岳に近づくが、暗くて山頂がよく分からないので祠に手を合わせてただけでパスし、その先の青年小屋への分岐付近で休憩する。この頃は一時的にガスがとれ、素晴らしい星空を眺めることが出来た。登って来てよかったと思える瞬間だった。
・権現岳からの下りから赤岳への試練が続く。暗闇の中の長い梯子を下りるのは地獄の底へと降りる気分になる。やっと地に足が着いた時はほっとする。ツルネで一息つけるが、その後も岩場の連続で気が抜けない。
。キレット小屋を過ぎ、徐々に空が白染む。そのうちルンゼ状の岩稜が立ちはだかる。権現岳〜横岳でいろいろ岩場をこなしたが、ここが一番圧倒的で、他の岩場の記憶が薄い。岩稜にしがみつき先を眺めると、幾つかの峰が立ちはだかる。霞がかり中国の水墨画の様な風景だった。その峰のどれかが目指す赤岳だろうと思うが違う。奥の奥に赤岳はあった。赤岳は容易ではない。
・赤岳が見える頃に、後ろから年配のご夫婦が登ってくるのが見え、追い抜かれる。岩場での自分の実力の無さにガッカリする。が、その頃に丁度ガスが晴れ、赤岳が綺麗に輝きだす。前方に行ったご夫婦の驚嘆の声も聞こえてきた。山頂に着くと皆口々に晴れて良かったねと声を掛け合う。
・360℃の展望を少し愉しみ、先に進む。横岳へもアップダウンの耽美に岩場の登り降りをこなさないといけない。うんざりする。それもなくなると、硫黄岳へとのびやかな道を進む。帰りの時間を考え、コースタイムを意識しつつ歩くが、たいしてタイムが縮まらない。
・だんだん気持ちが折れはじめ、天狗岳登るか考える。硫黄岳の下り道から眺められる夏沢峠から天狗岳方面の登り返しを目の前にして、余計辛くなる。結局は登ることにする。
・夏沢峠からは北八ヶ岳らしいが、これまでと雰囲気がガラッと変わる。おだやかな樹林帯の登り坂で、杉の香りが漂う。ほんの一部で紅葉も見られた。北八ヶ岳の性格をほんの少し垣間見た気がする。
・根石岳、東天狗岳、西天狗岳と眼前にピークを見る度に疲れでうんざりする。それでも何とか登りきった。やっぱり2か月のブランク効いてるなとしみじみ実感する。
・荒れた白砂新道をイライラしながら降り、本沢温泉に到着する。目指す列車の時間のことが気になったが、それ以上に休みたい本心で、宿へと入り蕎麦を頼む。それを食べ終わると老夫婦と歓談させていただく。さらに宿の前からこんこんと流れ出す水で心身ともにリフレッシュする。この休憩で再び歩けるようになった。今度は泊りで着てみたい。
・本沢温泉から海尻駅へと長い林道を時々走ったりするが、あまり時間は縮まらない。次の列車で帰るかと諦め、稲子の集落をトボトボ歩いていると、地元の方のご厚意で車に乗せていただくことになった。感謝感謝である。
・振り返ってみると八ヶ岳自体の雄大さもさることながら、そこに集う人たちに大分助けられた。大半が苦しくて苦しくて仕方がなかったが、今思うと不思議と良い登山の記憶でしかない。
コメント
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拙者、自慢するわけではありませんが、今年になってから、既に5回もお慈悲を受ける機会があり、実際に3回も乗せて頂き、残る2回は丁重にご辞退申し上げました。
とても嬉しいですよね☆彡
半袖隊長
5回も!
本当に嬉しいですよね。
本沢温泉でのご夫婦も山だから人との信頼が生まれやすい、とおっしゃっていて本当にその通りだと思いました。
ただ、乗せて頂いてもお返しが出来ないのが残念です
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