2424_立山三山を時計回りに縦走&奥大日岳ピストン


- GPS
- 18:34
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,863m
- 下り
- 1,851m
コースタイム
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:11
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:40
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:35
天候 | 9/4 晴れ一時小雨一時霧 9/5 晴れ後立山稜線はガス 9/6 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日にも関わらずほぼ満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特にわかりにくいところはない |
その他周辺情報 | テン場からは雷鳥沢ヒュッテが一番近いお風呂(内湯は沸かし?)外湯は温泉♨️ 内湯から外湯へは一旦着替えてから |
予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
感想
今年始めてのアルプスは立山、しかも縦走ではなくベースキャンプ型で。
立山は数年前に薬師岳に縦走したときに雄山は登ったが、大汝山も富士ノ折立ものぼっていなかった。
また、この暑さの中でテント泊装備を担いで縦走できるのか、更に2日目以降胃腸の調子が良いままで歩けるのか等気になる点を抱えていることから、ベースキャンプ型で剣御前小舎から別山・真砂岳を経て立山三山と、ついでに奥大日岳まで足を伸ばし、両方の山から劔岳を見てみたいと思い今回のルートを設定した。
当初、初日に奥大日岳まで、2日目に立山三山を歩くつもりだったが、日程の都合と体力等を考慮し順序を入れ替えた。結果的にはこれが良かった。
1日目:
早朝に自宅を出発し15時過ぎには雷鳥沢野営場に到着し、初日は温泉に入って終了する予定が13時半前には幕営が完了した。暫くはテント内で横になったりしたが暑い。それとやはり山が目の前にあるのに何もしないのは惜しい気がして、ついつい近くをウロウロしているうち、偵察がてら新室堂乗越あたりまで歩くことにした。
アタックザックには着替えも入れていたのでそのまま雷鳥沢ヒュッテの雷鳥温泉に入湯。内湯はお風呂で外湯が温泉とのこと、また、内湯から外湯へは一旦着替えてから移動とのこと。どちらのお湯も気持ちよかった。そして、真正面に立山を眺めながらの入浴は最高!
風呂上がりのビールは脱水の原因になる可能性があるので1日目は飲まないつもりだったが、やっぱり飲んでしまった、しかし、とても美味しかった。
良い時間になったのでテントに戻り晩御飯にする。晩御飯と行ってもアルファ米にレトルトカレー、トッピングにスライスチーズ&自家製温泉卵。アルファ米は久しぶりだったが、まあ想像通りで可もなく不可もなく、ただ温泉卵はうまく作れた。
19時ころにはほとんどのテントが就寝準備に入る。しかし、隣に1人の青年がやってきてツエルト?ウルトラライトテント?を設営。それからずっとガシャガシャ・・・。
2日目:
4時前にトイレに起きたときには隣の青年のテントはなかった。早立ちした模様。胃の具合は良いとは言えないがそれほど悪くもなく、レーズンバタロール3個とスキムミルク湯を飲む。
予定より少し早く6時半に出発。今日も良い天気。雷鳥沢から剣御前小舎を目指しゆっくり登る。意識してゆっくり登っていたが、すぐにそのスピードでしか登れなくなった。体力が落ちてきているのだ。30分ほど歩くと眼下にテン場、後ろ正面に室堂から立山がどーんと構える。1時間ほど歩くと目の前に絶壁のような勾配の登山道。併せて吹き出す汗。そして少し気持ちの悪い胃。
ほぼコースタイムの1時間半あまりで剣御前小舎に到着。眼の前にドーンと劔岳が!圧倒的な存在感!!やはりかっこいい!ここでは長めに休憩を取り、次は劔岳を見るなら別山と聞いていた別山北峰へ。
剣御前山、別山南峰を経て別山北峰へ。間に遮るもののない真正面に劔岳。かっこいい!眺める時間も長かったが、休む時間も長かった。周囲の登山者が入れ替わるほどゆっくりして、南峰そして真砂岳に向けて下っていく。
真砂岳には思った以上に下って、そして登り返す。もうこの頃には劔岳には相当ガスが掛かっていて、早ければ午前中に稜線にはガスがかかるというヤマテンの予報があたってきている、ということはこのあと雨の可能性もあり??
富士ノ折立ではたまたま一緒になった方に写真を取っていただく。その方は岩場に抵抗がないのか登るのも早かったが降りるのも早かった。
そのまま暫く歩くとすぐに大汝休憩所。ここで昼食にする予定だったが、すでに胃は食べ物を受け付けず、しかたないのでコーラを飲む。コーラ1本飲むのに20分くらいかかった。大汝山はもうガスガスで、しかも足にも力が入らずなんとか雄山に到着。雄山は以前登っているので今回はパス。神社前ではひっきりなしに参拝者の祈祷が行われていた。ここで、学生時代の友人から着電あり。アンテナが立っているので当たり前といえば当たり前なのだが友人は私が立山に登山中ということも知らず同窓会参加について報告してくれた。
一ノ越への行程は思った以上に長かった。また、一ノ越から雷鳥沢野営場へは神の道と言われるルートを帰ったがここも思った以上に長かった。疲れ切ってテントに戻ったが何も食べる気も起こらずそのまま温泉に。当初は日替わりで他の温泉に入るつもりだったが雷鳥荘もみくりが池温泉も遠いので必然的に雷鳥ヒュッテの雷鳥温泉へ。温泉に入るとさっぱりして、でも今日はビールはやめてコーラ。
テントに帰っても食欲はなくごろりと横になる。あと一日、なんとかなるさ。
3日目:
相変わらず調子は良くないが、天気は最高!とりあえず、水と行動食をアタックザックに入れて予定より少し遅めにスタート。
食べてないので足に力が漲らず、そっとそっと1歩づつゆっくり歩く。それでも新室堂乗越にはコースタイムより少し遅いだけで到着。室堂乗越までは緩やかな下り。室堂乗越で十分に休む。剱岳もきれいに見えるし薬師岳から北アルプスまで綺麗に見える。そして室堂目指してたくさんのバスが5分間隔?くらいでどんどん上ってくる。が、私は座り込んでゆっくり休憩する。
10分歩いては10分休憩するを繰り返しながら気が付けば2511ピークまで来た。あと標高差100mと思っていたがまたいったん大きく下る。でも、歩けば必ず着く。何度も休憩をはさみながら10時までは先に進もうと思いながらも9時半過ぎには奥大日岳に到着。剣岳が美しい!クライマー憧れの山といわれるが、クライマーでない山歩きが好きなだけの爺も見惚れる!登る山ではなくて見る山だ!
10時前に下山を始めたが一気にガスが広がり始め、ヤマテンの予報通り、早く降りよう。でも下りも足が前に出ない。
それでも12時半前にはテン場に戻り1時間ほどで撤収を終えあとは室堂まで戻るだけ、のはずが、ほかの方も書いていたがこれが地味にしんどい。どうして最後の最後にこんなにつらい目に合うのか!でも、一歩また一歩と雷鳥沢から遠ざかるともう少し居たかったなと思った。
次は、ほんとにボーっとするだけのために来てみたい。
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